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ソフトの内容

「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver1.10)のソフトの予想の基にしている内容を御説明します。
以下の記載は私が競馬予想を行う上で重要ではないかと考えたものですが、レース結果はこれだけで決まるものでは決してありません。
偶然に馬場の良い所を走れたので勝てた場合もありますし、レース展開などにも大きく左右されます。 雨の日には前を走る馬から泥を被せられただけで走る気力を無くしてしまう馬もおります。 競馬はパーフェクトな予想は絶対に出来ないものである事(所詮はギャンブルである事)だけは認識していただきたいと思います。
重要な点を一つ言わせていただくと、競馬予想ソフトが有力としてピックアップした馬が実際の人気と一致しているなら、それは優れた競馬予想ソフトと言えます。


●基礎点の配点

下記は「エクセル競馬予想 馬ちゃん」を初めて公開した時の基礎点の配点内容です。
この配点は前走に参加していたレースのグレードで決定しておりました。

ランク別による基礎点
 GⅠ馬50点
 GⅡ馬40点
 GⅢ馬35点
 オープン35点
 1600万27点
 1000万20点
 500万15点
 未勝利15点
 新馬15点
このような方法で競走馬の能力を点数化しているソフトを参考にしたのですが、実はこの方法には以前から疑問を感じておりました。
確かにGⅠ馬は未勝利馬よりも能力は高いのですが、GⅠレースに参加しているだけでGⅠ馬とする点にやや無理があると感じた事が1つ。
更に、点数を100点満点とすると、この配点にこれだけの差をつけると他に順位点とか斤量点とか人気点を加えた場合にかなりのアンバランスになる事。
例えば、順位点として10点を与えた場合に、その10点の価値がGⅠ馬と未勝利馬では極端に違ってしまう事になります。
予想をGⅠレースに限定して使う場合は問題ないでしょうが、それでは予想できるレースが極端に少なくなってしまいます。

そこで、「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver1.10) では、基礎点は前走のレースのグレードで決めるのでは無く、競走馬が固有に持っているものとしました。
次に、基礎点のアンバランスを緩和するために、基礎点はレースのグレード別に配点するようにしました。 各競走馬が、グレード別の配点を持つ事によって、グレード間を移動した場合でも、最適な基礎点を持つ事ができるようになります。 多くの競馬予想ソフトは、レースのグレードが変わった場合には一定の割合で補正しているようですが、競走馬の脚質などによって微妙に差が出るように思います。 この変更は予想精度の向上に非常に役立ったと感じております。


●走破タイムと着差タイムの拡大

「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver1.10) では、もう一つ画期的な試みを行っております。
現在は試行錯誤中なのと、企業秘密に属することなので、詳しくは申し上げたくないのです(と言いながら詳しく書いております)が、レースの走破タイムと着差タイムを百分の一秒単位まで拡大してデータベースに記載しているのです。 正確に申し上げますと、JRAから提供される走破タイムと着差タイムは十分の1秒の単位までですので、データベースに記載の百分の一秒の単位は常に0です。 今後もJRAは走破タイムと着差タイムを百分の一秒まで拡大する事は無いと思います。 理由は、長年その書式でデータをマスコミに提供しておりますので、今更変更する事は大混乱を招きますので不可能でしょう。(そもそも、マスコミも今の状態で満足しているでしょう)

競走馬は時速60Km前後で走るため、十分の1秒の単位では超アバウトな表現しか出来ないのです。 これは競馬の歴史が古い事に起因しているのですが、外国の真似をしている日本でもそのように表記を踏襲しております。 これがどのような弊害を生んでいるかと言うと、例えば着差タイムが0.0秒なら同着と考えますが、実際には同着の他にハナ差、頭差、クビ差も含んでおります。 これは誰が考えても超アバウトな表現と言えます。 一般的にはその程度の精度でも十分なのでしょうが、データから競馬を予想する場合には余りにもアバウト過ぎます。 JRA-VAN のデータマイニングが、百分の一秒の単位で走破タイムを表記しているのは、十分の1秒の単位では無理があるからです。

「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver1.10) ではレースの走破タイムと着差タイムを百分の一秒単位にするために着差データを利用しております。
例えば、完全な同着ならタイム差は0.00秒ですが、ハナ差の場合は0.01秒、頭差の場合は0.03秒、クビ差の場合は0.05秒差となります。 半馬身差でようやく0.10秒の差になります。 これは私が考えたものではなくて、古くからほぼ決まっており、例えば大差の場合は1.7秒差以上と決められておりますので、私の場合は1.7秒差にしております。着差とタイムの置換表はサイト上を探せば見つかります。 勿論、それでもアバウトではありますが、超アバウトの世界から、ややアバウトの世界まで精度を上げる事が出来ます。

レースが終了した後に提供される着差データから、拡大した走破タイムと着差タイムを求めております。 ソフトの作成が出来る方なら置換表に従って百分の一秒の単位まで求めるのは造作もない事です。 「エクセル競馬予想 馬ちゃん」ハイブリッド版(Ver1.10)には、置換は(置換の値が異なる場合も考慮して)メニューから省いておりますが、走破タイムと着差タイムの拡大したデータの読み込みと書き込みはメニュー2に作成しておりますので、走破タイムと着差タイムを拡大してデータベースに登録する事ができます。
ただ、走破タイムと着差タイムを拡大しても、(現時点では大きな変化がありませんので)今後も試行錯誤をする必要はあります。 常識的に考えて、走破タイムや着差タイムの精度が上がるのに、予想の精度が低下するとは思えません。 むしろ、今後の競馬予想ソフトは、百分の一秒単位でレース内容を検討するのが常識となるかも知れません。

タイムの拡大画像

タイムとタイム差の拡大を行った時のデータベースの内容を表示している「馬ちゃんの馬吉」の画像です。
データベースの「タイム」と「タイム差」の桁数を増やしておりますので、最新のバージョンでのデータベース作成ソフトと、最新の「馬ちゃんの馬吉」が必要になります。
拡大したデータの取込みは、「エクセル競馬予想 馬ちゃん」のメニューに登録しております。拡大するデータ自体は、御使用者の方の考えに沿って作成してください。
ダウンロード時に「ダウンロード数が少なくて危険」の警告が出なくなれば、「ダウンロード」ページにサンプルデータ(Hosei2018.CSV)を用意する予定です。


●斤量修正

斤量による修正を行う事にも難しい要素が多くあります。 馬の馬格(体型、馬体重)によっても、影響力に差があると言われておりますし、牡馬と牝馬では牝馬は影響に敏感とも言われております。 又、前回の斤量の時からの期間によっても影響力が違うと言う説もあります。 更には、53 Kから 54 Kの変化には影響はないが、 58 Kから 59 Kは影響が多きいという説などもあって、単純ではありません。 私はその他に、騎手の技術によって馬に重量の負担を感じさせない騎乗方法もあるのではないかと思っております。
レースのペースによっても斤量の影響度が違ってくるでしょうし、馬場状態によっても影響度は異なるはずです。

障害競走の牝馬のコウエイトライのように、同じ60Kを背負った牡馬と対戦しても十分に勝ちきれるように、牝馬だから斤量の影響を受け易いとも一概には言えません。
斤量が軽くなった場合は有利であろうと言う事で評価点を上げてはおりますが、実際には関係しない場合も数多く見受けられます。
斤量が少なかったために人気薄の馬が勝ったように思えるレースでも、実際はそんな単純な理由だけでは無い事が多いような気がします。
このソフトでは、斤量が前走よりも少なくなった場合は有利であるとして配点を与えておりますが、その場合に斤量の影響度の差があるだろうとの観点から、馬体重や前走の着順によって配点に差をつけております。 これが適切な事だったのか余計な事だったのかは、今もって掴めておりません。

【注記】
著名な競馬予想ソフトは以下のように斤量に対しての補正を行っております。
西田式スピード指数:(斤量-55)×2
京大式スピード指数:1㌔増毎に-0.2秒の補正
仲谷式ルール:1㌔増毎にルール値-1として補正
統計的に見た場合には、このような比例関係は全く無い事が確認されております。

●休養期間の修正

これも修正が大変難しい要素です。
一般的には、長期休養明けの馬は減点要素になるのですが、休養期間中にしっかりと調教をつんでいる馬は、いきなり出走してもそれほどの能力の低下はありません。
長期休養明けの馬は一般的に人気になりませんので、本当はそのような馬の中から有力馬を探し出すべきですが、調教データや馬体重から判断するのは無理があります。
このソフトでは、休養する前の順位だけを参考要素として、休養前の成績が悪くないのに休養した馬は、減点を除外したり軽減しています。
データだけではとても判断は無理ですので、長期休養馬は必ずパドックで状態を確認する事が必要です。

後日に、JRA-VAN のデータde出~た を何気なく見ていたら長期休養明けの競走馬の勝率等のデータが載っておりました。
参考までにそのデータの一部を抜粋させていただきましたので、下記に記載します。
2005年1月に書かれたものですのでデータは古いですが、傾向的には変わりがないと考えております。

■1995~2004年度に於けるローテーション別の勝率等

間隔 合計頭数 1着数 2着数 3着数 4着数 5着数 5着以下 勝率 連対率 複勝率 平均着順
連闘
27616
2019
2054
2195
2201
2155
16992
7.3
14.7
22.7
7.2
2週
134817
10379
10653
10925
10703
10692
81465
7.7
15.6
23.7
7.1
3週
102464
8389
8421
8147
8172
7965
61370
8.2
16.4
24.4
7.2
4週
50441
4237
4082
4042
3987
3914
30179
8.4
16.5
24.5
7.2
5~9週
52516
4071
3909
3753
3777
3828
33178
7.8
15.2
22.3
7.6
10~半年
32553
1993
1942
1907
2005
2124
22582
6.1
12.1
17.9
8.3
半年以上
18383
883
883
890
932
1065
13730
4.8
9.6
14.4
9.0
これを見てどのように感じられるかは人によって様々でしょうが、連闘馬でも休養明けの馬でも決定的な差は無いように私には感じられました。
私の感覚では半年以上の休養明けの馬などは、まず勝てないと思っていたのですが5%近い勝率がある事に驚きました。
調教も十分行ってはきたのでしょうが、それ以上に馬の格差が多きかったのでしょう。

【注記】
今までは休養期間を競馬予想の要素としてずっと利用してきましたが、新しいバージョンでは取り入れるのを止めました。
休養期間とレース結果との間にはっきりとした関係を見つける事が難しかったためです。
長期休養馬は休養明けの成績が悪い場合が多くて評価を下げたくなるのですが、これはとても危険な判断です。
全うな調教師(レースを調教代わりに使用しない調教師)の競走馬は休養中でもしっかりと調教が行われております。

●順位点の配点

順位点は着順による配点です。 順位が良い馬が能力が高いのは確かですが、相手関係もありますし、そのレースのグレードによっても順位の価値は異なります。
このソフトでは、レースのグレードによって、少々の調整を行っております。 又、同じ2着でも1着馬から0.1秒差の2着と0.5秒差の2着でも価値が異なります。
例え6着でも1着馬から頭差の6着も中にはありますから、単純に順位だけで配点は行っておりません。

【注記】
過去の成績(順位)は競馬予想をするための原点になります。
オッズは、これを基にして形成されていると考えても、あながち間違いではありません。
これを配点にするのは、1着の点数と2着の点数を単純に分けるようなやり方では全く駄目で、どこの競馬場でどのランクの馬とどのようなレースを行った結果なのかを考慮する必要があります。
これが競馬予想を困難にしている原因の一つになっています。


●人気点の配点

人気とはそのレースの単勝人気をここでは言っております。 人の目と言うものは意外に正確なものです。 そのレースに出走している馬の中で、最も1着になりそうな馬(能力の高そうな馬)が1番人気になり、2番目に勝ちそうだと思う馬が2番人気になっていると考えて間違いありません。 実際にそのレースで良い成績を挙げたかどうかは別にして、人気の高かった馬は能力が高い場合が多いようです。 このソフトでは、レース当日のオッズは全く考慮しておりませんが、過去のレースでのオッズは予想を行う要素の一つとして使用しております。

話は変わりますが、レース当日の人気(オッズ)による競馬予想ソフトも巷には存在しています。 オッズから予想するのは確かに的中率も悪くないですし、オッズの動きから穴馬を見つける事も出来る事がありますが、所詮は他力本願の予想を行っている事に変わりはありません。 このようなやり方をしていると、競馬を予想する楽しさや競馬予想を行う能力の向上は全く得られない訳です。 そもそも、私はオッズが発表されないとそのレースの予想ができない競馬予想プログラムは、競馬予想プログラムと認識しておりません。 私には邪道と思えるような方法でも、当たりさえすれば良いだろうと考える人も世の中には多くおりますので、そのような方々とは根本的に価値観(人生観)が異なっているのでしょう。

【注記】
私はどんなに優れた競馬予想ソフトでも人間の能力は越えられないと思っています。
オッズは数万人の人間の考えた結果を集大成していると言えます。オッズとレース結果には明確な関連がある事は誰もが否定はできません。
この人気の要素を全く無視しているソフトもあるようですが、折角の有力なデータを無視するのはもったいないと思い案す。 もったいないと言うよりも、そんなソフトは使い物にならないでしょう。 一度で良いですから、そのようなソフトは的中率や回収率がどの程度のものなのかをデータで示して欲しいものです。
JRA-VAN のデータマイニング予想も過去のレースでの人気は全く考慮しない事で知られておりますが、予想レベルがどの程度のものかは私が説明するまでも無いでしょう。
私は試した事はありませんが、データマイニング予想通りに馬券を買っていたら毎年収支がプラスになっていると言う話を聞いた事がありません。


●上がりタイムの配点

過去の上がりタイムもレース結果に大きく関係しているようです。
過去のレースで上がりタイムの良かった馬を選別するだけで的中できるレースはいくらでもあります。
上がりの速い馬が勝つパターンは、先行勢が総崩れになった場合で、所謂(いわゆる)上がりの競馬で決着したと言われるものです。
先行する馬がいつも潰れるようなペースで走ってはいませんので、上がりのタイムの良い追い込み馬が常に有利な訳ではありません。

上がりタイムの数値は距離との関係がありますし、その時の着順にも関係してきます。
先頭を走りながら上がりタイムの良いのと、最後方を走りながらの上がりタイムの良いのとではその価値が異なります。
先行しながら(速いペースを維持しながら)上がりのタイムの良い馬は、運動能力が優れていると考えられます。
当然の事でしょうが、このソフトではその差も考慮しています。

【注記】
上りタイムを比較する場合に注意しなければならない点は、競馬場によって価値が全く異なる点です。
東京コースや中山コースで上りが33秒台であればなかなかのものですが、札幌や小倉で上りが33秒台でも価値がありません。
特にひどいのは新潟で、2000mの距離を走って500万条件の馬が33秒台前半のデータになっています。
こんな事はいくら新潟が平坦でも通常は考えられませんので、測定方法に何らかの問題点があると私は考えています。
JRAはこんな事には無頓着ですから、競馬予想ソフトで上りタイムのデータを使用する場合にどこの競馬場で記録したものなのかを選別しなければなりません。
そうしないと、凡馬がとんでもない追い込み能力があると判断されてしまいます。

●G1馬の特別配点

G1馬というのは、競走馬の頂点に立つ馬でもあり、その能力は高いものがあります。
所謂(いわゆる)馬の格と呼ばれるものです。
このソフトでは、G1レースで好成績の馬に加点しています。
又、レベルの高いレースに数多く参加してきた馬は、鍛え上げられている場合が多いものです。
レースの内容まではとても考慮できませんので、着順によって配点しています。


●意外性評価の配点

人気薄の馬が好走する場合があります。 このような場合は、過小評価していた場合もありますし、潜在的な能力が開花した場合もあるようです。
人気と着差から配点を行っております。能力が高いののなぜかいつも人気にならない馬と言うのはいるもので、こんな馬が結構穴をあけたりします。
この評価による成功例の1つとして、2006年10月21日の東京で行われた富士ステークスで⑫キネティクスは数レース前から人気に対して予想外の成績を挙げておりました。(前走は11番人気3着、3走前は15番人気3着)
このレースでは16番人気でしたが見事1着となり、18570円の高配当となりました。 このような馬が常に勝てる訳ではありませんが、注目すべき価値は十分にあると思います。


●激走加点の配点

2着馬に対して大差で勝った場合に加点しています。 見た目には豪快な勝ち方で強い馬の印象を受けますが、厳密には相手馬の能力との関係があって、単純ではありません。
走破時間を調べれば簡単だろうと思われるかも知れませんが、それも他の影響を受けますので単純ではありません。
それに、騎手は1着になる事が確信できればそれ以上無理に追う事はしませんし、2着以降の馬も追っても無駄であれば無理に追う事はしません。
もっと差がつくレースでもそうでなかったり、差がつかないレースなのに差がついたりします。 特に新馬戦の場合は過大評価しない事が重要で、10馬身以上離して勝ったりするとこの馬はダービー馬かと思ったりしますが、この馬だけがやや走れる程度の馬で周りが凡馬である場合の方が多いです。
このソフトではやたら難しく考えずに、激走した馬は多分強い馬だろうとして、着差のタイム差だけで配点をしています。

【注記】
2着に5馬身以上離して勝利した事のある馬はいつまでも人気になりやすいようです。
その後に惨敗を繰り返していても、いつかは穴を開けるだろうと考える人が多いからのようです。
競馬予想方法の指導的なサイトも、狙った馬はトコトン追い続けろと言うような事が書いてあるからかも知れません。
その通りになる場合もありますが、私の感じでは成らない場合の方が多いようです。
この配点については、見直すべきかも知れません。

●ハンデ戦の場合の配点

ハンデ戦は、本来は馬の能力のバランスを取ったレースのはずです。 このハンデ戦でも、人気が無いと言う事は、馬の能力が低い場合が多いようです。
ハンデ戦でも人気の無い馬は減点をしています。 斤量修正でも記載しておりますが、馬の能力差を斤量によって調節すると言う事にはかなり無理があると思います。
もっとはっきり言うと完全に無理です。 ハンデ戦の馬券の買い方は、ハンデの多い馬との組み合わせで買えと言うのがセオリー(競馬の常識)です。
極端に重いハンデでも背負わされなければ、ハンデ戦はハンデの多い馬が人気になりますし、勝利する事も多いようです。 ハンデの軽くなった馬はどうなのかと言うと、馬の個別な影響度の差だけでなくコース形態や馬場状態、レース展開の影響も受けるため一定では無いようです。 一般的には、多少ハンデが軽くなったぐらいでは走らない馬の方が多いようです。

1Kのハンデ差で0.何秒とかまことしやかに言われておりますが、もし斤量差でそれ程明確に差が出るものであるならば、49K程度の斤量の馬は常に上位に入着出来なければなりません。 実際のレースを見てみるとハンデ戦で最軽量の馬は、レースの流れにすら付いていけずに、やっとの思いで走っている場合が多いものです。(一般的には1Kの差で1馬身(0.15~0.2秒)の差が出ると言われております。)

【注記】
斤量は競走結果に大きな影響を与えますが、斤量が低いから有利であると単純に考えるのは止めるべきです。
特にハンデ戦の場合の低斤量馬を有力馬として考えるのは危険です。
私のソフトも前走から低斤量になった馬を高く評価しておりますが、ハンデ戦の場合だけは例外です。

●馬のランクによる修正の配点

昇級戦の場合は、馬のランクによる壁があるために、過去の成績が通用しない事がよくあります。 降級戦の場合は、逆にかなり有利になると考えられます。
この点を修正する意味での配点です。 この配点は非常に難しく、ランクの点数だけでなく、その時のレースの順位によっても配点内容を変えています。
通常は未勝利を勝ったばかりの馬が、いきなり重賞競走で好成績を上げることは稀ですので基本的には間違っていないのですが、実際には例外馬も存在します。
そして、そんな馬が大穴になる訳ですから競馬予想はやっかいなものです。 競馬は常識を知らなければ、なかなか的中はしませんが、常識に囚われている限り儲かりません。

【注記】
競馬は馬のランクが判断できるようになると初心者のレベルから前進する事ができます。
競馬予想ソフトも競走馬のランクを無視させると、予想が安定して的中できなくなります。
過去の成績や馬の血統程度でレース予想はできると考えているようでは、いつまでたっても3流のレベルから這い上がれません。

●期待加点の配点

競走馬の人気はどうしても近走のレース結果だけに左右されるようです。 それは決して間違いでは無いのですが、それだけで競馬予想をしていると穴馬を探す事は出来ません。
そこでこのソフトでは、過去走の中で連勝数の多い馬などに期待加点と言う名前で配点をしています。 過去には良い成績を上げていたのが、ここ5、6走は全く成績が悪くて人気が落ちている場合があります。 このような競走馬の中に、時として急に勝ち上がる馬がおります。(厩舎側でも勝てるように日々努力をしています)
こうなる理由は馬の体調的なものの変化なのか、精神的なものの変化なのかは私には判りませんが、急に目覚めたような勝ち方をするのです。
時折、このソフトが万馬券を的中する事があるのは、この期待加点による場合が多いようです。
但し、このような配点は毒にも薬にもなりますので、期待加点の配点があるのかどうかは確認する必要があります。


●良い予想ソフトは的中数の多さなのか収支結果の良さなのか

ソフトを作成している時に常に悩まされるのが的中数を重点にするべきか、収支結果を最重点にするべきかと言う事です。
的中数が多ければ儲かるのは当然のように思えますが、実際にソフトを作成してみるとそうでは無い事に気が付きます。
早い話が、的中数を上げるにはレースの単勝の1番人気馬から数点流して馬券を購入するのが最良だと思います。
データ的にもこれは証明されております。 人気のある競馬予想ソフトの多くがオッズを予想の拠り所にしているのは、人気馬の入着率の素晴らしさにあるのだと思います。

しかし、人気馬を中心に馬券を購入した場合には、的中数は多いのですが的中しても儲けが少ない事が最大の欠点です。
だいたい1年ぐらいのスパンで、重賞競走を人気に沿って買った場合の回収率は毎年70~80%で一定しているようです。
従って、このような買い方を中心に馬券を買っている場合には儲かった時点で競馬を止めると言うのが賢いやり方だと思います。
そうしないと、人気馬を中心にして長期的に馬券を買っていると必ず収支はマイナスになってしまうでしょう。
単に的中率が良いだけでは、良い競馬予想ソフトとは言えないのではないでしょうか。

それでは、大穴馬券を数多く的中できる競馬予想ソフトが良い競馬予想ソフトなのでしょうか。 もし、重賞競走で馬連の6点買いで万馬券を年間10本程度を確実に的中できるソフトがあるならば、それは間違いなく素晴らしいソフトです。 万馬券しか的中しなくても、的中率が10%以下でも採算は十分に取れますので問題ありません。
しかし、残念ながら私はこんなソフトに巡り会った事はありませんし、そんなソフトが作成出来るとも思っておりません。 JRA-VAN に掲載のソフトでも故意(?)にレベルの低い馬を軸にして競馬予想を行っているソフトがありますが、偶然に数万馬券でも的中しなければ収支結果がプラスになる事はありません。 私には130回(重賞競走の年間のレース数)以上もレースに参加して、せいぜい的中数が5~20回程度で、しかも儲かるかどうかは運まかせなソフトは競馬予想ソフトと呼べるものかどうか(ソフト作成者の良識に)疑問さえ感じております。 高額配当を狙って(狙ったつもりで)安易に実力馬を外したようなソフトは、万馬券が的中出来たとしても良い競馬予想ソフトとは言えないと思っています。

私は良い競馬予想ソフトとは、少なくとも的中率は30%以上は維持できなければいけないと思っております。
これ以下では、とても的中する実感が得られませんので、つまらなくて耐える事が出来ません。
それと、的中した中に高配当の予想結果が数点は含まれなければならないのは必須だと思っています。
理想的には、馬連6点程度の予想で年間万馬券を1~2本と、5000円前後の配当が4~5本は欲しい所です。
これが実現できたとしても、恐らく年間の収支結果はとんとん程度だろうと思います。
長期的に安定して儲けられるソフトを作成するのはかなり難しいようです。

【注記】
このソフトでは収支結果を第一にして競馬予想を行っています。
的中率が70%でも回収率が100%未満では継続して馬券を購入する事ができないからです。
競馬の予想を馬連の6点に限定しているのも、収支を悪化させたくないからです。
ただ、この考え方は間違っているだろうと思っています。
最良の馬券の買い方は、予想の難易度に合わせて馬券の購入点数や購入金額を決めるべきです。
私の能力ではそれだけのプログラムを組める能力がないので、全レースを馬連の6点予想にしているだけです。

●屑調教師にどう対処するか

競馬予想プログラムを作成する上で邪魔なのがレースを調教代わりに使用している調教師です。
本来はレースを調教代わりに使用してはいけないはずなのですが、調教師がまともに勝負しているのだと言えばJRAも文句は言えないのでしょう。
こんな調教師はゴロゴロ居るようですが、私はこんな調教師は競馬をつまらなくするばかりでなく、競馬を腐敗させる屑調教師と呼んでおります。
ここでは判り易い1例として障害競走馬を取り上げてみます。

去年(2009年)の中山大障害で2着になったメルシーエイタイムと言う馬が居るのですが、この馬は武宏平と言う調教師が管理しています。
メルシーエイタイムは12月の中山大障害を走る前に2度平場でレースを行っています。
1回目は3月で500万下の芝の2000mのレース、2回目は11月でダートの2400mのレースに参加させています。
最初から勝負をするつもりはないので(あくまで推定ですがレース内容から間違いはないでしょう)、騎手は若い見習い騎手を使ってスタート直後から最後方を走らせてレースをしています。

恐らく、他の馬の迷惑にならないようにと言う事と、馬を怪我をさせないようにと騎手には指示(暗黙の指示)を出しているのでしょう。
他の馬の迷惑にさえならなければ、何をやっても許されるだろうと言うのがこのような調教師の共通の考え方だろうと思います。
正に、他人の迷惑などは全く考慮する事がなく、自分の都合だけで行動する調教師と言えます。
メルシーエイタイムの場合は、障害では勝てる力があるだけに、最後方を走らせてもゴールはビリではなくて10着前後になるようです。
故障を気にしないで目一杯に追えば、平場でも5着以内ぐらいまでなら入る力があるかも知れません。(これもあくまで推定になります)

【注記】
武宏平調教師の場合、誰にも注意されないのを良い事に、最近は大胆に調教代わりレースを行っているようです。
前述のメルシーエイタイムの場合は、2013年の中山大障害に備えて、2013年11月9日に福島6Rの500万条件ダート2400mに出走させました。
14頭立てのレースで、新人の山崎 亮誠 (やまさき りょうせい )騎手に騎乗させ、終始最後方を走らせて14着(ビリ)でした。
ここまで競馬ファンを舐めきっている調教師も珍しいと思います。
【注】2013年の中山大障害では、⑪メルシーエイタイムは発走後間もなく騎手が落馬しました。
私はざまみろと言ってやりたいです。
競馬の神様は(真面目な調教師が損をしているのを)ちゃんと見ているようです。
ところで、やりたい放題にやってきた武宏平調教師は、2014年2月28日付けで引退しました。
競馬を私物化している人が居なくなるのは競馬界にとっては良い事だと思っておりますので、引退を大歓迎しております。
部外者には見極めが難しいですが、調教代わりにレースに出走させている調教師は、まだまだ数多く居ると思います。

他で見かけたのは、牧 光二 (マキ コウジ)とか言う調教師が、2012年3月11日の中山牝馬Sにアニメイトバイオを調教代わりに出走させておりました。
なぜそれが言えるのかと言うと、17週の休養明けなのと馬体重が+28K増だったためです。
もう少し経験を積んだ調教師なら、多少は調教をしてから出走させるものですが、面倒だったのか堂々と太目の馬をレースに引っ張りだしたようです。
まともに調教しておれば十分に勝負になると思える馬(2010年ローズSの勝ち馬)なのですが、これでは競馬ファンには見え見えで、10番人気で15着と惨敗しました。
アニメイトバイオのその後なのですが、急激な馬体重の増減を繰り返したのが禍したのか、以後は良い成績を上げられず、まだ5歳馬でしたがその年の年末に登録を抹消されました。

話を戻して、全ての騎手が平場のレースで障害馬を走らせた時にこのように騎乗するのかと言うとそうでもないようです。
騎手は調教師の暗黙の考えを理解して、そのように騎乗しているだけのようです。
いつだったか、三浦 皇成 (みうら こうせい )騎手が障害馬に騎乗していてスタート直後に鞭をバシバシ入れて先頭を走らせたのには驚きました。
三浦騎手は2度とこの調教師には使って貰えないでしょうが、騎手は馬券を買っているファンを第一に考えて、このような騎乗(真面目にレースを行う)をして貰いたいものです。
どのレースだったか忘れたので探してみましたが、2010年4月10日の湾岸Sの⑫マルブツシルヴァーだったと思うのですが、今見ると先頭を走らせるために鞭をバシバシ入れているようには見えませんから、別のレースだったかも知れません。

競馬予想プログラムを作成する上ではこんな馬は処理が面倒です。
言うならば八百長レースをやっているのですが、周りにはバレバレ(障害馬の平場でのレースの場合だけですが)なので競馬の初心者以外はこんな馬は買いません。
当然ながら、平場のレースに障害競走馬が出ている場合は、ほぼ最低人気になります。

私は平場のレースに障害競走馬が出ていた場合には、大幅減点をさせてなんとか対処しているのですが、問題は本来の障害レースに出走している場合です。
平場で調教代わりで出走していると、馬の能力判断が難しいのです。
過去のデータの中に人気がなくて成績の悪いレースがあると、どうしても評価は落ちてしまいます。
つまりは、人為的に行われるレースでデータを分析した場合は、コンピュータは誤った判定を下してしまうのです。
人間が考えるのなら最初から勝つ意思がなくて参加しているだけの馬だろうと容易に判断できますが、プログラムでは判断できません。
結局は、馬の能力を過小評価してしまいますので、有力馬を見落とす事になりますから、屑調教師の存在には大変困っております。
根本的にはレースで調教(訓練)が可能な競馬のシステム上の問題なのでしょうが、JRAに対処を期待するのは無理でしょう。

調教代わりと思われるレースで勝った馬は居ないのかですか、私が調べた所では2010年4月3日に行われた阪神12Rで、⑤ビードラスティックが2着になった例があります。
新米の松山弘平騎手を騎乗させて最後方を走らせておりましたが、最後の直線で追い上げて2着になったものでした。
この馬は障害を3回使いましたが、成績がパッとしなかったので戻したような感じもしますが、ローテーションも滅茶苦茶ですので先は長くないでしょう。

【注記】
この馬のその後ですが、障害を3回使っても目が出ず、この日から平場に戻しただけだったようです。
その後中央で3回使いましたが9着以降ばかりであったためか地方の浦和や川崎にも参戦しましたが成績が悪く、2010年12月を最後にレースから遠ざかっておりました。
2012年3月に浦和のレースに1回出走して7着、その年の6月に中央を抹消されました。
同じような例では、2008年4月26日の福島8Rで、誰もが障害馬の調教代わりと思っていた⑥サイレンスラダメスが2着に入って、16850円の大穴になりました。
例外と呼べそうなレースもありますが、極めて稀な事であるのは間違いありません。

障害馬が平場のレースに出走していれば調教代わりだろうとは誰にも判断出来ますが、障害馬以外でも調教代わりに出走させる調教師は多いようです。
当然ながら情報を得られる人(馬主などの関係者だけ)が知り得るだけで、一般の人は推定するしかありません。(馬体重だけでは判断ができません)
競馬の神様と言われた故大川慶次郎氏は、そのような状態を嘆いて調教代わりをしていた調教師の出走馬には(有力馬であっても)印を打たなかったと言われています。
競馬社会では調教師の力は絶大ですから、誰も面と向かってとやかく言うことは出来ないようです。(柏木集保も調教師に媚びて先生付けしておりますが、情けないですよね)
騎手が調教師を先生と呼ぶのは理解できますが、女性騎手の前で全裸になって肉体関係を迫った調教師も居るぐらいで、世間的に見ればただの中年のおじさんです。
(この件では、裁判になる直前に、女性騎手が和解に応じたようです。)

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