馬ちゃんの予想に生予想と言う言葉を使っているので、余り使われない言い方なのかと不安に思ってそれで検索してみました。
そうしましたらプリンちゃんの生予想と言うのが最初に出てきました。
質問の内容から判断して色々と調べてみましたら、TBSが1枚かんでいてかなり前から天才競馬予想犬と言うのを登場させているようです。
仕掛け人が誰なのかは良く判りませんが、この犬で商売をしている会社も見え隠れしておりますから、TBSの一部関係者がこれらの会社に関係しているのは確かでしょう。
それにしても、一見まともに見えるテレビ局がこんなくだらない内容のものを今もって放映している時代なのかとあきれてしまいました。
一時期超能力少年とか呼ばれる人が話題になって、さかんにマスコミに取り上げられた事がありましたが、この時は朝日新聞にインチキを完全に暴かれてしまって、その後は超能力ブームは下火となったのは良く知られている事です。
昔からこの犬と似たような事をさせる例としてあるのは、計算のできる馬とかで、馬に計算式を見せると馬が地面を蹄で蹴って、蹴った数でその答えを出すと言うものです。
百発百中なので、馬が本当に計算ができるように思われるのですが、このトリックは誰でも知っている常識になっています。
私がかなり以前に動物に競馬予想をさせる例として見たのは、競馬新聞の上に猫を乗せて前足の指し示した所が予想になるテレビ番組だったのですが、まだこんな事をやっているテレビ局もあるのでしょうか。
このプリンちゃんの例では、どうやらTBSのアナウンサーが犬に指示を与えているようなので、テレビ局側の罪はかなり重いように思えます。
テレビ局では単なるジョーク番組と思っているでしょうが、競馬をやらない子供達や若い人の中には競馬予想の出来る犬がいると信じてしまう人も多いはずです。
面白ければ何をやっても良いと言う考え方の人か、テレビを利用して商売の宣伝をやろうとする人間がテレビ局の中に居るのでしょうが、こんな人達のために競馬をだしにされるのでは損をする人も多いでしょうし、競馬は益々悪者扱いにされる事になります。
犬に予想させるのが宝くじではとても無理でしょうし、かといって犬に天気予報をさせる時代では無くなりましたので、競馬は格好のターゲットになるのでしょう。
競馬は予想がそこそこ可能であるとは言っても、ギャンブル性の高いものですから、紛れも多いので犬にでもある程度の指示を与えるだけで予想させるは出来ますし、サイコロを振っても予想は出来ます。
出目で馬券を買っても思いのほか当たるものですし、馬の名前の語呂合わせ等で馬券を買ったとしても馬券は的中するものです。
長年競馬をやっていて良識のある人の中にも、そのような予想方法に嵌っている場合が少なくありません。
傍目から見るとなんてくだらない予想方法だと思っても、それで運良く的中した場合には高額配当を得られる場合が多いですから、一度でもそんな経験をした人はそこから抜け出す事はできないようです。
私は幸いにしてそのような事はありませんでしたので、予想と運(ギャンブル)との狭間で今もってもがき続けております。
ほとんどの人もそうだと思いますので、私はそのような人達にはラッキーな状態である事を告げたいと思います。
なぜなら、そのような人達は的中させるためにはどうしたら良いのかを必死に研究し模索し続ける事になるからです。
そんな人が犬や猫を予想の拠り所にする事は絶対にありませんし、出目とか語呂合わせに嵌る事も無いでしょう。
そして最終的には競馬の正統派的な予想(理に適った予想)の方法が見えてくるでしょうし、同時に予想の限界も見えてくるでしょう。
予想の限界が見えたとしても、競馬の予想の面白さと言うものも感じ取る事が出来るようになると思います。
一言で表現するとしたら、競馬には予想できないものを予想する楽しさがあるとでも言えば良いのでしょうか。
現状のJRAの控除率では、競馬で利益を上げる事は難しいでしょうが、競馬を娯楽代程度に押さえる事は可能なような気がします。
ギャンブルイコール悪と考えている人には競馬は悪の枢軸でしかありませんが、競馬を娯楽の1つと考えている人には結構奥の深い娯楽だと思います。
頭のやたら固い人や物事を端的に決め付けたがる人には競馬は全く向いておりません。
競走結果には絶対性がありませんから、数多くの要素を取捨選択できる柔軟な頭の持ち主でないと予想する事は出来ません。
必然と思われる事が簡単に裏切られる事も多いですから、頭の固い人には競走結果を受け入れる事も出来ないでしょう。
占い師とかの商売をしている人も競馬の予想は無理でしょう。
彼らも所詮は競馬評論家程度のいい加減さ(あいまいさが穏やかな表現)で商売をしているためです。
そう言えば、占い師も競馬評論家も威張りたがる(態度がでかい)人が多いのは共通してます。(笑)
いい加減な商売を行うには、偉そうなはったりを噛ませる事も多少は必要とするのでしょう。
もし、官僚的と呼ばれる頭の固い融通のきかない人に成りたくなければ、競馬はそうならないための格好の勉強材料となる事でしょう。
とは言いましても、やはり金銭が絡む修羅場の世界に足を踏み入れる事ですから、多くの情報に惑わされる事も多いですし、予想に必然性を求めている間は何度も絶望感(表現が難しいですが空虚感とか無力感の方が適切でしょうか)を味わう事になります。
競馬から得るものも多いのですが、誤った方向に入って人生を駄目にしてしまった人も数多くいるでしょうから、とても競馬を趣味や娯楽として人に薦める事は出来ません。
確かな事は、プリンちゃんの生予想を参考にして馬券を買っている人は、競馬からは足を洗った方が賢明だと言う事です。
こんな考え方で競馬に接している人は、競馬から得る物は何もありませんし、お金をどぶの中に捨てているようなものだからです。