競馬関係の話を書こうと思うのだが、競馬予想ソフトのバージョンアップが思うように進まず何も浮かんでこない。
競馬は所詮ギャンブルで、どんな競馬予想屋の話を聞いても、どんな競馬予想ソフトを使っても儲かりませんよと結論付けたいのだが、去年は儲かるソフトがあったので、もう少し模様を見たいし、私も儲かるソフトを作るためにもう少し努力してみようと考えている。
昨日(2007年1月8日)のテレビ番組を途中から見ていたら、テレビ朝日で怒りのなんとかと言うタイトルだったと思うが、税金を食い物にしている人達の特集が出ていた。
3例挙げていたようだが、1例目は外国宝くじに関するもののようだったが、これは途中から見たので良くわからない。
2例目が菅整形外科と言う病院の例だったと思うが、この病院はシミやソバカスを取る美容整形を主体に行う病院のようで、系列の病院を増やしてかなり躍進中の病院らしい。
お金を騙し取る手口は、シミとかソバカスの治療に来た患者の病名を腫瘍(しゅよう)などと偽ってレセプトに記入して健康保険組合から保険料を騙し取るというものだった。。
他の病院の事務関係を担当した人のインタビューも出ていたが、こうした行為は結構広く行われているらしい。
ご存知のように健康保険は大赤字で、保険料の値上げをしたり受給の資格を制限したり、国民の負担を増やして大変な状態にある。
病気になっても、お金が無くて病院にも行けない人達が大勢いる状況である。
その一方でこのような不正を行って、通常に得られる金額の数倍の金額を得て大儲けしている病院があるのだ。
健康保険組合が大赤字になるのも納得できると言うものである。
驚いた事には、そこの病院の医院長が厚生労働省の役人のOBだというのである。
なんでも、医療機関の不正受給がないように監督指導する役職だったと言うのであるから何をか言わんやである。
更に驚く事があった。
健康保険組合では不正受給をしていないかチェックするのだが、そこの代表者がこれまた厚生労働省の天下り役人で、この菅なんとかの病院の医院長の後輩だったのである。
お互いにグルみたいな関係になって、目立たない事を良い事に甘い汁を吸っているのである。
番組によるとこの後に、この健康保険組合の代表者は退職金目当てだろうが、別の所に天下っていったそうである。
誰の後押しかは判らないが、随分といい思いばかりしているようである
憤りを感じるのも確かだが、私は情け無くなってなってしまう。
このような人間が、エリートとの国家公務員として日本を動かしていたのである。
私利私欲しか考えない人間が国家の中枢の一角を成しているという事は恐ろしい事である。
嫌、そうした人間だからこそ、国家公務員に成れたのかもしれないし、出世もできたのだろう。
もう一例は山中湖の元村長の私利私欲の話で、余りにもバレバレのやり方で笑ってしまうような内容である。
山中湖村には自衛隊の演習場があるので、防衛施設庁から多額の使用料金がはいるのだが、それを得るために山中湖村に必要も無い貯水池を作ると言うものだった。
なんでも、その村長の息子が建設会社の社長やコンクリート会社の社長をやっていて工事を請け負っていると言うのだから、ここまでバレバレでやるというのも、いかにも田舎らしい気がする。
この辺りでは、今までも防衛施設庁から入った金で結構箱物が作られているようで、この前村長はなんと300坪の豪邸に住んでいた。
どんな鼻薬を嗅がせているのかは判らないが、防衛施設庁からチェックは全く入らないようである。
防衛施設庁ではテレビの取材には応じなかったが、電話での問い合わせには全く問題は無いと担当者は答えていた。
こんな話は調べれば日本全国いたる所にありそうである。
そういえば、番組の直撃インタビューでその前村長は、こんな事は代議士等は誰でもやっている事だと話していた。
世も末になったものだとつくづく思う。
前首相の小泉さんが行った規制緩和は、ずる賢い人間にうまく利用されているだけのような気がしている。
結局は富める人間は益々富み、貧しい人間は益々貧しくなっただけのような気がしてならない。
本当に規制緩和しなければならない所は生き残り、本来は守らなければならない弱者は適応できなくて社会から取り残されているようなのである。
もう日本はどうしようもない状態に足を踏み入れてしまったのだろうか。