トップページ ソフトの内容 使用方法について 予想の実際 エクセル2010 トラブルと対策 ダウンロード

使用方法について

最新版の「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版 Ver.1.07 の使用方法について御説明します。

●Setup 方法について

DATA-LAB の使用が今回初めてと言う方は Data Lab の設定が必要です。
そのような方は、まずJRA-VAN DataLabなどの解説をお読みいただいてインストールを行ってください。
ここでは、既に別ソフトなどで Data Lab をご利用になっており JRA-VAN からのデータの取り込みも行っておられるとして解説をさせていただきます。
最新のデータの蓄積がなされておれば、高速なCPUを搭載したパソコンでは1.5〜2時間、ちょっと古いCPUの場合でも4時間もあればセットアップは終了するようです。

「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版 Ver.1.07 では、インストールの方法を一新いたしました。
従来のバージョンでは、ダウンロードしたファイルを解凍して適当なフォルダにを作成していただいてインストールしていただいておりましたが、この方法では動作に必要なファイルがお使いのパソコンにインストールされていない場合に動作しないと言う問題がありました。
そこで、インストーラー(inno Setup)を利用させていただいて、必要なファイルがお使いのパソコンに無い場合には、インストール時に必要なファイルのインストールも行わせるように致しました。
以下のファイルの存在を調べて、ファイルが無い場合や古い場合に OSのSYSTEMフォルダ(SYSTEM32)にインストールします。
【注記】 ファイルが古い場合は警告がでますが無視(前のファイルのまま)でも構いません。
VB6JP.DLL、CMDLGJP.DLL、COMDLG32.OCX、MSCMCJP.DLL、MSCOMCTL.OCX、MSCOMCT2.OCX、COMCT332.OCX、MSCC2JP.DLL、WINSKJP.DLL、MSWINSCK.OCX、RICHTX32.OCX、MSFLXGRD.OCX、TABCTL32.OCX

これらは、VB6で作成されたプログラムの動作には必要とする場合が多いものです。
RICHED32.DLL、V6STKIT.DLL はインストールの対象に含んでおりませんので、もしオブジェクトがありません等のエラーが発生した場合には別途VB6ランタイムをインストールしてみてください。
VB6ランタイムのインストールにつきましては、 トラブルと対策 をご覧ください。

インストーラーを使用した事によって、レジストリにソフトのインストール情報が記載されます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Umachan_is1]
アンインストールは、コントロールパネルのプログラムの追加と削除から行ってください。
inno Setup は世界中で使用されている非常に優れたインストーラーですから、アンインストールの際にレジストリにゴミ等を残す事はないと思います。
(現在のバージョンのソフトは独自にレジストリを使用しておりません。)
作成されたProgram Files(初期設定の場合)のUmachan107フォルダに作成されたファイルはフォルダごと完全に抹消されます。
OSのシステム(SYSTEM32)に登録されたファイルは、アンインストールの際に削除するかどうかの問い合わせがあります。
これらのファイルは、VB6のランタイムで導入されるファイルと同じですので有益な場合が多いですから、無理に削除する必要は御座いません。

その他にも「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版 Ver.1.07 では、エラーが発生して動作しないと言うメールをいただいた方々の内容を参考にさせていただいて、ファイル構成やプログラムの内容を随所で変更しております。
以前のバージョン(スペシャル版も含む)よりは、より多くの環境で御使用いただけるものと考えております。

【注記】
インストーラーのプログラムのインストール先のフォルダは、Program Files に Umachan107 のフォルダを作成するようになっております。
Windows Vista の場合は、Program Filesは通常「ユーザーアカウント制御(UAC)」の管理下におかれますので、例えば外部からデータベース(Umachan.mdb)をコピーした場合にコピーが成功したように見えても、基の状態に戻される場合があるようです。
Windows Vistaで動作させる場合には、インストール先をProgram Filesではなく、ドライブの直下にフォルダを作成されることをお勧めします。
設定はインストール時に変更できます。
(例 c:¥Umachan107 ¥=¥の意味で半角の円マークです。)
この場合はOSによって強制的に書き換えられる心配がありません。

●メニュー画面について

「エクセル競馬予想 馬ちゃん」を起動した時に表示されるメニュー画面です。

メニュー画面4

メニュー画面はハイブリッド版 Ver1.06 とほぼ同じです。
Ver1.07 で変更した部分は、メニュー1にネット接続と言うインターネットに接続するボタンを設けた事とタイマーのON・OFFのボタンをトップに移動した事です。
又、メニューの切り替えを Ver1.06 では3段階にしておりましたが2段階にまとめました。
メールの自動送信を設定してパソコンのシャットダウン機能を有効にさせた場合には下の画面のようになります。

メニュー画面5

機能の詳しい説明はここでは省略しますが、Ver1.07 からは予想が的中した時だけにメールを送信する的中メールボタンと的中か否かに関係なくレース結果が判明したときにメールを送信する結果メールのボタンと2つに分けてありますので使い勝手が良くなったと思います。
ShutDownボタンはパソコンの電源を切断する場合に使用します。
メールの自動送信を行っている場合は外出している場合がほとんどですので、1日のレースが終了したときにパソコンの電源を自動的に切断する機能を設けております。
ShutDownボタンはその機能が正常に働くかどうかの確認のためのボタンでもあります。
シャットダウン機能はNT系のOS(Windous2000,WindowsXp)のみを対象にしておりますが、それでも環境によっては正常に動作しない事があります。
このような場合はお手数ですが、動作環境に対して汎用性を高めてある外部ソフトをご利用ください。

●出馬表について

メニューから出馬表を選択した場合には、このような画面が最初に表示されます。

出馬表1

これがメニューの出馬表を選択した時の初期画面で、JRAから発表されたスケジュールデータの近走のレース順の全てのレースが表示されます。
スケジュールデータの開始年度は、セットアップ時の設定年度になっておりますので、初期設定の通りにセットアップをおこなった場合には現在の年より7年前(現在が2009年であれば2002年1月から)のデータになります。

黄色の▲と▼のマークは表示のアップダウンを行う場合に使用使用します。
約1年間の間隔でアップダウンします。
メニューボタンはメニューに戻る時に使用します。
シート下部にはメニュータブも表示されておりますので、そこからメニューに戻る事も出来ます。

下の画面は左上の部分を拡大したものです。
メニューからの起動時は出馬表の選択画面ですが、出馬表の表示部分をクリックすると下記のように競走成績の選択画面にする事もできます。
このボタンによる操作はトグルの動作になっております。

出馬表2

左側のテキストBOXは、表示する年度を表しております。
起動時には、ALL年度の表示になっており、過去の全ての年度(現在より7年前程度迄)の内容が表示されております。
特定の年度のレース内容を表示した方が検索に便利な場合もありますので、特定の年度だけの設定もできるようにしております。
画面の例では2008年度になっており、この年度のデータだけが表示されます。

出馬表3

カーソルが高松宮記念の位置にある状態で画面上部の右側にある検索ボタンを押すと、このように高松宮記念のレースだけが表示されます。
同じレースの傾向などを見たい場合に便利だと思います。
検索状態の時はテキストBOXに検索中の表示を行います。
この状態で再度検索ボタンを押しますとALL年度(過去年度の全レース)の状態に戻ります。

出馬表を表示させたいレース名をシングルクリック(マウス左ボタンで1回のクリック)を行うと出馬表が表示されます。
下記の画面が高松宮記念を選択した時に作成された出馬表です。
スペシャル版の出馬表は色数も多くて、まともな印刷ができませんでしたので、印刷する事を考慮して白色系にしました。
エクセルの場合は、画面の色と印刷した時の色が異なるのですが、印刷した時に正常な色になるように配色してあります。

出馬表

画面では文字が小さくて見難いのですが、印刷した場合には十分に内容が確認できます。
競馬新聞の代わりとまでははいかないと思いますが、競馬新聞もどき程度にはなります。
私も試しに競馬場に行った時に持参しましたが、パドックでの確認には十分で競馬新聞を買う必要はありませんでした。
内容も過去6レース分の表示に固定しましたので、A3の用紙に印刷すると範囲内にぴったり収まります。
A4の用紙の場合には2枚にすっきりと収まるようにしました。
(印刷の確認はエプソンのインクジェットプリンター(PM-3500C)で行っております。)
競馬新聞のように最下段から順番に前走のレースから表示させる事も出来ます。

出馬表のボタンの機能としては、拡大ボタンを押しますと表示が約150%に拡大して読みやすくなります。
固定のボタンは馬名が固定されてて過去走の部分だけの表示がスライドするようになっております。
印刷ボタンは用紙の種類に合わせて最適な印刷になるようにしてあります。
用紙の種類は、環境設定ファイル(Umachan107.ini)の PrinterSet の Yousi に記載します。
印刷対象の用紙は、A3 又は A4 のみですが、エクセルの印刷設定を利用して手動で設定する事も出来ます。
InjiHouhou=NORMAL 以外の設定を行った場合は、前走が最下段から順番に印刷します。
その他の機能としては、過去のレースの順位をダブルクリックすると、そのレース内容が競走成績に表示されるように致しました。

●データの取込みについて (通常データ と 速報データ)

競馬予想を行うには、JRA-VAN からレースの出走馬のデータや過去の成績など多くのデータを取込む必要があります。
下の画面がメニューからデータ登録ボタンを押した時に表示される画面です。(別メニューも表示させた状態です。)

ハイブリッド版からの新機能で、このフォームはエクセルで表示しているのでは無くて、VB(ビジュアルベーシック)で作成した別ソフトから行われております。
従来のバージョンでもエクセルの起動用としてVBで作成したプログラムを同梱しておりましたが、そのVBのプログラムの機能を拡張して、JRA-VAN からのデータの取り込み関係の全てを行わせる事にしました。
このようにする事で、レース開催日などに行うデータの自動取り込み機能をエクセルと分担させる事ができますので、エクセルの負荷が軽くなり使用感を向上させる事が出来ました。
ソフト名をハイブリッド版と命名したのは、このように2つのソフトを使用して役割を分担させた事によります。

データ1画面

このプログラム(Umachan.exe)は多くの機能を搭載しているのですが、ここではJRA-VANデータの通常データの取り込みとレース当日の速報データの取込みについて述べさせていただきます。
まず通常データですが、取り込むデータの種類は、最初にデータベースを構築する場合(Setup時)の1回のみ [SetupData] を使用します。
その後は [通常データ] を選択します。
データの種別の選択は自動的に行われますので、フォームの データ取込 ボタンを押すだけで JRA-VAN からのデータの取り込みを行う事が出来ます。

次にレース当日の速報データの取込みについて御説明します。
レース当日は JRA-VAN からのデータは刻々と送られてきますので常時データの取込みを行う必要があります。
このソフトでは1分間間隔で JRA-VAN からデータの取込みを行っております。
投票のオッズの時系列のデータが JRAーVAN から送られてくる間隔は5〜6分に1回程度ですから、これで十分だと考えております。

レース当日の速報データを取込むには、まず Umachan.exe を起動してタスクトレイに常駐させる必要があります。
フォームの トレイ格納 ボタンを押すと Umachan.exe はタスクトレイに常駐してデータの取込みを行います。
【注記】
レース当日に速報データ取り込みでタスクトレイの常駐に失敗する場合は、SHIFTキーを押しながらトレイ格納ボタンを押してください。
この場合は、取得チェックを行わないで強制常駐を行います。(レース開催日以外の常駐は無意味ですから行わないでください。)

タスクトレイに常駐した Umachan.exe は、データを取込んでデータベース(Umachan.mdb)に取込んだデータを格納します。
エクセル(Umachan107.xls)が取り込んだデータを参照するには、エクセル自身も常時データベースにアクセスして新規のデータが無いかどうかを確認する必要があります。
この動作を行うのがエクセルのタイマー機能です。
レース開催日には、メニューの 自動取込ON ボタンを押して常時データベースの内容を取込めるようにしてください。
エクセル(Umachan107.xls)が取込む間隔も1分間隔になっております。
この操作によって、ほぼリアルタイムにレース情報(天候、馬場状態、馬体重、人気、オッズ、配当、その他)をエクセルの画面に表示する事ができます。
【注記】
天候、馬場状態、馬体重の速報データは20分に1回程度の間隔で取込んでおります。

●競走成績について

メニューの競走成績を選ぶと下記のような画面になります。
通常の競馬関係のソフトでは、目的のレースの競走成績を見るためには、開催年度を設定して月日の設定、場所の設定、レースの設定と延々と操作が必要となりますが、このソフトでは最近(ここでは天皇賞)行われた重賞競走のレース結果を表示するようになっております。
これは使い勝手を最優先にしているためです。

競走成績

もし、表示したいレースと異なる場合でも、下段に表示されているレース名をシングルクリックする事で、瞬時に競走成績画面は切り替わりますので不便を感じる事は無いと思います。
表示したいレースの選択は、ジョグダイヤル付きのマウスを御使用いただければ容易です。


1着のMウオッカの馬名をダブルクリックすると下記のような画面になります。

競走成績

前の表示内容に、新たにMウオッカ単独の過去のレース結果が表示されます。
各馬とも同様な表示になります。
元に戻すには選択された馬名を再度ダブルクリックしてください。
この機能はレースの分析を行うためであり、一般的な競馬予想のソフトには搭載されておりますので説明は要しないと思います。

その他の機能としては、馬番の項目の表示をダブルクリックすると馬番順に整列するとか、人気の項目をダブルクリックすると人気順に整列するとかの機能を持たせております。

●レース映像の取り込みについて

競馬予想を行う上で過去のレース映像を見る事は非常に重要です。
上がりデータが34秒と書いてあっても、余裕を持った上がりだったのか、やっとの上がりだったのかが数字では判りませんが映像では確認する事ができます。
その時に他の馬と競り合っていたのか、馬場の状態はどうだったのかも映像なら一目瞭然です。
以前から、レース映像を参考にして競馬予想を行いたいとは考えており、テレビ放送の映像の録画などを行っておりました。

ただ、テレビ放送の映像はレースそのものだけではありませんので映像の編集が必要となります。
この作業は意外に大変で、時間的に余裕のある人でないととても無理だと思います。
有料のレース映像がJRAから放映されておりますので、それを利用すればレース映像は見る事ができるのですが、私のような貧乏人には小額と言えども堪える金額になります。
それに、レース映像を見ると言っても、競馬の専門家ではありませんので、全てのレース映像を見る必要はありません。
せいぜい特別レースの映像を見る事ができれば十分です。

2006年の秋後半から、JRA がホームページの競走成績のページで特別レースのレース映像の提供を始めました。
私にとっては願ってもない事で、競馬予想を行う上で大いに参考になりました。
しかし、使い慣れてくると不便さを感じるようになるもので、目的とする映像をみるためのステップがあまりにも多すぎる事に苦痛を感じるようになりました。
JRAのホームページを開いて、競走成績欄を開いて、レース開催日を選択して、競馬場を選択して、該当レースを選択して・・・・・と延々と操作が必要になります。

見たい過去のレース映像を直ぐに閲覧したいと思うのは私だけでは無いと思います。
それならば、自分のソフトに過去のレース映像を直ぐに見れる機能をつけようと思うのは当然至極のことでした。
幸いな事にJRAの映像ファイルへリンクするリンクファイルを自分のパソコンへダウンロードする事は出来るようです。
そこで、このファイルをJRAからダウンロードする事で、自分の見たい映像を直ちに見る事が可能になりました。

この映像のリンクファイルをJRAのホームページからダウンロードする手順は以下の通りです。
この例では2008年5月4日の天皇賞のレースファイルをダウンロードする手順を示しております。
(1)JRA のホームページを開く
(2)競走成績を選択する。
(3)下段の過去の競走成績から5月4日の京都競馬場を選択する。
(4)11Rに映像ファイルを閲覧するボタン(HIGH)がありますので、そのボタンの上にマウスのカーソルを持っていって右クリックします。
(5)表示されたメニューの対象をファイルに保存するを選択して、保存先をこのプログラムのフォルダにする。(初期設定の場合)

ダウンロードされたファイルは拡張子は asx ですが、中身はテキストファイルなので、メモ帳などからでも内容を見る事ができます。
上記のファイルの場合は下記のような内容になっていると思います。

<asx version="3.0">
<title>JRA</title>
<copyright>
(c) Copyright JAPAN RACING ASSOCIATION All Rights Reserved.
</copyright>
<author>Japan Racing Public Relations Center</author>
<entry>
<ref href="mms://jra-wmt9-od1.stream.ne.jp/jra/jra_seiseki/2008/0504/200803080411h.wmv"/>

</entry>
</asx>

実体は、映像ファイルの著作権の記載と映像ファイルへのリンク先が記入された数行のファイルです。

次に、このファイルの情報を基に、レース映像先にリンクして映像を再生するソフトが必要となります。
このプログラムでは、映像の閲覧ソフトは、フリーウェアのMedia Player Classic 6.4.9.1 (2008-04-14) 日本語版の使用を想定しております。
このプログラムの公式サイト です。(ファイル名は mplayerc.exe)
公式サイトは英文でなにかと見にくいですから、日本語のダウンロードサイトを探して見ました。
ファイラハンタァと言うサイトを見つける事が出来ました。
これだけ(プログラムフォルダ内に映像ファイルと映像再生ソフトを置く)でメニューの競走成績を選択して、競走成績画面から直接映像を閲覧する事ができます。

下記の画面は2008年11月2日に東京競馬場で行われた天皇賞(秋)の映像を再生している所です。
競馬史上に残る歴史的名勝負と言われているMウオッカとFダイワスカーレットのゴール直前の映像です。

天皇賞映像

人間の欲とは恐ろしいもので、これだけ便利になったにも関わらず映像ファイルを自分のパソコンに取り込んでいる時間さえもいらいらするようになってきます。
そこで考えるのは、映像ファイルそのものを自分のパソコンに取り込む事ができないだろうかと言う事です。
それが可能なら映像の再生は直ぐに始まりますので更に快適になります。
インターネット上を探してみたら、そのような事を行う事ができるソフトが既に何本かありました。
参考までに、映像取込みにこのようなソフトの例を記載しました。

リンクファイルの容量は数百バイト程度ですし、ディスク上に占める容量も数キロバイト程度なので数年間のレースの映像ファイルを保存したとしてもディスク容量を圧迫する事は無いと思います。
仮に、映像ファイル本体を保存した場合でもレースはせいぜい2分前後ですから、容量的にはたかが知れてはおります。
しかし、レース映像ファイルのフォルダを別にしようとか、ネットワーク上のファイルサーバー上に保存させたい方も居られると思います。
そこで、このソフトでは映像ファイルのリンク先を自由に設定できるようにしました。

動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [RaceEizo] の LinkSaki に映像ファイルのリンク先を記入するとプログラムはそのリンク先に目的とする映像ファイルがあるかどうかを調べます。
初期値は記入なしになっていますので、この場合はプログラムがあるフォルダが映像ファイルの場所になります。
リンク先を記入する場合は絶対パスで記入してください。
例えば、映像ファイルをCドライブに Umachan と言うフォルダを作って保存した場合には下記の記入をしてください。
LinkSaki = c:¥Umachan¥
ネットワーク上に作成する場合は、頭に¥¥がつきますが、一般的なリンクの指定方法ですから詳しい解説は行いません。
(ここでは、¥=¥の意味で半角の円マークです。)

●競馬予想について

メニュー画面から初めて競馬予想を選択するとメニュー画面が隠れて、下段に競馬予想の操作盤(メニュー)が表示されます。

競馬予想1

上部には起動時の日付(ここでは4月12日)が表示されます。
メニューボタンはメニューに戻るためのボタンです。
終了ボタンはこのプログラムを終了する場合に使用します。
開催年は予想を行うレースの開催年(西暦)を入力するためのものです。
開催月日はレースの開催月日を入力するためのものです。
この欄に直接入力する事も出来ますが、レースの開催年月日はあらかじめスケジュールに組み込まれておりますので、テキストBOXに直接記入を行わなくても右側のアップダウンボタンを押す事によって自動的に記入させる事が出来ます。

出馬表ボタンは、出走馬の表示を行うだけの場合に使用するためで、この場合は競馬予想は行いませんから表示は速くなります。
ハイブリッド版 Ver1.07 では、競馬予想を行った場合は予想点数(配点)をデータベースに記録しますので、例えば前日に競馬予想を行っておれば、出馬表ボタンを押しただけで予想点数を基に競馬予想も同時に行います。
この場合は予想点数の基となった詳しい配点の内容まで表示する事はできませんが、予想結果の表示は数倍早くなります。

予想開始ボタンは、データベースから過去のレース内容を参照しながらレースの予想を行います。
このプログラムでは、競走馬1頭のレース内容を最大で14レース前まで遡って予想を行いますので、レース開催地の全レースの予想が終了するまでには1〜2分を必要とする場合があります。
予想方法は右側に記載の基礎点から予想する方法とMy競馬予想とこのプログラム本来の馬ちゃん予想から選択する事が出来ます。
(My競馬予想で予想する場合には、後述のアドインファイルをダウンロードする必要があります。)
その他のボタンはレースの選択関係のボタンですので、予想が終了しないと機能いたしません。

競馬予想2

2009年4月12日の桜花賞のレース予想画面です。
Hブエナビスタの馬名のセルをダブルクリックした時の画面を下に表示します。

競馬予想3

このようにHブエナビスタの過去走のレース内容が下段に表示されます。
(馬の画像を表示させる場合は、 馬の画像を表示する をご覧ください。)
このような機能は、競馬予想ソフトなら当たり前の機能に過ぎませんが、それでは騎乗する安藤騎手の騎手名をダブルクリックしてみたのが下の画面です。

競馬予想4

レースが始まる前までの安藤騎手の騎乗の過去のレースが表示されます。
レースの開催日に特定の騎手が勝利を重ねる事はよくありますが、これは単なる偶然ではなくてその騎手が当日の馬場状態を把握して勝利する場合も多いですから、その日の騎手のレース内容はぜひとも確認したいものです。
この画像は阪神9Rの梅田Sのレースが始まる前までの安藤騎手のレース結果が表示されております。
騎手の他に調教師や馬主でも同様の表示を行なわせる事ができます。

尚、Hブエナビスタの過去走が表示されている状態で、前走のチューリップ賞のレースをダブルクリックした場合は下の画面になります。

競馬予想5

この機能もTargrtでは当たり前の機能ですが、良い機能は真似(パクるとも言いますが)をすべきでしょう。(笑)
ハイブリッド版 ver1.07 では、予想画面からレース内容の映像も見る事ができます。
画面上部の映像ボタンをクリックすれば、レース映像やパトロール映像が再生されます。
単なる競馬予想ソフトとしてだけではなく、このようにレースの分析機能も数多く搭載しております。

●レース分析グラフと時系列グラフについて

予想画面から分析ボタンを押した場合が下の画面になります。

競馬予想6

各馬の過去走の上がりタイムとラップタイムをグラフ化しております。
ピンク色のグラフは前半のラップタイムを表しており、青色の棒グラフは上がりタイムを表しています。
馬ちゃん指数はスピード指数を真似てレースの基準タイムからの時間差を基に距離によって補正して馬の能力の指数化を試みているものです。

ラップタイムが良くて、上がりタイムも良い馬が理想でしょうがそんな馬はおりません。
DアイアムカミノマゴやFサクラミモザやGデグラーティアはラップタイムは良いですが上がりは良くありません。
圧倒的人気のHブエナビスタはラップタイムも上がりも安定しているかなと感じるぐらいで各馬に極端な差はありません。
これだけを見て優劣を判断するのはなかなか難しいようです。

予想画面から時系列ボタンを押した場合が下の画面になります。

競馬予想7

時系列データは単勝オッズの動きを5分程度の間隔でJRA-VANからレース当日に提供されますのでそれをグラフ化したものです。
縦軸がシェアを示しており横軸はシェアの変化で区分けしたサンプル数を表示しております。
桜花賞では安藤騎手騎乗のHブエナビスタが圧倒的な人気になっているのが確認できます。
上の画面は全体のデータですから、投票初期ボタンを押して投票の初期の時系列データを表示したのが下の画面です。

競馬予想8

このように投票の初期状態を表示する事ができます。
桜花賞の場合は、Hブエナビスタが最初から圧倒的な人気であるのが確認出来ます。
最初の1サンプルだけCヴィーヴァヴォドカが上位になっておりますが、サンプル数が極端に少ない状態のデータなので無視すべきでしょう。

●オッズ画面について

予想画面からオッズボタンを押した場合が下の画面になります。
単にオッズを表示しているだけですが、レース当日でタイマー機能をONにしている場合には、常に最新のオッズが表示されます。

競馬予想9

ハイブリッド版のVer1.07 から搭載した機能で、オッズの変化を競馬場のオッズボードを見ているような感覚で表示させようとしたものです。
使用して見た感想ですが、確かにオッズの変化をリアルタイム的に見る事は出来ますが、1分間隔でデータを取り込んでいても、供給されるデータは頻繁には更新されませんのでつまらなかったです。(笑)
これだけでは配当の状態が良く判りませんので、画面の配当別ボタンを押した時の画面を下に示します。

競馬予想10

このように配当別に色分けされますのでオッズの状態を一目で把握できます。
黄色が10倍以下、青色が20倍以下、緑色が30倍以下、40〜50倍が茶色、1000倍以下(馬単は1500倍以下)が薄い灰色です。
それ以上の配当は濃い灰色にして目立たないようにしております。

馬連で配当が10万以上の組み合わせで決着する事は年間でも数える程度ですから、この程度の区分で十分だと考えております。
画面では馬連と馬単のオッズ表示だけですが、下段にワイド、3連複、3連単のオッズも表示しております。
枠連を除いた(単勝と複勝は予想画面に常時表示)全てのオッズが1つの画面で見る事ができますので十分ではないでしょうか。
特定の馬番(ここではHブエナビスタ)に注目したオッズを表示させたのが下の画面です。
この操作は馬単オッズの馬番号をクリックすると表示します。

競馬予想11

軸馬が決まっている場合のオッズを見たい時などに便利だと思います。

●レース予想的中メール送信機能について

この機能は、Excelでお仕事! さんのサイトの内容を参考にさせていただいております。
参考と言うよりは、CDOでメール送信の解説そのままの内容で、エクセルのVBAの参照設定で、「Microsoft CDO for Windows 2000 Library」にチェックを入れているだけです。
実際にこのソフトに組み込んだ内容も解説の内容よりは遥かに短いものになりました。
エクセルにこのような機能があることを教えていただいた井上様には深く感謝いたします。

このソフトで使用が出来るかどうかは、動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [SendMail] の欄に以下のような設定を行ってください。
SMTPServer にプロバイダの送信サーバー名を記載します。
OutLook Express をお使いの場合ですと、ツールのアカウントからメールを選択して、プロパティのボタンを押します。
サーバーのタブを選択すると、送信メール(SMTP) の項目がありますから、そこに記入されているサーバ名をそのまま記載します。
ヤフーをお使いの場合には、SMTPServer=ybbsmtp.mail.yahoo.co.jp のような記載になります。

ServerPort=587 につきましては、このままの記載がベストだと思います。
このポートは、メール送信の代替ポートになりますが、通常ポートの 25 や 645 でも接続できる場合があります。
Account と PassWord は、プロバイダから指定されたものを記入してください。
パスワードをそのまま記入しますので、セキュリティ上問題がある場合には、パスワード欄は空白にしておいてください。
この場合には、この機能を使用する際にパスワードの入力を求められますので、そこで記入します。

MailFrom には送信者のメールアドレスを記入してください。
MailTo には送信先のメールアドレスを記入してください。
記入後に、Umachan107.ini を上書き保存を行ってください。
この後にメニューの送信のテストボタンを押します。
メールが正常に送信できると、送信先のメールアドレスに件名は’馬ちゃんの御連絡’で内容が’これはメール送信のテストです。’が届きます。
自宅にメールサーバーをお持ちの方で外部にメールが送信できる場合は、Account と PassWord には何も記入しないでください。
メールのテストボタンは初期には使用できないようになっておりますが、SMTPServerに設定名を記入すると使用できるようになります。

メールの送信テストが正常に動作した場合は、自分宛に的中メールを送る場合は次の条件を満たす必要があります。
(1)レース開催日である事
(2)タイマー機能がONになっている事
(3)通知するレースが終了していない事
(4)予想レース欄の左下方の 馬連6点予想 の表示枠がブルー(青)である事。
(5)競馬予想の画面である事

(4)の表示を行わせるには 馬連6点表示 と記入されているセル内をダブルクリックするとブルー枠と通常枠がトグル動作で切り替わります。
Ver1.06 以降では、予想が的中した場合とレース結果が判明した場合と2通りの設定から選ぶ事が出来ます。
レース結果が判明した場合にメールを送信する設定は、動作環境の設定ファイル(Umachan107.ini)の AllRace=ON にします。
この設定の場合は、全ての券種(単勝、複勝、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単、枠連)の配当金を送信します。

【注記】
ハイブリッド版(Ver1.07)ではメールの送信内容(予想が的中した場合とレース結果が判明した場合の選択)をメニュー上から選択できます。
メール機能を使用する場合は、お使いの環境で安定して動作する事を確認してからにしてください。

●My競馬予想について

このソフトでは、エクセルVBAでプログラムを作成できる心得のある方が、御自分で競馬予想のプログラムを作成してその予想を表示させる事ができます。
競馬予想のソフトを作るには、予想方法だけを考えれば良いと言うものでは無くてデータベースとのアクセスもしなければなりませんし、画面構成なども考える必要があります。
これが結構煩わしいですし、面倒でもありますので予想方法だけのプログラムを組むだけで自分の予想方法ができるようにしました。
この機能は、エクセルのアドイン機能と言うのを利用しております。
このプログラム専用ですので、ファイル名は Umachan.xla と言うエクセルファイルになっております。
アドイン機能につきましては、前述のExcelでお仕事!さんや、他のエクセルの解説サイトでも詳しく説明を行っておりますので興味のある方は御覧ください。

いくら自分でプログラムを組める方でも叩き台のソフトは必要になると思います。
そこで、ダウンロードのページにエクセルのアドインソフト(umachan.xla)をダウンロードできるようにしましたので、これを改造するなどしてソフトを作成していただきたいと思います。
このソフトは単独では動作を行いませんが、プログラムフォルダにコピーして本体のソフトを立ち上げメニューの競馬予想を選択しますと、My競馬予想と言う予想方法が選択できるようになります。
そこにチェックをして予想を行いますと、このアドインソフトでの予想方法の結果になります。

下記の画面は、ダウンロードに用意されている Umachan.xla を解凍して「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver.1.07)でのオークスの予想です。
予想に使用する過去のレースのサンプル数も3レースと少ないので短時間で予想は終了します。
【注記】
「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver.1.07)で使用する場合はファイル名を Umachan.xla から Umachan107.xla に変更してください。

アドイン画面1

上記のレース予想は3レース前までの人気を主体とした単純な予想なのですが、レースは人気に沿って決着する場合が多いので的中率は悪くありません。
この日(2009年5月24日)の場合は、新潟競馬場6レース、東京競馬場8レース、中京競馬場4レースが的中して、トータル5割の的中率でした。
「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版以降では、下記のような画面構成の表示にする事も出来ます。

アドイン画面2

このように、全く別のプログラムではないかと思うような画面構成にする事も出来ます。
こちらは、画面構成も独自に考えなければなりませんし、プログラムも面倒になりますが、どのような予想画面構成にも対応する事が出来るようになります。
この例は札幌にお住まいの Y様 の予想方法をお伺いして、私がメインのデータの取り込み部分のVBAのプログラムを組んで作成したものですが、エクセルの関数をお使いになれる Y様 がご自分でアドイン部分を修正しながらお使いになっています。
上記の有馬記念も、この予想で買ったら的中出来たと自慢気のメールをいただきました。
自分の予想方法で的中できたので余程嬉しかったのでしょう。
独自の画面構成で作成したいと思われる方のご要望が多ければ、サンプル(叩き台ソフト)を用意致します。
エクセルで作成しているソフトであれば、そっくりな予想画面の構成に出来る筈です。

●予想印と馬コメントの表示

下の画面がハイブリッド版から新しく搭載した馬コメント(内容はJRA-VAN NEXTの提供によるものです)を表示している部分を拡大しまものです。
このように予想画面の中に、TAEGET JV(Ver5.57以降)に記載した馬コメントをエクセルのコメントとして自動的に取り込んで表示出来ます。
動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [Comment] 欄のComment2DSPをONに設定すれば表示できます。
初期値はONになっております。

予想印は印1が「エクセル競馬予想 馬ちゃん」の予想です。
印2〜印4は初期設定では、TAEGET JV の印とM2,M3の予想印を表示するようになっております。(設定によって変化します)
他人の作成したソフトからの取込みですので、仕様の変更などによって正常に動作しない場合があります。
印5は、JRA-VAN のデータマイニング予想を表示します。(データの提供時間によって表示しなかったり、内容が変化します。)

予想1画面

コメント表示のセル上にマウスカーソルを乗せると各馬のコメントが表示されます。
折角コメント等を取りこんであっても、実際には表示が面倒だったりして、なかなか見る機会は少ないものです。
このように、エクセルの画面のコメントで表示するのであれば容易に見る事が出来るのではないでしょうか。

●予備コマンドの設定方法について

このプログラムでは、メニューから外部プログラム起動させる事ができます。
その設定方法を記載します。
設定は、動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [YobiCommand1] の YobiCommand1 にメニューに表示する内容を記載します。
次に、KidoProgram1 に起動させるプログラム名を記入します。
プログラム名だけの場合は、同じフォルダ上のプログラムを探しますが、リンク先も含めるとそのリンク先のプログラムを起動します。
この起動させるプログラムは、拡張子が exe のファイルになりますが、txt の拡張子の場合は、メモ帳を起動して表示させる事ができるようにしてあります。
この場合、c:¥windows¥notepad.exe が存在している事が前提になります。

具体的に人気ソフトのターゲットをメニューに記載して起動させる設定方法を記載します。
YobiCommand1 にはターゲットとか、Target とかの適当な名前を記入しておきます。
KidoProgram1 にリンク先と起動プログラム名を記入します。
この場合は通常のインストール状態なら、KidoProgram1=c:¥Program Files¥TFJV¥TFJV.EXE と記載します。
これで、メニュー上のボタンを押せば、同プログラムが起動できます。
メニューは2パターンありますので、Umachan107.ini の中の [YobiCommand1] と同様に、[YobiCommand2] 以下を新たに作成して同様の記述をすれば、最大でメニューから2つの外部プログラムを起動させる事ができます。
(ここでは、¥=¥の意味で半角の円マークです。)

●的中検証について

作成したプログラムが、どの程度の的中率と回収率であるのかの検証は競馬予想プログラムの作成者なら必ず行わなければなりません。
私の場合はプログラムの開発中は、この作業に明け暮れしてしていたと言っても良いぐらいです。
元々は開発用のツールとして作成したものでしたが、少し体裁を整えてメニューに組み込みました。
下記の画面が2008年度の的中検証画面の一部です。

的中検証画面

この機能は、基礎点を加えた場合などに、的中率や回収金額がどのようになるのかを検証するために御使用いただきたいと思います。
検証したい年を入力するだけで自動的に検証を行いますから、特に使用方法についての説明は必要無いと思います。
競馬には決して同じパターンのレースはありませんが、似たようなパターン(傾向)になるレースは多いものです。
的中検証結果が良ければ、今後のレースに繋がる事は多いと思います。

●基礎点の作成について

基礎点の作成方法につきましては、 基礎点 に記載しましたので、そちらを御覧いただきたいと思います。
尚、レース終了後に基礎点を修正する場合には、Ver1.04 (Umachan104.xls)にはバグがありますので Ver1.05以降をお使いください。
このソフトでは基礎点を新しい予想要素として組み込む事ができますが、適切な基礎点を組み込まないと予想精度が低下する場合もあります。
基礎点の自動作成機能で得られた基礎点は大雑把な点数ですので、基礎点だけのレースの予想結果を確認しながら随時修正する必要があります。

【注記】
「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版 Ver.1.07 は画面構成を大幅に変更致しましたので上記の説明では合致しなくなっております。
的確な基礎点を設定した場合は予想精度の向上が見込まれるのですが、現在はそこまで手が回らないのが実情です。
基礎点が初期状態(一律)でも的中率や回収率がそれほど悪くないことも基礎点に力が入らない一因になっております。
このソフトは基礎点と通常予想がバランスして初めて真価を発揮すると考えておりますので、最適な基礎点を得るために努力して行きたいと思っております。

ハイブリッド版 Ver.1.07 でも基礎点の作成や設定は問題なく行えるはずですが、十分な動作確認はしておりませんので説明は後にしたいと思います。

●IPAT投票機能について

このプログラムではIPATの投票機能を搭載しております。
現在は著名な競馬予想ソフトがIPATの投票機能を搭載しておりますので必要性は感じないのですが、実験的な意味合いも込めて搭載したものです。
初期設定ではこの機能はOFFになっておりますが、動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [IPAT] の IPATDSP=ON に設定すると動作させる事が出来ます。
この機能はレース当日のIPAT投票が出来る時間帯に動作します。
上記設定をしてから馬ちゃんを起動し、予想画面で予想が終了した時点で画面内のIPATボタンを押すと下記の画面が表示されます。

IPAT投票画面1
 記入内容は環境設定ファイル(Umachan107.ini)で設定するようになっております。
 Target JV にリンクが張ってある場合は、そちらから自動的に設定内容を取り込む場合もあります。
 現在はテスト段階ですが、将来的には設定内容は暗号化処理が必要であると考えております。
 (記載の内容は参考例として記載しており架空のものです。)



暗証番号を記入すると次に下記の画面になります。

IPAT投票画面2

2009年3月29日(日)の馬券購入前の画面で、IPAT接続時は投票メニューの表示を行います。
高松宮記念のレース予想の画面でIPAT接続ボタンを押しましたので中京11Rの投票になります。
この状態で画面内の「レースに投票」ボタンを押してください。
(画面右側の投票入力ボタンを押した場合には、途中段階を省力する事が出来ます。)
下記がその状態の画面です。


IPAT投票画面3

次に画面右側の買目入力ボタンを押すと下記のようになります。

IPAT投票画面4

この状態で購入馬券の内容と購入金額が正しく設定されているかどうか確認します。
画面内の「投票」ボタンを押せば投票を行う事ができます。

購入金額の変更は、動作環境の設定ファイルの Umachan107.ini の中の [IPAT]のMaisuの設定を変更する事によって可能です。
初期値は1ですので100円均等買いになります。
現在はテスト段階ですので個別に金額を変更したりする機能はありません。
又、動作環境の設定ファイルの DisplayMask は入力時に暗証番号以外の表示もマスクする場合に使用します。
DisplayMask=ONにした場合には、画面を覗かれても個人コードやログインコードの内容が判らないようになります。
(この機能は暗証番号入力時の画面に有効ですが、他の画面では丸見えですので意味が無かったようです。(笑))

●ブラウザ機能(BROWSER)について

エクセルVBAはブラウザ機能を搭載しておりますので、IPAT機能も搭載する事が出来ました。
それだけの利用では少し勿体ない気がしましたので、ハイブリッド版(Ver1.07)ではインターネットに接続して外部サイトの予想なども閲覧できるようにしました。
ネット上には優れた競馬予想サイトが数多くありますので、予想が参考になる事も多いようです。
メニュー画面からネット接続のボタンを押すとインターネットに接続します。
IEと比較して動作が軽い事と画面を目一杯(縦方向)に使えますので思った以上に快適でした。

ブラウザ画面1

JRA-VANに接続した時の画面を示します。

上記の画面のお気に入りのボタンの設定は、環境設定ファイル(Umachan107.ini)のNETの項目が以下のようになっております。
[NET]
Caption1=馬ちゃん
Address1=http://yukke-no-kobeya.ddo.jp/
Caption2=JRA-VAN
Address2=http://jra-van.jp/
Caption3=ほはてい
Address3=http://povertyx.blog37.fc2.com/
Caption4=Net競馬
Address4=http://www.netkeiba.com/
Caption5=趣味馬券
Address5=http://www.syuminobaken.com/

記載の内容を書き換える事によって、設定内容は容易に変更が出来ます。
エクセルに付属の簡易的なブラウザですから、セキュリティホールを含んでいる恐れもありますので、通常のブラウザとして使用するのは危険ですが、素性のはっきりしているサイトを閲覧するには十分のようです。
(ウィルスの感染を防止するためにも、素性のはっきりしているサイトの閲覧だけを行うようにお願い致します。)

[戻る]