オッズを基に馬券を購入しても安定して儲ける事はかなり難しいようです。
楽をして儲ける等という事は、競馬の世界に限らず難しい事なのでしょう。
やはり、的中率を高めるためにはそれなりの研究とデータの分析が必要となるのでしょう。
そこで予想には、オッズ以外になにか別に分析のためのデータを準備しなければなりません。
個人がレースを見て自分の目に止まった馬を記録したものもりっぱなデータでしょう。
そこから、オッズには現れない有力な情報を得る事ができるかもしれません。
一般的にはスポーツ新聞の競馬欄や競馬新聞が競馬を予想するためのデータ(資料)となるでしょう。
その中から、自分だけが密かに(密かでなくても良いのですが)信じている競馬予想のデータを調べているでしょう。
ここではもう少しデータの幅を拡げて、競馬のデータベースからデータを取り出して予想する方法を考えて見ます。
現在では、個人が競馬のデータベースを自由に構築する事ができますし、提供されるデータも一週毎に随時更新されています。
ところで、このようなデータを利用したデータ競馬の定義とは何で、具体的にはどのような方法で予想する事を言うのでしょうか。
インターネットで検索しても、こうした方法で競馬の予想を行う事がデータ競馬ですというような解説は見つかりませんでした。
単純に、JRA−VANや競馬道の提供されるデータを分析して競馬予想をする事をデータ競馬と呼ぶ事にしたいと思います。
JRA−VANはデータを使った競馬の予想をさかんに宣伝しています。
私も従来は競馬新聞で競馬予想をしていましたから、過去のデータを分析する事で予想の幅も広がるし、的中率も上がると期待しました。
しかしながら、データを分析して確認できた事は、競馬のオッズ(主に単勝オッズ)はほぼ順当であると言う結論でした。
昔は自分だけの予想で、人気にならない穴馬を探し当ててるような気分で予想をしていたのですが、データを分析してみると実際には実力があっても人気にならないような馬はおりませんでした。
そして人気にならない馬にはそれなりの理由があって、他の人が見落としている穴馬等は存在しないのです。
しかも1,2度負けたとしても、実力馬は相当期間人気に成り続けるのです。
JRA-VAN等のデータを使った競馬予想ソフトも数多く存在しています。
中には100万円以上する競馬予想ソフトもあるようですが、提供されるデータだけで予想して安定に的中させる事は困難だと思います。
確かにデータを分析する事によって、堅そうなレースであるのかそうでないのかの判断はやり易くなると思います。
順当な予想は数点の組み合わせで予想する事が可能ですが、そうでない場合は恐らく数十点以上の予想をしなければなりません。
そんな中で万馬券の的中率をやたら売り物にしているようなソフトは果たしてどうなんでしょうか。
通常はあり得ないような事が複合して起きた結果が万馬券であり、そのほとんどが過去のデータ結果を裏切る形で発生しているのです。
前にも述べましたが、競馬は一攫千金を狙うものではなくて、損をしないで楽しむべきものとする姿勢が大切であると思っています。
これは決して控えめに言っているのではなくて、予想方法にもよりますが1年間程度継続して競馬をやっていて損をしないならば、競馬予想のプロになれる素質があります。
もし、競馬関係で確実に儲けたいのであれば、外れてももっともらしい言い訳を言える競馬評論家や複雑な組み合わせ方で数十点も買うと万馬券も希に当たる事がある競馬予想ソフトの作成者を目指したほうが良いと思います。
損ばかりしているので藁(わら)にもすがりたい人、どこかに競馬の必勝法があるのではと探している人(私も含めて)はいくらでもおります。