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私の言いたい事や持論を中心に記載しました。
馬ちゃんのページも土曜日や日曜日の競馬開催日は見ていただける方が多いのですが平日はさっぱりです。
そこで平日でも見ていただけるように競馬に関係ないことで思いついた事を書いてみることにしました。

2011年11月30日(水)
野田政権は官僚主導内閣と言われる通り、官僚主導で動いている内閣であるのは疑う余地がない。
はっきり言って、素人集団なので誰かの助けを借りなければ何も出来ない内閣であると言うべきだろう。
その助けを借りる人が、たまたま官僚であるだけの話であって、経験の多い官僚の言う事を守っていれば大きなミスはしないと思うが、官僚主導によって失う事は非常に多い。
官僚も馬鹿ではないから、助けを求められれば助言はするだろうが、必ず代償を求められる。
一番多いのが、自分達の永久安泰の地位の確保である。
官僚に相談して物事を進めている限り、天下りは無くなるどころか、ますますあの手この手を使って増やしていくだろう。
民主党政権がやたら似たような省庁ばかりを作りたがるのも、官僚の口車に乗せられているからだろう。
省庁乱立の弊害を無くすために官庁を統合したりするが、やがてはもとのもく網となる。

官僚が求めるのは自分たちの身の安泰は勿論だが、その他に国家を動かす権限を得ることである。
多くの事業になんだかんだと理由をつけて認可制にしているのはそのためである。
認可制の多くは官僚主導でやらなくても良いものばかりで、国民が議論すれば遥かに効率の良い方法が得られるのだが、彼らは決して手放そうとはしない。
地方自治の権限を地方に移譲しようとする動きは確かにあるが、それが遅々として進まないのは周知の通りである。
身近な所では、食品の消費期限などというものがある。
保管設備の整った所では、消費期限などは意味が無いに等しいものであるのだが、法律によって廃却しなければならない。
国民は常に新鮮なものを食べられて良いのではないかと反論があるかも知れないが、廃棄することは国家の財産を廃棄することと等しい。
その商品の価格の何十倍もの財産が、毎日大量に捨てられているのである。
これでは、国家が衰退していくのは無理もないだろう。

官僚は自分達の安泰を守るにはお金が必要であることを知っている。
良く時代劇に悪代官が百姓から年貢の取り立てをする場面があるが、あの図式である。
権限があってもそれによってお金が入ってこなければ意味がない。
知っての通り、日本の財政は破綻直前の状態になっている。
国家としての力はそれほど落ちていないのに、無能な官僚や国会議員たちによって国家財政はずたずたにされてしまった。
何が何でもお金を集めなければ、国家が動かない状況になってしまっている。
彼らは、自分達が身を削って節約しようなどと言う考えは持たないから、結局は税金を上げるか、社会保障費などの支出を減らすしかない。
野田内閣は官僚主導の内閣なので、そのどちらも行おうとしている。
それで国家財政は一時的には潤うのかも知れないが、肝心の国家本体が衰退していくのは明白である。
なぜなら、経済の活性化には、個人消費の増大が必要なのに、その心臓部を弱体化させる結果になるからである。
素人集団が玄人振るほど怖い存在は無い。それを古人は猿真似と称しているのだが、当人達がそれに気が付くことは決してない。
閣僚などと言っても、最近のニュースの通り、中身は変態中年おじさんの集団に過ぎない。

2011年11月12日(土)
以前に、目立てば良いだけの理由で、深い考えや具体的な構想もなく、外国の重要な会議でソーラーパネル1000万戸に設置だとかを唱えた総理が居たが、そこの国民にも物事の判断がまともに出来ない大学生が多いようである。
報道 によれば、姿や動作が面白かったからとネットで公開しているようだが、こんな人種にはいったいどう対処すれば良いのだろうか。
能力の低い総理には、何とか代わっていただくことはできたが、「ちょおキモいのいた」とファストフード店の男性客を写した写真をブログで公開したのは都内の女子短大生には、もはや対処の方法はあるまい。
明らかに、この女子大生はいじめの原点を持っており、既にそれで人格は形成されてしまっている。
多分こんな連中が、高学歴を盾にして人の上に立つのだろうから、配下になった人間は悲惨な体験をしなければならない事になる。
やたら威張りたい国会議員や官僚も困った存在だが、こんな歪んだ人格を持った人間が増える事も決して好ましい事ではない。
それとも、今の日本はこんな連中だけの世界になってしまっっているのだろうか。
極少数であって欲しいと願わずにはいられない。

2011年11月4日(金)
野田首相が、主要20カ国・地域(G20)首脳会議で消費税率を引き上げることを表明したと報道された。
つまりは国際公約をした訳だが、日本では反対者が多いので国際的な場で既成事実(国際的な場所で表明したのだから、必ずやらなければならない)として、導入の際のトラブルを避けたいとの思いがあるのだろう。
このやり方は官僚的な手法なので、やはり野田内閣は官僚主導の内閣であり、消費税増税のための内閣であるのがはっきりしたと言えるだろう。
消費税率の引き上げには反対者が多いので、消費税増税を国会で採択してから国会を解散するつもりかも知れない。
「2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げる」と語ったそうだから、2015年には消費税が10%になっていることになる。

国の財政が自民党の時代から悪化の一途を辿っており、民主党に政権が移ってからも更にそれを加速させたので、何らかの財政の応急手当を行わなければ日本が財政破たんを起こすのは明白である。
消費税率を10%に上げた程度では焼石に水だろうから、今後もどんどん消費税率はアップしなければならない事になるのだろう。
これだけ貧富の格差が進んでいるのに、手っ取り早い消費税から手を付けるのはおかしいと考える人は多いのだが、今の内閣にそれ以上の事をやれる能力はない。
会議で野田首相は「日本は社会保障の安定財源の確保に着実に取り組む」と述べたそうだが、増税することで社会保障まで財源が回るとはとても考えられないので、臍が茶を沸かしそうな言い方である。
考えても居られない程に財源不足は深刻なので、形振り(なりふり)構わず増税して当面を凌ぎたいというのが本音だろう。
これで日本も金持ち階級と貧乏人階級で2分された国家の仲間入りをすることになる。
能力の低い政権担当者が政治に関わっていると、こんな世の中になってしまう。(残念ながら代わりが居る気配は全くない)

2011年10月13日(木)
ネットで今日のニュース報道を見ていたら、いつもの事だが、民主党の国会議員は頭が少しおかしいのではないかと思われる 報道 があった。
民主党は12日、「党の規約と代表選のあり方に関する検討委員会」(仮称)を設置し、委員長に細川律夫前厚生労働相を充てる方針を固めた。
同党の党改革本部は、代表選のたびに首相の交代が起きないよう、代表任期(現行2年)について、〈1〉任期を撤廃した上で事実上の「リコール制」を導入する〈2〉任期を3年に延長する――の2案を併記した中間報告をまとめている。

たったこれだけの報道内容なのだが、これだけで民主党の国会議員の知能レベルは計り知れる。
まず動機がおかしい。
「党改革本部は、代表選のたびに首相の交代が起きないよう」とかの理由で「党の規約と代表選のあり方に関する検討委員会」を設置するとか言っているが、代表選のたびに首相の交代が起きるのは、任期の問題では無いだろう。
首相の交代が起きるのは、管直人首相のように、誰の目で見ても無能な人だから交代をして貰いたいだけのことである。
あの首相は自分が無能であることが理解できないものだから、8月まで強引に居座り続けたのは記憶に新しいのに、あんな男に党の規約を盾に長々と首相として居座り続けられたのでは、日本は長くは持たないだろう。(既にその兆候はあるが)
民主党の国会議員はこんなくだらない委員会を設置する前に、自分の党に代表者の器のある人が居ないことを恥じるべきである。
そんな人が居れば、党の規約で代表者の任期が1年だろうと3年だろうと変わりはない。
こんな事は、私のような中学生レベル程度の人間でもわかる事なのに、その程度も考えられないとは民主党には幼稚園レベル程度の知能の人間ばかりが集まっているのだろう。
こんな当たり前のことに、わざわざ委員会まで設置すると言うのだから、よっぽど暇な党なのだろう。(笑っている場合ではないが)

民主党の知能レベルもおかしいが、元慰安婦を支援する団体が開いたデモに社民党の服部良一衆院議員(比例近畿)が参加した。との 報道 があった。
何でも、「野蛮な行いをしながら公式な謝罪をしていないのは、日本の国会議員として恥ずかしい。帰国したら慰安婦問題を広める」と発言。「闘うぞ」とのシュプレヒコールを上げた。」そうである。
社民党の福島おばさんも物の考え方が幼稚だが、あの人には憎めない部分があるが、服部良一とか言う議員はまともではなさそうである。
どこの国に自分の国の恥を晒したがる人間がいるだろうか。
私は戦争に参加した経験はないが、人間が自分がいつ死ぬか分からない状況では、数多くの非人間的な行為に走るのは理解できる。
現在でもかろうじて秩序を保っているのは、人間にはまだ理性が存在しているからである。
今回の大地震でも、理性を失った人間は多くて自動販売機やコンビニのキャッシュBOXは軒並み荒らされたほどであるから、死を常に意識した状態では自分をコントロールできないだろう。

これは、日本人だけの問題ではなくて、全世界で共通することだろうと思う。
この程度も考えられなくて、韓国人に加わって「闘うぞ」とか言っている服部良一衆院議員とは本当に日本人なのだろうか。
単なる売名行為なのかも知れないが、まともな政党なら一発で除名処分である。(言うまでもなく日本人の誇りと名誉を傷つける行為を行ったからである。それに慰安婦問題は日本政府も無視している訳ではない。)
色々な意味で社民党は解散した方が良いと私は考えているのだが、福島おばさんでは何もしなくても自然衰退していくだろう。

2011年10月12日(水)
日本人が政府に飼い慣らされてしまうのは、マスコミの影響だろうと私は考えている。
特に、マスコミの筆頭とも言えるNHKが政治が絡む報道をする時に、時の政府に異常なまでに気を使っている影響が大きい。
理由は、NHKの受信料の仕組みであるのは明白だろう。
放送法のテレビ受像機を持っているものは、NHKに受信料を払わなければならないなどと言うのは、誰がどう考えてもおかしい。
憲法の基本的人権の精神から考えれば明らかに違憲であるし、放送法の上位法である電波法の「放送の受信」に照らし合わせると、どんな電波を受信しても罪に問われることは無いと書いてある。
それはそうだろう。
例え国家機密の内容を、何らかの方法で偶然受信できたとしても、それで罪になるのではたまったものではない。(電波の所在や通信内容を他人に漏らすと罪にはなる)
こんな事で罪に問うのは、北朝鮮ぐらいなものではないだろうか。(とても国家と呼べる国ではないが)

私はNHKのようなコマーシャルのない放送は良いことだろうと思う。
民間放送のあのひっきりなしに放映されるコマーシャルは、雰囲気をぶち壊しにしてしまうだけに、NHKの快適さは実にありがたいものである。
NHKの受信料がNHKの放映を見る見ないに関わらず、テレビ受像機(驚いたことにワンセグまでも含むようだが)を設置した人は、全て払わなければならない等という、近代国家ではあり得ない方式でなければ、私はその存在には全面的に賛成する。
放送内容が政府寄りであるのは、まともな人間なら周知していることなので、それにも目をつむってやろうと思う。
近代的な国家なら、NHKのような放送にはスクランブルをかけて受信料の払った人だけが受信できるようにするのは当たり前のことだが、そんな事をしない(そんなことをしたら受信料は激減するだろうから)のもぎりぎり許してやろうと思う。

ただ1点だけ、どうしても許せないのは皆様のNHKなどと言いながら、国民の安全を第一に考えないNHKの姿勢にある。
恥ずかしいながら、私がNHKの報道に偏向を感じたのは、福島原子力発電所の爆発事故以降だった。
余りにも政府べったりの放送内容に、いくらなんでもこれはおかしいと感じたのである。
記憶に新しいと思うが、原子炉を冷やすための自衛隊のヘリコプターによる放水作業や消防所の放水作業はまるでドラマのショーを見るような報道の仕方であった。
決死の覚悟で放水作業をする人たちを英雄かのように取扱って、本来報道すべき放射能汚染の深刻さや東京電力の対応の醜態ぶりを報道することは一切なかったのである。

最近では政府のやろうとしている意味の無さそうな放射能除染や、安定冷却に入ったとかで原発事故は収まったかのようにさしたる報道はしなくなったが、放射能汚染の恐ろしさはこれから始まるのである。(既に福島では甲状腺の異常な子供が多いのではないかとの指摘すらある)
今日の朝日新聞社の 報道 のよれば、横浜市港北区のマンション屋上の堆積(たいせき)物から、195ベクレル(1キロあたり)のストロンチウムを、民間の分析機関が検出した。とのことである。
つい最近までは、牛肉や米、お茶、野菜などに規定値以上の放射能が検出されて、公共機関では常時チェックをしているものと考えていたのだが、結果の報告を受けた横浜市は、再検査を始めた。とのことだから、ひょっとしたら放射能のチェックなどは形式的にやっているだけで、まともな検査など行っていないのかもしれない。(把握していても隠ぺいしている可能性が高いが)
今回放射能が見つかったのも、溝にたまった堆積物を住民が採取し、横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定した。 との報道だから、木徳な住民の方が私費で検査させたものだろう。
こんな住民の方の存在は、極めて稀だろうから、横浜市の広範囲に亘って放射能汚染されているのは間違いないだろう。
否、横浜市だけでなく、今回の福島原発の事故でどれだけ広範囲に亘って汚染されているのか、政府ももっと真面目に調査するべきだろう。

あくまで私の想像だが、今回の放射能汚染が見つかったことに対しての政府の感想は、「余計なことをしてくれた」ではなかっただろうか。
何しろ今の政府では、日本の安全をPRするために無料で外国の観光客招待するとか言っているので、横浜市でも放射能汚染されていることが諸外国に報道されれば、PRなど全く無意味になるからである。(それよりも国民の健康への影響の方が心配だが)
今回の報道も朝日新聞社だから大々的に取り上げているが、マスコミ(特にNHK)はどのように報道するのかは見物である。
これだけの内容を無視はできないだろうが、報道する内容が政府にとって都合が悪いので、扱いは小さいのではないだろうか。

2011年10月10日(月)
マスコミの報道を見ていたら、震災から7か月も経つのに避難所生活はさせられないと言うことで、苦肉の策で考え出したのが3階建の仮設住宅だそうである。
日本の官僚はマニュアルがないと行動できないので、震災で住宅を失った→仮設住宅の建設という図式しか立てられないが、以前に私が言ったように、今回のような大災害の場合は、仮設住宅では間に合わないから、本番の住宅も並行して建設するべきではなかっただろうか。
今更どうしようもないが、前の首相の管直人が頭の固い大学教授などに復興計画を丸投げしたものだから、彼らは住宅は山の上に建設するなどという理想論ばかり振り回したために、何時になっても建設用地すら見つからないという事態になってしまった。
津波が押し寄せたからと言って、日本の国土の現状を考えれば、津波で壊滅した場所にも住宅を建てなければならないのは、日本の宿命的なものである。
日本の建設技術のレベルを結集すれば、今後は同じような災害なら対策ができると思うのだが、マニュアル人間の官僚とレベルの低い内閣の人間の知能レベルでは、そんなことは考えもつかない。
結果、3階建の仮設住宅などと言う馬鹿丸出しのやり方になってしまう。(3階建の住宅でも仮設住宅と呼ぶのが滑稽である)

どう考えても、おかしいと思うのは、私だけなのだろうか。
こんなことをして遊んでいる暇は無い筈である。

2011年10月3日(月)
野田首相が、埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設凍結の方針を固めたのは、首相が官僚の僕(しもべ)ではないかと勘ぐっている私から見れば意外な感じがしたが、非常に良いことだと思う。
中身が海江田何とかと言う前閣僚のように、更迭と言いながら退職金の上乗せのような裏工作が無いことを望んでいる。
今回の決断が良いことだと思うのは、あの蓮舫行政刷新担当相が「行政刷新担当相の私が了としている」と発言しているのを顔に泥を塗る行為であるからである。
多少目立つだけの蓮舫議員に対して、お前はただの女に過ぎないと宣告したようなもので、ヒステリックな女なら、相当に頭にきているはずである。
これで野田首相のポイントが急に上がる訳ではないが、こうしたポイントの積み重ねが内閣の支持率などにも大きく響いてくる。
マスコミは止むに止まれず仕方なくと言うような表現をしているが、この程度のことさえ以前の首相には出来なかった。
今後の行動に注目したい気分になった。

みんなの党の渡辺喜美代表が、埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎建設の凍結を決めたことについて「世論に押されて再び凍結せざるを得なくなった。こういうブレまくりの政権は過去2代の民主党政権にもよくあった」と批判した。との報道があったが、私はブレまくりで良いと思う。
メンツを大事にして一旦決めたことは絶対に変えないなどと言う方が、遥かに問題が大きい。
自民党の時代の文殊の建設にしても、やん場ダム建設にしても、もっと早く撤退する時期は何度もあった。
それが、だらだらと無意味に進めてきた今のざまは何んだと言うのだ。
撤退するのは資金を投入し過ぎているし、かといって不要なものにじゃんじゃん金をつぎ込む余裕もないだろう。

誤った判断をする事は誰にでもある。
誤った判断をしたと思ったら即座に修正するのが、まともな人間のやることではないのか。
もし、頻繁に修正ばかりしている人間なら、単なる無能な人間なだけの事であるから、交代していただくだけで良いだけではないか。
私は今回の決断は、今の政権がひょっとしたら官僚主導から脱皮しようとしているのではないかと密かに期待しているのである。
みんなの党の渡辺喜美代表には多少期待感を持っているだけに、スケールの小さい話はして欲しくない。
まるで、共産党の連中の話を聞かされているようだ。

2011年10月2日(日)
日本人は救われないほどの馬鹿ではないだろうか等と書くのは、同じ日本人として心が張り裂ける思いがするのだが、日本の政治の中枢には信じられないような知能レベルの低い人達が存在するのだろう。
今回もそんな例として感じた事を書き留めようと思う。
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、厚生労働省が策定した生食用牛肉の新基準が1日から施行された事に対してである。
はっきり言って、食べても絶対安全な食品などは存在しないと考えるべきだろう。
生水でさえもミネラルウォーターでも買わなければ、様々な雑菌は入っているし、それを消毒する塩素系の薬品でも人によっては下痢などを誘発する場合がある。
外国に観光旅行に行く場合は、飲み水には気をつけろと言われるが、現地の人は問題ないのが旅行者では耐性がない分、体調がおかしくなる場合がある。
単なる飲み水でこれなのだから、食物などは食べたらどうなるのかは、人によって全く異なってくる。

ユッケと言う食物が、ここ1年前ぐらいから食べ物として提供されたものなら、今回のような厚生労働省の措置は必要だろう。
しかし、考えてみれば判るように、ユッケは過去何十年も食物として提供されてきているものである。
その調理方法を根本から見直す必要など本当にあるのだろうか。
今回の事故も、私などから見れば刺身料理をするときに包丁やまな板を全く洗わないで調理したものをだしたら、毒性の強い病原菌がついていて、食中毒を起こしたと考えるべきものだろう。
それで死んだ方もおられるので、軽軽に考えるべきではないが、今後は厚生労働省が示した基準でやらないと罰金まで取るというのは、明らかにやり過ぎだろう。
少なくても私はそう思っている。

日本人の欠点は、問題が起きるまで放置しておいて、一旦死者などが出ると慌てて対策を行う点にある。
今まで放置していた分、その対策は当然ながら過剰な対策になってしまう。
多少過剰でも構わないではないかと言われそうだが、その結果コストが跳ね上がり、一般の人ではユッケを食べることはできなくなってしまった。
恐らく、韓国などでは一般家庭の人でも食べれるものが、日本では金持ちだけの食物になってしまったのである。
こんな馬鹿な事をやる国は日本ぐらいしかあるまい。

もう一度、声を大にして言おうと思う。
何でもそうなのだが食物でも自分が食べる物は、食べる食べないは自分が判断しなければならない。
不衛生そうな場所で提供される生物を食べる場合は、注意が必要なのは当たり前のことではないだろうか。
せいぜい、その判断が出来ない子供に食べさせる場合には、親が注意を払ってやれば良いだけのことである。
食中毒が出た店には人が近寄ることはなくなるだろうし、そんな店は自然淘汰されてしまうだろう。
食品の安全は、基本的にはそれを食べる人が考え、それを提供する店が考えるべきものである。
それを、国の馬鹿官僚がああだこうだと言って規制するのは、私には愚かとしか言いようがない。
国家はやたら規制するのではなくて、提供されている食物の安全性を常にチェックしているだけで良いではないか。
全てに放置放任主義の今の官僚には、私の言いたい事など理解はできまいが。

2011年9月24日(土)
今日も又しても、日本人は相当な馬鹿ではないだろうかと思う 報道 があった。
東京電力は福島第1原発1号機の格納容器につながる配管内部の気体はほとんどが水素である可能性が高いと発表した。
危険がないかを事前に察知すると言う点において、ここまでは良い。
しかし、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は、「着火源がないので、直ちに爆発のリスクが高いとは言えない」と述べたと言っている。
代理とは言え、本部長の肩書のある人間が、これは危険であると認識していないのである。
地震などによって水素が漏れ、何らかの火花でも発生して再度福島第1原発1号機が爆発した場合には、この男は危険だと言うとパニックになると思ったので、そのような発言をしたとか言い訳をするのだろうが、これが私が日本人が愚かで馬鹿ではないかと思う根拠である。

まさか、この本部長代理とか言う男は、火の発生元はマッチやライターだけしかないと思っている訳ではあるまい。
地震がおこらなくても、着火源などは電気で動作するものがある限りいくらでも存在するし、堅いものが擦れても火花が出ることがある。
ここでは正確に、「水素の存在は危険であり、放置はできないので緊急に対策を行う。」と発表するのが常識人と言うものだろう。
こんな人間が本部長代理をやっている会社だから、福島の原子力発電所は爆発したのである。
あれだけの大惨事をおこした会社の幹部が、今もって何の教訓も得ていないあたりが、日本人らしいと言えば日本人らしい。
いったい何回原子力発電所が爆発すれば安全管理の重要性を認識できるのだろうか。

2011年9月23日(金)
私は純粋な日本人だが、日本人は相当な馬鹿ではないだろうかと思う時がある。
ここでも何度も書いているが、諫早湾干拓事業(長崎県)のことである。
今日の 報道 では、鹿野農相は23日に「制限的開放」を実施する意向を長崎県へ伝えたらしい。
馬鹿総理の管直人が開門を言い出して一旦は収まったのかと思っていたのだが、民主党に馬鹿は何人もいるらしい。
開門のきっかけは、昨年12月の福岡高裁判決が求めた3年以内の開門を言っているためだが、裁判所は訴えがあればどんな無駄なことでも判決しなけれなならないから、これはどうしようもないだろう。
常識的に考えて、湾干拓事業で河口をせき止めたから漁業に影響を与えたのは確かだろう。
今まで漁業で生計を立てていた人たちが、仕事ができないほどの決定的なダメージを受けたことも事実だろう。
湾干拓事業が必要不可欠な事業ではなくて、自民党の金銭目当ての族議員が動き回った結果によるものであったのも事実だろう。
はっきりいって、米余りの時代に干拓して水田を増やす必要など全くなかったのである。

ここまでの状態でも、日本人の馬鹿さ加減を感じるが、漁業関係者が開聞を要求して裁判所に訴えたのは、開門させることが目的の人たちばかりではあるまい。
失った生活を政府に保障してもらいための人たちが、その中の多数を占めているのは間違いないだろう。
裁判所も開門の要求で訴えられたからと言って、馬鹿みたいに開門して影響があったのかを調べなさいなどと言う判決をするのは、いかにも頭の固い阿呆裁判官だったのだろう。(日本の裁判官のレベルが低いのは常識になっている)
まともな裁判管なら、和解する道を勧めるはずである。
なぜかと言うと、今更開聞しても元に戻るかどうかが判らないからである。
仮に元に戻るとしても、生態系が戻るには5年や10年後になるのは確実で、元に戻らなかったかった場合は、海水の塩分で開拓地も農耕地としては使用できなくなり、漁業も成り立たずに全く無駄なことをする結果となる。
こんなことは、管直人と鹿野何とかとか言う閣僚を除いて、小学生以上なら判ることである。
もし、開門に意義があるとすれば、開門工事で儲かる工事関係者ぐらいであるが、それも一時的なものである。

開門時に必要となる農業対策費などは82億円と、開門の4つの方法のうち最も少ないからとか農林大臣は言ったそうだが、82億も支出するのであれば漁業関係者への和解金ぐらいにはなるのではないだろうか。
恐らく今回の開聞は形式的なものだろう、「ハイ開門しました。特に漁業の改善は認められませんでしたので、開門を中止します。」との結論のための単なる形式的なものだろう。
こんなくだらないセレモニーのために、82億円もの金をつぎ込む国民は日本人ぐらいなものであろう。
だから、私は日本人は馬鹿ではないかと感じるのである。
馬鹿総理がやっといなくなったと思ったら、次から次へと馬鹿閣僚が出てきて無駄な事ばかりやるのでは、日本の先行きも見えているのではないだろうか。
鹿野何とかとか言う農相が常識人で、こんな思考をする私が馬鹿であるのを祈るだけである。

2011年9月21日(水)
私が指摘するまでもなく、野田内閣が官僚主導の内閣であるのは、所信表明演説の中にも随所で見受けられる。
官僚連中が考えていることは、いかにして老後のために自分の天下り先を確保するかということと、いかに仕事をしないで毎日の生活ができるかである。
天下り先を確保するするためには、とにかく省庁を数多く創設することと、仕事をしないでサボるためには、具体的な目標など一切掲げないで、曖昧な表現に終始することである。
野田首相の演説原稿が、官僚の手を経ているだろうとの指摘は多いが、私も同様な思いをした。
あのようなどこかで聞いたことのあるような、しかも浪花節調な部分も含んでの原稿は、作文に慣れている官僚独特のものである。

浪花節調というのは、演説冒頭にあった南三陸町の防災無線で避難を叫び続けながら津波に飲み込まれて死亡した遠藤未希さんのことである。
話術の巧みな人であれば、この部分は多くの人が涙を流す場面なのだが、実際はどうだったのだろうか。
これを日本人の気高き精神とかで表現していたが、最近ではNHKなども日本人を高揚する表現がやたら多いので、これを聞いて良い気分になれた人は少ないだろうと思う。
この演説原稿の悪い所は、多くの人の書いた案の寄せ集めである点で(あくまで推定だが)、演説の流れに一貫性がないことである。
俳句のような、心地よい響きが伝わらないのでやたら目立たせたい部分ばかりが多い感じがして、流れのある話し方ができない原稿のようです。

文章力のある一人の人が書けば、もう少し流れに抑揚のある原稿ができたでしょうが、ポイント部分の寄せ集めばかりでは、聞いていて疲れるだけで何も伝わってはきません。
福島原発の対策の発言も、福島の再生なくして、日本の信頼回復はありません。大気や土壌、海水への放射性物質の放出を確実に食い止めることに全力を注ぎ、作業員の方々の安全確保に最大限努めつつ、事故収束に向けた工程表の着実な実現を図ります。世界の英知を集め、技術的な課題も乗り越えます。原発事故が再発することのないよう、国際的な視点に立って事故原因を究明し、情報公開と予防策を徹底します。とかで、頭の悪い私には何を言いたいのか、何をやりたいのかがさっぱり判りません。
具体的な目標を掲げたくないのなら、あまりくどくどと言わない方が良いでしょう。

福島の再生と日本の信頼回復とがどのような関係があるのとか、一旦放出された放射性物質を今更どう食い止めるつもりなのかとか、東京電力の工程表の着実な実現に政府がどう関係しているのとか、国際的な視点に立っての事故原因を究明とは国際的な視点に立たない事故原因の究明と言うのがあるのとか、内容が素人くさくて意味不明ですから、ここだけは本人が自分なりに書いたものでしょう。

電力対策の発言は特に支離滅裂で、ここ1、2年にかけての需給対策を実行します。同時に、2030(平成42)年までをにらんだエネルギー基本計画を白紙から見直し、来年の夏を目途に、新しい戦略と計画を打ち出します。 何かを実行するのかと思いきや、白紙から見直して何かを計画するとかも言っています。
最後に、幅広く国民各層のご意見を伺いながら、冷静に検討してまいります。とか言っているので、結局は意見を聞いて検討するだけの話のようである。
それならそうと、電力の需給関係は、今後検討してまいります。とだけ言えばいいようなものだが、この辺はどっかの官僚が書く国会答弁用ののらりくらり作文の一種だろう。
この部分は、「原子力安全庁」の創設だとか、他の何とか省庁の創設の話も出てくるので、官僚が書いた原稿であるのは間違いないでしょう。
やたら省庁を創設したがるのは、官僚ぐらいなものです。

全体的にみると、多くの原稿を寄せ集めて手直しをした感じであるが、手直しのやり方がまずいからか、文脈がつながっていない。
それと、何とかかんとかするように努力しますだとか、尽くしますとかの発言ばかり多くて、まるで選挙の立候補者の演説を聞いているようである。
普通の人が聞いておれば、そらぞらしい感じばかりする内容ばかりだった。
演説中に寝ていた国会議員も多かったようだが、この内容ではその人ばかりを責める訳にもいかないだろう。
野田首相の能力が表れている所信表明演説だろうと私は思う。

2011年9月17日(土)
2,3日前に書いた内容をアップロードする前に誤って消してしまったので、内容の趣旨を思いだしながら、書くことにしました。
書き出しは、年を取ってくると人の嘘は見抜けるようになるということで、例を交えながら書いたのですが、主題の部分だけを改めて書きます。
15日の報道で、政府が原子力発電所の事故などの原子力災害への対応を強化するため、無人偵察機と軍事用ロボットを導入する方針を固めた。と言う報道を見てこれには、かなり嘘の部分が含まれていて、これを考えた人は嘘をつくことに慣れていない低レベル人だと言うことを書いた。
報道の出展もリンクしたのだが、今ならあちこちで検索できると思います。(NHKは報道しないと思いますが)

この政府の報道に嘘が含まれていると言うのは、最初の原子力災害の対策強化のために、軍用の無人偵察機と無人ロボットを購入すると発表している点です。
原子力発電所の監視のためだけなら、現在でも無人ヘリコプターもありますし、そんなものを使わなくても監視カメラを数多く設置すれば、常時鮮明な画像を見ることができます。
わざわざ、数十億もかけて軍用の無人偵察機を購入する必要などないのは、小学生でも理解できるでしょう。
軍事用ロボットも同様で、福島原発の事故では、フランスとアメリカの無人ロボットが瓦礫の除去や原子力発電所の内部を見るために使われました。
外国性のためか、日本の技術者のレベルが低いからか、十分に使いこなせなかったようですが、その後にどこかの大学が、更に改良した放射能汚染された原子力施設内を観察するロボットを作りましたので、これも訳のわからない高額の軍事用ロボットを原子力発電所の災害のために購入する必要など全くない訳です。
政府の言っているのは、単に軍事用無人偵察機や軍事用偵察ロボットを購入すると、国民の反発を招きやすいので、原子力発電所の事故対策強化とか称して、購入するだけのことです。

余りにも幼稚な発想なので、これは官僚が考えだしたのではないでしょう。
日本の官僚のレベルは低いですが、ここまでバレバレの嘘とわかるような発言はしません。
恐らくは、内閣の防衛大臣が軍事用無人偵察機と軍事用偵察ロボットの購入の名目を部下に命じて、案を出させたのでしょうが、こんな幼稚な言い訳で報道させるとは、聞いていて恥ずかしくなります。
こんな知能程度の連中が国防に関わっているようでは、日本の防衛に対する備えなどは、無いに等しい状態でしょう。
日本で開発するのは技術レベルが低いからと(既に無人偵察機の開発は日本でもかなり進んでいる)、外国から無人偵察機や無人ロボットを購入するのに、今はやりの原子力災害対策などと言う言葉は使わないでください。
同じ日本人として聞いていると、外国から大笑いされているだろうなと感じて、恥ずかしくなります。
今回の災害に自衛隊が活躍したご褒美として買ってやるのなら、素直にそういって買ってあげれば良いのではないですか。?
馬鹿な(個人的考え)内閣の面々の方々殿。

2011年9月13日(火)
漫才師崩れ的な鉢呂吉雄とか言う経済産業相の後任に枝野幸男前官房長官を起用したという。
何でも、、「即戦力」であるという理由からだとどこかのマスコミが書いていたが、「即戦力」イコール経験者ではない。
枝野幸男は、前官房長官と言う立場上、マスコミの前にも数多く登場してきたので、この人の能力の程度は知れている。
私が記憶しているだけでも、事実上倒産している東京電力を救済するために、金融機関は債権を放棄するべきだとかの暴論を吐いている。
竹中平蔵が、金融機関を救済するために債権放棄をさせたことがあったが、これでさえも間違った措置ではなかったかとの批判は多い。
確かに倒産寸前の金融機関は生き残って、現在は経営者も悠々自適な生活を送っているが、その反動は全て国民が背負う結果になり、貧困に喘いでる国民は非常に多い。
日本が永続的なデフレスパイラルに陥っているのも、貧困層が多いからだろうと私は考えている。(素人考えではあるが)
金融機関が全滅するのだけは避けなければならなかっただろうが、全ての金融機関を助ける必要はなかっただろうと私は考えている。
経営に失敗した無能な金融機関の経営者が、何の咎めもなく豪勢な生活を送っているのを腹立たしいと感じるのは私だけではあるまい。

枝野幸男が東京電力をそこまでして救済するのは、民主主義の根幹にも関わることであり、当然批判も多かったので、そのまま立ち消えになったようだが、この人の能力がどの程度であるのかは知れ渡った。
最近の報道では、私が8月11日に書いた、尖閣諸島が侵略された場合の対応について、「わが国が有効に支配している。他国が侵略してきたら、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使し、これを排除する」と述べた時に、私はこんな威勢のいい発言をすると、中国にからかわれるのではないかと書いた通り、尖閣諸島周辺には中国の漁船監視船が頻繁に出現して、時には領海侵犯をしているようである。
若い閣僚の多くは、口先だけで物事は解決できると軽く考えているが、口先には裏打ちされたものがなければ意味がない。
尖閣諸島の場合は、本当にあらゆる犠牲を払ってこの島を守ろうとする気概があるのなら、頻繁に侵略に対する奪回のための自衛隊の訓練をやるべきである。(以前も書いた通り)
数回の訓練を行った程度では、実戦的な意味は何もないが、例え見せ掛けだけでも発言の重みは数倍にもなる。
これなら、中国の監視船も単純にからかい行動をやろうなどとは考えないだろう。
今の世界的な情勢から考えると、領海侵犯に対する銃撃戦程度では、世界的な紛争に発展することは考えられない。
自衛隊が張り子の虎である方が問題だと思っているのだが、平和ボケしている日本国民には容認されないかも知れない。
国民の意識以前に、仮に尖閣諸島が侵略された場合には政府のあわてふためく姿だけが浮かんでくる。
右往左往するばかりで、結局はなされる儘になってしまうのだろうとは自信を持って言える。(その時の枝野幸男の顔を見たいが)
無能な国家と言うのは、そう言う国家のことを言う。(社民党のおばさんのように、家の泥棒が入ったら逃げてばかりにはいくまい)

2011年9月11日(日)
東京電力が屑会社だと思うのは、はっきりとした嘘を平然とつける事である。
今日も西沢俊夫とか言う社長が、「避難されている方々に一日も早く帰宅いただけるよう全力で取り組んでまいります」とか記者会見したらしいが、全力で取り組むとはどんな事をするの???だろうか。
あれだけ大量の放射能を巻き散らかしておいて、一日も早く帰宅とは何を言っているのだろうか。
西沢俊夫が放射能の半減期の期間を知らない訳ではあるまい。
私のような素人でさえ、半減期が30年以上ある放射能の知識程度はある。
お前の会社は、早く賠償金を支払っていれば良いのに、「10月から開始する本格的な賠償を迅速かつ公正に実施するため、引き続きしっかりと準備を進める」とか言ったらしい。
NHKを始めとするマスコミは詳しく報道しないので、どのぐらいの人が放射能の直接、間接的な被害で生活を奪われ、生計が立たない状態なのかは定かではないが、数百人程度ではないだろう。
そんな状況だろうとは容易に想像できるのに、今もってまともな保障すらやっていないようである。
一体、本当に被災者に済まなかったと思う気持ちが、東京電力にはあるのだろうか。
金に苦労したことのない馬鹿社長では、被災者の気持ちなど到底理解できないのだろう。
糞会社めが。

政府も政府で、大規模な除染を行って早く人が住めるようにしたいとか言っていたが、大規模な除染をしたところで放射性物質が消滅する訳ではないだろう。
多少洗い流した程度では、建物から地表や下水に流れ出すだけである。
何十億も掛けて、それで汚染地域に人が住めるようになるのかと言うと、どこかにより高濃度の放射能が蓄積されるだけだろう。
住んでいる家は大丈夫でも、一歩外に出たら高濃度の汚染地域があるのではたまったものではない。

私のような素人考えでは、あまり現状をいじらないで、だまって20〜30年待っているべきだと思うのだが、これでは駄目なのだろうか。
下手にいじると、高濃度に汚染された場所が出来て、場合によって被爆者や動植物に影響が出るのではないかと心配している。
汚染除去業者の陳情でも受けて、政府関係者には多少のリベートが入るからかも知れないが、福島の汚染度の高い地域には人は住まない方が良いと思う。
だいたい、はい除染を行いましたから人が住んでも大丈夫です。等と政府が言っても誰も信用などしないだろう。
それほど、政府は腐りきっている。

2011年9月10日(土)
【後記】
鉢呂吉雄とか言う経済産業相が、辞任の 記者会見 で「ほら、放射能」と言ったのは、、「親しみを込めて一歩出た」とか釈明したそうだが、この一言でこの男の政治家生命は消えてしまっただろう。
どうせ嘘をつくなら、「記者会見の雰囲気が暗かったので、その場を盛り上げようと軽いジョークのつもりだったが、取り返しのつかない事を言ってしまった。」ぐらいにしておけば、閣僚の辞任は当然としても、政治家の生命は維持できたのではないか。(死の町発言もあるし無理か)
誰にも相談せずに記者会見を開いたので、自分で苦心して考えたまま言葉に出したのだろうが、小学生でも白々しく感じる釈明内容である。
この発言内容が、この男の能力の全てを表している。(性格も含めて)
(後記ここまで)--------------------------------------------------------------------------------------------
鉢呂吉雄とか言う経済産業相が、報道陣と会見中に着ていた防災服の袖を取材記者にこすりつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と発言した責任を取って辞任すると言う。
当たり前の話である。
よくもまあ、こんな発想が出来るものだと呆れてしまう。
多少思っても言えない事というのはあるが、この人の場合は発想の原点が常識人と異なっている。
宮城県産の米をセシウム君とか言うテロップを流した放送局が問題になったが、それよりも数段ひどい。
確かに顔をじっくり眺めて見ると、漫才師的な人相をしているので、人を笑わせる商売には向いているかも知れないが、頭も漫才師では閣僚どころか政治家も無理である。

調べて見ると、鉢呂 吉雄(はちろ よしお)と言う男は、北海道樺戸郡新十津川町出身で日本社会党から民主党に鞍替えして7期目の当選を果たした古株のようである。
いくら議員生活が長くても、知能が低くては国会議員は務まらない。
厚生労働大臣の小宮山 洋子(こみやま ようこ)も、煙草の値上げ発言に見られるように、遅かれ早かれ問題を起こすのは目に見えている。
何かしゃべると能力が露呈するので、現在の閣僚は口を閉ざして何もやらないだろうが、何もできない閣僚に存在意義はない。
野田 佳彦(のだ よしひこ)内閣の先は見えたと言っても、まず間違いはないだろう。
こんなに早く先が見えてしまう内閣も珍しいのではないか。

2011年9月8日(木)
社民党の福島おばさんが、同党を離党した衆院議員の辻元清美前首相補佐官が民主党入党の意向を固めたことについて、「権力に切り込むのが一番いいところだったのに、理念より権力に近寄る方を選択した」とか言ったようだが、その言葉は社民党に返したい。
あの、自民党と連立したのは一体どこのどの党だったのか。
あれが権力へのすり寄りでなかったら、何だったのかと言いたい。
色々調べて見ると、辻元清美は自分専用の部屋がないとか駄々をこねて部屋を用意させたとか、被災地の視察費で160万の公費を請求したとかの記事もあったし、私は相当のあばずれ女ではないかと思っている。
少なくても政治家の器ではなさそうだから、民主党に入党してもマネキンもどきぐらいで、結局は邪魔になるだけだろう。
福島おばさんに言いたい。
ヒステリックをおこすと体だけでなく頭も更に老けますよ。

2011年9月7日(水)
野田佳彦首相は6日、新政権発足後初めて全府省の事務次官を首相官邸に集め、 官僚機構との関係を修復 していくことを表明した。
官僚機構との関係を修復と言えば聞こえは良いが、要は自分たちでは何も出来ませんから、ご指導くださいと官僚にお願いしなさいと言うことである。
それはそうだろう。あれだけ素人の閣僚を集めて、官僚を仕切ってやれる人間など、どこにも居ない。
お願いするしかないと言うより、元々は官僚から選ばれた首相と言っても良いかも知れない。
前原誠司よりは、野田佳彦の方がコントロールし易いから、この男を民主党の代表にしようとの策謀があったのではないか。
国民投票だったら、疑いなく前原誠司前外相が選ばれている。

私自身は、前原誠司前外相でも野田佳彦首相でも大差はないと思っているが、常識的には国民の期待の大きい人が首相になるべきだろう。
野田佳彦首相が官僚主導に切り替えたと言うことは、従来の自民党との違いは全く無くなったということである。
官僚天国と呼ばれた時期があったが、いよいよ官僚のなすがままの政治が行われるのだろう。
既に、事業仕訳で不要と認定された事業が、野田佳彦首相の判断で再開しているとの報道もあるし、比較的貧富の差が少ないと言われていた日本も、ついに欧米並みに持てる者と持たざる者とに二分されることになるだろう。
少し大袈裟に言えば、恐怖政治が始まりかけていると言えるのではないか。

2011年9月5日(月)
野田内閣の 支持率 出始めているようである。
私は、国民の圧倒的な前原誠司前外相の期待に比較して、民主党内部の内輪だけで決められた首相だったので、50%前後かなと予想していたのだが、60%とは少々驚きである。
外国から気まぐれな国民と評されているように、日本人は節操のない気まぐれな国民なのかと、改めて感じてしまった。
支持する理由が、「首相の人柄」だそうだから、随分と他愛無いことで支持、不支持をきめるものだと呆れてしまう。
恐らくは、半年も経たないうちに増税の話を始めるだろうから、その時に「首相の人柄」で支持していた人たちが、どう変わるのか見ものである。
震災復興のための増税には60%の人が賛成していると言っても、聞かれたから口で答えるのは何とでも言えるが、実際に増税された時の重荷がどんなものかは想像つくまい。
多くの人が1年程度の短命政権だと考えている通り、増税して嫌われて解散という図式は、当の内閣でも認識しているだろうと思う。
増税のための内閣と言っても、過言ではないだろうと思う。

首相就任早々に、オバマアメリカ大統領との首脳会談を望んだようだが、アメリカからどう扱われるのかも、今後の政権の先を見る意味で重要だろう。
無視はされないだろうが、のらりくらりと扱われるようだと、官僚にも見捨てられるし、国民の評価も一気に下がってしまうだろう。
その場合は、良いところなく解散するしかないだろう。
私の個人的な考えであるが、この政権の人事は幹事長の輿石東参院議員会長(75)か官房長官に起用された藤村修前幹事長代理(61)が隠れた逸材でもない限り、めちゃくちゃだと思う。
経済危機なのに財務大臣に安住淳、アメリカとの信頼回復が必要なのに外務大臣に玄場光一郎などの素人を当てたのは、官僚に丸投げしている証であろう。
財務大臣に予定していた前岡田幹事長に断られたのは幸いだったのかも知れないが、仮に安住淳議員に能力があったとしても、見習い騎手では相手にならない。
玄場光一郎議員も、前政権では良い所が無かった人なので、外務大臣も官僚の書いた原稿を読むので精いっぱいだろう。
どうせ短命内閣だからと言う理由で、彼らの勉強のための人選だとしたら、ふざけた話である。

国民の閣僚に対する人気のトップは蓮舫議員のようだが、女に弱い日本人の体質を良く表していると思う。
彼女を信奉する有名人も多いようだが、能力のある女だったら、とっくの昔に管直人の閣僚は辞任していたでしょう。
入閣しなかった岡田前幹事長の場合は、自分の今後の戦略的な理由からのようだが、海江田万里議員はひょっとしたら、閣僚にと期待していたのではないだろうか。
閣僚に迎え入れられなかったのは、例の8月4日に緊急会見を開いて発表した経済産業省の幹部3名の処分がまったくのデタラメだと言われていることも関係しているようです。
何でも、更迭とは真っ赤なウソ(方便)で、実態は退職金上乗せの人事異動と呼ぶべきであったようです。
多くの人は、そんなことではないのかと薄々感づいてはいましたが。

2011年9月2日(金)
野田内閣の支持率が出るまで、じっとしていようと思う。
50%前後ではないかと思っているのだが、こればかりは競馬予想に匹敵するほど、予想が難しい。
財務大臣に、岡田克也前幹事長が内定したとの報道があったが、俗に言う論功賞の感が強い。
これほどの経済の危機的状況の時に、岡田克也前幹事長では逆立ちしても無理だと思っているのだが、ヤフーのみんなの評価を見たら、不安視する人は多いが評価が低い訳でもなかった。
私の言いたいことは、現在の先頭(最新)に書いてありました。

財務官僚には使われて終わるでしょう!
岡田さんは実直でいい方であると思います。
しかし、結局管直人のペテンを見抜けずに、管直人を居すわらせて、結果的に日本の国益を損なうことに手を貸したことになりました。
このお人よしさ、知性の無さ(→東大卒ですが、要すれば試験が得意なだけです)、そして政治的な能力なさから判断すると、結局財務官僚に乗せられて、「行政刷新無き増税」の先兵になってしまい、またまた、結果的に「増税=日本の衰亡」手を貸すことになるのではないでしょうか?
本当に残念です!!


2011年8月29日(月)
民主党の代表に野田佳彦議員が選ばれたようである。
一時期は新代表確実視されていたのが、前原誠司前外相の立候補によって陰に隠れてしまった人物だが、民主党には小沢一郎議員が嫌いな人も多いみたいだが、前原誠司前外相も嫌いであるという人が多いのだろう。
選挙は数の世界だけの結果だから、何らかの根回しがあったのだろう。
私は、管直人議員は目立ちたがり屋の幼児のイメージだったが、野田佳彦議員は普通の人のイメージしかない。
幼児にかき回された今の民主党は、普通の人ではなかなか修復できないと思っているのだが、私などよりは何百倍も地位が高い経団連の米倉弘昌会長は、民主党の新代表に野田佳彦財務相が選出されたことについて、「お若いのでもう少し待たなくてはと思っていた。ジャパンドリームの実現だ」と手放しで歓迎し、「民主党の先生方は最終的に非常にいい結論を出された」と評価した。とのことなので、何もやらない内から(財務相の時には感心しなかったが)どうだこうだと言うのは控ようと思う。

もし、使い物にならない人物だったら、経団連の米倉弘昌会長ともども、老いぼれめがと馬鹿にしてやろうと思う。
国民の人気とはかけ離れた人が選出されたので、盛り上がりに少々欠けているだけでなく、国民がアレルギー的反応を示す増税を口にしているので、最初の支持率がどのぐらいなのかが興味がある。
あの、管直人首相でさえ、最初は60%を超えていたと記憶しているが、果たしてそこまで届くのだろうか。
国民は政治に介入できないとは言っても、支持率が50%を切るような内閣だと、かなり政権運営は苦しくなるだろう。
やたら掻き回して、私には無理でしたとかで、増税をした挙句に早期解散などと言う事態にはして欲しくないのだが。
もし、官僚に操られた、増税のためのワンポイント内閣だったら、飼い慣らされた国民でも怒りそうな気がする。
これで幹事長に前原誠司前外相でも就任しようものなら、今回の選挙は茶番劇だったことになる。
そんなことになるなら、今後は党名を国民愚弄政党とでも改名した方が良い。

2011年8月28日(日)
本来なら、民主党代表選の話を書くべきなのだろうが、私などが書かなくても各新聞社や報道機関が細かく解説しているので、足し算と引き算ができる人なら、7〜8割は票の行方は読めるだろうと思う。
はっきりしているのは、5人が立候補しているが、実質は2人の争いだろうと見るべきだと言うことだろう。
書こうと思ったのは、 落とし穴転落死 の記事である。
23歳同士の若い夫婦が落とし穴に落ち込んで、砂に埋もれて窒息死した。
驚いたことに、窒息死した妻が夫を驚かせてやろうと思って友人達と掘ったのだと言う。
理由は、来月上旬に誕生日を迎えることを機に落とし穴で驚かそうとしたとか書いてあったが、そんな単純な動機ではないだろう。
夜の10時頃に夫を誘って海へ出かけ、夫を落とし穴に落そうと考えるのは、相当な恨みでもあったのだろうと考えるのが自然である。
何かの手違いで、落とし穴に誘う妻も一緒に落ちたのだろうが、妻の方は自業自得とも言えるが、こんな所で命を落とした夫は死んでも死にきれないだろう。
ひょっとしたら、家庭内暴力とかが裏にあったのかも知れない。

目的がどうであれ、こんな穴を掘るのを手伝った友人(妻の友人)もどうかしている。
単に驚かすだけであれば、1mも掘れば十分なのに、2.5mも掘ったというのだから、殺意を持っていたと見られても仕方がないだろう。
多くの人が通る海岸にそんな穴を掘って、シートを被せて砂を掛けて穴が判らないようにおいたと言うのだから、関係のない子供達とか大人が落ち込むことだって十分考えられる。
まるで、最近多い道路を横断して見えないようにロープを張って、自転車やバイクの人が転倒するのを面白がるガキと大差がない。
ひょっとしたら死ぬこともあるのではないかということを、考えられないのだろう。
もう少しすれば、今回の事故のいきさつなども報道されると思うが、単なる面白半分からの行為だったとしたら、日本の若者はもう終わりだろう。
こんな連中が30代、40代になった時のことを考えると、背筋が凍る思いがする。

尤も、どこかの航空会社の機長が、女性のベランダに忍び込んで下着を盗もうとして捕まったとかの記事もあったから、若い者だけが問題なのでは無さそうだが。
機長ほどの職にある者なら、そんなに女性の下着に興味があって、どうしても欲しければ手に入れる方法などいくらでもあると思うのだが。
そう言えば、小学生の子供数人にキスをした教員とかも居た。
本人は頑張ったご褒美どうのこうのとか言っていたようだが、単なるロリコン教師だろう。
小学校の教師には、子供に対しての異常性欲者が多いのは、今では常識となっている。
危険度から言えば、中、高校の異常性欲者の教師の方で、子供を妊娠させても問題が表面化することはない。

問題なのは男ばかりでなくて、若い女が男湯と女湯の区別がつかなくて、誤って男湯に入ったために裸を見られたから、慰謝料として金を出せと旅館から3万円を脅し取った報道もあった。
女は自分の体が金になることを本能的に知っているのだろうが、情けないというか浅ましいというか、最近の日本は全てがめちゃくちゃになっているようである。

2011年8月26日(金)
政治の世界は、我々一般国民には正確に報道されないので詳しい事は何も判らないのだが、前原誠司前外相は幹事長に小沢一郎議員(もしくは小沢派)の起用は全く眼中になかったらしく、小沢議員から支援要請は断られてしまった。
幹事長として意中の人が居るということなのだろうが、私には全く想像が出来ないが、国民に失望感を与えるような人選だったら、その時点でこの政権は終わりだろう。
直感的に考えれば、先に立候補の表明をした野田財務相が幹事長ということになるが、能力を抜きにして松下政経塾の先輩と後輩の間柄とかで選ぶような人事では、国民は納得しないだろう。
この構図は、管直人首相と岡田克也幹事長の踏襲そのものであり、結局は能力の無いもの同士が慰めあうような、無力な内閣となるだろう。
その他では、仙谷由人議員も能力はさっぱりだったし、他に才能のありそうな人間など居るのだろうか。

小沢一郎議員も海江田万里経済産業相を推すとの報道だったから、代表選の敗北は覚悟の上だろう。
数で言えば小沢派150人と鳩山派60人を加えれば、結果は不明な訳ではあるが、国民の人気が5分の1以下では、海江田万里経済産業相が首相になれたとしても、長くは持たない。
かと言って、前原誠司前外相との交渉が決裂した状態では自主投票を呼びかける訳にもいかず、どうにでもなれの気分だろうと思う。
下手すると、小沢派は蚊帳の外に置かれる危険もあるのだろうが、政治は数の論理の世界だから、そこまではできないと小沢一郎は判断したのだろう。
全てが、国民を無視した民主党内だけの動きであり、挙党一致など、どこ吹く風の世界である。
これでは民主党も長くは持つまい。

2011年8月25日(木)
圧倒的勝利が確実なのに、民主党代表選に前原誠司前外相は 支援要請 に熱心なようである。
このようなおごらない態度が人間には必要で、官僚のように俺は最高学府を出た人間だから、お前ら(日本国民)のような低レベルの人間とは違うんだと言うような態度では、何事もうまくいかない。
残念ながら、官僚だけでなく、県知事や市役所などの職員にもこの傾向があって、国民とは意識のかけ離れた政治が行われている。
この現象は、日本だけのことではなくて、どこの国でも権力を握った人間は、やりたい放題のことをやり、自分の権力の維持しか考えてはいない。
管直人も、首相という権力を楯にやりたい放題(言いたい放題が近いか)のことをやってはいたが、官僚などの横暴さと比較すれば幼稚園レベルであった。

話を戻して、以前に書いたように、前原誠司前外相が党首になっても、今の民主党では国民の支持を失っていることと、レベルの低い議員しかいないので、短命ではないかと私は考えている。
今回は誰でも考えるように、解散までのワンポイントの首相になるだろうから、できるだけ年配者の方が良いだろうと思っていた。
例えば、渡部恒三最高顧問を党首にすると言うような案である。
あの人では、首相は務まらないだろうと誰もが考えるだろうが、ワンポイントなら務まらないほどの方が都合が良い。
かっての麻生太郎首相のように、ワンポイントで首相になった人が居座ると碌なことがないからである。

今回、民主党代表選に前原誠司前外相が立候補したと言うことは、彼はもう2度と民主党には政権が戻ってこないだろうと判断したのだろうと思う。
それ以外は、立候補する理由が考えられない。
確かに、内閣支持率が15%前後では、非常事態を通り越して絶望的な数字である。
永久に民主党に政権が回ってこないことも、十分に考えられる。
それで、何の用意も無かったが急遽立候補したのであろう。

かって、民主党に期待した人間の一人として、前原誠司を頂点とした民主党の最高の構成を考えてみたいと思う。
まず、幹事長を誰にするかである。
議員の能力の点で判断すれば、小沢一郎議員しかいないのであるが、前原誠司前外相が小沢嫌いである点や、民主党内に小沢嫌いが多いので実現は難しいだろう。
しかし、能力のある人間をまず幹事長に据えなければ、先は見えている。
あの、岡田克也幹事長のていたらくを見れば、明らかだろう。
党内は完全に2分化することになるが、民主党はいつかは分裂しなけれならない党なのだから、良いのではないだろうか。
外部から見た感じでは、反小沢派の人達は評論家タイプが多くて、実務には向いていない人が多いように見える。

他の人事については誰が適当かは不明だが、今の閣僚は全員外すべきだろう。
まともな閣僚だったら、とっくの昔に辞職していなければならなかったのに、あの内閣にしがみついていただけで、失格である。
はっきり言って、能力の無い人達ばかりだった。(だから支持率が落ちたのだが)
国政に関しても、ウルトラCの成果を上げなければならないだろう。
例えば、沖縄の米軍基地移転問題の解決、事実上倒産している東京電力の国有化、目に見える形での被災地の復興、はっきり居住が無理な福島の原発周辺住民の集団移転方法、節電に頼らない安定電源の供給方法の確立、不況の対策(円高対策)企業の海外移転への促進と雇用の促進のための国民の海外移住の抵抗感を無くす方策、原子力発電所の新規建設の停止と原子力発電所の開発や研究の停止(もんじゅなど)、しっかりした放射能汚染検査(農作物など)体制の確立など、もろもろがあるが、今までの管内閣がやっていたような他人任せと放任主義ではなくて自ら実行する必要があるだろう。
残念ながら、今の民主党には人材が見えてこないので失敗するのだろうが、時間の空白はもう勘弁して欲しい。

2011年8月23日(火)
民主党代表選に前原誠司前外相が出馬の意向を固めたようである。
これで、次の党首は前原誠司前外相であるのが、はっきりしたと断定しても良いのではないだろうか。
理由は、フジテレビ系「新報道2001」の世論調査結果を見るだけでも、はっきりしている。

【問】次の首相にふさわしいのは(敬称略)
前原誠司 21.2%
枝野幸男 11.6%
小沢一郎 7.4%
岡田克也7.2%
野田佳彦6.8%
海江田万里4.2%
原口一博1.8%
馬淵澄夫1.6%
鹿野道彦1.2%
樽床伸二 0.6%
鳩山由紀夫0.6%
仙谷由人0.4%
玄葉光一郎0.2%
小沢鋭仁0.0%
その他、分からない 35.2%

疑いを挟む余地のない圧倒的な国民の支持率の違いである。
次の党首になると見られていた、、野田佳彦財務相は三分の一以下で相手にならない。
国民の支持と党内の支持は異なるのではないかとの見方をする人もいるとは思うが、一国の首相を選ぶとなれば国民の世論を無視しては到底無理である。
自民党の西田昌司参院国対副委員長は、「何の反省もなく表舞台に出ようというのは、バッジを付ける人間としてあり得ないことだ」とか言っているが、私の犬の遠吠え以上の遠吠えで献金問題は障害にならない。

私の意見としては、はっきり言って反対である。
前原誠司や原口一博は、将来性が期待できるのではないかとは思ってはいるが、はっきり言って若すぎる。
ひょっとしたら有能ではないかと思われる人達は、こんな管直人にめちゃくちゃにされた民主党で尻拭いをするのはもったいないと思っているのである。
遅かれ速かれ、国民に嫌われた民主党は解散せざるを得ない状況になるだろう。
そして、その後は何年か自民党の政権が続くことになるのだろうが、自民党もあの通りの腐敗しかかっている政党である。
どんなに長くても、4年以上は続かないだろう。
そうなれば、又民主党の出番が来るのは見えている。
なぜ、そこまで待てないのだろうか。

自民党の安倍晋三(あべしんぞう)元首相のように、資質があると期待されながら短命で終わってしまったように、何の準備も無い人間がいきなり首相になったところで、指導力など発揮できないし、まともな運営すら危なかしいものである。
それに、若い首相に対しては、官僚は軽蔑して(馬鹿にして)首相の言う事などまともには聞かない。
私には、どう考えても前原誠司前外相が、国民の支持を得られる民主党に立て直せるとは思えないのである。
それは、余りにも前任者がひど過ぎて、国民は民主党への期待を失ってしまったからである。
こんな状態の民主党を立て直すのは、通常の数十倍の努力をして通常の数十倍の成果を出す必要があるだろうが、はっきり言って無理である。
やはり、民主党は救いようのない国会議員ばかり集まっている集団なのだろう。
安倍晋三の話が出たついでに、彼が民主党の国会議員に対して言っている事を引用しよう。「民主党の方々には『何のために国会議員になられたのか』と言いたい。誰に対して責任を負っているのか問い直してほしい。そうすると、答えはおのずから出る」
答えの出せない民主党の議員は、国会から消えてください。

2011年8月22日(月)
報道 によると野田佳彦財務相が、又無能振りを発揮しそうな感じがする。
記事にも書いてある通り、政府・日銀は4日にも過去最大規模となる4兆5千億円の介入を実施したものの、日本単独だったこともあり、相場は数日で介入前の水準に戻った。
このまま円高が止まらなければ、4兆5千億円の介入は、投機家を潤しただけで、日本はただ損である。
だから、投機的な介入は、野田佳彦財務相のような素人にはとても無理であり、安易に手を出すべきではない。
今回の発表が、ただの脅し的な意味での発言であるのは、私のような素人でも容易に推察はできるのだが、言った手前、民主党の代表選挙の絡みもあって、実行せざるを得なくなる場合だってある。
今の日本には、捨てても良い金などは一切無い。

もし、野田佳彦財務相に人並み程度の才覚があれば、為替介入には世界各国との協調が必要なのは理解できるだろう。
特に、アメリカとの協調は不可欠だと思うが、今の民主党はアメリカとの信頼関係が十分ではなく、日本単独で行うしかないようである。
これでは、又々先を読まれて、頭の良い投機筋を儲けさせるだけである。
日本では、過去最大規模の介入であっても、世界レベルから見た場合は、線香花火程度の影響力しか発揮できない。
これを十分学習した筈なのに、再度行う用意があるなどと言うのは、たとえ口先だけのことだとは言え、笑いものになるだけである。
もし、強引に再度介入して、再度失敗したなら(その可能性は非常に高いと思うが)野田佳彦財務相は即刻辞任しなければならないだろう。
国家に膨大な損失を与える行為は、口先だけで何も出来なかった管直人首相よりも達が悪いかも知れない。

2011年8月21日(日)
8月17日に天竜川で川下り船の転覆事故があって、5人の方が亡くなったようである。
遺体が見つかったからなのか、今日はどこのサイトでも川下り事故の報道は行っていない。
マスコミは管理会社の天竜浜名湖鉄道の安全管理体制がどうのこうのと騒いではいたが、もはや、遠い過去の話で、風のように忘れさられていくのだろう。
マスコミの主張は、救命胴衣の着用義務がある12歳以下の子供に着用させなかった点と、転覆を想定した訓練をしていなかった点で、会社に安全管理について問題があると言う結論である。
法律的に見れば、その通りで裁判所の裁定でも聞いているような感じを受けるのは、私だけだろうか。
政府(国土交通省海事局)の今回の事故への8月17日の対応は以下の通りである。
(1) 転覆事故等を防止するため、慎重な操船の実施を徹底すること
(2) 年齢を問わず乗客への救命胴衣の着用を徹底すること(救命クッションを備える船舶にあっては、転落等の際に救命クッションが体から離れることを防止する措置(例えば救命クッションと乗客の体をつなぐひもを設ける等)を講じるとともに使用方法の徹底を図ること)
(3) 搭載する小児の数に応じて、適切な小児用の小型船舶用救命胴衣を備え、着用を徹底すること
(4) 安全管理規程の届出義務がある事業者においては、上記(2)、(3)の措置の実施を安全管理規程において明記すること
特に目新しい内容はなく、簡単に言えば、救命胴衣の着用を徹底しろと言うだけのことである。

私も過去に川下り船には2,3回は乗船した記憶があるが、転覆の危険を感じたことなどは全く無かった。
若い頃だったので、もう少しスリルを味わえると思っていたのだが、遊覧船と大差がないのが大部分の川下り船の実体だろう。(それで良いのだろうが)
川下り船が運航を開始してから、数十年以上は経過しているだろうから、乗船する人は誰も転覆の危険を意識する人はいない。
航空機なら、運が悪ければ墜落の危険を感じる人は居るだろうが、今時川下り船が転覆することなどあり得ないことなのである。
だから、2歳の子供や80歳の老人でも川下り船に乗るのである。

私などから見れば、23人も乗船した船が完全に転覆して、5人だけの死者で済んだのは奇跡的なことのように思えてならない。
もし、天竜川が激流で水温も低く、水深が深い状態だったら半数の人も助からなかったのではないだろうか。(そんな所なら船は転覆しないかもしれないが)
私は現場の状況が全くわからない状態で書いているが、転覆して流された人達は自力で浅瀬まで泳いで(流されて)助かったのではないだろうか。
もし、川全体が深く、浅瀬の無い急流の川だったら、着衣の水を含んだ重さと水温の低さで多少泳げる人でも助からない。

マスコミのように、運営会社の安全管理の問題で事故は発生したと簡単に結論しないで、もう少し深く問題点がないのかを考えてみようではないか。
まず、船は乗客にスリルを味わってもらおうと、あえて渦に入ることになっている。と言う、運行方法だが、結果論的に言えばこれが原因だろうが、私が若い頃に川下り船に乗船した経験では、川下り船は単調でつまらない記憶しかない。
事故を起こした船の船首にいた勤続7年の船頭大畑茂雄さん(61)の話として、「エンジンをかけ、渦へ入った。渦の流れに沿って船を走らせた後、左にカーブして渦から抜けるが、転覆した船は渦を出られず、なぜか右にかじを取られた。(船尾でかじを操作していた)北橋国幸さん(66)はあわててしまったのではないか」と言っているように、渦の中に入ってもエンジンを搭載している現代の船は、容易に渦から抜け出せる性能を持っている。
エンジンが故障したと言う話は無いので、考えられることは船頭の経験不足と技術レベルの低さである。
報道によると、「天竜浜名湖鉄道は20日夜の会見で、遺体で見つかった船頭の北橋さんの操船歴は、当初説明していた半年でなく、2カ月余りで、操船回数も10回程度だったことを明らかにしている。」とのことなので、経験不足からくるパニック状態になっての操舵ミスの可能性は十分に考えられる。

もう一つの可能性としては、船頭の北橋さんが病気で、一時的な記憶喪失状態になって、操舵ができなかった可能性である。
てんかん症のような例も、最近では頻繁におこっており、タンクローリーが子供達の列に突っ込んだり、踏み切りで止まることなく突っ込んで、踏み切りで並んでいた人が列車にはねられたりしている。
船頭の北橋さんの遺体も見つかって、司法解剖も行われるそうだから、持病があったのかも含めて、明らかになるかも知れない。

今回の事故の問題点や今後の対策の結論を出すのは難しそうなので、このぐらいで勘弁してもらうが、今の私の感覚では今回の事故も原子力発電所の爆発事故と同様に、絶対にあり得ない(と考えられていた)事故だったように思える。
原子力発電所も過去40年間事故がなかったので、これからも事故はないだろうと勝手に考え、電力会社や政府の口車にも乗せられて騙され続けてきた。
今回の事故は、騙されていたいう感覚こそなかったが、乗船する人は川下り船は絶対安全なものだと長年信じてきてしまった。
今回の川下り船の事故で得た教訓は、救命胴衣さえ着用していれば良かったなどと言う単純なものではなく、人間の心の隙間にある油断は非常に危険なものだと言うことだろう。
これは、人間の本質に関わるものであるから、対策方法などは当然無い。(ジェットコースターに乗る人が、座席から放り出される危険を意識して乗っていたら、怖くて乗れないのと同様に、この船は転覆するかも知れないなどと考えて乗船する人は居ない)

2011年8月19日(金)
日本の行政の長が一般庶民と意識のズレがあるのは確かで、単なる意識のズレでは済まされない要素を含んでいる。
ほんの一例だが、今日のヤフーにこんな 報道 が記載されている。
宮城県産肉牛の出荷停止を一部解除と言う読売新聞の記事だが、今頃やっと解除なのかとあきれたが、今の政府では当然(日常的なこと)かも知れない。
それは兎も角、出荷停止の解除を受けた宮城県の今後の対応が書いてあった。

同県の計画では、これまでに規制値を超える牛を出荷したことがある農家や、汚染稲わらの立ち入り調査を受けていない農家については、今後出荷するすべての牛について放射性物質検査を実施し、規制値を下回った牛のみ市場に流通する。
それ以外の農家については、少なくとも1頭の検査を実施し、50ベクレル以下であれば、定期検査の実施を条件に検査なしでの出荷を認める。


この報道に何も感じない日本人は多いと思うが、相当の手抜き対応を宮城県はやろうとしている。
人手が足りないとか言い訳はあるのだろうが、消費者の立場というか常識的に考えれば、最低でも6ヶ月は全頭数検査が必要だろう。
それが、日本国民の食の安全を守り、結果的に県民(農民)の牛肉の信頼を守り、牛肉の出荷を安定に行なわせるために取るべき長のやることである。
こんな手抜きをやるのなら、全農家の牛は、汚染稲わらの立ち入り調査と定期検査だけを行って、1頭だけの抜き取り検査にすれば良いだろう。
この宮城県のやり方には、どこか県のお墨付きのようなものの必要性を感じさせるものがあって、明らかに農家に対する差別行為である。
そこまでして、農家同士を差別しなければならない理由が宮城県にはあるのだろうか。
そして、それ(差別化)は消費者の意識を全く考慮していない。

宮城県の知事が誰なのかは知らないが、こんな官僚思想を持つ人間が長ならば、決して良い結果は生まれない。
たまたま見かけたのが宮城県であっただけで、どこの県知事でもやることは同じだろう。
何しろ、日本人ほど人真似が好きで、右へ倣えばかり好む人間は居ないのだから。

もし、最初から全頭数の検査などやる気がないのに、こんな表現をしているのだったら、いくら従順で、穏当で、飼いならされた国民でも、宮城県に欺かれたと知った時には黙ってはいない。
仮にそうなのであれば、宮城県知事に言っておきたい。あまり、日本人を甘く見ない方が良い。と。

2011年8月18日(木)
16日の日記で民主党の次期党首に野田佳彦財務相が首相指名される可能性が濃厚になったいるようだと言うことと、彼は自民党と公明党と大連立を組む構想であると報道されていたと書いたが、大連立構想には、自民党から消極的な話ばかり聞こえてくる。
それはそうだろう、前回も書いた通り、衆議院解散になれば、民主党の大敗北は誰の目にも明らかであり、自民党の圧倒的な数の単独政権になることが確実だからである。
早い話が、民主党は既に終わってしまった政党なのである。
管直人、岡田克也議員のトップの言葉で言い尽くせないほどの無能振りに加え、枝野 幸男官房長官は記者会見の内容を聞いていると常識外れの発言が多いし、海江田 万里経済産業大臣は福島原発の爆発による電力供給体制について、大臣権限で規制を強化する以外の何の対策も講じることができなかったし、野田 佳彦財務大臣は何度も言っているように無意味な為替介入を見ていればレベルの低い人間であるのが見てとれるし、松本 剛明外務大臣は東京電力が放射能汚染水を海に垂れ流した時に韓国にクレームをつけられた時に、訳の判らない弁明をして大恥をかいたり、最近では竹島問題で韓国の航空機を利用するななどと子供じみたことしかできないし、江田 五月法務大臣は法を守れない法務大臣だし、北澤 俊美防衛大臣は自分の保身ばかり気にして、日本の安全や防衛を本気になって考えられる人ではないし、その他大勢の人は存在しているのかどうかも分からないような人達ばかりである。
国民から多少期待されていた、仙谷 由人内閣官房副長官や玄葉 光一郎国家戦略担当も、能力はなかったらしく、全く存在感を発揮することが出来なかった。
今の民主党には、誰一人として、総理大臣の器(うつわ)と思(おぼ)しき人が存在しないのである。
私などは、今までの自民党の党首を笑えなくなってしまった。

思えば、管直人と小沢一郎議員が党首選挙で争った時が、民主党が生き残れるかどうかの最大で最後の機会だったのだろう。
(管直人よりレベルの低い国会議員はそうそう居ないだろうから)
あの時、管直人を選択した民主党議員や民主党員は、深く反省すべきだろう。
日本に芽生え始めた、2大政党化の夢は、管直人首相によって、木端微塵(こっぱみじん)に打ち砕かれてしまった。
正に、空白で無毛な1年余を日本は過ごしてしまったことになる。

更に管直人政権が続いていたなら、防衛問題(沖縄問題)、農業政策、原子力政策、電力対策、災害復興対策、全てがめちゃくちゃにされていたかも知れない。
ただでさえ落ち目の日本が、2度と這い上がれない状態に追い込まれ兼ねないところだった。
勿論、口先だけの話で実行力のない男の言うことだから、話半分だろうが、それでも言った手前で実行しなければならなくなる場合もある。
有明海の水門の件も、本当に実行したら愚に愚を重ねてしまうことになったのではないだろうか。
ソーラーパネル1000万戸の話は、馬鹿馬鹿しくて笑い話にもならない。
特に最近発言した脱原発の話は、ジョークと呼ぶにはきつ過ぎる。(誰でも脱原発はしたいが)
深い考えや検証する事も無く、思いつきで発言する人間が一国の総理である恐ろしさを、日本人は初めて経験した。
世界広しといえども、これほど低レベルの人が国のトップになっている国はあるまい。

2011年8月16日(火)
無能力総理の管直人首相が今月で首相降りざるを得ない状況になって(本人はまだ未練たっぷりのようだが)、次の民主党の総理大臣が誰かに注目が移っている。
そうは言っても、それは民主党と自民党だけの話であって、国民の多くは今の民主党に期待する人などはいない。
管直人より多少は増しな人間であったとしても、あれだけ民主党のレベルの低さを見せつけられれば、期待しろと言うのが無理というものである。

マスコミの操作があるのかも知れないが、最近のマスコミの報道を見ていると、野田佳彦財務相が首相選でトップを走っているような印象を受ける。
私自身は、野田佳彦財務相については、為替介入の度重なる失敗を見ていると、普通の人以上の才覚は見いだせない。
今の日本では、管直人首相のような低能児(目立ちたがり屋)は問題外だろうが、普通の人でも経済でも外交でも太刀打ちは出来ない。
為替介入が失敗するのも、日本の実力は見すかされているのに、敢えて(セレモニー的に)無駄なことをやっている。
為替介入の失敗でも数兆円は無駄にしたのだろうが、官僚の保険財源の運用失敗の数十兆円(数百兆円だったか)と比較すれば、本人は屁とも思っていないだろう。
ほとんどの国会議員は、金が不足したら税金を上げれば良いぐらいしか、考えてはいない。
管直人首相のように、食事を赤坂近辺ではしごするような人間に、庶民の暮らしを理解しろと言うのが、土台無理な話である。
国会議員は皆、同類だろうが、政治を子供のおもちゃのように扱った、あの人にだけは2度と政治の世界に登場してもらいたくないと思っているのは、私ぐらいだろうか。

江田何とか(さつきだったか)とかいう法務大臣は、死刑反対論者であることを公言している。
信条は個人の自由ではあるが、法律を守れない人間が閣僚を務めることなど出来ないだろう。
しかも、前任者が死刑反対論者で死刑を執行しなかったために、選挙で落選したことを忘れている。
自分の家族が強盗に殺されでもしたら、死刑反対論など一遍に吹っ飛ぶと思っているのだが、自分は宗教論者でもあると思っているのだろうか。
管直人が選んだとは言え、法律も守れないような、ひどい人間が法務大臣をやっているものだ。
こんな人も閣僚を務めるのは無理である。

話を戻すが、報道の通りだとすれば、野田佳彦財務相が首相指名され、自民、公明両党との大連立をすると言うことだろう。
これだけ民主党が国民から嫌われている状況では、それしか生き延びる方法はないのだろうが、今や形だけの民主党に対して、自民、公明両党が簡単に応じるとはとても思えない。
解散総選挙になれば、何もしなくても自民党の政権になるのだろうから、大連立などを組む必要がないからである。
そのプロセスの途中に、大連立があるかどうかだけの話である。

それにしても、なぜ日本はこれほどまでに政治家に恵まれないのだろうか。
まるで、使い物にならない人間が政治家になっているとしか思えない状況である。
昔なら、内容の良し悪しは別にしても、俺なら日本をこうしたいと言う意思を持っている人が政治家を目指していた。

2011年8月11日(木)
民主党の枝野幸男官房長官は沖縄県・尖閣諸島が侵略された場合の対応について、「わが国が有効に支配している。他国が侵略してきたら、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使し、これを排除する」と参院沖縄北方対策特別委員会で述べたと 報道 されている。
口は便利なもので、どんな空威張りでもやる気がないことでも、言うだけは自由にできる。
ただ、私ののような日本人でも、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使などと言うのは、口先だけの事だろうと明確に思えるので、外国から見た場合は、完全に笑いものの発言だろう。
中国でも、アメリカ軍が日本に駐留している間は、安易に尖閣諸島を占領しようなどとは考えないだろうが、やる気があれば赤子の手をひねるよりも容易にできるだろう。
枝野幸男官房長官も侵略は当面ないと判っているから、「あらゆる犠牲を払って」とか、威勢の良い言葉を選んだのだろうが、あらゆる犠牲とは人間の死を意味しているから、無暗には使うべきではない。
こんな威勢の良い発言をすると、中国も尖閣諸島周辺の日本の領海周辺に漁船と共に巡視艇でも大量に出して、日本がどういう対応をするのか、からかってやろうかなどと考えるかも知れない。

本当に自衛隊員の死を賭けて島を死守しようと言う気があるのなら、例え当面の侵略は無いと判っていても、大規模な侵略に対する防衛訓練を尖閣諸島で何度も行うべきである。
訓練も全く無しに、「あらゆる犠牲を払って」などをやろうとすれば、犬死する可能性もあり、枝野幸男官房長官が仮に総理の立場で号令を掛けたとしても自衛隊は全く動かないだろう。
特に今の北野何とかと言う防衛大臣は、自分の責任問題になる事を極力恐れる人のようだから、まず自衛隊に自分の口から発動命令を自分で出すことはないだろう。
では、大規模な軍事訓練を今尖閣諸島でやるべきなのかと言うと、周辺諸国を刺激することは必至であるし、災害復興もまともにできない政府に、軍事訓練をやれるだけの力量も資金もないのは明らかだろう。
はっきり言って、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使と言う発言は空威張り以外の何物でもないのである。
北朝鮮が時折出す、空威張り発言報道と同様なものであり、まともな国家なら決して言わない内容の発言である。
枝野幸男議員も民主党の党首候補の一人であったと記憶しているが、所詮は、指導者の器(うつわ)では無い人間であるのが、随所で見受けられる。
普通の人間であるなら、質問には「尖閣諸島に他国の人間が侵入してきた場合、例えそれが民間人であっても、そのまま放置する事はあり得ない。」と軽く答えるべきであろう。
受け取り方によっては、その方が発言に凄みを感じるものである。
「あらゆる犠牲」などと言う言葉は、政府の人間がやたら口にすべきではない。(こんなのは、常識中の常識だろう)

2011年8月5日(金)
地震による津波で壊滅した仮設住宅の建設もまだ終了していない状況のようである。
政府は阪神淡路震災を手本にして復興計画を作成したようだが、あの地震とは規模も範囲も全く異なっていただけに、あれを手本としたのは、間違いではなかったのかと思っている。
更に対策を遅くしているのは、政府内部では対策方法が考えつかないと言うことで、学者連中に対策方法を議論させていることであろう。
学者と言うのは知識は確かに豊富ではあるが、今回のような大災害に対する過去の経験や知識は持っておらず、対策方法がすんなりとは出てこない。
今回の被害が津波によるものだったので、今後の住宅建設は山の上にするべきだとか言っているが、それはあくまで理想論であって、国土の狭い日本では土地の確保さえ容易ではない。
しかも、その土地は全て国家が所有しているものではないので、対策が進む訳がない。

かなり以前に私が記載したように、仮設住宅の建設も悪いとは言わないが、並行して津波被害のあった場所に公共施設から建設していくべきだったのではなかっただろうか。
それでは、再度津波に襲われたらどうするのだと言われそうだが、高層建築で耐震構造のしっかりした建物は、今回の津波でも崩壊はしなかった。
特に津波に対しては、地上部を吹き抜けにして柱だけの構造にすると、水の圧力に耐えられるのがはっきりしている。
津波のあった場所でも、しっかりした地盤の上にしっかりした構造物なら、地震に対しても津波に対しても、ほぼ安全と考えて良いのではないだろうか。
それに加えて、今回の電力の遮断に対する対策や飲料水の確保、通信方法の確保、災害時の下水処理方法、ある程度の食糧の確保などを考慮すれば、災害が発生しても当分の間は悲惨な生活をしなくても良い。
以前にも書いたので再度は書かないが、災害イコール仮設住宅の図式ばかりに囚われないで、柔軟な思考を政府にもして欲しかった。
仮設住宅ではあくまで仮設なので、満足な居住生活とは程遠いのが現実である。(体育館よりは増しではあるが)

特に今回は財産を全て失った人も多いので、政府がまずしっかりとした永久住宅を津波のあった場所に建設して、無償に近い形で提供することが必要だったのではないだろうか。
政府だけでなく、資金力のある企業にも積極的に被災地に建物を建設させることによって、復興はかなり進んでいたのではないかと惜しまれる。
液状化現象の場所を除いて、被災地を更地にしておくことは考えられないので、政府はもう少し大胆で柔軟な発想をすべきだった。
住民が満足に寝る所もなくて、復興などできる筈がないではないか。
自分の生活に苦労がない連中に、現実的な対策を考えろと言うのが無理であるし、そんな連中に頼む政府も頭がどうかしている。


肉牛の放射能汚染で明らかになったように、福島原子力発電所の爆発では、信じられほどの放射能が原子力発電所の周囲数百キロの土地や海を汚染したのは確かなようである。
肉牛の出荷は停止状態であるし、現在は米の検査をしているようであるが、出荷を停止するのはサルにでも出来るだろうが、政府というものは規制するだけでは存在意味を持たない。
放射能汚染された肉を市場に供給しないのは当然ではあるが、全ての酪農家の肉牛が放射能汚染されている訳ではあるまい。
直ちに肉牛の検査を行って安全な肉は市場にどんどん供給する事が必要である。
検査を政府機関に任せていたのでは、何時になっても進まないから、どんどん民間の検査機関も活用して、安全に肉牛を飼育していた農家は即刻助けるべきである。
農家だけではなく、今の政府のやり方では日本の経済は破綻してしまう。
肉牛だけではなく、乳牛、お茶、野菜、海産物、ありとあらゆる物全てにそれが必要である。
肉牛の出荷は全面禁止します、その分の損害補償は東京電力が行いますと唱えているだけの政府など、即刻解散して欲しいものである。


その東京電力だが、以前にも書いたとおり事実上破産している会社をそのまま放置して本当に良いと政府は思っているのだろうか。
枝野官房長官は以前に東京電力に対する債権を金融機関は放棄して欲しいと無茶苦茶なことを言って恥をかいていたが、仮に金融機関が債権を全て放棄したところで、膨大な原子力発電所の安全対策に必要な費用や、放射能汚染に対する補償費を考えると、とても1社では無理だろうとは素人目でもはっきりしている。
これほど明確に思えるものを、なぜ今の政府は放置しているのだろうか。
問題が表面化する前に、まず、一刻も早く先に述べた肉牛農家を含め、ありとあらゆる直接被害をこうむった所には損害の補償を行うべきである。
中には風評被害や空き巣に入られた被害も補償しろと言っている人がいるので、選別は必要だが早く保障を行わないと日本の経済は完全に破綻してしまう。
みんなの党が原子力発電所の爆発時に言っていたように、あの時点で東京電力は国有化すべきだった。
そうすれば、多少なりとも東京電力からも保障資金を得る事が出来ただろう。
それ以上に事故対策ももっとスムーズに進んでいたことだろう。
みんなの党がそこまで考えて提唱していたのかは疑問だが、そうするのが正攻法だったようである。

今の政府が滑稽(こっけい)なのは、馬鹿総理が注目されたい故であろうが脱原発の方針を打ち出していて、今日の 報道 では以下ような閣議決定をしている。
政府は5日の閣議で、東京電力福島第1原発事故を受けた原発の海外輸出に関し「世界最高水準の安全性を有するものを提供していくべき」とし、政府の原発輸出戦略を継続する答弁書を決定した。
菅直人首相は脱原発依存社会を表明しているが「日本の原子力技術に対する期待は引き続きいくつかの国から表明されている」とした。各国との原子力協力は「国家間の信頼を損なうことのないよう留意し進めていく」と明記した。
誰が文言を考えているのか知らないが、「世界最高水準の安全性を有するものを提供していくべき」とは、よくも恥ずかしくもなく言えるものだと思う。
私のような素人でも、アメリカやフランスの原子力発電所のレベルからは数年から場合によっては数十年は遅れているのが見てとれる。
日本の原子力安全委員会も、安全研究とは程遠いレベルの人が形式的に存在しているのが実態である。
そんな国家が、世界最高水準の安全性を唱えたところで、世界の笑いものになるだけだろう。

勿論、世界には日本よりも原子力発電所の建設で遅れている国もあるのだから、どうしても日本の技術協力を得たいと言うのであれば、提供することに全く問題はない。
ただ、市場原理から考えると日本の技術の売り込みをしても、どうしても技術レベルは低く見られてしまうだろうから、その点は覚悟しなければならないだろう。
少なくとも、原子力発電所の建設プラントが今後の日本産業の起爆剤になれるかどうかは疑わしい。
もし本気で原子力発電所の売り込みをしたいのなら、今後東海地震が発生した際に、原子力発電所がびくともしなかった後の方が良いだろう。
多くの日本国民は、巨大東海地震が発生した際には、数か所の原子力発電所が爆発するのではないかと恐れおののいている。
馬鹿総理でなくても、脱原発をしたいのはやまやまなのであるが、簡単にそれが出来ないことで悩んでいるのである。
即刻に全原発の停止に賛成しているのは、ボケかっかった社民党の福島おばさんぐらいで、何でも反対の共産党でさえも、即刻脱原発は現状では無理であると結論をしている。


2011年8月2日(火)
管直人首相が居座り続けた結果、民主党の名前を聞いただけで毛嫌いしてしまう日本人が多くなってしまった。
今後、民主党の中からどんなに優れた政治家が現れたとしても、3年は政権を取る事が出来ないだろう。
ひょっとしたら、それは5年以上なのかも知れないし永久かも知れない。
あれだけ無能振りを見せつけられてしまうと、党首が変わった程度では誰も見向きもしない。
2大政党化することは、マンネリ化して腐敗した自民党の一党独裁政治から脱却できるので、喜ばしいことだと思っていたのだが、一人の幼児性低能児によって、めちゃくちゃにされてしまった。
日本は今後数年間は衰退をし続けることになるだろう。

国会だけでなく、こんな馬鹿な男に総理を辞めるように家族でも良いから忠告する人間がいないのかと思っていたら、首相夫人が海江田産業相が7月29日の衆院経産委員会で即時辞任を求められて涙ぐんだことを評して、「泣くような人に大臣は務まらない。私だったらそんな人とはさっさと別れるわ」と言い、管直人には「あなたが泣いたら別れるわよ!」と宣告したという。
管直人首相が強引に居座っている要因には、この夫人の存在もあるのかも知れない。
この亭主にして、この嫁ありきで救われない者同士が結びついているのだろう。
管直人に泣けるだけの感情があったら、とっくの昔に総理の座を退いている。
ひょっとしたらこの女は、今もファーストレディのつもりで、ダイエットに励んでいるのかも知れない。

今後、民主党の看板を掲げて選挙に立候補したのでは勝ち目がないので、民主党の国会議員はどうすれば良いのか考えているだろう。
幸い民主党が駄目だからと言って、自民党の評価が高くはないので方策はあるだろうと思う。
ところで、自民党が国民の人気を取り戻すには、今の谷垣総裁ではひ弱過ぎて無理である。
指導力のある人間で国民からもそこそこの人気のある人を総裁に迎えなければならない。
常識的に考えて、もっとも手っ取り早いのは石原東京都知事を自民党の総裁に据えることである。
当の石原知事は「Too late」と言ったそうだから、実現は無理だろうが、これなら間違いなく自民党は今後数年間は政権を維持できる。
石原知事が特に優れた人とは思っていないが、少なくとも存在感と最低限の実行力はある。
今の東京都の財政が健全なのも、石原知事を頂点としたブレインが備わっているからだろう。
残念ながら、今の自民党にはそんな人材は存在しないようである。
私が言うまでもなく、今の民主党では国家財政を破たんさせるのは時間の問題になってしまっている。

次に常識的に考えられるのは、自民党と民主党から有能な人が抜けて新しい政党を創ることである。
問題は、両党にも有能な人は数多いとは思うが看板となる人が存在しないことだろう。
本来なら、小沢一郎議員が看板になるべきなのだが、管直人首相一人を排除できないようでは、とても人望を集めることは無理である。
私は小沢一郎議員が表面に出て活躍する時期は逸したと考えている。
こんな状況で党を離れて新しい党を結成しようなどと考える民主党議員は居ないのではないだろうか。
他には、今の民主党には人を引っ張れるだけの人材は私には見出せない。

後、考えられる可能性としては、民主党や自民党の有力議員がみんなの党に入党して渡辺喜美議員を総理として擁立する方法である。
既成の政党では、公明党や社民党、共産党では論外なので、みんなの党しか残っていない。
保守的な日本人には、最も受け入れ難い方法だが、党首候補が居ない状況で揉めないで結束するには適しているだろうと思う。
能力が全く不明な渡辺喜美議員を総理大臣とするには危険な賭けではあるが、管直人よりひどい人間はいないだろうと思っている。
ひょうたんから駒の可能性もあるのではないかと思っているのだが、甘すぎるだろうか。
このまま、ずるずると管直人首相が居座るのでは、日本は回復不可能な絶望的な状況に陥ってしまうだろう。
それだけは自信を持って言える。


2011年7月25日(月)
日本人の欠点を挙げるとしたら、やたらと自分達が他の国の人達よりも優れていると錯覚している点にあるだろう。
この意識は明治時代の富国強兵政策の時代には必要なことだっただろうが、今は日本が取り立てて軍事力を強化しなければならないとも思えないし、そんな余裕もないだろう。
戦後に日本が復興するためには、政府としても自国民を特別な民族だと高揚させる必要があったかも知れないが、現代はそれが日本が他国に遅れを取る要因になっている場合が多いようである。
言うまでもなく、現代の戦争とは軍事力の規模を競うものではなく経済戦争であり、他の国より優れた技術をいち早く開発し、製品化し、輸出することである。(軍事力で他国を統制しようとする国家も少なからず存在する)
戦後はラッキーな面もあって順調な発展を遂げてきたが、今や陰りどころか明らかに衰退しているのが誰の目にも明らかになっている。
政府やマスコミがやたらと日本人を高揚した結果、日本人は慢心したと言うか安堵感に浸ってしまったと言うか、一部の企業を除いてまともな努力をしなくなってしまった。(政府の政策の影響もあるだろうが)

昨日から始まったテレビのデジタル化技術も世界から大きな遅れを取ってしまっての対応だったし(日本は次世代のテレビをハイビジョンと考えていた)、半導体メモリー分野では日本は韓国や台湾から駆逐されてしまったし、リチウム電池の分野、太陽光パネルの分野でも先は非常に暗い。
私はほとんど知らないが、化学や医学の分野でも同様な傾向なのではないだろうか。
日本人がこれほどまでに舞い上がった民族になってしまった原因の責任は、先に述べた政府やマスコミにある訳だが、もうそろそろ日本人は自分で自分を考えても良い時期に入ったのではないだろうか。
以前に私はこんな国民性を飼いならされた国民と呼んでいたが、政府やマスコミを御主人様と信じて行動するのは、非常に危険な時代に入っていると考えて良いだろう。
ご主人様と呼んでいる人達の醜態振りを見れば、それが判る筈である。

私は団結した行動が悪いとは決して思わない。
軍隊や組織には団結した行動は不可欠であるのは言うまでもない。
しかし、団結した行動が威力を発揮するのは優れた指導者が居ての話であるのを忘れてはいけない。

2011年7月20日(水)
日本人の欠点を挙げるとしたら、燃え上がり易く覚めやすい点にあるだろう。
つい最近までは、ランドセルを施設の子供たちに贈るのが流行した。
行為自体は決して悪いことではないのだが、一時的に大量のランドセルばかり贈られた施設では困惑するばかりだったろう。
施設の子供たちを援助したいと本心から思っているのであれば、何年も継続して金銭を寄付するとか、施設の子供たちの待遇を改善するための広報活動や募金活動をやるべきだろう。
今年の流行だからとランドセルを寄付して良い気分になるだけなら、単なる自己満足に過ぎない。

最近の異常なまでの燃え上がり方は、何といっても「なでしこジャパン」の優勝だろう。
世界の頂点に立つなどとは、選手を除いて誰も想像できなかったことだろうと思う。
選手は強運があったと言っていたが、運だけでは優勝は出来ない。
日本の女子サッカーを取り巻く劣悪な環境が、彼女たちのハングリー精神を高め。底力を与えてを与えてきたことは確かだろう。
いかに彼女らが、恵まれない環境にいたかを示す、女子サッカーの観客動員率を記載したサイトの内容を以下に抜粋しった。
1.浦和レッドダイヤモンズレディース: 15,302人
2.TEPCOマリーゼ: 14,794人
3.日テレ・ベレーザ: 8,477人
4.岡山湯郷Belle: 8,414人
5.福岡J・アンクラス: 8,330人
6.アルビレックス新潟: 8,169人
7.ASエルフェン狭山FC: 6,170人
8.INAC神戸レオネッサ: 5,238人
9.伊賀FCくノ一: 3,650人
10.ジェフユナイテッド市原・千葉: 3,510人
まるで、1試合の観客動員数ではないのかと見間違うほどの惨憺たるものである。
彼女らのレベルが低くて見ていられないと言うのなら、多少は理解できるのであるが、今回の世界を相手に戦った試合を見ていると、私のようなサッカーに疎い者でもレベルの高さは十分に認識できた。

民主党の蓮舫議員が、ツイッターで「すごいぞ、なでしこジャパン」のような意味の事を書いたら、ブーイングの嵐だったそうである。
彼らの言い分は、自分は国会議員のボーナスで600万円以上も貰っているのに、国としては何の支えも行っていない女子サーカーに対して、勝っている時だけはやし立てるのは不謹慎だと言うことらしかった。
そう言えば、名前は忘れたが文部大臣なんかも、これからは女子サッカーの育成にも力を入れていくとか語っていたようだが、結果が出ないと何も出来ない大臣では使い物にならない。
今の内閣のレベルでは相応の発言とあきらめるべきだろう。

今回の躍進のきっかけとなった報道記事があるので紹介したいと思う。
沢穂希主将(32=INAC)の主張が、大躍進の原動力となった。
08年北京五輪で銅メダルを逃して帰国した後、沢ら代表メンバーは、当時の犬飼基昭・日本協会会長の食事会に招かれた。
その席で沢は、女子サッカーの厳しい現状を報告し、協会のバックアップを要求した。
技術で互角でも、体格で勝る欧米に苦戦する現状を打開するには、普段から体格の大きい相手と一緒にプレーするのが一番の解決策だった。
当時は、簡単に挑戦できなかった。
男子と違い女子はビジネスとして成り立ちにくく、代理人が付かず、海外のクラブを探すのは難しかった。
月給20万円以下では、異国で生活するのが難しかった。
食事会の席で沢は、全選手を代表して犬飼会長に「協会としてチームを探してほしい。
また生活面でバックアップしてほしい」と要求した。
犬飼会長は「なんとかする」と約束し、特別予算として1500万円を確保し、ドイツ在住で元浦和監督のブッフバルト氏とアドバイザー契約を結び、チーム探しを一任した。
その制度で、複数の選手が海外に渡った。体格差の恐怖は徐々に埋まり、今は互角に渡り合えるまで成長した。
今大会前に沢は犬飼氏に「頑張ります。見ててください」とメールを送った。
同氏は「大会を楽しんでね」と送り返したという。

ここには、大人と大人の会話があり、私は心が温まる感じを受けた。

今更馬鹿な連中の揃っている内閣の話を書くのは、それこそ馬鹿馬鹿しい気分になるのだが、書かずにいられない報道があった。
政府・民主党内で国民栄誉賞の授与を検討していると言う内容である。
「なでしこジャパン」が国民栄誉賞に値しないとかいう話ではではない。
国民栄誉賞の趣旨から言えば、「なでしこジャパン」だけでなく、他にも多くの受賞対象者や団体は多い。
私が問題だと思っているのは、国民がフィーバーしたからと言って、やたら国民栄誉賞を与えたがる政府の姿勢である。
これでは、「なでしこジャパン」の人気に便乗した政府の人気取り政策ではないか。
それに、これからオリンピックも控えていると言うのに、国民栄誉賞などと言う訳の判らない物を与えてしまったら、選手が到達感を持ってしまって、今までのハングリー精神を失ってしまうのではないかと懸念してしまう。
「なでしこジャパン」が国民栄誉賞を欲しいと望んでいるのなら、受け取って良いとは思うが、今までの「なでしこジャパン」の姿勢とは根本的に異なるだろう。
イチローのように、きっぱりと辞退して欲しいと願っているのだが、政府の機嫌を損ねたくないと考えるだろうから、多分無理だろう。

これからの成長も大いに期待できる若い人達に、国民栄誉賞と考える管直人首相や現内閣は、本当に救いようがない連中である。
まさに、幼稚園児にも劣る発想と言わなければなるまい。
あんた達は、もう少しまともな震災復興や原発事故対策ができるよう考えているだけで良い。

2011年7月11日(月)
日本人の欠点を挙げるとしたら、自分の感情をストレートに出すことができない点にあるだろう。
日本人が考える感情をストレートに出すと言うのは、ついかっとなって人を殺すとか悪い面ばかり捉える傾向があるが、そんなに激情的に捉えなくても。悲しい時に泣き、嬉しい時に笑うのも感情をストレートに出す行為である。
世界中の大部分の国民は、感情をストレートに出すことができるが、なぜか日本人にはそれができない人が多い。
出来ないと言うよりは、感情をストレートに出すことに躊躇してしまう人が圧倒的に多いというべきだろう。
なぜ、こんなことになってしまったのかと言うと、自分の感情をストレートに出す行為ははしたないとか、子供じみているとか、要は人間的に未成熟な人がやることだと教え込まれてきたからである。
誰が教え込んでいるのかと言えば、教育機関(政府)であり、マスコミである訳だが、こんなものを美徳と考える風習はそろそろ終わりにしても良いのではないだろうか。

全ての人間が、自分の感情の赴くままに行動をしていたら、確かに社会は荒廃してしまうが、感情を素直に出すと言う行為と感情のままに行動すると言う事は直結はしないだろう。
不適切な例えかも知れないが、お金が欲しいと感情に出す行為とお金が欲しいから銀行強盗をする行為とは別であると考えるべきだろう。

自分に感情を素直に出せない国民性を、私は飼いならされた国民性と以前から呼んでいる。
飼い慣らす人は、時の権力者(政府)になると思うのだが、飼い慣らされると言うのが実に危険なことだったと国民が思い知らされたのが、福島原子力発電所の事故だったろうと私は考えている。
正直、私も原子力発電所のあのような事故は絶対に起こらないものだと信じ込まされてきた。
もし、原子力発電所の爆発事故などが起こるとすれば、テロ行為によって誘導ミサイル攻撃でも受ける場合ぐらいだろうと思っていたのである。
恐らく99%の国民は、私と同様の考えを持っていたのではないだろうか。
まさか、自分が時限爆弾を抱え込みながら生活をしているなどとは、誰も考えることはあるまい。
余りにも代償は大きかったが、福島原子力発電所の大惨事は、日本の国民を目覚めさせるには十分な効果があった。
もう、班目 春樹(まだらめ はるき)委員長が、どんな安全基準を示そうが誰もまともに信じる事はない。
あんたが、もう少し増しな人間だったら、福島原発の事故は多分防げただろうと、声を大にして言ってやりたい。

これも、つい最近私が感じて指摘したことであるが、NHKと言う報道機関は、実は政府のお抱え機関と呼んでもおかしくない程に政府の顔色(意向)を伺って報道する機関であるというのが判ってきた。
当然ながら国営放送ではないから、常に政府に有利な報道ばかりしているのではないが、それ故に非常に報道内容を見分けにくい。
政府の立場から見れば、まさに国営放送として理想的な報道のやり方をしていると言えるのではないだろうか。
私は、NHKには何の恨みも持ってはいないが、国民の教育機関(飼いならす機関)としては重要な役割を担ってきた放送局だろうと思っている。
早い話が、日本の国民の多くはNHKの報道内容をマニュアルとしながら、自分の考えとして述べているのである。
少なくとも、今年の3月11日までは、それでも何の問題もなかった。
しかし、幸か不幸か、私と同様に多くの国民は今目覚めさせられてしまった。

NHKの体質を表している報道があるので紹介しようと思う。
何の変哲もない、普通は軽く聞き流す 報道内容 である。
今回の震災の犠牲者が明治三陸地震よりは軽微でしたよと言う内容である。
補足説明をすれば、今回は大震災と言われているが、明治三陸地震よりは犠牲者が少なかったので安心(慰めに)してくださいとか、今の時代は昔よりも進歩しておりますよと言いたいのだろうと思う。
なぜ、こんなつまらない内容を報道しているのかと言うと、こんなありふれた内容の中にも、国民を少しでも安心感を持たせたいとする意味深な部分が含まれているのである。
付け加えるならば、今回の震災の対応の遅さやまずさを緩和したいとする政府の意図が少なからず織り込まれていると考えるべきでしょう。
常識的な考えを持つ人ならば、明治時代の震災と現在の震災とで犠牲者が大差なかったことに唖然とするのが普通でしょうが、NHKでは昔よりは増しだったから喜べと言わんばかりです。

福島原子力発電所の事故も、チェルノブイリの事故よりは日本の事故の方は軽微で済んだと報道しています。
これも、一般的常識から考えれば、チェルノブイリ事故からの教訓を日本は何も学べなかったと考えるのが普通です。
いったい、チェルノブイリ事故から何年を経過したと考えているのでしょうか。
勿論、NHKだけではなくて、民間の放送局も大同小異であるのは言うまでもありません。
私がこの放送局を取り上げるのは、この放送局を国民を代表する中立的な放送局であると考えている人が圧倒的多数だからです。

暇な人は、NHKの報道内容をじっくり吟味してください。
何でもない報道の中に、おかしな内容が時々含まれているのに気が付くと思います。
例えば、各都市の空気中の放射線量なるものを毎日発表しております。
今時、空気中の放射線量が問題となるほどのレベルなら、我々は生きてはいけません。
どこかの原子力発電所が爆発でもしたのなら、放射線量を測るまでもなく直ちに報道されるでしょう。
誰のための何の目的でやっているのかは謎ですが、問題とならない量であるのが判り切っていて、報道をしているとしか思えません。
このような例はいくらでも挙げられると思いますが、私にとってはどうでも良いことなのでこのぐらいにしたいと思います。

2011年7月4日(月)
管直人首相の無能振りばかり書いていると、反吐(へど)が出そうな気分になるので、今日は水死事故の話を書きたいと思う。
兵庫県明石市のため池「野々池」で小学生の男児3人が水死した痛ましい事故がありました。
夏の今の季節では珍しい事ではないのですが、このような場合の学校の対応方法はマニュアル化されていて、全校児童を体育館に集めて、命の大切さを説くと言うものです。
これは、いじめで自殺した生徒がいる場合などの場合の対応のやり方のようですが、溺れて水死した場合も同様の対応をするようです。
ここの男児らが通う市立二見北小学校では、高月孝之校長が児童約800人に、3年の赤間翔太君(9)ら3人が死亡したことや事故の経緯などを報告した後に、全員で黙祷(もくとう)をささげ、高月校長が「大切な命を傷つけたり、なくしたりするのは絶対にしないでください。危険な場所に近づかないことが、自分の命を守ることにつながります」と、言葉を詰まらせながら呼びかけた。と報道されておりました。
このやり方で、特に大きな問題点は無いと思いますが、好奇心の旺盛な小学生に、「大切な命を傷つけたり、なくしたりするのは絶対にしないでください。危険な場所に近づかないことが、自分の命を守ることにつながります」と諭すのだけは無理でしょう。
これで、何でも言う事の聞く小学生だったら、大人になっても人の真似しかできない、つまらない人間になってしまうでしょう。

今回の事故で、誰かの責任を問わなければならないとしたら、「野々池」を管理している人でしょうが、一応柵も設けられておりましたし、立札もあったようですから、法律的には責任は問えないと思います。
それでは、どうしたら今回のような事故は防げたのでしょうか。
事故を100%防ぐ方法は無いと考えるべき(今後、この場所を100%安全にする方法はありますが)でしょうが、法律的には有効な柵とか立札の発想を止めるべきでしょう。
子供の視点に立てば、こんなものは目障りではありますが、安全に対して有効性はありません。
今回の事故がどのようにして起こったのかの状況説明はありませんので、あくまで推定ですが、一度に3人の子供が溺れたとは考えにくいと思います。
もし、池の周りに長い竹竿や浮き輪替わりになりそうな丸太があったなら、一人が溺れたとしても、残りの小学生が助けてあげることもできたのではないでしょうか。
私が強調したいのは、安全を維持するのは柵とか立札では決して無いだろうと言うことです。

大人の発想では、こんな危険な池は取り壊してしまえとか、池の上部を金網で覆えとか、蓋をしろだとかになるのでしょうが、子供と言うのは何度も危険な目に合いながら成長してゆくものです。
私も子供時代は何度も溺れて助けられたことがあります。
大人は、子供に危険な場所に近寄らないようにしたり、危険を完全に取り除くことばかり考えないで、子供の視点から見た安全対策を考えるべきでしょう。
そうしないと、子供はまともな大人にはなれません。
子供の成長には、多少の危険は必要であるとも取れる私の考えは、今の一般的な日本人の親から見れば、常識を逸した人間としてつまはじきにされる事は承知の上で述べております。

2011年7月2日(土)
福島原発の事故による関東地域への電力不足に対して、国民の全面的な協力姿勢には頭が下がる思いがする。
日本民族には、苦難に対して団結して事にあたろうとする習性が備わっているのだろう。
私も節電に協力しようかなどと考えてしまうのだが、私の部屋にはクーラーも無いし扇風機すらない。
こんな生活では、節電できるのはパソコンを止めるぐらいである。
ただ、これは生活必需品とも呼べるものなので、簡単に止める訳にはいかない。

私の事はどうでも良いのだが、これだけ国民が協力していると言うのに、電力事情を好転させる先が見えないのはどうしてなのだろうか。
夏場を乗り切ればしばらくの間は電力消費は減るだろうが、寒い冬はすぐそこまで来ているし、来年の夏はどうしようというのだろうか。
今の馬鹿総理はソーラーパネルを1千万戸設置するとか大ぼらを外国で吹いていたが、この男は夏までの寿命だろうから、そんなことは今更どうでも良い。
肝心の電力会社と言えば、原子力発電所を止めているからこのような事態になるのだと、電力事情の緊迫をむしろ喜んでいる節さえ伺える。
恐らくは、利益率の高い原子力発電所を早く動かしたくて、うずうずしているのだろう。
電力業界と言うのは、日本産業が疲弊して、国民の生活が苦しくなる一方でも、自分たちさえ当面儲かればそれで良いと考える連中である。

福島の原発事故で得た教訓は、原子力発電所は極めて危険な存在であることと、日本の原子力行政に関わる人達や原子力施設の建設に携わる人達の信じられない程のレベルの低さだった。
確かに福島の原子力発電所の爆発は大惨事ではあったが、直接の死者が出なかったのは不思議なぐらい奇跡的であった。
不幸中の幸いだったのは、福島は震源からかなり離れていたことだったろうと私は思っている。
もし直下型の地震が発生していたのであれば、チェルノブイリ原発に匹敵する大惨事になっていたのではなかったかと思う。
今の政府は、35年振りとかの電力制限令とかを発令して得意になっているが、本当にこのまま何も手を打たなくても良いと思っているのだろうか。
暑さに耐えきれなくなった国民が、しびれを切らして停止中の原子力発電所の再開を認めれば収まると考えているようだが、そんな甘い考えが果たして通用するのだろうか。

安定した社会保障の実現のためにとか唱えていた消費税の10%の税率アップも、今は社会保障の安定財源どころかアップアップ状態の復興財源確保のための当面の値上げ幅になってしまっている。
あの馬鹿総理では、10%どころか20%も30%も消費税をアップさせられてしまっていただろう。
悪代官と重税に喘(あえ)ぐ農民の図式は、時代劇の世界だけで十分である。
やはり、国家の総理となるべき人は、しっかりとした財政観念の持っている人が必要である。
そのような人なら、国家を疲弊させる電力使用を制限させる発令などは決してしないだろう。
仮に、今年発令したとしても、今年の冬や来年の夏までにどうするのかの、はっきりとした道筋を立てているものである。

単に目立ちたいだけのために、まだまだ開発途上段階のソーラーパネル設置などを唱えたりもしないし、確率が87%どうのこうのと訳の判らない理屈で原子力発電所を止めたりもしない。
永久に原子力発電所を停止させたのなら私も尊敬するのだが、せいぜい1、2年の見せかけだけの行為である。
真の指導者なら、日本の危険な原子力発電所を稼働させないで、産業を復興させる方法が無いものかを必死で考えている筈である。
偽物ばかりが蠢(うごめ)いているのが、今の日本の政治の実情である。

2011年7月1日(金)
6月18日にフランスのパリ近郊のシャルル・ドゴール空港で、静岡県産の緑茶から基準値の2倍を超える放射性セシウムが検出されたことが気になっていたが、予感が的中してヨーロッパ(EU)全体に日本に対する放射能汚染を警戒する動きが強まったようである。
これは、日本の食物製品の輸出にも大きく影響を与えるのは間違いがないし、日本の信用を失ってしまうことが何よりも手痛いことである。
当事者の静岡県の川勝平太知事は、「飲んでもまったく問題ないが、早急に輸出ルートを調査する」などと言っていたが、まともな調査などやってはいないだろう。
静岡県の調査では、放射性物質は飲用茶にすれば製茶段階の約100分の1程度に希釈されることが判明しているから安全だとか言っているが、こんな言い訳が世界に通用する訳はなく、お茶は全て飲用にするものだなどと考えること自体がおかしい。
EUが規制するのは当然であり、適当な言い訳をつけて安全を強調する日本はまともではないだろう。
日本の政府が、この問題を調査したという報道記事は見かけないので、恐らくはほったらかしにしていたのだろう。

日本に住んでいる者から見れば、福島の原子力発電所の爆発事故で、なぜ静岡のお茶が汚染されるのかが判らない。
あれだけ福島県とは距離が離れているのに、お茶が雨などによって汚染されたのだとしたら、福島原発のの爆発事故は、関東全域を危険な状態になるほど汚染したと言うことになる。
そこまで汚染されたとは、私には信じられない事なのだが、事実としたら大変な事態だろう。
他に考えられることは、静岡県産のお茶は、実は他県で生産されたお茶とブレンドしたものだとかなら説明がつくが、それならまた別の問題があることになる。
EUで失ってしまった信用は取り戻せないだろうが、これ以上信用を落とさないためにも、原因は十分に調査すべきだろう。
日本のように、安全を強調するために政府関係者が静岡県産のお茶を飲んでいる映像を流せば事が収まると思っているのなら、世界の笑い物になることになる。
そう言えば、管直人首相は福島でそのような事をやっていたような気がするのは、気のせいだったろうか。

2011年6月23日(木)
馬鹿総理の管直人首相については、日本の常識になってしまったので、今更書く必要もないだろう。
民主党の誰一人として、こんな低レベルの男を排除できないのにはあきれるが、所詮民主党は低レベル政党だったと言うことだろう。
輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長は、「今日は1年で一番昼間が長い日。明日からどんどん日が短くなる。民主党政権もどんどん短くなり、それは国民を不幸にする…」と言っているが、その通りである。
日本に民主党と言う政党があったことなど、早く忘れてしまいたい。

班目 春樹(まだらめ はるき)とか言う内閣府原子力安全委員会委員長は、福島原発の事故の責任を取ってとっくの昔に辞めているものだと思っていたら、原子力安全指針の見直しをやるのだと言って会合を開いている。
あれだけこの人のレベルの低さが露呈していると言うのに、全くお咎めがないと言うのは不思議と言うべきか異常だろう。
この人を処罰することは、管直人の責任問題も浮上するので手をつけられないのだろうが、こんな人が仮に何百回会合を開いて原子力発電所の安全指針を示したところで、それを誰もまともには受け取らないだろう。
再度同じような地震が起これば、ほとんどの原子力発電所では施設の破壊や爆発が起こるのではないかと、日本国民の多くは考えている。
理由は、何といっても安全基準とか言うものの考え方が非常に甘いし、熟考されて作成されているものではないからである。
今まで事故が起きなかったのは、まぐれに近い奇跡的なものであった。
次の地震が何か月後か何年後に発生するのかは判らないが、福島原発の比ではないほどの惨状になるのではないだろうか。
日本が原子力発電所の建設に向いていないのは、地理的条件からも技術的レベルの低さからも明らかである。

この間も書いたが、福島原発の放射能の汚染水を溜める場所が無くなって緊急事態になっているのに、誰も何とも感じないのには驚いてしまう。
東京電力では、「5日間の余裕ができた」とか悠長なことを言っているが、目途がたったと言う訳ではあるまい。
5日間でどうにもならない状況になったらどうするのかの方策が示されていないが、地下水の中に放流(既に漏れている?)するのか、海に垂れ流すのかはっきりした説明をしてもらいたいものである。
地下水の中に圧力を掛けて放流すれば、数十年〜数百年はバレないと思うが、まともな人間のやることではない。
地下水を利用している施設は多いので、どっかの温泉に入った人から癌患者が多発したとか、被爆したとか考えただけでゾッとする。
まさか、どうするのか全く考えていないなどとは言わせない。
今の政府がもう少しまともだったら、こうなる前に対策の1つや2つは取れたと思うのだが、自分の延命しか頭に無い管直人に期待するのは夢のまた夢である。

2011年6月21日(火)
駄々子総理の管直人首相は、結局は現閣僚の一斉辞任で辞めざるを得なくなるものと私は踏んでいるのだが、どうだろうか。
その閣僚の中で、北沢俊美防衛相は、今もって管直人を擁護するするような発言をしているのには少々驚く。
レベルの低い閣僚だと言ってしまえばそれまでなのだが、防衛庁と言えば国家の安全を守らなければならない要職なのだが、こんなレベルの人間がトップにいるのだから、日本も末である。
この人の過去の言動を調べて見たら、問題発言がボロボロ出てくる。
福島原発の事故の時に、東電の社長が自衛隊機で上京しようとしたのを差し止めたのもこの男だし、原発のヘリコプターの注水作業の時は、事故になった場合を想定してか、決断したのは自分ではなくて統合幕僚長が判断したとか言って問題になっている。
国会議員と言う連中は、自分の身の保全にはことのほか注意を払うものだが、ここまで人の責任にしたがる大臣も珍しいのではないだろうか。
意味のない沖縄訪問と言い、無能振りは管直人に匹敵する人間のようである。
これだけ無能な人間は、沖縄の基地建設は強制執行などと言う暴挙もやりかねないので、できるだけ早く役職を解任したほうが良いうように思う。
きちがいに刃物の例え通り、能力の無い人間ほど危険な存在はない。

2011年6月19日(日)
福島原子力発電所の状態は、日ごとに悲惨な状態になっているようで、最近では汚染水が溜まる一方で、肝心のアメリカ製とフランス製の汚染水の浄化装置も余りの汚染状況のひどさで5時間で使えなくなったらしい。
東京電力では、1週間もすると汚染水を保管するための場所が一杯になって、保管場所がなくなると言っている。
政府も国民も東京電力に任せっぱなしなのだが、一体、東京電力ではどう対処するつもりなのだろうか。
東京電力はほとんどやる気を失っているようようにしか見えないのだが、困った挙句には地下水にでも汚染水を垂れ流すつもりなのだろうか。
以前のように、低濃度だからだとか理由をつけて海に流す訳にはいかないだろう。

それと、福島第1原発2号機の原子炉建屋は湿気がひどくて作業ができないので2重扉を開放したらしい。
これによって放出される放射性物質の推計値は18億ベクレルとか巨大なものだが、東電では「環境への影響はきわめて小さい」とか言っている。
勿論、数値も内容も信用できる話ではない。
最近では、静岡県産のお茶がフランスへ輸出したら放射能汚染度が高くて処分されたそうだから、日本での放射能汚染の状態はかなり広範囲で深刻な状態なのだろう。
SPEEDIでの観測を政府が発表しなかったのは、そんなこともあったからではないだろうか。

今なら私でもどうやれば良かったのかぐらいの話はできる。
放射能漏れを起こした時点で、東京電力は国の統制下に置くべきだった。
今の政府では無理だったろうが、そうすれば東京電力の財産の保全もできただろうし、何よりもこんな放射能の垂れ流し状態にはならなかっただろう。
放任主義の管直人が退陣後には、東京電力は国家管理に近い状態に成らざるを得ないと思うが、もっと早くからやっておれば東京電力に食い逃げされることもなかった。
今すぐにやらなければならないことは、まず管直人を追い出してから、放射能汚染水の処理をどうするか国家レベルで考えることだろう。
東京電力がアップアップしている状態なのは、私のような部外者の素人レベルの人間にでも見て取れる。
どうやら、手遅れに近い状態のようだが、これ以上日本を放射能まみれの低レベル国家にする訳にはいかないだろう。

それと福島原発周辺には人は住めないと正直に告知すべきである。
原発から20Kメートルの範囲と汚染のひどい北西部になるだろうが、少なくても10年程度は人は住まない方が良い。
それから、福島県知事の佐藤何とかという知事に、福島原発の近くに放射能汚染処理施設を建設することを即刻通告した方が良い。
そうしないと福島原発の事故の処理はいつまで経っても進まない。
頭の悪そうな知事だから、説得には時間が掛かりそうだが、国家が介入しないと福島原発の状態は改善しないだろう。
多少の補助金でもちらつかせれば、あの知事なら受け入れるのではないだろうか。
受け入れなければ、福島には今後人が住めなくなるだけの話である。

諫早湾の話も最近出始めているが、馬鹿総理が開門するなどと言ったことに起因している。
そもそもは、自民党の金に目が眩んだ連中があんな愚行をしたのだが、今更開けるとなると愚行の上塗りをすることになるだろう。
あそこを閉めた事は、漁業に大きな影響を与えたであろうことは容易に想像できるが、今更開けても回復には数十年は掛かるだろう。
愚行であっても、今は農業は出来ているのだから下手に開門して農業までも駄目にしてしまう必要はないだろう。
こんな小学生でも想像できる事が、幼稚園レベルの首相には理解できないのだろう。
もし、自分が幼稚園レベルでないと思っているのなら、開門する意義を述べて見なさいよ。

2011年6月13日(月)
菅直人首相は、相変わらず首相を辞めたくなくてしょうがないようだが、後継の首相人事が固まり次第、周りから首相の座を引きづり降ろされるのは明白である。
今の首相を見ていると、木にしがみついて駄々をこねている幼児そのものである。
育つ環境が悪かったのか、育て方に問題があったのか、大人になっても幼児性を拭いきれない。

その後継人事だが、改めて見直しても、今の民主党には首相の器(うつわ)と目される人が見当たらない。
仙谷由人官房副長官は、次期代表選で野田財務相の擁立すると伝えられているが、私のような部外者の視点から見ると、野田佳彦財務相は例の為替相場の介入で大恥をかいた張本人でもあり、無能振りは既に露呈している人である。
確か、自民党の偽メール事件では、前原代表の失脚の要因になったのも、この男の影響は大きかったと思っている。
仙谷由人官房副長官は、この人が人畜無害な点で取り上げているのだろうが、無害な人間と言うのは言葉を変えれば無能で何も出来ない人間とも言えるのではないか。
無能な人間を首相に押し上げて、実際は仙谷由人が内閣を牛耳ろうとする魂胆が見え隠れする。
野田財務相がすんなりと次の民主党の党首として擁立されるとは、とても考えられない。

仙谷由人官房副長官自身も、「首相を要職で支え続け、表裏一体の立場にあった責任を明確すべきだ」との批判も出ているように、今のでたらめな内閣を支え続けていたのだから、軽々しく次の候補などは口にすべきではないと思う。
かと言って、次の候補者が擁立できなければ、あの阿呆総理がいつまでも残るだけなので、民主党内部では次の候補者の議論はどんどん続けるべきだろう。
北沢何とかは、そのような動きを確かネズミの運動会とか何とか言っていたように思うが、私から見ればあんた達のようなネズミ程度の知能しか持っていないから、こんな無能な内閣になってしまったのだと反論したい。(ネズミの方が利口かも)
民主党には首相にふさわしい資質のある人は居ないようだが、かと言って自民党やほかの党を見回しても全く見当たらない。
しいて挙げれば、みんなの党の渡辺 喜美(わたなべ よしみ)代表が日本の首相になったらどうなるのかの興味はある。
勿論、あくまでジョーク的な話ではあるが。

2011年6月10日(金)
福島県の佐藤雄平知事が、福島原発の事故で放射能汚染された瓦礫(がれき)の処分場について「福島県内はありえない」と述べているそうである。
東京電力の本社がある東京にでも持ちかえろとでも言いたいのだろうか。
私は、以前から書いているように佐藤雄平と言う知事が大嫌いである。
原発誘致に賛成して福島県の知事になれたのに、事故が起きた途端に手のひらを返したように庶民の味方であるかのような言動をする。
この知事は、福島原発があったお蔭で、随分と良い思いを今までしてきただろうと思う。
田舎の福島県が、財政的に恵まれていたのは、東京電力が福島に原子力発電所を建設したからである。

絶対安全と言う口車に乗せられた佐藤雄平知事が愚かだったのは確かだろうが、知事自身も並みの知事よりは裕福な生活を送ること出来た筈である。
自分の恵まれたている環境が、原子力発電所によって維持されていたことに対して、むしろ感謝すべき立場であるだろう。
今更、東京電力を擁護する発言はできないだろうが、それならば余計な事は言わない方が良い。
佐藤雄平知事が、原子力発電所を建設するリスクを全く考えていなかったとは決して言わせない。
私が改めて言うまでもなく、福島県は自分の県内の原子力発電所の爆発によって発生した放射能に汚染されたがれきの処理を行うのは当然である。
更に、現在も垂れ流し状態の汚染水を食い止めるために、放射能汚染除去のための処理施設を作らなければならないのも常識だろう。
被災者に気の毒だから誰も口に出しては言わないが、今の福島県は日本の癌となっている県である。

今の政府は、福島原発周辺の危機的状況を日常的な出来事のようにマスコミに報道させているが、近い将来に必ず放射能汚染によって影響を受けた人達が出てくるのは間違いがないと思う。
放射能汚染による患者が出てしまってからでは、もはや手遅れなのである。
これだけひどい状態であるのを軽く扱っているマスコミにも責任はあるが、日本国民も原子力発電所の事故の後始末が、東京電力のような一企業の手には負えない状態であるのを、もっと認識すべきだろう。
日本人はマスコミに頼ることなく、自分で物事を判断できる人間になって欲しい。
政府や企業が隠ぺい体質で判断が難しいのは理解できるが、それを理由にしてはいけない。
話が飛んでしまったが、兎に角、佐藤雄平知事だけは好きになれない。

2011年6月8日(水)
都下水処理施設内で高放射線量…避難区域に匹敵と言う読売新聞の 報道 がサイトに掲載されていた。
恐らくは、誰も注目はしないと思われる。
事の重大さを恐れて、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、誤解を招く恐れがある」とし、調査結果を公表しなかったようだが、それほど危険な兆候である。
多くの日本人は、放射能の汚染が心配なのは、福島の原発周辺だけだと思っているが、そんなにのんきに構えていて良いものだろうかと、日本人の考え方に不安を抱いている。
こういった危機感を喚起するのは、マスコミの役割なのだが、多くの国民が頼りにしているマスコミの筆頭であるNHKは、この事実を取り上げないのではないだろうか。
なぜかと言うと、公表することは国民に不安を抱かせるだろうとNHKは考えるからである。

私がNHKの報道姿勢に疑問を持ち始めたのは、恥ずかしいながら最近の事である。
今までは、NHK好みの歌手やタレントが存在しているなと感じる程度だった。
それまでも、NHKの報道姿勢を批判している人達は居たが、ごく少数の変わった人達だけであると思っていた。
しかし、福島の原子力発電所の事故の報道を見ていると、確かに報道が偏向していると言わなければならないだろう。
偏向と言うよりは、NHKの報道姿勢は、極めて政府寄りと言うべきだろうと思う。
まず言えることは、危険を過小評価した報道が多いし、時の政府に都合の悪い報道は抑えている。
次に言えるのは、日本人がやたら優れているとの、日本国民を高揚させる報道が極端に多いのも特徴だろう。
このような報道は、北朝鮮に見られるように政府が好みそうな内容である。

更に言えば、問題点の報道をしているように見えても、その中にNHK既に解決策を用意している内容が多い。
NHKの用意している内容が間違っているとまでは言わないが、それはあくまで考え方の一つであって、決して解決策として取り上げるべきものではないだろう。
全く余計な事なのだが、それがNHKが独自に考えたものなのか、あるいは政府の意向によるものなのかは私には判らないが、必ずしも国民の側に立った考え方ではない。

これが何よりも問題なのは、解決策の示された問題点の提起などは、日本人に物事を考えさせる能力を奪ってしまうことだろう。
これでは日本人は考える力を失った、飼いならされた国民になってしまう。
今回の災害でも日本人はどんなに苦境に立たされても泣き言一つ言わない国民だと世界から称賛されているとマスコミは報道しているが、私から見れば泣き言を言いたくても言える資質がないだけである。
どんなに心の中で腹立たしく思っていても、それを表現することができない。
つまりは、マスコミに飼いならされてしまっていて、その枠の中でしか表現ができない人種なのである。
世界から、日本人は人の真似ばかりすると言われても、反論ができないだろう。

飼い犬は飼い犬の良さがあるのは私も認めたいと思う。
何よりも従順であり、まとまりが良い。
これほど一致団結しやすい国民は世界的に見ても稀な存在であると思う。
戦後の日本の発展は、この習性によって維持されてきたと言っても過言ではないだろう。
だが、この習性の弊害が福島原発の事故以来、顕著に現れるようになった気がしている。
今更習性を変える事は出来ないが、決して世界に誇れる習性ではないことだけは確かだろう。

2011年6月7日(火)
枝野幸男官房長官は7日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発事故を受けての海水浴場の安全性について「それぞれの自治体が自ら判断するのには困難も多い。国として指針を示す必要がある。検討を始めてもらう」と述べたようだが、相も変わらず、どうでも良いことを考えつくものだと思う。
この人は、総理大臣にしたい人のトップ得点の人気があるそうだが、どこからどうやって見ると、そのような判断をすることができるのか、中学生レベルの私の頭では判らない。
私などは、東京電力に対して銀行が債権を放棄すべきだの発言だけで、総理としての資格は無いと思っているほどである。

海水浴場の件に戻るが、自治体が自ら判断するのには困難も多いと判っているのなら、環境省や原子力安全・保安院、原子力安全委員会も判断が難しいのは当たり前ではないか。
果物や野菜の放射能検査のように、3回測定して大丈夫なら安全だとかの馬鹿馬鹿しいやり方は、もういい加減にして欲しいものである。
今のように福島原発から高濃度の放射能を垂れ流している状態では、どこにも何にも安全などは存在していない。
特に海水浴場では、飲み水や魚介類を通して汚染される危険性が非常に高い。
海水の放射能汚染を測定して基準値の100万倍とかは、茨城や千葉の海水浴場ではまさか無いだろうが、放射能の汚染地帯で生活することは、間違いなく通常より放射能汚染を受ける機会が多い。
幼児や子供や妊婦は、宮城、福島、茨城、千葉、東京では海での海水浴などしない方が良い。
政府の決まり文句で言えば、さし当たっての危険はないが、10年、20年後にはどうなるのか全く予測がつかない。

海水浴に限らず、最近はありとあらゆる食物から通常の数倍から数十倍の放射能が検出されるようになってきている。
40,50代の人間なら、20年後などは無い人も多くなるので、どうでも良い事だろうが、若い人には出来るだけ長生きをして貰いたい。
そのためには、当てにならない政府指針などは信じ無い方が良いだろうと思う。
あれだけ隠蔽体質の強い組織の言う事であるから、信じる人はいないだろうが、念のために申し上げたい。

2011年6月3日(金)
総理の職が余程快適なのか、周りが何を言おうと、誰にどんなに嫌われようと、管直人首相は首相の座に居座り続けるようである。
とにかく目立ちたい一心なのであろう。
不思議なことに、社民党の福島おばさんは、「続投宣言だと思う。昼間の(民主党代議士会の)発言と夜の発言にぶれはない」,、「民主党で内部抗争ばかりするのはやめてほしい。野党も足を引っ張り政治空白を生むのは国民に対する背信行為だ。『いつ辞めるか』だけで国会が空転することはやめてほしい」とすっかり管直人に惚れ込んだようである。
女心と言うものは、女を捨てる年代になっても続いていくものらしい。

仮に、今過ぐに管直人首相が辞めたところで、民主党が国民から信頼を得る事はないのだから、このままほっぽっていても良いのではないだろうか。
能力の無い人間が人の上に立つと、どんな状態になるのかを、管直人を支持している人達、及び政争をしている時ではないと言っている人達は十分に味わって欲しいと思う。
管直人首相がどんなに居座ろうとしても、今の閣僚がもう少し良識があれば阻止できる方法や機会はいくらでもあったので、もし今後に日本が惨憺(さんたん)たる状況に陥ったならば、今の閣僚は恥と言う物を知って欲しいと思う。
自分の事よりも、もう少し広い目で世の中を見て欲しかったし、大局的な判断をして欲しかった。

能力のある人達に言いたい。腐った民主党など管直人に呉れてやれば良いではないか。
あの党は、ひょっとしたら2度と立ち上がれない党になってしまったのではないだろうか。
折角苦労して、やっとの思いで国民の支持を得た党だったので惜しい気持ちは判るが、一人の愚かな人間と愚かな内閣によって、形が無い程ずたずたにされてしまった。
もはや、修復は不可能だろうと思う。
もう一度、一からやり直してはどうだろうか。
まだ、気力が残っていればの話だが。

2011年6月2日(木)
しかし、管直人首相の往生際の悪さにはあきれてしまった。
内閣不信任案が可決されることが確実になったために、何とかそんな恥じ晒しな状態だけは避けたいと思いからなのだろうが、それならば即刻退陣するべきなのに、訳の判らない屁理屈をつけて一定の期間は自分にやらせろとか言っている。
見た目は玉虫色の決着のように思えるが、これでは日本国民が民主党に今後期待することは無いだろうと思う。
日本にとっても、民主党にとっても最悪に近い決着方法だっただろう。
これで、管直人のメンツが保たれたとも、全く思わない。

もう既に、民主党が国民から信頼される事は無くなったが、民主党の混乱を収束する方法を述べて見たいと思う。
まず、管直人首相は遅くても6月一杯で辞めると自ら発言する必要があるだろう。
そうしないと、次の総理を選ぶ事ができないし、何よりも民主党内が収まらない。
次に、岡田幹事長は民主党内の混乱を押さえ切れなかった責任を取って、即刻辞任しなければならないだろう。
この人も、頭がおかしいのか、考える事が常識を欠いている。
次に、内閣不信任決議案に賛成した者、欠席した者に対しては不問にしなければならない。
理由は言うまでもなく、管直人首相の無能振りを見れば、当然の行為と考えられるからである。

私も含めて、民主党は期待していた党であったが、これほどまでの無能集団であったとは想像が出来なかった。
自分の考えの甘かった事、自分の愚かさを深く反省したいと思う。
今回の内閣不信任決議案に共産党と民社党は賛成しなかったが、何にでも反対ばかりしたがる共産党にとっては当たり前なのだろうが、あれでは永久に国民から信頼される事は無い。
民社党は、耄碌(もうろく)したおじさん、おばさんばかりのようで、もはや時代にはついてはいけないようである。
これからも、憲法改正反対、戦争反対と口先だけ唱えているのが、あの党の性にあっているだろうと思う。
博物館にでも入れたい党である。
私は、民主党に変わる素晴らしい政党が現れてくれることを、これから願い続けたいと思う。

2011年6月1日(水)
自民、公明、たちあがれ日本の3党が、菅政権に対する内閣不信任決議案を衆院に提出した。
管直人首相がどんなに嫌われても、辞める気配がないから仕方が無いだろう。
もし、国民投票によって内閣不信任決議案の賛否を問えば、圧倒的大多数の賛成によって可決されるのだが、永田町では可決されるかどうか微妙な状況であるようだ。
なぜ、無能丸出しの管直人の不信任案に賛成しない議員がいるのかと言うと、私利私欲で動く国会議員が多いと言うことであろう。

野党で賛成しない社民党の場合だけは、私利私欲よりも議員の知能レベルの問題の方が大きいかも知れない。
内閣不信任決議案など提出しなくても、玄葉 光一郎(げんばこういちろう)議員か、仙谷 由人(せんごくよしと)議員が辞表を提出すれば解決できたものを、所詮は管直人と同じ穴のむじなだったようである。
このような政局が動くような事態になると、日本のために尽くそうと努力する議員と自分さえ良ければ良いだけの議員がはっきりする。
私は部外者なのでで内閣不信任決議案の行方がどうなるのか判断出来ないが、国会議員の見極めだけはしっかりとやりたい。
国家が国民の意思とは違う人種によって動かされているのが、歯がゆい事であり、もどかしい事でもある。
なぜ、あれほど能力の欠如した人が、総理として君臨できるのか不思議でならない。

2011年5月31日(火)
愛知県の大村秀章知事が中部電力浜岡原発停止に伴って、電力料金が上乗せされる分を国が面倒を見ろと岡田克也幹事長に 談判 したようである。
岡田克也幹事長は一応断ったようであるが、今の民主党のことだから、何らかの名目で金を支給するのではないだろうか。
県知事と言っても、中身は町のちんぴらと変わりがなく、金をせしめられそうな名目が見つかると動き回る。
ひょっとしたら、中部電力からの意向受けての行動かも知れない。
知事は「法律に基づかない停止要請による費用負担を中部圏の産業界、県民が持つのはいかがか」とかの屁理屈を述べたそうだが、国が浜岡原子力発電所の停止命令を出した訳ではなくて、自主的に停止したのであるから、その分費用を国が持てなどと言うのはかなりのいいがかりである。
断られて元々の行動だろうから、記事にするのも馬鹿馬鹿しい。
糞(くそ)知事めが。

2011年5月30日(月)
東京電力が年内の収束が絶望的となったことを発表したようだが、圧倒的大多数の日本国民は、やっぱりそうかと驚きもしなかっただろうと思う。
そもそも、原発の状態も詳しく判らない状態で工程表など作成できる訳がなく、阿呆な内閣にせがまれて仕方なく作成したものだけに、東京電力にだけを責めるのは無理な面もある。
東京電力は、相変わらず高濃度の放射能汚染水を垂れ流している状態で、ほとんどやる気も失っているのではないだろうか。
株価も下落している状態で、東京電力が今後生き延びれる可能性は無いに等しいだろうと思う。
今の内に、資産を分散して身の保全を図ろうとする東京電力の幹部の考え方も理解できないではない。
しかし、いつの世も最後に馬鹿を見るのは一般の日本国民で、ほとんどの人は泣き寝入りするしかないだろう。

これが教訓となって、日本が原子力発電から脱却できるのなら、多少は救われるのだが、あの馬鹿総理はサミットで今だに絶対安全な原始力発電所の建設とか唱えているようである。
ドイツは既に脱原発の方向性を示したと報道されているが、地域性や技術力で優れているドイツが脱原発なら、地震の巣のような日本で技術力の低い日本などは、即刻原子力発電所を停止しなければならないだろう。
あの馬鹿総理がサミットで言ったように、ソーラーパネル1000戸を設置すると脱原発が出来るものなら、脱原発など容易い(たやすい)ものである。
ソーラーパネル1000戸設置を政府主導でどうのこうのの話聞いて、いくら打ち上げ花火の好きな日本の首相でも、余りにもスケールの小さい話で笑ってしまった。
1000戸ぐらいなら、政府主導などやらなくても自然増で達成できるだろう。
どうせ打ち上げ花火をやるのなら、打ち上げ花火らしく桁をもう2桁ぐらい上げるべきだったろう。
これならば、確かに政府が相当の補助金を企業や住民に配布しないと無理である。
そうやったとしても、電力需要としてまかなえるのは、線香花火程度だろうが。
どこへ行っても、笑い物になるだけの人物のようである。

【訂正】
管直人首相が打ち上げた花火のソーラーパネル1000戸は1000万戸だったようである。
随分と派手な花火を打ち上げたものだが、期間はいつまでになのだろうか。
まさか、100年ではないだろうし、10年でもどうかと思うような期間である。
どうせ直ぐに降ろされる首相なので、誰も本気には聞いていないだろうし、私も100万だろうが1000万だろうがどうでも良い。
1,2年でなら100万程度でさえも無理である。
やはり、ただの阿呆としか私には思えない。

2011年5月28日(土)
菅直人が首相として不適格であるとは、誰しも認める事になってしまったので、今更私がとやかく言うのは出来るだけ控えようと思う。
私の気持ちは、これ以上日本をめちゃくちゃにして貰いたくないので、早く辞職して欲しいだけである。
代わりの人が居るか居ないかは、もう問題ではない。
今日もこの人は、福島原発の吉田昌郎所長が注水継続を独自に判断したことに関し、「結果としても、注入を続けたことは、間違いでなかった」として、吉田氏の処分は必要ないとの認識を示した。 報道 されていたが、余計なおせっかいである。
これでは、東京電力が吉田昌郎所長の処分に躊躇しなければならなくなる。
原発に海水注入を止めさせる発言も、こんな感じで管直人は口出しをしたのだろう。

福島原発の吉田昌郎所長を東京電力が処分しなければならないのは、常識中の常識だろう。
仮に今回の海水注入が逆だった場合を考えれば歴然である。
つまり、東京電力の指令が直ちに海水を注入を指示した時に、現場の責任者が自分の判断で海水の注入を止めていたらどうなるかを考えればはっきりするだろう。
指示には従わず、しかも指示を無視していた事を報告もしない人間が、現場の長として不適格なのは誰が考えてもわかることである。
通常なら懲戒解雇だろうが、情状の余地はありそうなので、平社員に降格ぐらいが適当だろう。
もっと問題なのは、東京電力の指揮をする人間であって、首相の顔色を気にして誤った指示を出した事は間違いなく、平社員以下への降格は必至だろうと思う。
更に問題なのは、管直人首相なのだが、これは先に述べた通り、早く政界から消えて貰いたいだけである。

2011年5月26日(木)
東京電力の理論
毎日新聞が報道した、今日の11時の 報道 によると、福島第1原発3号機のタービン建屋から移送した汚染水の受け入れ施設で、1日で約5センチの水位の低下が見つかったと発表した。周辺地下水の分析結果に変動がないことから、東電は「施設から外に漏れだしている可能性は低い」と説明しているらしい。
随分とめちゃくちゃな理屈を並べ立てるものである。
放射能汚染水の移送先の水位は、上がるのが当たり前なのに、低下しているとすれば、どこかに漏れていると考えるのが当たり前だろう。
それなのに、周辺地下水の分析結果に変動がないから、施設から外に漏れだしている可能性は低いなどと言っている。
それでは、放射能汚染水は蒸発したとでも言いたいのだろうか。
汚染水は、間違いなく、どこかへ大量に漏れ出している。

今の東京電力は、放射能汚染水の処理に困り果てているから、どこかに漏れ出しているのは大歓迎なのだろう。
どこから漏れているのかなどは、深くは追求しないに決まっている。
やはり、原子力は東京電力のような子供が遊ぶ玩具(おもちゃ)としては、危険過ぎたようである。
これから、どれだけ日本中を放射能汚染させ続ければ気が済むのだろうか。

2011年5月25日(水)
毎日々、今の内閣の批判ばかりしているが、よくもまあ連日問題ばかり起こせるものだと感心してしまう。
私もいい加減にうんざりしてきたが、他の題材で書くようなことも見つからなかったので、今日は枝野官房長官の発言の内容にでもいちゃもんをつけようと思う。
報道 によると、枝野幸男官房長官は25日の記者会見で、福島第1原発の放射能汚染水放出について「米国の要請」と発言した劇作家の平田オリザ内閣官房参与に対し、「仙谷由人官房副長官が注意し、そこで事実関係を整理しているが、私はまだ報告を受けていない」、平田氏の辞任の是非については「発言が実際にどういう文脈や趣旨、本人がどういう真意なのか把握する必要がある」と言ったらしい。
私が5月19日に記載したように、平田オリザとか言う内閣官房参与は、ありもしない事をでっち上げて韓国のソウル市で講演を行った。
録画映像があるのだから、枝野官房長官が言うような、「発言が実際にどういう文脈や趣旨、本人がどういう真意なのか把握する必要がある」などと悠長な事を言っている場合ではあるまい。
実に明快に発言内容は、把握できるのである。

こんな事を言われて、アメリカは不愉快極まりない思いをしているだろうから、日本政府がグルではない事を示すために内閣官房参与の職を解任しなければならないのに、いったい何をやっているのだろうか。
私などは、政府が解任する前に平田オリザがとっくの昔に辞職願いを政府に出して、とっくの昔に受理されていると思っていた。
平田オリザもかなりいかれた頭の人間みたいだが、それに輪をかけているのが今の政府の閣僚なのだから、あきれた状態をなんども通り越している。

管直人首相もそうだが、今の内閣の閣僚には物事を正しく判断する能力もないし、どのように対処すべきかの決断力もないし、決断ができないのだから実行力も当然ない。
どうやったら、これほどまでに無能な政治家が生まれるのだろうと不思議でしょうがないくらいである。
こんな様(ざま)だから、班目 春樹(まだらめ はるき)とか言う原子力安全委員会委員長に、自分の発言を訂正するように言われると、誰だったか忘れたが閣僚の一人が慌てて修正するようなことになる。
東京電力に甘く見られて手玉に取られているのも、今の内閣のレベルが低すぎるからである。
私がアメリカの大統領だったら、平田オリザ内閣官房参与をなぜ日本政府は解任しないのかと、からかっているだろう。
それを聞けば、いくらのんきな連中でも即刻解任するに違いない。

2011年5月23日(月)
福島原子力発電所の爆発事故は、想定外の津波が押し寄せたために、非常用発電機が水に浸かり、核燃料を冷やす事が出来なかったために炉心溶融おこったために、水素が発生して爆発したと言われている。
言われていると言うよりも、このストーリーでないと浜岡原子力発電所を停止させている意味がなくなるだけでなく、全ての原子力発電所を停止させなければならなくなる。
つまりは、非常用の発電機さえ機能しておれば、爆発事故は起こらなかったとする考え方である。
それに合わせるように、東京電力は地震では発電所の主要機器に異常は生じなかったとする 発表 を行った。
隠蔽体質の強い東京電力のことであるから、そんな発表は誰も信じてはいないが、水素爆発の時期が津波の影響にしては、異常に早かった点を指摘されるのを恐れてか、以下のような発言も行っている。
「データに表れない程度の水漏れは全くないとは言い切れない」
「地震による主要機器の損傷はなかった」が、主要機器以外の部分はガタガタに壊れていたとも受け取れる発言である。
地震直後に津波が来た訳ではないので、モニター映像を通してかあるいは直接に人が入って中の状態は誰か一人ぐらいは確認しているはずである。
ひょっとしたら録画映像ぐらいはあるのではないだろうか。
それらを一切公表しない所を見ると、地震で凄まじい損傷を受けていたのではないかと、うがった考えをしてしまうのは私だけだろうか。

最近の調査では、地震後の冷却機能を停止させた操作ミスの可能性も指摘されている。
混乱してマニュアル通りの操作をしなかったのではないかとの疑いである。
更には、管直人首相が東京電力に圧力を掛けたために、海水の注入を中断し、それが爆発の引き金になったのではないかとの指摘もある。
案外、これが爆発の直接原因だったなんてことがあるかも知れない。
今回の爆発がどんな経過(地震の影響か、操作ミスか、冷却機能が失われたためか)で起こったのかは細かく検証しなければならないのだが、管直人首相は自分の進退にも影響があるためにうやむやにしてしまうだろう。
今回の爆発は想定外の津波によるものだとの結論で押し通すと言う意味である。
こんな結論では、新たな悲劇の始まりのような気がしてならない。

2011年5月22日(日)
管直人首相の無能振りについては、日本社会の常識になりつつあるが、最近はそれに勝るとも劣らない人間の存在がクローズアップされてきている。
内閣府原子力安全委員会委員長の班目 春樹(まだらめ はるき)である。
私の日記では、5月17日に、平気で嘘の言える人間として紹介しているが、福島第一原発で海水の注入が遅れて爆発したのは、この人が管直人に海水の注入は再臨界の恐れがあるとの助言をしたためであるらしい事がはっきりしてきた。(海水を注入していたら爆発しなかったかは不明)
でしゃばり首相が、この人と一緒に12日に事故のあった福島原子力発電所を視察したために、事態を悪化させたのではないかと言われているのは良く知られていることである。
ウィキペディア を調べて見ると、問題発言が多く、とんでもない人物ではないかと言うのが浮かび上がってくる。
この中で、福島原発の事故以降に報道関係者の取材を拒否し続けたことに対しては、「官邸や文部科学省へ伝えれば良いと考えていた」と語り、3月12日の原発が爆発する前には、「総理、原発は大丈夫なんです。構造上爆発しません」と語り、非常用ディーゼル発電機などの重要機器が複数同時に機能喪失することまで想定していない理由について聞かれた時には、、「そのような事態は想定していない。そのような想定をしたのでは原発はつくれないから、どこかで割り切らなければ原子炉の設計ができなくなる」と語っている。

更に、放射能汚染水の処理方法について聞かれた時に、、「(汚染水への対応実施については)安全委はそれだけの知識を持ち合わせていない」と語り、3月11日の地震発生直後に派遣したのは事務局の職員1人だけだったことに加え、専門家2人を派遣したのは4月17日になったことを咎められた時には、、「これは本当に失敗だったと反省しております」などと言っている。
こんな人間が原子力安全委員会委員長をしているのであるから、今まで事故が起きなかったのが不思議なぐらいである。
これが、今の日本の原子力の安全に対して取り組んでいる組織のトップの人間なのであるから、今後は福島よりもっと悲惨な事態を招くことになるだろう。
何度も繰り返して言うが、日本は原子力を扱うにはレベルが低すぎる。
世界に遅れを取ることになるかも知れないが、原子力発電所の新規建設を中止して、既存の原発は段階的に閉鎖していくべきである。
むしろ、この程度で済んでいることを感謝しなければならないかも知れない。
日本は、今回の惨事を神の警告として真摯に受け止めるべきであろう。

2011年5月21日(土)
管直人首相は日中韓首脳会談のため来日した中国の温家宝首相、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と福島で苺(いちご)と何んだかを食べるパーフォーマンスをしていたが、ちょっと頭がおかしいのではないだろうか。
私は見ているのが恥ずかしかったが、あれを見て多くの日本国民は福島のために良くやっていると感じているのだろうか。
浜岡原子力発電所の原子炉の停止も、一部の国民はよくやったと賞賛しているのだが、停止した目的が原子力発電所が危険であると思ったからではなく、何か目立つための方策がないかと考えた結果からの行動なので、その後のやり方に一貫性がない。
この人が無能なのは、たまたま災害が起こったので露見したのだが、平時だったら有能な首相として評価されたのかも知れない。
政治家なんていうのは、概ねこんなものなのだろう。
こんなに目立ちたいだけの政治家など、今まで見たことがない。

2011年5月20日(金)
引導を渡せる人達
茨城漁連が東京電力の原発事故によって損害を受けたとして、先日東京電力に4億円余の請求を行った。
これは3月末までの損害額だから、これからも数十億の損害請求を行なわなければならないだろう。
阿呆な政府のことだから、要求に対して訳のわからん見識者と呼ばれる連中が査定をしたりするかも知れないのだが、事業者は一刻も早く運営資金が必要なのだから、さっさと東電に支払うようにさせた方が良い、仮に要求額が多少上乗せしてあったとしても、これで終わりと言う話にはならないので、次の支払いの時に調整すれば良いだけである。
既に東京電力は実質倒産している企業だが、今なら1兆や2兆の金は余裕で手持ちにしているだろう。
社内で手持ち資金を勝手に流用する前に、出来るだけ早く東京電力からは金を巻き上げた方が良い。

さて、居座りを決め込んでいる管直人首相をどうやって排除するのかだが、野党は内閣不信任案を提出して辞めさせようとしている。
民主党の中でも、小沢一郎派はこれに同調しようとしているようだが、そんな回りくどい事をしなくても、辞めさせる方法はあるだろう。
以前にも書いたが、今の閣僚が2,3人まとまって辞表を提出するだけで良い。
「こんな総理の元では、阿呆らしくて仕事などやっていられない。」と大々的な記者会見でも行えば、どんなにずうずうしい管首相であったとしても辞めない訳にはいかないだろう。
それでも総理の職にしがみつくと言うのなら、今度こそ国民の世論が沸きあがって、国会議員の職さえ危うくなるだろう。
今の低レベルな閣僚の中に、辞表を提出するだけの勇気と才覚のある人間がいるのかだが、私が外から眺めただけの想像に過ぎないのだが、2,3人なら可能性はあると思っている。
まず、国家戦略担当大臣の玄葉 光一郎(げんばこういちろう)議員である。
この人は、浜岡原子力発電所の原子炉を管直人首相が発表する前に、何の相談もなかったと不愉快に思っているようだし、低レベルな閣僚の中では、平均以上の才覚はあるのではないかと思っているので、今の内閣にしがみつく必要はないのは理解しているはずである。
むしろ、今の内閣に籍を置くのは、自分の将来にプラスにはならない事も理解できているだろう。
次に思う浮かぶにのは、内閣官房副長官の仙谷 由人(せんごくよしと)議員である。
この人も同様の理由からである。

男2人が同時に辞めれば衝撃的なことではあるが、少し色気を添える意味で、蓮舫行政刷新担当相はどうだろうか。
この人は、何といっても国民に人気があるので、この人が加われば駄目押しに近い形になる。
最近の 報道 では、世論の動向を注視したいとのことであるから、可能性は十分にある。
なんと言っても、女性は現実的な物の見方をするのが得意であるから、どちらが自分にとって得なのかの判断は一瞬で出来る。
他に居るとすれば、内閣総理大臣補佐官の辻元 清美(つじもときよみ) 議員だが、今は我が世の春を楽しんでいるようだが、よくよく管直人首相が落ち目と感じたなら、同調するかも知れない。
この人も一部の国民には人気があるようだが、私はあばずれ女(おんな)的な部分を感じているので、政治家向きではないだろうと思っている。(政治の世界のアクセサリーとしての存在なら問題はないが)

今のままでは、民主党は5年やそこらは政権を取ることは出来ないだろうが、民主党が分裂するか、あるいは自民党の一部 議員と民主党の一部議員が結びついて新しい党が出来れば、今後は必ずしも自民党の一党独裁政権にはならないだろうと思う。
もう少し、日本国民が政治に関心を持ってくれれば良いのだが。

2011年5月19日(木)
平田オリザとか言う訳の判らない内閣官房参与は17日、ソウル市での講演で、東京電力福島第1原発の事故で汚染水を海に放出したことについて「米国からの強い要請があった」と発言した。平田氏は18日、ソウルで毎日新聞の取材に応じ「不用意な発言で、大変申し訳なく思っている」と述べ、発言を撤回して陳謝した。との 報道 があった。
管直人首相は、自分の能力不足を補うために、やたら内閣官房参与とか言う役職を創設したが、管直人の人選だけあって使い物にならないレベルの人間が多い。
今回の発言は、韓国の日韓問題専門家の前での講演なだけに、国際問題になる可能性すらあり、深刻である。
クレームがあるとすればアメリカだが、余りにも常識を外れた馬鹿馬鹿しい内容の発言だけに、何も言ってはこないと思うが、かなりの不快感を与えたことは間違いない。

本人は、「起きてしまったことは戻せない。地道に説明していくしかない」と人事(ひとごと)のような弁解をしているが、こんな阿呆は即刻内閣官房参与をクビにしなければならないのは当然である。
外務省も、今回の発言について、世界各国に発言内容が誤りであったことを伝え、平田オリザを罷免したことを伝えければならないだろう。
そうしないと、今回の発言が政府の意向によって行われたと疑われかねない。
こんな発言をわざわざさせる必要がありのは、東京電力ぐらいなものであるから、この男は東京電力の飼い犬ではないだろうか。
マスコミ関係者の中にも、やたら東京電力を擁護する発言を繰り返している人間が散見している。
東京電力に有益な発言をした場合には、東京電力からボーナスでも貰えるのかも知れないが、見え透いた行動であり、みっともないだけである。
後、何人の内閣官房参与とかが居るのだろうか。


2011年5月18日(水)
この間も書いたのだが、今の政府の醜態ばかり書いていても切りがないので、今日は大相撲の八百長問題について、自分の考えを書く事にした。
今日の報道を見ていたら、最終報告書を放駒理事長に提出したそうだから、次の場所からは通常通りの営業を始めるのだろう。
今場所を、謹慎する意味で無料開催にしたのは良かったが、多くの国民は相撲と言うのは一場所ぐらい無料開催にしても、全く影響がないんだと思っただけだろう。
税制面で優遇されているそうだから、利益率の高い興行集団なのだろう。
まあ、それはそれで良い。
私は相撲には興味がないが、私の母親も相撲は好きで毎場所見ているので、面白いものなのだろう。
少しでも国民の役に立っているのなら、ぼろい商売だろうがなんだろうが、私は気にしない。

ただ、八百長は今後も無くはならないだろう。
人間が10人も入れば、一人や二人は悪(わる)が居るものだから、八百長のやり方が巧妙になるだけである。
調査にあたった村上泰委員(弁護士)は「神様から見たら(ほかに)いるのかもしれないけど、人間としてはやることはやった」とか言ったらしいが、別に神様が見なくても、もし警察が介入して、本気になって調べれば、後5人や10人は八百長をやった奴が出てくるだろう。
素人が調べても無理なのだから、「人間としてやるだけのことはやった。」などと粋がらない方が良い。
日本国民の誰もが、相撲だけ八百長が無いなどとは決して思わないから、黙って「新たな八百長の関与者は見つかりませんでした。」と報告書を出すだけでよい。
どうせ、調査などは相撲協会のセレモニー(形式的な行い)なのだから。(これ以上八百長をやった力士が見つかると、相撲の人気はがた落ちになるばかりでなく、力士の減少は興行にも差し障りがある)

2011年5月17日(火)
迷語録
原子力安全委員会の班目春樹委員長の16日午前の衆院予算委員会での発言
「温度はどんどん下がっており、一定の安定状態にある」
原子力発電所の燃料棒が完全に冷却するまでには、数年が必要なことは小学生でも知っているのに、メルトダウンしてしまった燃料棒の温度が数ヶ月でどんどん下がるなどと言うことは絶対あり得ないことである。
こんな嘘を平気で言えるのが、今の原子力安全委員会である。

枝野幸男官房長官は、銀行は東京電力に対して債権放棄をするべきと言ったのは、めちゃくちゃな発言だと昨日に書いたが、早速東京証券取引所の斉藤惇社長に苦言を言われたとの 報道 があった。
こんな事を記者会見の席で平然と言って、回りの報道陣から、「官房長官、それはおかしいのではないですか」と言われないのが不思議だ。
私のような中学生程度の知能レベルでもおかしいと思うのだから、中学生以下のレベルだろう。

東電の武藤栄副社長とか言う男も、平気で嘘の言える人物らしい。
燃料棒がメルトダウンしていて、大幅な工程表の見直しをやらなければいけないと思うのに、「工程表を大きく変えるような状況の変化はなかった。全体としては、ほぼ考えた通りに進んでいる」と述べた。
確かに余裕を持たせた工程表のようではあったが、最大値の9ヶ月で全原子炉が安定に冷却できるようになるとは、私は思えないのだが。
但し、これが嘘だと私も自信を持って言える訳ではない。
早く収束するに越したことはないので、現在は嘘の言える人物らしいと言うだけに留めておこうと思う。

管直人首相は「最後の最後まで国が責任を持って対応する」とか言っていたが、意味は東京電力には支払能力に疑問がある(多分無理)ので、支払えない場合には、税金を投入しますよとの意味である。
税金を使う羽目になるなら、その前に東電を解体しろと言いたい。
自分の格好をつける事しか考えず、相変わらず救いようのない男だ。
「最後の最後まで」とは選挙の立候補者の演説では良く耳にする言い方だが、ここでは何を意味しているのか、凡人の私には判らない。

2011年5月16日(月)
真実を見ようとしない人達
東京電力が福島原子力発電所の爆発事故で補償を行わなければならない金額は、完全に補償が終了するまでの数年(10年以上?)を含めれば、国家予算を上回る金額になるだろう。
東京電力が多額の賠償に対して支払いが出来ないのは、誰の目から見ても明らかである。
誰の目にも明らかなことを今の政府の連中は、なぜか見つめようとはしない。
はっきり言って、東京電力には支払い能力がなく、事実上破産している会社と考えるべきだろう。
こんな会社に対して、政府は賠償は速やかに行うべきだとか、支払いの上限を設けるべきではないとか言っているが、初めから無理なことは承知の上だろう。
最近の枝野幸男官房長官は、銀行は東京電力に対して債権放棄をするべきだとか、法治国家とは思えないようなめちゃくちゃな発言を言い始めた。
枝野幸男官房長官は弁護士出身だったと思うが、法を守るべき立場の人間の言うことではない。

官直人首相などは、以前から今回の事故には国の責任も免れないとか言って、早々に税金を投入することを明らかにしている有様である。
無論、東京電力をそのままの状態にして、税金を投入すると言う管直人の考えは最低であるのは言うまでもない。
こんなことになるのが判りきっていたなら、原発事故直後にみんなの党が主張していたように、東京電力を即刻国有化すべきだったろう。
そうすれば、東京電力の資産の売却や運営に介入することが容易だった。
最近は東京電力の株を大量に国が取得すべきだとかの話もあるようで、もうめちゃくちゃ(倒産している会社の株を買うこと)を通り越したやり方を考えているようである。
まともな政府であれば、東京電力が支払うことが出来ないと確認できた時点で、とっくの昔に国営化に踏み切っているだろう。
そうでもしなければ、長期的に原発の被災者や損害を受けた人達への補償は不可能だからである。

多額の税金が東京電力のために無駄に失われることになるが、金のない企業にいくら金を出せと言っても開き直られるだけである。
このまま損害を受けた人達を放置するわけには行かないだろうし、高い授業料を国(国民)は支払うことになる。
これで政府や国民が何かを学び取れるのなら多少は救いがあるが、今の政府の能力では無理だろうし、国民も無関心(口出しできない)である。

東京電力に全ての補償を行うだけの金が無いとは言っても、現在は信じられない程のお金を持っている企業だから、補償が必要な人は早いもの勝ちの状態である。
損害を受けた人は、一刻も早く損害額を東京電力から確保するべきだろう。
このまま真実を見ようとしない人達に任せていたのでは、泣き寝入りをしなければならないかも知れないからである。

2011年5月15日(日)
飼い慣らされた国民
福島原子力発電所の大事故を見ても、なぜ国民は原子力発電所に対して危機感を持たないのか不思議でならない。
浜岡原子力発電所を所有する中部電力の水野明久社長は、政府が津波対策が不十分だとして全停止させた原子炉を、対策がすみ次第、政府が再開を許可するすることを確約させた。
企業の経営者としては、自社の利益拡大を第一に考えなければならないのだろうから、これは模範的な行為といえるだろう。
しかし、日本国民と言う立場から見れば、いつ爆発してもおかしくない施設の近くに住むのは、生きた心地がしないだろう。
少しでも原子力発電所の怖さを知っている人は、その近くには絶対に住まないだろうし、別荘などを建てることも一切ないだろうと思う。
中部電力の水野明久社長が御前崎市に別荘を建てている(当然かなりの期間は住む)のなら、私は尊敬する。

福島発電所の爆発は、津波の影響で原子炉を冷やすことが出来なくなったために起こったと説明されているが、最近の調査では地震の時にすでに配管が損傷していたと考えられている。
余りにも爆発するのが早かったので、そうでないと説明がつかないらしい。
そうだとすると、浜岡原子力発電所などは、津波の防波堤を高くしたぐらいでは、あまり意味がないことになる。

政府は言葉をもて遊ぶのが得意なようである。
計画停電だとか、計画的避難地域だとか、政府か官僚の中には言葉遊びの好きな人間がいるのだろうが、計画停電などと言わずに、単刀直入に強制停電と言えば良いし、計画的避難地域などと呼ばずに緊急避難地域と準緊急避難地域とでも呼べば良いだけだ。
政府が言っている安全基準などと言う呼び方も、よく考えてみれば滑稽極まりない。
安全基準などと呼ぶから、これを満たしていれば、安全なのだろうと錯覚される。
結局は、それを盾に中部電力の水野明久社長などから、つけこまれることになる。

政府が言う安全基準とは、我々が考える安全基準などではない。
名前を付けるとしたら、最低基準とでも呼べば、かなりイメージが近いのではないだろうか。
原子力発電所の場合も、安全基準を最低基準と読み替えれば、基準を満たしたからと言って、絶対安全とはほど遠いことが理解できるのではないだろうか。

福島の事故を見て、まともな人間なら学習できたはずである。
日本の原子力に対する知識の程度、安全管理能力、地形的特殊性がどの程度のものであるのかを。
お金を餌にして、知能レベルの低い県知事を丸め込んで原子力発電所を建設するのは、もう止めようではないか。
日本国民は政府やマスコミに飼い慣らされ過ぎている気がする。
まるで、吠えることを忘れた飼い犬のようである。

2011年5月14日(土)
余りにも連日、現内閣の無能振りを記載するのには疲れてきた。
菅直人首相は、浜岡原子力発電所を全停止させたことが歴史的偉業を達成したとでも思っているらしく、ほとんど誰にも相談無く決めたことを咎められたことに対して評価は今後の歴史が明らかにするだろうなどと、どこかで聞いたような答弁をしていた。
たかだか、2年程度浜岡原子力発電所を全停止させたことが、歴史にでも残ることだと考えているのだろうか。
もし、歴史に残ることをしたいのであれば、国内の原子力発電所を全て永久停止にさせることだろう。
これなら、間違いなく永遠に歴史に残る。

今回の決定が偉業になるとしたら、運良く全停止させていた期間に東海地震が発生した場合だけだろう。
残念ながら、この確率は87%ではあるまい。
下手に期間を区切ってしまったために、危険な浜岡原子力発電所を再開しなければならなくなった弊害の方が大きいだろうと私は思っている。
全停止させる期間が終了して、再開した後に東海地震が発生し、浜岡原子力発電所が大爆発でも起こしたら、菅直人は自己満足のために、日本を潰してしまった愚かな首相として全世界に知られる事になるだろう。
こんな不名誉なことでも、目立ちたがり屋のあの男は喜ぶのかも知れない。

2011年5月13日(金)
東京電力は11日、3号機の取水口近くのコンクリート製立て坑から放射性物質(放射能)を含む水が海に流れ出ているのを確認した。との 報道 があった。
日本国民はすっかり慣らされて、基準限度の62万倍・・ そうなの?程度にしか感じなくなってしまった。
62万倍と言うのはセシウム134や、セシウム137などの放射性物質らしいから、半減期が30年と言う恐ろしい放射性物質である。
放射能というのは直ちに健康に被害を与えないから、鈍感な日本人は死人でも出なければ気にも留めないが、10年〜20年後がどうなるのか見ものである。
その間に、もっと悲惨な原子力発電所の事故でも起これば、生きていられるかどうかも判らないのだが。
あるいは、うっかり大量に汚染された魚や農作物などを食べてしまって、細胞が破壊(染色体異常)されてしまうかも知れない。
最近は、貧富の差が大きくなったとは思ったが、運の良い人悪い人がやたら出てきそうな感じである。

何度も繰り返し言っているのだが、日本人は自分の能力を過信し過ぎている。
原子力発電所の事故もその類(たぐい)から発生したのだろうと思っている。
こんな状態にしたのは、教育者の教え方やマスコミの報道なのだが、NHKは特に報道内容に注意しなければいけない放送局だろう。
コマーシャルが無いのは良いのだが、常に政府のご機嫌を損ねないように運営しなければならないので、どうしても報道が偏向してしまう。
それを感じさせないようにはしているようだが、いつか必ず報道姿勢で問題が発生するだろう。
コマーシャルの無い、しかも中立の立場(政府に何でも言える)で報道する放送局は出来ないのだろうか。

なぜNHKが偏向した報道をしているかの具体的な例を挙げよう。
例えば12日の福島原子力発電所の状態を次のように報道しています。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、復旧作業が最も進んでいる1号機について、東京電力は、燃料の大半が溶け落ちて原子炉の底に穴が開き、大量の水が漏れ出ているとみられることを明らかにしました。
原子炉の温度は100度から120度に保たれているとして、東京電力は、燃料はある程度冷却できているとみていますが、新たな問題が浮上したことで、原子炉の安定的な冷却という工程表の作業の見直しは避けられない情勢です。
福島第一原発1号機では、原子炉を冷やすため、水の注入が続けられていますが、原子炉の水位を測る水位計を調整し、測定し直した結果、12日午前5時の原子炉の水位は、核燃料が完全に露出するレベルよりも1メートル以上低い位置にあることが分かりました。
本来、核燃料が完全に露出していればかなりの高温になるとみられますが、原子炉の表面温度は100度から120度と、比較的低く保たれていることから、東京電力は、燃料の大半が溶け落ちて原子炉の底にあるものの、水につかるなどして冷却ができているとみています。
一方、1号機の原子炉には1日およそ150トンの水が注入され、11日までに合わせて1万トン以上の水が入ったとみられます。しかし、原子炉の水位が上がっていないことから、東京電力は、原子炉の底に穴が開いて格納容器側に大量の水が漏れ出ているとみています。さらに、圧力などから推定される格納容器の水の量は原子炉から漏れ出た量よりも少ないということで、東京電力は、格納容器からも原子炉建屋などに水が漏れ出ているという見方を示しました。
記者会見で東京電力の松本純一本部長代理は「燃料の形を維持できない状態で溶けていることは認識している。原子炉の底が完全に抜けているとは考えていないが、部分的に突き破ったことは否定できず、一部の燃料が格納容器に落ちていることもあると思う」と述べました。
そのうえで「原子炉は冷えつつあり、今後、新たに高温の状況になるとは考えていない。原子炉の圧力も下がっており、危機的な状況ではないと考えている」と話しました。
1号機は、事故の収束に向けた工程表の中でも極めて重要とされる「原子炉を冷やす」ための作業が最も進んでいて、格納容器を水で満たす「冠水措置」や、「循環型の冷却システム」を作るための作業を本格化させています。
今回、大量の水が漏れている可能性が出てきたことで、「冠水措置」など1号機の工程表の見直しは避けられない情勢です。
さらに、1号機の復旧作業の進捗(しんちょく)は、その後の2号機や3号機の作業を占うとみられていただけに、工程表全体への影響も懸念されます。


燃料棒が崩壊(メルトダウン)し、原子炉の底に穴が開いて格納容器側に大量の水が漏れ出ている状態で、原子炉の底に大穴があいている危機的状況を工程表の作業の見直しは避けられない情勢です。と片付けております。
信じられない程の放射能が含まれている水が、海や地下水や地表に流れ出している現実を、工程表の作業の見直しが必要程度の認識で報道しているのを、日本国民は軽く扱い過ぎるのではないかと感じないのだろうか。
バケツ一杯程度の水ならしょうがないかとも言えるだろうが、数十万トンの高濃度放射能汚染水が巻き散らかされている状態をNHKは無視に近い形で報道をしております。
余程の馬鹿(ばか)なのか、国民にパニックを起こして貰いたくない政府の方針を考えた報道だろうと言って間違いないだろう。
放射能汚染に起因する死者こそ未だ出ていないが、福島発電所はいまだに手のつけようがない程の放射能汚染の発生源であることを、もっと危機的に報道した方が良い。
そうすれば、一時帰宅などが単なるセレモニーに過ぎないことも、地域住民も日本国民も理解できるようにもなるだろう。
NHKは中立的な立場の放送局だろうと考えてはいけない。

2011年5月12日(木)
福島原子力発電所から半径20K以内の住民の一時帰宅が今日から始まった。
事前の説明会で国側から紙が配られたのだが、そこに「警戒区域は危険であり、自己責任で立ち入る」と書かれてあったそうだ。
何が危険なのか、誰に同意書を出すのかも判らない紙切れだったそうだが、当然ながら住民はカンカンに怒ったそうである。
放射能汚染も含めて、転倒した場合や落下物によって障害を受けた場合でも、国や東京電力が訴えられても逃げられるようにしようとの魂胆だろうが、行政の素顔が垣間見える。

内閣府の一時帰宅担当者によると、2時間の滞在で受けた個人の累積放射線量は暫定値で最低1マイクロシーベルト、最高で10マイクロシーベルトだったらしい。
これは当たり前の話で、今時空気中で数ミリシーベルトの放射線を感じるようでは、生きていられない。
地表に蓄積されている放射能でも測定すれば、場所によっては気が遠くなるような放射能に汚染されているのではないだろうか。
確か原子力発電所の北西方向の地域は汚染がひどいらしいとのデータがアメリカのサイトでは掲載されていた。

先日の中部電力の社長の記者会見を見ていて、「堀の中の懲りない面々」と言う阿部譲二の小説を思い出してしまった。
私は読んだことは無いのだが、どんなに悲惨な目にあっても、懲りない(反省しない)人種は存在するのだろう。
安全なはずの高速道路が崩壊しても、次はもっと頑丈にしようと何度でもやり直しがきくが(死者も出ているので、あってはならないことだが)、原子力発電所が爆発して何万人も死んだから、次は安全基準を見直すことにしようなどとは言えない筈である。
が、懲りない面々はそんな思考をすることは一切無い。
そんな事態が起きても、電力会社は国の責任だと思っているし、国は電力会社の責任だと思っている。
人が何人死のうとも、自分が責任を負わされなければ、構わないと言う考え方をやってのける人種である。
これが、今の日本だと言っても、当たらずとも遠からずではないだろうか。

福島県楢葉町の町議団が福島原子力発電所で事故が発生したことに対する抗議文を首相に手渡したと 報道 されていたが、事故の後に「事故は原発の安全神話を前提にした国の規制機関としての責任放棄と、東電の営利優先以外の何物でもない」とか言っても、無意味だろう。
町議団の目的は、補償などの要望のためのようだから、抗議文などの中身はどうでも良いようだが、同じ過ちを御前崎市の市長もやりそうな感じがする。
福島の事故の場合、今のところ原子力発電所の事故が原因での死者が出ていないから、不幸中の幸いと言えなくもない(そのようにマスコミにコントロールされているので)が、御前崎市で稼動中の原子炉が爆発でもしようものなら、それこそ数え切れないほどの死傷者がでるのは明らかである。
御前崎市の石原茂雄市長は原発停止時に交付金が満額支給されるかどうかだけが心配のようだったが、そんな甘ちょろい考えで良いのだろうかと周りからは見えてしまう。
所詮は田舎市長なのだろうと考えるべきか。

仮に市長が低レベルであったために、市民が原発事故に巻き込まれたとしても、そんな市長を選んだ市民にも責任があると諦めて貰うしかあるまい。
私は幸いにも御前崎市民ではないが、残念ながら国家でも同様である。
政府が低レベルであれば、国は衰退し、やがては滅んでしまうだろう。
現在がその状況ではないかと思えるのだが、多くの国民は日本の将来を諦めしかないようである。
国民が政府を支持しているかどうかなどは、政府の存続には全く関係がないからである。
この国を動かしている原動力は、いったい何なのだろう?

2011年5月11日(水)
菅直人首相が自らの首相としての歳費を返上すると発表している。
首相として至らなかった点を深く反省しているお詫びとしての行為のようである。
又、原子力政策の見直しを行いたいなどの記者会見もあり、反原発の組織が泣いて喜びそうな 発言 も行っているようである。
発言内容には非の打ち所が無く、これが就任早々の60%の支持率がある時だったら、涙を流す国民も居たのではないだろうか。
これらのパーフォーマンスを考える知恵袋となる人間を菅直人は取り込んだと思われるが、残念ながら時遅しの感じは否めない。
確かに、首相としての歳費を返上することに反対する人は居ないが、早く辞めて貰いたいと思っている人が、歳費を返上したからと言って、それで許せる訳がない。
原子力政策の見直しも確かに格好は良いが、それを支持する人は反原発関係の集団と原発に不安を持っている国民だけである。
福島の事故以来、原子力発電所の危険性を感じた国民は、私も含めて膨れ上がったが、日本を支配しているのは日本国民ではないことを理解していない。

つまり、原子力政策の見直しを打ち出したと言うことは、電力業界を完全に敵に回してしまった事であるし、電力業界が抱えている官僚や国会議員、宣伝用マスコミ要員まで敵に回してしまったと言える。
今回の発言で、首相の支持率は多少上がると思うが、退陣要求には加速度がつき、結果的に見れば自分の首を自分で絞めてしまったとも言えるだろう。
言うならば、内閣の退陣を早めてしまっただけではないかと感じている。
今回の発言で、電力業界は菅首相と民主党を見切るだろうし、頼みの綱としている国民の支援もほとんど得られないのではないだろうか。
元々、辞めなければならないのは、時間の問題と見られていたのだから、大勢に大きな変化はないのだが。

2011年5月10日(火)
中部電力では、菅直人首相の要請を受け入れると9日に発表をした。
想定内のことだが、浜岡原子力発電所を放棄した訳ではなく、浜岡原子力発電所が危険な施設と考えていないのも当事者としては当然のことなのだろう。
以下に記者会見時の主要な発言内容を記載する。

(1)−−数日で4、5号機が停止するということだが、いつまで停止することになるのか。国は2年程度としていたが、前倒しはあり得るのか
水野社長「わたくしどもとしては、今までも申し上げたように、さらなる対策に2、3年かかる。これをできるだけ早く、実施完了することをこれから全精力あげてやっていく。これから詳細に詰めていく」
(2)−−中部電力には今回の浜岡停止で原発がなくなるが、原発は今後も重要な施策となるのか
水野社長「原子力発電はやはり、日本のエネルギー事情、つまり燃料を海外からほとんど輸入しないといけない状況を考えると、基幹、軸となる電源になるのは間違いないと考えている。しかし、原発事業を進めるうえで、地元、国民に信頼を得ないといけない。安全を最優先に地元の皆さんに理解をいただきながら原発を進めていきたいという考えをもっている」
(3)−−確認書で国に対してどういうことを求めたのか
水野社長「今回の措置がお客、立地地域へ影響を与えることになるので、これについて、要請書をいただいて、その内容について、運転再開の条件、国の支援を確認した」
(4)−−海江田大臣との話の中で、緊急安全対策のなかの津波対策を講じた段階で運転を再開できるということなのか。そのことについては確約を得たのか。法令に基づき、安全対策が適切に実施されているということを周知したということだが、浜岡3、4、5号機の耐震補強のバックチェックの結論は出ていないと思うが
水野社長「現行の指針において確実な安全対策が実施されているということ。中長期的な安全対策を進めれば再開できると確約をいただいた」


中部電力の水野明久社長は、さすがに抜け目がないと言うか、政府との対応に確認書を取るなど抜かりがない。
菅直人や海江田万里では、到底太刀打ちできない人物だろう。
浜岡原子力発電所は国の安全基準を満たした施設だから、津波の防護、非常用発電の設置が終えた暁(あかつき)には、速やかに運転再開を認めさせる約束を取り付けた。
要は、国が安全だと認定した施設なのだから、東海地震で浜岡原子力発電所が爆発して放射能を巻き散らかそうが、それは中部電力の責任では無いと明確に言ってのけたのである。
一企業の経営者たるものは、そうであらねばならないのかと怒りよりもむしろ感心した。

東海地震が浜岡原子力発電所が停止している2,3年の間に発生してくれれば良いが、そうでない場合は運任せになった。
私は国の安全基準など全く信用をしていないので、運任せと言ってもヒフティヒフティの運任せではなくて、3対7か良くても4対6ぐらいで危険度の方が高いだろう。
自然の力に対して、人間の無力さを嫌と言う程味わったので、これでも甘いかも知れない。
御前崎周辺の住民は、遺言の準備ぐらいはしておいた方が良いだろうと思う。
運悪く原子力発電所が爆発した場合には、中部電力と民主党内閣を恨むべきだろう。
これはジョークではなくて、真面目に言っているつもりである。
国民主権などと言っても、実際に国民には力など発揮できる場所は無いに等しい。

それから、原子力発電所のある県の首長が言っているように、なぜ浜岡原子力発電所だけが対象になるのかが極めて不明確である。
政府は東海地震は近年に確実に起こるのがはっきりしており、他の場所では地震が発生する確率が低いからだとか無茶苦茶な説明をしている。
確率が1%の場合と80%の場合では、必ず80%の確率が先に来るという論理でもあるのだろうか。
一般的な高校生レベルの知識があれば、そんな馬鹿(ばか)な話は無いと一笑にされるだろう。
今の内閣の知能は幼児並ではないかとがっかりしていたのだが、ひょっとしたら、おむつが必要なレベルかも知れない。
菅ぼっちゃま、本当に浜岡原子力発電所だけで良いんですか?。

2011年5月9日(月)
「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の食中毒事件で、えびすに肉を卸していた食肉卸業者「大和屋商店」が、かなりの悪(わる)だったのではないかとの疑惑が出始めている。
事件当初の報道では、「大和屋商店」は生食用として肉を販売したことはなく、捜査機関でも生食用として肉を販売した形跡はなかったと報道されていた。
保健所の調査でも衛生管理状態に問題は無かったとの報道だったので、過失は無いものと私は思っていたのだが、メールなどのやりとりを見ると、生食用の肉として販売していた形跡があるらしい。
このメールが「大和屋商店」の営業マンのメールなのか、代表者のメールなのかによっても違ってくるだろうが、生食用(ゆっけ用)として肉を提供していたのであれば、責任問題は当然ある。
「大和屋商店」の社長は報道陣から逃げ回っているらしいので、後ろめたい事があるのは確かだろう。

私の感覚的な感じだが、今までは99%「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の過失だったのが、80%程度まで責任は低下するだろう。
人によっては60%程度まで責任の範囲を下げるかも知れないが、それ以下にはならないだろう。
最終的に客の安全を守らなければならないのは、肉を提供する店であるからである。
「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」が「大和屋商店」を、どんなに信じていたと言い張っても、コストダウンのために手を抜いていたと言うそしりを受けることを免れる事は出来ない。
「大和屋商店」がどんなに悪(わる)な業者だったとしても、えびす側は泣き寝入りするしかないだろうと思っている。
会社の命運を卸業者に委ねているような経営者の店は、滅びるしかあるまい。(滅びるかどうかは現時点では不明だが)

浜岡原子力発電所の停止要請も含めて、日本の原子力行政は見直すしかないだろうと思っている。
政府は、原子力行政を見直す訳ではないと繰り返し言っているが、あの福島原子力発電所の大事故を見れば、日本国民は原子力発電所の存在を容認する訳がない。
稼動中の原子力発電所をどうするのかは兎も角として、新規の建設は周辺住民が容認しないだろうと思う。
絶対安全な設計をしているから大丈夫だと言う電力会社の言葉には、誰も信じるものは居なくなったし、原子力はコスト的に有利であると言う説も、今回の惨状をみれば全くの誤りであったのがはっきりした。
不幸なことに、日本の原子力行政は建設会社と電力会社と政府の癒着によって、安全性を置き去り(危険性を甘く見て)にして建設されてきたのだろう。
原子力発電所をまるで、ダムを建設するのと同様に考えていた政府の責任は重大である。
昨日も書いたのだが、日本は原子力技術に対して余りにも幼稚なレベルであったし、日本の立地条件が原子力発電所の建設には向いていないこともはっきりした。
福島原発の事故は大惨事ではあったが、これぐらいで済んだことを、むしろ喜ぶべきかも知れない。
原子力発電所の周囲数十キロが死者で溢れている惨状など、想像するのも嫌である。
これは杞憂などではなく、現実性の高いことであるのが、福島を見てはっきりしたのである。

浜岡原子力発電所を全停止させても、地元自治体への交付金が大幅に減ることはない(特殊事情は最大限、配慮されるべきだ)と細野豪志首相補佐官は8日、都内で記者会見したとの 報道 があった。
今の内閣に共通しているのは、税金の使用を安易に考えていることである。
日本には金の成る木があると思っているのは菅直人首相ぐらいなものではないかと思っていたのだが、そうではなさそうである。
御前崎市の石原茂雄市長はおいしい物を今後も食べ続けれれるので大喜びだろうが、日本国民にとっては消費税を上げさせられたり、何らかの増税は必至だから、今後は重税に苦しむことになる。
理屈に合わない事を平然とやってのけるのは、民主党が政治に携わった経験が無かったからなのか、閣僚のレベルが低すぎるからだろう。
当人たちは、自民党政権時代の尻ぬぐいをしているだけだと言いたいのだろうが、そうだとしても許される事と許されないことがある。
それよりも、こんなことを続けると民主党政権が2度と巡ってこなくなることを、彼らはもっと考えるべきだろう。(喜ぶべきかも知れないが)
自民党にも笑われるようなことは、止めて欲しいものだ。

2011年5月8日(日)
中部電力では、菅直人首相の要請を受け入れるかどうかで、協議したが結論が出なかったと報道された。
最終的には要請を受け入れるのだろうが、昨日の今日でハイ判りましたとは言えないのだろう。
中部電力にもメンツがあることを示したいのだろうと思う。
私は、そんなどうでも良い事よりも、中部電力は政府が浜岡原子力発電所を危険と判定した理由が、津波に対する防備が不十分であるからだけなのかを政府に問い正すべきであると思う。
それだけであるのなら、防波堤の高さを高くすれば良いだけなので、その工事期間中は原子力発電所を停止状態にしておけば良いだけであるから、受け入れは容易だろう。
しかし、そうではない(津波対策が単なる名目)ならば、膨大な費用を掛けて工事することが無意味であるし、今後の見通しも立たないことになる。
政府も、そのことは明確にする必要があるだろう。
私が、中部電力の社長であるならば、それが明確でない以上、要請は受け入れられないと返答をする。(浜岡原子力発電所が本当にどんな地震に対しても安全だと確信しているならば)

私は中部電力の社長ではないので、日本国民の一人として感じるのは、浜岡原子力発電所は来るべき東海地震に対して極めて危険な存在であると感じている。
もし、地震によって原子力発電所が破壊されたならば、取り返しのつかない事態になるのだから、一刻も早く閉鎖をすべきであると考えている。
福島の事故を見て感じたことは、日本は原子力を取り扱うには幼稚すぎると言うことと、地震の多い国は想定出来ない事態になることが多いので、原子力発電所のような危険な設備は設置しないほうが良いと言うことである。
勿論、原子力発電所に頼ってきた日本の電力事情があるので、急に全ての原子力発電所を無くする事はできないので、現在考えられる最大の対策を行った上で、除々に廃棄していくしか方法は無いだろうと思う。
浜岡原子力発電所は世界一危険な原子力発電所と言われている程だから、万全な対策を行うのは不可能なのではないだろうか。

【追記】
中部電力が菅直人首相の要請を受け入れるかどうかを先送りにした理由が、ちらちら報道されている。
「夏場の需要に対して対応できないかも知れない。」、「業績悪化で赤字に転落するかも知れない。」、「株主に説明がつかない。国の要請で業績が悪化するのなら、国はその分を何とかしてくれるのか」 耳を疑うような先延ばしの理由である。
日本国民が知りたがっているのは、浜岡原子力発電所は東海地震が発生した場合でも安全なのかどうかだけである。
少しでも不安があるなら即刻停止して貰いたいだけであって、停止したために夏場に停電が起こっても、放射能を浴びて死ぬよりは増しである。
自分の会社の業績悪化と国民の命を天秤にかけたら、業績悪化の方を懸念すると言う態度も許せない。
業績悪化が心配で株主に説明がつかないのなら、国の要請を断れば良いではないですか。
業績悪化分は、阿呆な内閣はひょっとしたら何とかしてくれるかもしれないが、根本的な考え方が間違っています。
中部電力に言いたい!!。
本当に心の底から浜岡原子力発電所が東海地震に対して安全であると考えているのであれば、菅直人の要請など断りなさい。
あの男は、目立ちたいだけで深い考えも無く、思いつきで言っているだけです。
但し、日本国民は、単に安全だと聞いただけでは納得できませんので、絶対安全であると考える根拠となるデータを示してください。
それを専門家に見せて判断させていただきます。

御前崎市の石原茂雄市長に言いたい!!
「もう少し地元の意見を聞いてほしかった」、「国が、総理が決定したことは重く受け止めなくてはならないと思う」
あんたねぇ、人の指図ばかり気にしないで、もう少し自分の考えを持ちなさいよ。
もう少し、大局的に物事を考えられるように努力しなさいよ。
福島原発の事故を見て、ひょっとしたら自分の所でも同様な目に会うのではないかと考えませんでしたか?
原発があったお陰で、今まで随分と良い思いをしてきたのは判ります。
今まで市長がおいしい物を食べられたのも原発のお陰であるのは、お顔を拝見すれば想像がつきます。
しかし、御前崎市が死者であふれ、人が住めなくなくなるよりは、そんな危険性が一切ない状態の方が良いのではないですか。
市長は雇用が心配だとか言ってますけど、住民に安全と雇用とどちらを取るか聞いてみたらいかがですか。
私は聞くまでもないことだと思っていますが、そんな事が心配なら意見を聞いてみてくださいよ。

浜岡原子力発電所が、東海地震が発生した時に、実際に危険な状態になるのかどうかは私には判りません。
ですが、世界一危険な原子力発電所だと言われて、枕を高くして寝ていられますか。?
石原茂雄市長にも中部電力の社長に言った事と同じ事を言います。
自分が心の底から安全だと思っているのなら、菅直人首相が何を言おうと無視してください。
そして、市民と共に原発停止の反対運動を展開してください。(そんな度胸はないでしょうが)

北沢俊美防衛相は7日午後、沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題について協議した。
菅直人首相の時もそうだったが、民主党の閣僚はなぜ断られるのが確実なのに県知事に面会するのだろうか。
単なる馬(ばか)なのか、セレモニーなのかであろう。
日米で合意したのだから、沖縄もそれに従えでは沖縄県民は納得する筈があるまい。
ここまでこじれてしまうと、沖縄振興計画の餌(えさ)を少々蒔(ま)いたところで合意することはあるまい。
かと言って、日本政府が強制的に飛行場を作る訳にはいかないだろうし、お手上げではないか。
このままの状態でずるずる時が経過したままで、良いのだろうかと思ってしまう。
私には解決策は思い浮かばないが、政府のみっともない行動は、もう止めてもらいたいものだ。
この問題を解決できる人(政治家)は、日本には居ないのではないか。

2011年5月7日(土)
単細胞の菅直人政権では、「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の食中毒事件を受けて、加熱用肉の生食禁止令でも出すのかと思ったのだが、さすがにそこまで馬鹿(ばか)ではなかったようである。
亡くなられた方や現在も入院されておられる方には不謹慎な発言で申し訳がないが、全責任が店にあるとは言っても、自分の体を守るのは自分の責任であると言う事だけは認識しておく必要があるだろう。(子供は親が守らなければならない)
危険は焼肉屋だけにあるのではなく、生ものを扱う店ならどこにでも可能性があるからである。
放射能は見分けることが出来ないが、食中毒については危険性を感じることは出来る筈である。

今回の事件から、焼肉店の多くが「ゆっけ」の販売を当面禁止にしたようである。
私が見たサイトの情報では、全国に約50店舗ある「叙々苑」(本社・東京都港区)はユッケ販売を継続している。らしい。
こんな大事件の後でも、「ゆっけ」を注文する客は、相当なゆっけマニアだろうと推察される。
私は、「ゆっけ」を食した記憶が無いのだが、相当に美味なのであろう。
日本人の特性から見て、「ゆっけ」を食べる人は激減するだろうが、それでも提供する店は99%以上安全だろう。
政府などが、無闇やたらに口出しすべきでは無いと思う。
私はふぐ料理と同じで、知識の十分な人が細心の注意を払って調理すれば、危険性は限りなく0(ゼロ)に近い食品だろうと思っている。
勿論、大人であれば食べる食べないは自己の判断で決めるべきであるし、食べた結果についても自己責任であるのは言うまでもない。

菅首相は6日夜、稼働中の中部電力浜岡原子力発電所のすべての原子炉(静岡県御前崎市)について運転停止を中電に要請した。
非常に危険であるから直ちに停止させようとの要請には何の問題もないのだが、さすが菅首相だと言う気持ちが沸いてこないのはなぜなんだろうか。
余りにも唐突な感じがしたからなのか、いつものパーフォーマンスの一環ではないかと言う思いからなのか、何かすっきりしない面がある。
浜岡原子力発電所が非常に危険な存在であるなら、停止させるのは当然であると思うが、電力不足が逼迫している状態での停止は日本の産業にも多くのダメージを与えてしまう事になる。
不明な部分が多いので、もう少し情報を集めてから、今回の決定の妥当性について述べたいと思う。

目立ちたい菅首相が、今回もパーフォーマンスで緊急記者会見を開いたのだろうと思っていたのだが、中部電力浜岡原子力発電所に関して言えば、将来確実に地震の発生する場所で、不安定な地盤の上に満足な調査もせずに作られた原子力発電所であるらしいことが判ってきた。
中部電力では、地震のシミュレーションを行って600ガルという巨大地震にも耐えられる設計をして政府の安全確認も取れていると言っているが、阪神淡路大震災のときも高速道路が関東大震災の20倍に耐える設計をしているといわれながら、その10分の1の震度で破壊したように全く当てにはならない。
特定の方向だけの揺れを与えて10倍だの20倍だのと言っても、自際の地震は複合しているので、シミュレーションなど無意味に近いのである。(完璧なシミュレーションは不可能であると言う意味)
その後、中部電力では念のために1000ガルに耐えるように補強工事をしたと発表したが、これが笑い話にもならないお粗末なものだったらしい。(1000ガルに耐える根拠が全く無い自作自演の数字)

福島原発の場合は、震源地が遠かったために地震で原子炉は自動停止だけはできたが、浜岡原子力発電所の場合は震源の真上に位置しているので、過去の例では地盤が数メートルも移動する可能性が高いらしい。
このため、稼動中の原子炉や原子炉施設がそのままの状態で破壊される可能性が非常に高いらしいことも判ってきた。
それはまさにチェルノブイリ事故の再現であり、国土の狭い日本ではその被害の甚大さは想像を絶する惨状となる。
間違いなく日本の崩壊となる事態である。
政府やマスコミを通じて、日本国民にはほとんど説明がないが、中部電力浜岡原子力発電所はかなり危険な原子力発電所であるのは確かなようである。
更に検討をしていきたいと思う。
以下が浜岡原子力発電所で検索して、私が情報を得たサイトのリンクです。(全て同じサイト内です)

超巨大地震 東海地震から生き残るには
浜岡原発は即刻停止せよ 「サンデー毎日」2004年2月29日号掲載の内容
迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である 平成17年2月23日: 予算委員会公聴会での発言

調べ始めたばかりで、記載されている情報の内容が正確であるかを精査した訳ではないが、浜岡原子力発電所が危険なのは関係者では公然の秘密になっているのではないだろうか。
菅直人首相は、それを隠し切れないと感じたのか、あるいは自分が公表することによって、指導力がないとの悪評を一気に払拭したいと考えて、今回のような唐突に発表を行ったのではないだろうか。
菅首相の不支持率が半数を超えてしまった現在では、支持率の向上は極めて難しいと思うが、公表した内容には大きな間違いは無さそうである。
もし、中部電力が安全性について絶対の自信があるのであれば、その根拠となる科学的なデータを示して専門家の判断を仰ぐべきだろう。
今回の首相発言に対する、マスコミや国民の反響に注目したいと思う。

【追記】
政府が言う浜岡原子力発電所の危険とは、津波対策が不十分なためであるらしい。
活断層の真上にある同発電所が、本当に東海地震に耐えられるのかどうかには言及していない。(既に安全は確認されていると言うことなのだろう)
日本の技術レベルから考えて、単純なシミュレーションを行っただけで安全と決め付けるのは、極めて危険ではないかと感じている。
想定外でしたごめんなさいで済まされる事ではないのを、いまだに理解できていないらしい。

2011年5月6日(金)
焼き肉チェーン「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」で発生した食中毒事件で死亡者が4名になったようである。
20人以上がHUSなどを発症していると言われているから、重症患者が後どのぐらい居るのかは明らかにはされていないが、予断を許さない状況だろうと思う。
これだけ死亡者が出ると、単純思考が得意な政府は、ひょっとしたら焼肉店でのゆっけの販売を禁止する措置を取るのではないだろうか。
私自身は、貧乏のせいもあって焼肉店に入ることは極めて稀なのであるが、生肉を食べることはめったに無いし、焼肉でも十分に火を通して食べる癖がついている。
要するに臆病なのであろう。

ゆっけが食物として適していないとは考えていないが、日本ではゆっけは食物として店が提供するにはレベルが低すぎると言うことはあるかも知れない。
今回の事件で政府がゆっけの販売を禁止しても、なるほどゆっけによる溶血性尿毒症症候群(HUS)は今後発生しなくなるが、以前にはカイワレダイコン(穎割れ大根、貝割れ大根)で同様の食中毒が発生したのではないかと言われており、食中毒に対する根本的な解決策ではない。
まともな政府であれば、こんなその場凌ぎのような措置はしないのだが、今の菅政権ではやるかも知れないので今後を注目したいと思う。
ゆっけを禁止した場合には、また政府をからかってやろうと思っている。

この時期は特に生物(なまもの)は食中毒の危険があるし、生命を脅かす程の病原菌も多いので細心の注意は必要である。
生もので無くても毒を持っている魚介類も多いし、最近は放射能汚染までも注意を払わなければならなくなっている。
食べ物の危険性については、最終的には消費者が判断しなければならないことだろう。
危険性のある食べ物を全て政府が販売禁止にしていたら、日本では食べられる食物は限られてしまうのではないだろうか。
尤も、政府が安全と宣言した放射能汚染度の検査でも、実際はかなりいい加減さを感じるので、私は信用をしていない。
特に福島に近い海洋で獲れた魚介類は、放射能に汚染されていないかどうか注意を払う必要があるだろう。
千葉県知事が過去の政府のやり方をまねて、あさりだったかハマグリだったかを海岸で食べるパーフォーマンスをやっていたが、みっともないだけだった。
あんな事をやると、かえって危険なのではないかと勘ぐられるだけである。

今回の「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の食中毒は、価格が激安店であったから、手を抜いていたのだろうとの指摘は多い。
問題は店ではなくてデフレ経済にあるのではないかとの指摘もあるが、それは理由にはならないだろう。
デフレで無くても、手を抜く店はいくらでも存在するからである。
安かろう悪かろうの傾向は確かに存在しているが、それも傾向であって全てではない。
今回のような食中毒事件を2度と起こさないためには、ゆっけの販売を禁止することだけで済まないのだけは確かである。
あくまで想像上ではあるが、ゆっけについては特に販売など禁止しなくても、2度と同じ食中毒は起こらないと思う。
教訓を得たのに、再度同じ愚を犯す者が居るとは、私には思えないからである。(あくまで想像上であるから、ゆっけを食べる場合は自己責任でお願いしたい)

パーフォ−マンスと幾度となく言われながらも、菅直人首相は被災地の訪問を続けている。
何とか人気を取り戻したい一心からなのだろうが、ひいき目で見ても人気が回復することは無いと思う。
形(パーフォーマンス)だけでは、人の心は掴めないからである。
そんな事より、先日に埼玉県加須市の旧県立騎西高校を訪問した際に、来年の1月になれば場合によっては被災者が元の場所に戻れるのではないかと思わせ振りを言った内容が真実なのか検証して見ようと思う。
戻れるかどうかは、放射能の汚染状態がどうなのかで決まる。
日本には、SPEEDIと呼ばれている放射能の分布状態を示す機器が存在している。
放射能の分布予測も出来る優れたもので、130億の巨費をつぎ込んで開発したと言われている。
3月11日もこの装置は機能しており、爆発当日も数千枚の写真と放射能の分布予測図を作成した。

政府は、この予測図は公表の義務がないとか言って公表をしていない。(2枚だけ公表)
日本は隠蔽体質の強い国なので、公表すると混乱が起きる恐れがある場合や、政府の不手際と指摘されるような情報は一切公開しない。
日本では無理だが、アメリカでは福島原発周辺の放射能汚染度をインターネット上で既に公開をしている。
ドイツやフランスの報道機関でも公開しているようだが、アメリカの公開しているものが、日本の政府が発表しているものと酷似しているので、このデータが最も信頼できるだろう。
以下の写真がアメリカが公開しているものである。
大分以前から掲載されているものだから、多くの方は既にご覧になったことと思う。

汚染マップ

一部だけ切り取ったものだが、赤い部分が最初の1年間で20ミリシーベルト以上の放射能で汚染されるだろうとの予想図である。
この地域の汚染度は高く、数年間は人が住めないのは確かだろう。
日本政府が所有している汚染予測マップは、もっと精度が良いだろうから具体的な市町村名と正確な汚染度まで判る筈である。
菅直人首相がモニタリングの結果如何(いかん)でどうこう言うまでもなく、現在でも今後人が住めない地域を把握できているのは間違いない。(菅直人本人はリップサービスのつもりでいるのだろう)
なぜ、こんな重要な事を発表しないのかと言うと、あくまで想像なのだが、汚染度がかなり深刻なので、国民にパニックが起きると考えていたからではないかと思っている。
30K圏内の住民は避難しているから大丈夫のように思えるが、北西部の地域は30Kmを超えた地点でも汚染度が高そうなので、このマップが正確であるなら心配な事である。(政府では計画的避難地域とか言ってぼかしている)
何年か後に、放射能の影響が出るとすれば、この地域に住んでいる人になるだろうと思う。
勿論、魚介類を通しての汚染を受けた場合や地下水を飲料水にしている住民は非常に危険で、数年以内に影響が出る場合さえあるだろうと思う。

2011年5月5日(木)
東京電力が賠償金の支払いを行わせるために、政府は電力料金の値上げを認める方向で調整に入ったと 報道 している。
東京電力関内の電気料金の値上げ幅は、16%の大幅なものになるらしい。
他の電力会社も釣り合いを取るため、2%程度の値上げをさせるようである。
原発事故の後始末は、やはり日本国民が負わなければならない事が、確実になったと言えるだろう。
そして、この決定は民主党の崩壊を決定的にしたと言えるのではないだろうか。
生活の苦しい時期に、公共料金の一端を値上げすることは、政治に無関心な層をも巻き込むからである。
馬鹿(ばか)な政権は、電力料金の値上げは電力消費量の低下に結びつき、節電効果も兼ねた一石二鳥の政策だぐらいに考えているのだろうが、日本の産業へのダメージは計り知れないものがある。
ひょっとしたら、日本が崩壊する引き金にも成り兼ねないものである。

こんな事になるのなら、みんなの党が主張していたように、東京電力の国有化も考えるべきではなかったかと思うのだが、今更悔いても始まらないだろう。
東京電力側にしてみれば、大勝利だったのではないだろうか。
大惨事を引き起こした割には、思いもかけないほど軽く済んだので、祝杯をあげていることだろうと思う。
東京電力の飼い犬官僚や飼い犬議員、宣伝用マスコミ要員が大活躍した結果だろう。
心からおめでとうと申し上げたい。(当然皮肉だが)

崩壊寸前の菅直人政権もたいそうな置き土産をしてくれたものである。(これが最後の土産であって欲しい)
こんな結論を下すなら、もう少し国民に様々な方法を提示して、議論をさせて貰いたかった。
この決定よりは、もっと良いやり方もあったのではないだろうか。
菅直人の無能振りを見て、政界だけではなく経済界も今の政権を見放したようである。
ロッキード事件の中曽根元総理からも苦言を言われる程であるから、ひどさの程度が知れようと言うものである。
民主党がこんなに思い切りの悪い、未練がましい人間が集まっている政党であるのを初めて知った。
2大政党の存在は日本のために良いことだろうと信じてきたが、見直すことにしたいと思う。

【追記】
パーフォマンスと言われながらも、4日午後に埼玉県加須市の旧県立騎西高校を訪問した。
国会周辺では早く辞めろの声ばかりで、居場所が無いのだろうが、避難所の住民も来ていただいて嬉しいなどと言う人は皆無に近いだろうと思う。
特に話す内容も無いので、何時家に戻れるのかについては「東電の工程表が予定通り進めば、年明けには(原子炉が)一定の安定状況になる。その時点で改めて判断する」と述べたようだ。
更には「それぞれの地域に戻れるかどうか(放射線量の)モニタリングをして判断する。双葉町は原発に非常に近いので、その時点でどういう形が可能か改めて相談する」とも言っている。
非常にあいまいな発言で発言内容の理解は難しいが、戻れる可能性は否定していないようである。
本当にこんな発言(住民に期待を抱かせる発言)をしていて大丈夫なのかと、いかに無責任な首相であるとは言え、不安になってくる。
被災者が戻れなかった場合でも、モニタリングの結果戻るのは無理と判明しましたと言えば問題無いと考えているのだろうが、私などのような素人目には原子炉が来年の1月までに安定状態になるのも到底無理に見えるし、仮に安定したとしてもモニタリングをするまでも無く住民がその時点で家に帰れるなどとは想像すらしていない。
どんなデータからどう言う思考をすると首相の言うような発言をすることが出来るのか、不可解としか言いようがない。
首相の元には、我々よりも遥かに多くの情報が届いているだろうから、放射能の汚染度が問題でない根拠を詳しく示して欲しいものである。

私などは、現在でも放射能は飛散していると思っているし、汚染水も地下水に混入して拡散を続けていると考えている。
水素爆発によって大量に放出された放射能も決して無視できるレベルでは無いと思っているので、土壌が汚染されている地域は数年は人が住めないだろうと考えている程である。
原発周辺は、本当にモニタリングの結果如何程度で住民が戻れるような状態なのだろうか。

東日本大震災復興構想会議(議長=五百旗頭真・防衛大学校長)の委員ら6人が4日、宮城県入りし、被災自治体の首長との意見交換や視察を行った。
このメンバーは悪名高い菅首相が構想したもので、同様な会議を首相は乱立させている。
それはさておいて、宮城県南三陸町の佐藤仁町長は、被災企業の借金を棒引きする「徳政令」の実施を求め、梅原猛・同会議特別顧問は「政府に申し入れたい」と応じた。と報道されている。
五百旗頭議長も「切実な声をたくさん承ったことが大きい。地元の努力を後押ししていきたい」と語ったらしい。
一見、尤もな要請のように思えるが、借金の棒引きなどを軽々しく行うことが、どれだけ問題点の多い行為であるかを大学教授連中は理解をしていない。
以前に東京都知事に美濃部 亮吉(みのべ りょうきち)と言う日本社会党(民社党の前身)を支持基盤(日本共産党も推薦していた)にしたマルクス経済学者が3期(12年間)努めたことがあったが、福祉政策を過剰に行った結果バラマキ財政となり、東京都を当時前代未聞の財政難に転落させた事があった。
大学教授などと言う人種は、結局は世間知らずの人間であり、これが必要です、あれも必要ですと言われれば、よく考えもせずに聞いてしまう。
被災地の企業の再生をするためには、借金を棒引きにするしかないなどと言われると、それを受け入れてしまうのである。

法治国家が超法規的なことを行うと社会の秩序は乱れてしまう。
こんなことは常識中の常識で、自見庄三郎金融相が2日に 一律の債務免除は困難 と述べている通りである。
これが正論である。
しかし、菅直人首相も常識を逸した考え方をする人であるから、「徳政令」とやらを受け入れてしまいそうだし、仮にこんなことをやり出すと個人の2重債務も免除しなければならないだろうし、際限が無くなってしまうだろう。
それどころか、結局はお金を貸した側へ政府が肩代わりをして返さなくてはならないようになるだろう。
日本の没落を早めるだけの行為である。
やたら安請け合いをする東日本大震災復興構想会議のレベルも見えたような気がするのだが、私の感違いであって欲しいものだ。

2011年5月4日(水)
5月3日の 報道 によると、1号機原子炉建屋の換気を行うための準備を進めたらしい。
原子炉を安定に恒常的に冷却できる状態にするためには、まず原子炉がどんな状態であるのかの観察を行い、状態から対策を考え、冷却のための装置の設計を行い、設計図に基づいた資材を発注して、組み立て工事を行い、動作確認と修正を繰り返してようやく安定に動作するとの確信が得られるようになる。
その第一歩である原子炉がどんな状態であるのかの観察を行うためには、人が中に入って状態を見なければならないので、人が入ることが出来るように放射能の汚染度を下げる必要がある。
そのために、換気装置を導入しようと言うことなのだろうが、惨事から2ヶ月近く経た現在でもその準備中の状態である。
東京電力としては、9ヶ月で安定状態にさせる構想(希望)は多めの設定日数だったと思うが、1号機原子炉建屋の中に人が入れる状態になるまでも2、3ヶ月は必要なのではないだろうか。
そこから状態の把握まで1,2ヶ月、対策方法を考えるまで3ヶ月、設計を行うまで3ヶ月、全ての資材が供給されるまで6ヶ月、組み立てまで2,3ヶ月、動作確認と修正に数ヶ月は必要だろうから、私のような素人考えだとどんなに早くても1年半以上は必要に思われる。
それも、放射能汚染水の処理の問題とかが全て解決できたとしての工程だから、解決できなければ解決出来るまでの期間が上乗せされる。
万一、途中で水素爆発でも発生しようものなら、大変な事態になる。
この危険も格納容器内の圧力状態のコントロール如何にかかっているようであるから、コントロールが出来なくなった場合(外気より気圧が下がった場合)や容器内の酸素濃度が高くなった場合には爆発する可能性が高くなる。(現在はコントロールできているようである)

原子炉本体がこんな状態であるから、放射能汚染水の拡散を食い止められないのは仕方が無いことかも知れないが、福島が広島、長崎に次いで第3の放射能汚染地域になってしまったのは残念である。
何とか放射能による犠牲者が出ないことを望んでいるが、安心できる状態ではない。
これは福島だけの問題ではなく、食物を通してや建材などの汚染にも注意しなければならない事態になってしまったようである。
放射能汚染による影響は、直ぐには表れず、しかも散発的に症状が表れるのが怖い。
汚染チェックを絶え間なく続ける以外には、対応する方法が無いのではないだろうか。
3回チェックしてOKなら大丈夫などと言う、政府の子供だまし的(形式的)なやり方は信用しない方が良い。
今の状態では、3回程度で安全かどうか判定できるほど甘いものではないし、放射能汚染された野菜を平気で市場に流通させる輩(やから)も多い。(検査を受けた物は安全であっても市場に出ているものが安全である保証は誰も出来ないという意味)

小佐古敏荘(こさこ・としそう)東京大教授=放射線安全学=が内閣官房参与を政府に抗議して辞任したことの波紋が今もって続いている。
小中学校の屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトとした基準が妥当であるかどうかだが、例の馬鹿(ばか)総理は福島県副知事の見直し要求を拒否したようだ。
常識人なら、ここまで騒がれたのであれば、基準が妥当であるかどうかの再審議をさせるものだが、昔から何とかにつける薬は無いと言われている通りで、常識人に戻れる見込みは無い。
民主党にまともな人間が残っているなら、20ミリシーベルトの決定の正当性を再度審議させるべきだろう。
再度審議をさせたからと言って、民主党のメンツが崩れることは決してない。
逆に、審議させないことが、どれだけ民主党の信頼を損ね、イメージダウンに繋がるかを考えて欲しいものである。(手遅れのようだが)
仮に20ミリシーベルトで安全であったとしても、それを10ミリシーベルト以下に設定するとどんな不都合が生じるのかも示して欲しいものである。
2,3日前に私が調べた範囲(日記に記載済)では、年間20ミリシーベルト以下に確実に収まっていれば、健康被害を受ける可能性は少ないと感じたが、言われているように確かに高めであり、安全と言う観点から考えれば更に低く設定するに越したことはない。
福島の原発近くに住んでいる住民は、どこで大量の放射能に汚染されるか想定できないからである。

富山、福井の両県で相次いで発覚した焼き肉チェーン「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」での集団食中毒事件が注目されている。
現在までに57人の患者が確認されており、その中で既に男児2人が死亡し、女性一人が意識が不明の重症との報道もある。
これまでにチェーン店が非生食用の牛肉を、生で食べるユッケにして客に提供していたことが分かっているが、生食用の牛肉は流通していないために、加熱用牛肉を生食用牛肉と偽って客に出した訳ではない。
つまりは、全ての焼肉店では非生食用として流通している牛肉を客に生で食べさせているからである。
厚労省からの衛生基準に適合した生食用の食肉処理場は13カ所あるが、生食用として流通している肉は馬レバーか馬肉だけのようである。
焼肉店ではどのようにして加熱用の肉を生食用として提供しているのかと言うと、腸管出血性大腸菌(O(オー)111など)は肉の表面に存在するため、消毒されたナイフで表面をはぎ取る「トリミング」を行えば、子供や高齢者以外が食中毒になる可能性はほとんどないらしい。
以上の予備知識を基に今回の事件について考えて見ようと思う。

チェーン店の運営会社フーズフォーラスの勘坂康弘社長の記者会見の映像は以下のとおりである。
【追記】
テレビ局からの要請(著作権侵害?)だと考えられますが、リンク先の映像が公開禁止になっておりましたので、映像のリンクを削除しました。
この会見を見て、知的障害がある人間に、更に覚醒剤をぶち込んだような感じの会見だったね。と評していたサイトがあったが、私も同感である。(上記映像はそのコピーです)
この社長は、厚労省が法律で加熱用の肉をゆっけに出すのを禁止してあれば、我々は客に出さなかったとか言っている。
どの店でもゆっけはメニューに載せているので、自分達も出さざる得なかったし、たまたま運悪く(自分達だけが)食中毒を引き起こしてしまったと言いたいようでる。
相当にひどい弁解である。
「えびす」に卸した食肉加工業者も立ち入り調査を受けたようだが、卸した肉を生食用として販売していた形跡はなかったらしいし、加工所についても衛生上問題は無かったらしいので、今回の事故の責任の99%は「えびす」側にあると考えて良いだろう。
残りの1%程度が、親が子供に生肉を食べさせる場合の配慮が不足していたのではないかとか、国が生で牛肉を食べる危険性をもう少し国民に周知させるべきではなかったのかの割合である。
親の配慮にしても、食中毒の危険性は感じても死に至るかも知れないなどと考えるのは無理に近く、国も危険性のリスクは店が負う以上何が何でも生食を禁止させるほどの危険性はないだろうと考えるのは仕方がない事だろう。
知識の十分な人が十分な衛生管理と調理法を行っておれば、過去何十年も問題は生じなかったのであるから、強制は出来ないはずである。

今回の事故は、「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の一方的な過失によるものであるのは、まず間違いないだろうと思っている。
腸管出血性大腸菌も、肉牛の1,2割の腸内には存在しているものらしいから、特別な肉とは言えないようである。
人間や他の動物などから、菌が持ち込まれたものではないと考えるべきだろう。
圧倒的な安さと肉質の良さや店の雰囲気、接客態度の良さで急成長してきた焼肉店のようだが、無知だったからか、手抜きからか2人の子供の生命を失わせてしまった。
残念ながら、能力が低く社会の迷惑になるだけの存在は、社会から消えていただくしか道は残されていないと思う。
多分、そのような結果になるだろう。

2011年5月3日(火)
事故を起こした福島の原子力発電所の状態が実際はどうなのかは気に掛かるところである。
政府は、東京電力に収束の工程表を提出させた。
原発周辺の住民の何時になったら収束するのか、何時になったら帰れるのか声に応える必要があると判断したからである。
福島原発の周囲は大量の放射能漏れで人が近づけない状態で、今後の予定など絶対に立てられる訳が無いのに、それを問い正す政府もどうかと思うが、もっともらしい工程表を提出する東京電力も相当に頭がどうかしている。
それに同調して報道しているNHKなどのマスコミの報道姿勢もかなりおかしい。
こんなに偽りだらけの事ばかりやってきたから、今回のような大惨事になった事を今もって反省できていない。

今の原発の状態の常識的な見方は、何とか原子炉を安定に恒常的に冷却できる状態にしたいと努力している段階だろうと言うことである。
私もその見方で間違っていないと思う。
ただ、水素爆発の恐れや大量の汚染水の処理をどうしたら良いのかの目処が立たず、困り果てているのが現状のようである。
つまりは、冷却を優先させると水素爆発の恐れがあるし、冷却水の処理にも困ってしまうからである。
以前のように、低レベルの放射能とか言って海に放出する訳にはいかないだろう。
東京電力がこっそり行ったとしても、監視体制があるので、やがてはバレてしまうだろうと思う。
東京電力のいい加減な工程表によれば、6ヶ月から9ヶ月の間に原子炉の安定的な冷却ができる状態にしたいと言うことだったと思うが、汚染水の処理の問題だけで数ヶ月は要するだろうから、1基程度の原子炉でさえ9ヶ月以内に安定冷却するのは無理に近いだろう。
東京電力は、出来なくても謝れば済むと思っているだろうし、政府は出来なくても東京電力の言ったことだと片付けてしまうのは目に見えている。
無責任な者同士が、無責任なことを言い合っているだけであろう。

奇跡的に9ヶ月以内に全ての原子炉と使用済核燃料を恒常的に冷やすことが出来たとしても、住んでいた場所に住民が戻れるのかと言うと、これも疑問だろう。
原子炉の爆発時にどれだけの量の放射能が撒き散らかされたのか計測できなかったそうであるし、周囲の汚染状態から推測しても数年は人は住めないと考えて良いだろうと思う。
チェルノブイリの事故では、数百キロ離れた場所でも子供の甲状腺癌が多発し、20年を経た現在では大人の甲状腺癌が多発していると言われている。
それから考えると、仮に政府や放射能の専門家が大丈夫ですと言ったところで、10年や20年は住みたくないと考える人が大部分だろうと思う。
現に、政府が放射能の汚染の安全性について発表する場合でも、頭に直ちに健康に影響を与えるレベルでは無いと言っていることに注意すべきだろう。
直ちにというのは、1年以内程度を意味すると思うが、言い換えれば10年後にはどんな影響が出るかは判りません、そこまでの保証はしませんよと言う内容である。

政府にアドバイスする役職の大学教授が、福島原発周辺に住んでいる人がそこに住めなくなることを想定して、何とかタウン構想を立てて新しい都市の構想を示したが、住民の反感を買ったために罷免されてしまった。
大学教授の言い方はひどかったが、現実的にはそのようにしなければならないのではないだろうか。
放射能汚染が低下するのを待って、住民を10年以上も仮設住宅に住まわせる訳にはいかないだろうと思う。
そのための膨大な資金を東京電力が拠出できるのか心配だが、最近の報道によると菅首相は政府の責任は免れないとか言っているので、税金で行うつもりらしい。
人の借金(日本国民の金)だと思って、随分と勝手なことばかり言うものだが、財政観念の薄い人だから仕方がないだろう。
そんなお金があるのか、誰が払うのかは不透明だが、数万人から数十万人の人達は、どこかに移住しなければならないのではないだろうか。
福島の原子力発電所の現状がどうなのか、これからどう推移するのかははっきりしないが、過去の状態には決して戻せないと見切りをつけるべき時がきているのではないだろうか。

2011年5月2日(月)
私が用地の確保が無理ではないかと指摘している被災者の仮設住宅の件だが、菅直人首相は盆までには全ての入居希望者が入れる状態にすると明言している。
盆までには未だ間があるが、場所を確保できる目処がついたのだろうか。
恐らくは被害を免れた県の協力でも得られないと用地の確保は無理だろうし、復興計画の青写真もないままでは、数年は仮設住宅に住まわせ続けなくてはならないだろう。
単なる社会保障制度的な感覚で被災者を救済しようとする政府のやり方は、日本の将来を危うくするだけであると考えている。

思えば、戦後にがれきの山の状態から日本が目覚しい復興を成し遂げることができたのは、ラッキーな要素が数多くあったからである。
朝鮮動乱やベトナム戦争、裕福なアメリカの異常に近い購買意欲に支えられてきた部分があった。
日本人の努力が無かったとまでは言わないが、マスコミの影響もあって日本人だけが勤勉だとか、自信過剰だった部分は多分にあったと思う。
今回、大地震や津波、原子力災害に見舞われて、自信や自惚れが見事に打ち砕かれ、初めて戦後最大の危機に直面したと言ってよいだろうと思う。

福島原発の事故は、日本が決して工業先進国などではなく、並の国家であることを証明してくれた。
つまりは、まだまだ原子力の先進国に多くを学ばなければならないレベルであることを実証した。
日本のマスコミも、そろそろ日本人をやたら高揚させるのはやめるべきではないだろうか。
宇宙から衛星が帰ってきたとか、宇宙ステーションに無人のロケットが荷物を届けたとか、騒ぎ過ぎる感じがする。
それはそれでりっぱな事ではあるが、取り立てて威張る程のことでもない。
ロケットの打ち上げも何度も失敗を重ねて、ようやく先進国並の技術レベルになったのは周知のことである。
ロケット技術に関しても、資金面を別にしても、日本が人間を宇宙に向けて打ち上げるだけの技術レベルがあるかとなると、まだまだ不安なレベルではないだろうか。
宇宙飛行士の方に、どう感じているのかを問いたいものである。

自分達を卑下する必要は決してないと思う。
その必要はないが、日本人はもっと謙虚な気持ちになれないものだろうか。
やたら民族の高揚ばかりを唱えていると、戦前の日本や今の北朝鮮のようになってしまいそうな気がしているのである。
ここで、本題に入ろう。
返す当てのない借金が、どれだけ危険なものであるかは、返す当ての無い借金をしたことのない人間には判らないだろう。
今の政府がやろうとしているのは、まさにこれである。
そのうちに何とかなるだろうとか、又ラッキーが起こるだろうと安易に考えていないだろうか。
ラッキーなどと言うことは、めったに起こらないからラッキーなのであって、アメリカは以前のようにラッキーを起こせる力はない。
中国が好景気でラッキーの要素は多少感じるが、それはあくまで中国に輸出するものがあればの話で、今の政府のように産業を停滞させた状態で借金だけを重ねていく政策では先の見通しがない。

以前にも書いたことがあるが、日本の現状は船頭を失った船だろうと思っている。
訳の判らない素人連中が、適当に舵をとっているだけである。
考えたくは無いが、庶民が貧しくて食えなかった時期の再来があるのではないだろうか。

【追記】
報道 によると、使用済み核燃料の保存処理に冷却水を使わないドライキャスクを使用する方法があるという。
汚染水の漏れで悩んでいる東京電力では、喉から手が出るほど欲しい製品のはずである。
東京電力では、「検討中」ともったいぶってはいるが、採用せざるを得ないのではないか。
少しでも有効と感じられる方法なら、躊躇せずに取り入れて見るべきだろう。
放射能汚染水を垂れ流し続けるのだけは、一刻も早く止めるべきである。

2011年5月1日(日)
時期は見えてこないが、菅直人首相が任期を待たずして辞任しなければならないのは確実になってきたようである。
あれだけ無能振りが露呈してしまうと、引き止める者などは誰も居ない。
菅直人首相が辞任するとなれば、こんな低レベルな総理に同調してきた岡田克也幹事長も辞めなければならないのは当然である。
この人は大の小沢嫌いで有名だが、自分の能力を棚に上げての勝手気ままな発言は、政治家としての資質に欠ける人だと私は感じている。
比較的評判の高かった枝野官房長官も、マスコミに頻繁に登場するようになって底が割れてしまった。
多少は才覚がある人なのかと思っていたのだが、常識人の範囲を超えられない。
どこにでも居る国会議員の一人に過ぎないのである。
これでは、非常時の閣僚は務まらない。
復興が完了するまでの数年間は、おとなしくしていて貰いたい。

国会議員だから偉い人達なのだろうと考える我々に問題がある訳で、期待するのが無理と言うものである。
国民の受けを狙ったパーフォーマンスばかり考える人ではなくて、政治に実直に取り組む人間であれば良しとしなければならないだろうと思う。
特に今は災害時なので、迅速に行動できるリーダーシップのある人が政府の中枢にいなければならない。
発想が豊かで判断ミスの少ない人でなければならないので、誰にも出来る訳ではない。
特に指導力がある人となると、現在の国会議員では皆無と言ってよいのではないだろうか。
菅直人首相が降板しなければならないのは当然だが、次から次へと無能な人間が出てくるのではたまったものではない。
どこの党でも、性別も問わないから、今度こそまともな首相を選んで欲しいものである。

小佐古敏荘(こさこ・としそう)東京大教授=放射線安全学=が内閣官房参与を政府に抗議して辞任したことが波紋を呼んでいる。
抗議している内容は多いのだが、特に問題になっているのが、小中学校の屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトとした基準についてのようである。
菅直人首相のこれに対する発言は以下の通りである。
「専門家の見解の相違からで大変残念だ」、「政府は参与の意見も含めた原子力安全委員会の助言で対応している。決して場当たり的とは考えていない」
閣僚の高木義明文部科学相は、「この方針で心配ない」、「国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を踏まえ、事故継続時の参考レベルのうち最も厳しい年間20ミリシーベルトを出発点とした。今後、できるだけこの線量を低く減らしていくのが適当だ」と発言している。
枝野幸男官房長官は、「誤解に基づいている。20ミリシーベルトに近い被曝(ひばく)をすることは想定していない。相当大幅に下回るという見通しのもとで文科省は指針を示している」
細野豪志首相補佐官は、射線量の基準について「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20ミリシーベルトが適切と判断している。政府の最終判断だ」、「通っているお子さんや親御さんの気持ちがあるから、(被ばく量を)できるだけ下げる努力を当然すべきだ」

政府の人間が、放射線安全学の専門家が自分の忠告を無視したために辞任したからと言って、それではもう一度見直しをしましょうなどとは言う気は無いだろうが、年間20ミリシーベルト以下が本当に妥当な数字なのかどうかを調べて見ることにした。
確証できるデータは無いのだが、チェルノブイリ原発事故では子供に甲状腺癌が発生すること多いと言われているし、大人でも20年後になって癌が多発している 映像 もある。
20ミリシーベルト言う値も決して低くはないのだが、確実にこれ以下であれば短期間で放射能の影響が出るレベルではなさそうである。
但し、校庭やグラウンドでは、子供達がどのように地面に接触するのか想定できないので、とんでもない量の被爆をする可能性もある。
この地域の子供達が20年後に癌を多発したとしても、今の政府が責任を取れる訳はなく、極めて無責任に物を言っているのは否めないだろう。
問題が出た時に、あの時の考え方は間違えておりました。ごめんなさいで済まされることではない。
(問題が出た時に他人のせいにする含みの発言をしているのには感心する)

政府はSPEEDIの存在も隠してきたし、国民を無視する隠蔽体質のひどさは諸外国からも非難されているほどである。
菅直人も、簡単に見解の相違などで片付けないで欲しいものである。(誰も見解の相違程度の問題とは思ってはいないが)

2011年4月30日(土)
災害復興のための大きな妨げになっているのが土地の確保である。
津波で壊滅した工場を再建しようにも再建するための土地がない。
土地があっても、そこは仮設住宅を優先的に建設するので空き地がないのである。
私は以前から土地の確保が難しいから、従来の場所に津波に耐えられる高層住宅を国か自治体で作ったらどうかと提案してきたのだが、町づくりの構想は偉い学者先生が行っているから、山の上に作るようにとの結論が半年から1年後ぐらいには出てくるのだろう。
日本は土地の少ない国であるのだから、今まで住んでいた所を放棄して新しい場所に住み替えさせるのは容易なことではない。
今回みたいに被災者が数万人規模では絶対に無理というものである。
こんな基本的なことも考慮できないで理想論ばかり追いかけては、先に進めないではないか。

電力の問題もそうだが、原子力発電所が危険だからと言っても代替できるものが存在しなければ、当面はそれに頼るしかない。
自分の家では冷房も暖房も必要ないと言う人でも、日本が生きていくためには多くの電力を必要とするので、原子力発電所は無くする訳にはいかないのである。
勿論、原子力発電所の新規建造は避けるべきだし、省電力化と新しい電力を生み出す方法は考え続けなければならないだろう。
土地の話も原子力と同様である。
危険ではあるが以前の土地を利用するしか道は残されていないのである。
科学者であれば、人口の海上都市などの建設を提案するのかも知れないが、コストを考えると現実的には無理であろう。
従来の場所に家を建てるのであれば、津波の対策を行うには2つの方法しかない。
1つは東京都が考えているようなスーパー堤防を建設して津波が市街地の中に入ってこないようにするやり方である。
ただ、この方法は東京都の場合は膨大な資金と400年という期間が必要のようである。
東京都の石原知事はそれでも建設を続けるつもりのようだが、私は資金効率の面からも感心はしない。

もう1つの方法は、堤防のように津波を食い止めるのではなくて津波は受け入れるが住民は安全を維持できる方法を取ることである。
今回の地震や津波でも耐震構造の高層住宅に住んでいた人は助かったように、家財は失っても人間が安全であれば良いのではないだろうか。
そうは言っても、この方法でも一般の人が耐震構造の鉄筋コンクリートの高層住宅などを建設することは出来ないので、これを行えるのは公共施設や大企業だけになるだろう。
それでも私は良いのではないかと考えている。
一般の人は近くの高層住宅に容易に避難することができれば、完璧ではないが十分と言えるのではないだろうか。
それは、今回の地震や津波が400年に1回程度の規模であると言われているからである。
数世代に1回の割合なら、許容範囲ではないかと考えているのである。

私の考え方は極常識的な考え方であると思っている。
今の政府のように、津波で被災した場所に家を建てることはまかりならん等とは決して言わない。
そんな事を言っていたら、復興が遅れるだけである。
私が政府の人間なら、地震や津波に耐えられる構造の建設計画であるなら真っ先に建設を許可する。
条件は大災害の場合に周囲の住民の避難場所として提供することである。
これによって多くの資金力のある企業が工場を建設できるだろうから、次にその周囲に住む一般住宅の建設を許可する。
条件としては、津波の際には周囲に安全に避難できる場所があると言うことである。

災害は地震や津波だけではないので、これだけでは不十分かも知れないが、今回の災害は規模が大きかっただけに復興も迅速に行わなければならないだろう。
全く逆の事ばかりやっている菅内閣には失望している。
あんな人間を総理に任命した民主党の議員や支持者にも失望をしている。

2011年4月29日(金)
福島第一原発の20K圏内で避難指示に応じない世帯が31世帯45人居るとの 報道 があった。
みんなお年寄りの方々ばかりである。
放射能汚染と言う目に見えない脅威だから、危険の実感が沸かなくて避難しないのだろうと考える人が多いと思うが、私はそうは思わない。
彼らは避難所での集団生活などには耐えられことを知っているのである。
絶えられない理由は個人差があるだろうが、人に迷惑を掛けたくない、人に恥を晒したくない、その一心だろう。
それよりは、ここで死を選ぼうと考えている人達だろうと言うのが私には伝わってくる。
何とも悲しい話ではないだろうか。

住民を将棋の駒程度に思って、やれ警戒地域だの危険区域だのと指定すれば、住民は勝手に移動してくれると考える政府連中には絶対に理解できないことだろう。
今の政府は避難者数万人に対するたかだか45人ではないかと無視するだろうが、弱者を排除する政治はいずれは崩壊する。
避難所の中には、我慢に我慢を重ねて生活している人がどれだけ居るのかを、あのパーフォーマンス首相は考えたことがあるのだろうか。
そろそろ忍耐の限界を超えている対策は止めにして貰いたいものである。

菅内閣の海江田経済産業相のおつむが弱いのではないかとの指摘はたびたび行ってきたが、今日の記者会見の発表内容にも、それを伺わせる発言 報道 があった。
この人は、普段は官僚に作成して貰ったと思われる原稿を棒読みしているのだが、個人的な見解を述べさせると今回のような発言になる。
東京電力の役員報酬のカットの報道を受けて、「カットの仕方がまだ足りない。高額報酬を手にしている人がさらなるカットを当然行うべきだ」、「今の世論、国民感情も考えてほしい」の発言内容である。
国民受けを期待した発言なのだろうが、東京電力にとっては余計なお世話である。
仮に東京電力の幹部が月に何百万の給料を手にしていたとしても、それに対して政府が口出しなど出来る訳がない。
もし、発電所事故の賠償金が払えないとでも言う状況であるなら、理屈は通るのであるが、具体的な賠償金額については、政府がまだ算定できていない状態で支払えるかどうかは判明していない。
膨大な金額になるだろうから、支払いが滞りなく行われのか懸念されるのは当然だが、支払いさえすれば良いこと(法的には)であって、役員の報酬が世間的にどうかは特に問題ではない。
少なくとも今の段階で、東京電力の役員の報酬の減額の程度がどうのこうのは言えない筈である。
前述したように東京電力にとっては、余計なお世話なのである。

民主党には、もう少し頭脳の明晰な人が居ると思うのだが、なぜか今の内閣の閣僚はレベルを疑ってしまう。
この人は大臣権限で夏場の電力の強制カットをしようとしたり、ついこの間まで25%の節電お願いをしていたと思ったら、今日あたりの報道では一律15%で良さそうとか言っている。
発言をコロコロ変えるのが、どれだけ国民に迷惑を掛けるのか理解していない。
私は屑閣僚ではないかと思っているのだが、今回の発言でも多くの日本国民は良いことを言ってくれたと拍手をしているのだろうか。
菅首相を辞めさせるのも、閣僚全員がこんな総理ではやっていられないと辞表でも提出すれば簡単な事なのに、一人として存在しないのも驚くばかりである。
今のままで閣僚を続けると駄目議員の烙印を押されて、一生浮かび上がれないのを理解できているのだろうか。
よくよく駄目な党なのであろう。
【追記】
小佐古敏荘(こさこ・としそう)内閣官房参与が「その場限りの対応で、事態の収束を遅らせた」、「国際常識のある原子力安全行政の復活を強く求める」と言い残して菅直人宛に辞表を提出した。
当然の行為だろう。
蓮舫行政刷新担当相も一刻も早く、こんな内閣からは抜け出すべきだろう。
能力がある議員ならば、こんな内閣の閣僚にしがみつく必要はない。

東京電力では、福島第1原発事故の被害補償に関し、巨大災害の場合は電力会社の責任を免除する原子力損害賠償法の規定の適用を申請する動きがあるようである。
いずれにしろ被災者に対しては、被害補償は行わなければならないのだが、「東電と国の間の負担割合がどうあるべきかは議論がある」と枝野官房長官が言っていうように政府内で調整が難航しているのは確かなようである。
東京電力にはこんな時のための飼い犬官僚も多いだろうから、色々と知恵をつけたり動き回っているのだろう。
東京電力がこの件で裁判所に提訴するようなことになれば、泥沼化してしまうのは必須だが、その可能性も否定できなくなってきた。
恐らくは東京電力では駄々をこねて、被害補償金額を少しでも減らしたいだけだろうが、今の政府では押し切られてしまいそうである。
そうなると馬鹿を見るのは被災者であり、税金を払っている国民だけと言うことになるので、何としても適用は阻止したいものである。
もし、原発事故の尻拭いを日本国民がしなければならないのなら、東京電力だけは日本から消えて貰いたい。
嫌、消滅していただかなければ、とても気が収まらない。
【追記】
29日の 報道 によると、あの馬鹿総理は福島第1原発事故の被害補償に関して国の責任を認める発言をやり始めた。
「一義的には東電に責任があることは言うまでもないが、原発を推進する立場で取り組んできた国の責任も免れるものでない」が国会での発言である。
この発言は、「国としてしっかり補償する責任がある」、「最後の最後まで国が面倒を見るという姿勢で臨みたい」と言う国民受けを狙ったパーフォーマンス発言に繋げるためなのだが、この発言がどれだけ東京電力の幹部を勇気付ける結果になるのかは、あの男には判るまい。
いよいよ東京電力は雀の涙程度の被害補償を行えば済みそうな公算が強まってきた。

2011年4月28日(木)
災害復興のための措置として電力不足に対する対処ばかり述べているが、電力不足の問題が解決すれば全てがうまくいくのかと言うとそうではない。
電力不足の対処は復興のための第一歩に過ぎない。
人間に例えると生きるための食べ物を取りあえず用意したに過ぎず、取りあえずは食べ物を食べて体力を養わなければならないのである。
私が電力不足の話ばかりをするのは、現在の政府は食べ物を準備するどころか食べ物を減らすことばかり考えているからである。
食べ物が不足したから其の分を減らせば良いという安直な対策しか出来ない。

いつまでも食べ物の話ばかりしていても切りがないので、別の話に移ろうと思う。
地震や津波で家を失って避難している方々への対応である。
この対策でも今の政府は最悪の対応をしている。
何度も繰り返して言っていることだが、災害で家を失った場合には仮設住宅を建設して被災者には一時的にそこに住んでもらい、その間に被災地の片付けを行って人が住める環境にすると言うのがセオリーである。
今の政府も確かにセオリー通りのことをやっている。
だが、冷静に考えて欲しい。
被災者が数千人程度までなら、このやり方はベストだろうと思うが、数万人の被災者のために仮設住宅を作って、ちんたらやれるものだろうか。
明らかに無理であるのは、小学生程度の知能があれば判りそうなものである。
特に今の政府のやり方が劣悪なのは、災害の復興のために学者を集めて復興計画を立てさせている点にある。
ただでさえ間に合わないのに、学者を集めて検討を重ねるということになると通常の数倍の時間を要することになる。
数年間も避難場所に数万人の被災者を押し込んでおけるとでも思っているのだろうか。
世界中のどんな国を探しても、こんな対策方法を取る国は日本ぐらいなものだろうと思う。
愚かさを通り越している。

学者や一部の県知事が考えているように、例えば漁村では津波が押し寄せても大丈夫なように住居は山の上に作り、漁民は海岸に通勤するなどと言う方法では10年掛かっても無理ではないだろうか。
現に、政府では津波で崩壊した土地に新しく家を建てることを禁止しているので、復興は遅遅として進んでいない。
私も以前と同じ場所に以前と同じ家を建てても構わないとは言わない。
これから新しく家を建てようと思う人も以前と同じ家を建てたのでは不安を感じるだろう。
山の上の家からの通勤などと格好の良いことばかり考えないで、もっと現実的な考えが出来ないものだろうか。
海岸の近くに家や漁業の加工場を建てるのは、その方が便利であるからである。
安全のためと言って、魚の加工場を山の上に作ったのでは不便きわまりないではないだろうか。

学者諸氏を馬鹿にするものではないが、学者は所詮は学者の考えしか出来ない。
私の考えをはっきり言わせて貰えば、あまり理想論に捕われるなということである。
この例で言えば、前の場所に家を建てるのであれば、今回の津波と同規模の津波が来た場合でも安全な家を建てるべきであるし、それがどうしても無理であれば、近くに安全に避難できる共有的な建物を建てろということである。
何が何でも家を守らなければならないと言う考え方ではなくて、家は失っても人命は失わせないようにしようと言う考え方である。
これが現実的な物の考え方と言うものだろう。
学者の考える理想的な対策では、住む家は守られたが、住んでいた人は津波で流されたと言うこともあるのではないだろうか。

これも以前に何度も書いてきたことであるが、仮設住宅ではなくて、いきなり本番の住宅を建てるべきではないかと考えている。
兎に角、急を要すべき事なので、瓦礫も残っているような被災地の中に市役所のような公共物を真っ先に建設するのである。
以前に記載したのは、市役所は高層建築にして集合住宅をそれに含めたらどうかと書いたのだが、それは別棟にしても構わない。
公共の土地が無かったなら、住民に土地を提供して貰って優先的にそこに住んでもらうようにしたらどうかとも記載した。
被災者はまったなしの状態なのだから、遅くても1,2年で安住できる場所を政府が提供してやることが必要だろう。
結果的にはその方が、仮設住宅を作ったり壊したりしているより安上がりになる場合もありそうな気がする。
住む家さえ出来れば、被災者にも働く意欲が沸いてくると思うので、そこまでは政府や自治体が面倒を見てあげる必要があるだろう。
この程度のことも小、中学生程度の知能レベルがあれば考えつくことなのに、今の政府ではなぜか思いつかないようである。

2011年4月27日(水)
今の菅政権では到底無理だが、今後の電力供給不足にどう対処するのかを早急に考えなければならないだろう。
今年の夏の電力不足には、各業界に対して一律25%の半強制的な措置によって無理やり乗り切ろうとしているが、夏だけ乗り切れば良いものではない。
秋が過ぎれば冬が来るし、各家庭や業界に対しても何時までも半強制的な節電を行わせる訳にはいかないだろう。
弱った体に冷水を浴びせるような対策ばかりでは、遅かれ早かれ日本は衰弱する。
電力は弱った体を回復させる最大のカンフル剤であることを忘れてはいけない。

電力不足に対する対策は特に考えるのが難しいものではなく、福島原子力発電所4基が今まで供給してきた電力を、どこから補うかを考えるだけのことである。
沖縄電力を除いて全ての電力会社は基本的にはどのエリアにも供給は可能であると考えて良いであろう。
要は電力を他エリアに供給する送電線に関しては、新規に張り直したりする区間はそれほど多くはないだろうと言うことである。
私は部外者なのでどの電力会社の供給能力がどのぐらいあって、実際にどの程度が使われているのかは判らないが、机上だけの構想を述べてみたいと思う。
電力会社は北から北海道電力、東北電力、北陸電力、東京電力、中部電力、関西電力、四国電力、九州電力などが存在している。

全くの空論であり空想も含むのだが、北海道電力は北海道以外に青森県へ電力供給する能力は十分にありそうだし、原子力発電所をフル稼働させれば秋田県か岩手県への電力供給も可能ではないだろうか。
東北電力は今回の地震で計画停電を言い出す有様なので期待は出来ないが、こちらも原子力発電所が稼動すれば、相当の余裕は生まれるだろう。
特に福島県の原発30K圏内へは人が住めない状態に近いので、このエリアの電力消費は少なくなるはずである。
岩手県や宮城県では、さっぱり災害復興が進んでいないから、菅内閣が続いている間は相当の電力余剰が生まれるものと思う。
この余剰電力を東京電力関内の埼玉県や群馬県、栃木県、山梨県へ供給するのである。
つまり東京電力は千葉県と茨城県、東京都の3箇所に削減するのである。
静岡県の一部と神奈川県全域は北陸電力、中部電力、関西電力のいずれか、あるいは分割して供給すれば良いのではないだろうか。
このエリアは周波数が60Hzなので、送電線の接続だけでは済まないのだが、静岡県の東部は60Hz化を進めるとか、思い切った方法も必要なのではないだろうか。
神奈川県は一気に60Hzにする訳にはいかないだろうから、当面は産業用の高圧電線だけを60Hzにするとかして、一般家庭用は電力会社でコンバーターを通す必要があるだろうと思う。
あくまで机上の空論の話であるから、各電力会社の電力供給能力がどうなのかを調べた訳ではない。

政府の立場であれば、電力不足を節電だけで対処しようなどと安易に考えてはいけないので、福島の原子力発電所が崩壊して不足している電力をどのように補うべきであるかは、真剣に考えなくてはならない問題である。
ネットを見ると電力は今のような独占的な企業形態をとらないで、電力の送電会社と電力の発電会社に分けるべきだとのユニークな方法も紹介されている。
この方法だと電力に対する企業の参入が容易になる。
今回の事故の教訓を活かして、そのような形態を考えるのも良さそうな気がしている。
兎に角、この夏場を乗り切れば電力不足の問題は解消するかのように考えている内閣の連中を排除するのが先だろう。

2011年4月26日(火)
私が今の内閣の最大の問題点として考えている点は、菅直人首相が無能であることではない。
レベルが低いのは確かに問題点の1つではあるが、レベルの低い首相は自民党時代にも多数いた。
多くの場合は、首相一人ぐらいがレベルが低くても、周りがある程度は支えるので致命的な欠点にはならない。
今の民主党では、周りが支えようにも本人が舞い上がっており、本人が周りを信用していない点もあり、おまけにパーフォーマンス好きと来ているから周りが支えることは出来ない。
支えるべき周りのレベルが低過ぎるのも問題ではあるが。

私が菅直人の最大の問題点は、官僚主導で動き回ることだろうと思っている。
本人は、官僚は排除するものでは無くて、利用するものであるとか言っているが、実質は完全に官僚にコントロールされている。
以前の消費税率を上げる発言も官僚がやりたくてやりたくて仕方のなかったことであり、災害を受けた真っ只中でも復興財源を名目に消費税率の上げようとしている程である。
さすがにこんな無茶苦茶な事はおかしいだろうと言う人も民主党の中にもいるが、金が不足したら税率を上げれば良いだろうと考え、電力が不足したら強制的に電力使用を抑えさせれば良いだろうと考えるのは、単純思考しかできない官僚の考え方そのものである。
そんな官僚のご意見を伺がわなければ何も出来ないのが今の首相であるから、そのレベルの低さは話にならない。

その菅直人首相が今考え出しているのが「復興庁」(仮称)の設置である。
勿論、菅直人らの民主党の閣僚が考え出したのではなくて大元は官僚の構想であろうが、官僚は省庁が増えることは自分達の働き場所が増えることなので、大歓迎なことなのである。
今までは、無駄な省庁の一元化ということで散々苦労してきたのに、菅直人はそれを逆行させようと言うのだから、あきれて物も言えない。
設置する目的が各府省の権限を一元化するためと言っているのだから、本当にその目的なら各省庁を一本にまとめてしまえば良いだけではないか。
野党がこんな官僚主導の構想に乗るのかどうか、私は注目している。
みんなの党や共産党、社民党は乗らないと思うが自民党がどうなのかである。
自民党が今もって官僚主導の党であるのかどうかの踏み絵となるだろう。

低レベルな人間なら低レベルな人間らしくおとなしくしていれば良いものを、次から次へと意味の無いことをやろうとしている。
菅直人首相は、日本には金のなる木でもあると思っているのだろう。
「復興庁」構想も実現する可能性は高いが、船頭多くして船進まずの結果になるだろう。
最悪の事態に最悪の人が首相になっている。

2011年4月25日(月)
菅内閣では、今回の災害で対策本部を乱立しているが、余りにも多過ぎて足並が揃わない。
議論は百出だが、それがまとまる気配はない。
災害の財源も、消費税の上げる論が出たかと思うと所得税を上げるべきだとの意見もあるし、赤字国債もやむを得ないと言う人が居るかと思うと、災害に特化した特別国債を発行すべきだと言う意見や、税をどうのこうの言う前にまず復興計画を建ててどの程度の資金のが必要なのかを算出するべきだとの意見もある。
能力の無い政府なので、全てを人任せにするからこのような状態になる。

夏の電力供給の問題でも、政府は東京電力に対して供給力のさらなる上積みを東京電力に検討するよう指示したとか、結局は人任せである。
夏場はどうあがいても不足するのは判りきっているので、政府が主導して考えるべきなのに、そこまで頭が回る閣僚は居ない。
政府内部でも足並みが揃わないようで、菅直人首相が福島県知事と会談した際に言った内容が寝耳に水だったようで、首相が言ったことに沿うように慌てふためいているようだ。
枝野官房長官は、福島のいわき市長からの言わなくても良い要望をペロっと言ってしまったばかりに、いわき市の渡辺敬夫市長から抗議を受けて文書でおわびする事態になっている。
これを言うとどうなるのかの判断も出来ないレベルなのだろう。
兎に角、ひど過ぎる。

2011年4月24日(日)
昨日も書いたが、絶対に起こるはずのなかった福島原子力発電所の爆発事故によって、絶対に起こるはずの無かった福島県が広範囲に亘って放射能で汚染された。
放射能汚染の問題は、福島だけに留まらず、農作物や海産物を通して日本の国民全ての人に少なからずの影響を何十年間も与え続けることになる。
恐ろしいことである。
放射能の影響は数年では表れてはこないので、多くの国民は事の重大性に気づいていないが、放射能の影響は米軍の劣化ウラン弾の影響とされているように、戦地での奇形児の発生の多発など多くの影響を与えていることが、ほぼ確実視されている。
成人には多少の放射能での影響は無いのだが、受精卵の段階では微小な放射能でも妊婦によっては多大な影響を受けることが考えられるのである。
その割合が例え数パーセントであっても、国家にとっては大きな損失であるのは言うまでもない。
今更悔やんでも、どうなるものでもないので、放射能を受け易い妊婦や幼児の飲食物や環境は十分に管理して、出来るだけ影響を受けないようにしなければならないだろう。
完璧な対処は出来ないだろうから、後は神に祈るぐらいしかないだろうと思う。

今回の事故ではっきりしたのは、日本は原子力を扱うのには未熟過ぎたと言うことだろう。
より高度な知識が要求される高速増殖炉「もんじゅ」の開発などは直ちに止めるべきだろう。
又、事故が起こるのは目に見えている。
技術レベルが実力不相応なことに対しては、安易に飛びつくべきではない。
放射能漏れなどの事故がおこった場合には、国土の狭い日本では対応ができない。
想定外などと苦しい言い訳をせずに、福島の事故を最後の教訓とすべきである。

原子力発電所が日本にとって身分不相応であるとしても、直ちに止めることが出来ないのは残念である。
日本が発展するためには、電力の供給は不可欠であり発電設備を直ちに停止する訳にはいかないのである。
国民全員が省電力を行うのは結構なことではあるが、政府が行っているように必要な電力まで強制的に削減させる必要はない。
家庭の冷房は止めても、工場を稼動させる電気を止めてはいけないのである。
そうしないと、日本は食べていけなくなるからである。

危険ではあるが、既存の原子力発電所はフル稼働をさせる必要があるだろう。
そして福島で失った電力供給能力を他の原子力発電所で補う必要がある。
こんな当たり前のことが、なぜ日本ではできないのだろうか。
馬鹿なのは民主党政府の人間だけにしてもらいたいものである。

2011年4月23日(土)
東京電力の福島原子力発電所の爆発による放射能漏れは、絶対にあってはならない事故だった。
あり得ないことが起こる場合を想定する場合には、万一このような場合には・・・・・。と万に一つの事態でも大丈夫であることを説明するのに使われている。
福島原子力発電所の安全性のPRに、どのような説明がなされていたのか詳しくは知らないが、多分、4重5重の対策をしているとの説明だっただろうと思う。
愚かだったのは、仮に100重の対策がなされていても、100重の対策が有効になるためには、一重の条件が満たされていなければ成立しなかったことで、福島の場合は電力の供給がポイントだっただろうと思う。
日本の政府閣僚が馬鹿なことは、福島原発の事故を受けて、各原子力発電所は電源車と消防自動車を装備を義務づけた時に直ぐに表れた。
地震の余震で電源の供給が途絶えた時に、電源車と消防車があったにも関わらず、全く機能せずに1時間近く原子炉を冷却できないことがあったからである。

なぜ電源車と消防車があったにも関わらず使えなかったと言うと、電源車と消防車は人が運転しなければ操作できないことを考えていなかったためであった。
危険なので誰も運転しようなどと言う人が居なかったのである。
福島の場合は、運転する人が居なかったのではなくて、危険だから近づかせなかったのであるが、電源車による電力の供給で冷却ポンプが作動しかった場合は、消防車によるホースから直接冷却水を注入するという2重の対策のつもりでも、実際は操作する人が居て機能するものであることを完全に忘れている。
これだけ低レベルな対策しか考え付かないのは、日本ぐらいなものかも知れないが、その低レベルさ故に絶対に起こしてはならない事故を招いてしまった。
東京電力の幹部が、何百回頭を下げようが、取り返しの付かないことをしてしまったことが許されるものではない。
繰り返し言うが、絶対にあり得ないことが起きてしまったのである。

今の政府は二言目には被災者には万全の保障を行うなどと言っているが、世の中全てがお金で解決できるものなら、こんなに楽なことはない。
万全の保障が被災者全員が死ぬまで一切働かなくとも、住む家と食べる物と遊ぶお金を与えると言うのであれば、政府の言う万全には近いと思うが、そんなことが出来る訳がないだろう。
政治家連中は、金の力の恩恵は随分と受けてきた連中だから、世の中は金で解決できると考えているが、政治家を除けばお金を稼ぐことを生き甲斐としている人などは多くは居ない。
ほとんどの人はお金は生活の手段であって、生き甲斐は別なものにある。
そんな人にとっては、設備の整った老人ホームで孤独に過ごすのが、理想的とは一概には結論できないだろうと思う。
万全の保障とは、政府が考えているような単純にお金を与えるだけでなく、同時に生き甲斐を与える必要があることを考えて欲しいものである。
菅直人首相では、どんなに逆立ちしようとも、それは理解できないだろうが。
最近は、あの男が口癖のように言い出している、万全の保障と言う言い方が、少々耳障りになってきた。

2011年4月22日(金)
東京電力の清水正孝社長は22日午前、福島県庁で佐藤雄平知事と面会し、謝罪したとの報道があった。
佐藤雄平と言う知事は、原発の推進派であり、前の知事の佐藤栄佐久知事とは正反対な考え方を持っていると言えるほどの人物である。
それなのに、原発事故後は居留守を使ったりして東京電力の幹部には会おうともせず、不可解な行動をする男である。
東京電力の社長に会ったのは今日が初めてであるらしい。
東京電力には恩恵を受けてきたのに、一旦事故を起こすと手の平を返したような行動を取るのは、官僚独特のものである。
いかにも、自分は住民の側ですよと言う姿勢を見せたいのだろうが、狸や狐の部類の人間だろう。
青森県や福島県の知事は、国からの金の餌に釣られて原子力処理施設の建設や核燃料の廃棄場所として受け入れているが、所詮は田舎者知事だろう。
事故が起こってから慌てふためくのだろうが、その時ではもう手遅れで、福島の惨状になる。

前の福島県知事のインタビューを見たが、国や東京電力は約束を反古(ほご)にするのは日常的な行為のようである。
(福島の場合は使用済み核燃料の撤去を2010年に行うと約束されていたものが、2010年に移送先を検討に変えられた。)
人間は金の力には弱いものだが、福島を教訓として生きていくべきだろう。
福島県民は、首長が愚かだったことによる犠牲者であるのは明らかである。
福島県知事も、ふんぞり返らないで、自分の判断が甘かったと、県民の前で土下座して、辞職するぐらいの態度をとって欲しいものである。

2011年4月21日(木)
菅直人首相の行動を見ていると、どこか精神に異常があるのではないかと考えるようになった。
今までは、パーフォーマンス好きな人として評価されてきたが、それだけでは説明がつかない気がする。
例えば、今日の午前中に自衛隊のヘリコプターで福島へ行って、県知事と会談し、避難所を尋ねて避難住民と対話したとの 報道 があった。

菅首相が福島入り、知事と会談=原発の避難所も訪問
時事通信 4月21日(木)9時51分配信
菅直人首相は21日午前、自衛隊ヘリで福島市入りし、福島県庁で佐藤雄平知事と会談した。
東京電力福島第1原発から20キロ圏内の避難区域を、法的に立ち入りを禁じる警戒区域に指定する方針を伝達。
原発周辺住民が避難している施設も視察し、午後に帰京する。
立ち入り禁止措置は、貴重品などを取りに避難区域の自宅に戻る住民が相次いだため、安全確保の面から県が国に要請していた。政府は22日にも指定する方向で調整中だ。
首相は、住民が強く希望している一時帰宅の準備状況も説明する。
知事との会談後、首相は、第1原発がある大熊町の住民らが避難生活を送る田村市内の体育館や、第2原発を抱える富岡町と同町に隣接する川内村がともに役場機能を置く郡山市の多目的施設「ビッグパレットふくしま」を訪問。避難住民の要望を直接聞き、原発事故の収束を急ぐ方針を伝える。


報道の内容を見ると、わざわざ首相が出かけなければならない理由は見当たらない。
この人はヘリコプターに乗るのだけは好きなようで、これは菅直人首相の幼児性に起因するものだろう。
政府の方針説明を菅直人が直接行う必要は無いわけで、無意味であるばかりでなく、説明が政府方針と微妙に異なったりすると具合が悪い事になる場合もある。
特に、避難住民の要望を直接聞き、原発事故の収束を急ぐ方針を伝える。点に関しては、要望を聞く避難住民の考え方がマジョリティ(大多数)でない場合もある訳で、本来は政府の責任者はやってはならない行動だろう。

原発事故の収束を急ぐ方針などを伝えるという内容も、急ぐべきなのは当然であって、東電でもそのようにしたいとは思っているのだが、人が近づけない状態では困難なのは周知のことである。
原発事故の収束を急がない方針などありようがなく、収束を急ぐ方針などを伝えるなどは滑稽な話である。
こんな話なども、単なる気休め程度の内容に過ぎないのは誰にも明らかなのだが、今まではそれが判っていながら話しているのだとばかり思っていたが、ひょっとしたらこの人だけが理解できていないのかも知れない。
私は精神科医ではないので病気かどうかも判らないが、低知能者とばかり思っていた人が、実は精神病を患っていたなどという事があるかもしれない。
一度、医者に診てもらった方が良いと思う。

2011年4月20日(水)
東日本大震災に関しての政府の対応について、対策が後ろ向きであり、対応も遅いし、ほとんどが人任せである。
これは無能政府の故だろうと述べてきたが、私の意見などは所詮犬の遠吠えであり、今更どうなるものでもない。
救いは、わたしと同じ考えの人が多いことであり、菅直人首相がどんなに居座ろうとしても、やがては退陣せざるを得なくなると思う。
それまでの期間は、時間をロスするだけでなく、日本の発展を遅らせ、場合によっては取り返しのつかない状態になることもあるかも知れないが、国民は政治に口出しできない。
どんな事態を迎えようとも、黙って見守るしかないのである。

国会議員の中でも、小沢一郎氏を始めとして今の政府を退陣させようとする動きはあるようだが、菅直人が大失態を演じるとかスキャンダルでも発覚しなければ、能力が低いと言う理由だけでは内閣を退陣させるのは難しいだろう。
今の民主党を見ていると、国民は今後数年間は民主党には見向きもしなくなるだろうから、党首が変わった程度では再生は無理だろう。
残るのは自民党だけだが、この党も政権担当能力では、最低レベルに近いものだし、社民、共産、公明の各党では話にならないし、その他の政党はゴミの存在に近い。
現在の日本は、政治家が不在の状況であるのは、改めて私が述べるまでもないだろうと思う。
無党派層と呼ばれる人達が、こんなに多い国も珍しいのではないだろうか。

能力のある政治家が集まって、オールスター的な党でも誕生すれば良いのだろうが、日本の風土では誕生してもなかなか育たないだろう。
東日本大震災は日本を絶望的な状態にしてしまったが、今後の展望も絶望的な状態であるのは間違いない。
舵取りを失った船がどこへ行き着くのかは、誰にも判らない。
現在の日本は、日航機が墜落前に叫び続けた「イマージャンシーコントロール」の状態になっている。
偶然でも構わないから、ソフトランディングして欲しい。(東電流の希望的な将来展望)

2011年4月19日(火)
参院予算委員会が開かれて、菅直人首相とか枝野幸男官房長官が答弁しているが、自画自賛の答弁が多くて、政権運営はいよいよ末期的な状態になっているようだ。
誰からも相手にされないので、自分で自分を誉めるしかないのだろうが、みっともないことおびただしい。
どんなに非難されようとも菅直人首相は居座るつもりのようだが、恥を晒し続けるだけであろう。
この男は、民主党を数年は浮かび上がれない状態にしてしまったのではないだろうか。
福島原発に関して言えば、政府は、6〜9カ月後の時点で避難民が自宅へ戻れるかのような発言をしているが、東京電力の工程表は推測部分が多く、全く当てにならない内容である。
工程通りに進まなかったとしても、作成したのは東京電力だとして(政府は)逃げるつもりだろうが、無理と知りながら強引に提出させた政府の態度は国民は決して忘れることはないだろう。

現在の政府に関しては、私などがとやかく言わなくても、そう永くは持たないだろうから、政府批判はそろそろ打ち止めにしようと思う。
最近、私が考えていることは、有能な政治家とは一体誰なのだろうかと言うことである。
どの政党が日本の将来を担って、誰が総理になるのが今の日本でベストなのだろうかと言う点である。
今の内閣の閣僚は問題外だと言うのははっきりしているが、誰なのかと考えると全く思い浮かばない。

2011年4月18日(月)
日本を災害から迅速に復興させるためには、経済の正常化を急ぐことであるのに異論を挟む人はいないだろうと思う。
流通の回復のためには、オイルの精製の早期回復が必要であり、日本の国力を増すためには企業の活動の早期回復が必要である。
日本の経済はここ数年低迷状態であるから、今後は中国などを重点的に輸出産業を伸ばしていかなければならないのは当然である。
残念なことに、今の政府は経済の正常化よりも、福島原発の収束や災害の避難者の対応、被災地の復興を最優先課題として取り組んでいる。
お金が無尽蔵にある国家ならそれで良いだろうが、財政状況が世界の先進国でワーストである国が、現在のようなやり方を続けていれば破綻するのは目に見えている。
既に破綻したと言っても良い状況だろうと思う。

財政が破綻した国家がどうなるのかは、破綻してから数年後に訪れることになるが、その時に「震災当時の政府は実に愚かな政府だったなあ。あっはっは」と国民が笑っていられるのかとなると私は疑問を感じている。
金のある一部の人間と全くお金のない大部分人間とに国民が分離され、お金のない人間は病気になっても医者にも見て貰うお金が無い状況になる。
病気どころか、食べ物さえ満足に食べられない状況になるのではないだろうか。
現在でもその傾向はあるのだが、まだ社会保障制度が機能しているので、貧しくても飢え死にする人は居ない。
地震は予知することが出来なかったが、この状態が続くと日本が今後どうなるのかぐらいの予測はできるはずである。

震災の被災者の救援は地方自治体に任せておけば良いではないか。
政府がどこそこに家を建てろなどと口出しをすべきではない。
そこに住んでいた人が、知恵を絞って考える方が、老いぼれ学者がああだこうだと言うよりは、遥かに増しだろう。
今政府に必要なのは、ひたすら復興資金を稼ぐ方法を考えることである。
こんなに単純なことが、なぜ今の政府には出来ないのだろうか。

毎日々政府の悪口ばかり書いてきたので、私も書くのに飽きてしまったが、日本にとって最大の災害は無能な政府の存在にあると思う。
戦後に日本を支えてきたアメリカの経済は衰えてしまったが、幸いなことに中国を筆頭としたアジア諸国の躍進がある。
今こそ、以前のような輸出大国日本を目指して国民が一致団結する時ではないだろうか。
日本が今後も生き延びるためには、やはり工業製品を中心とした輸出産業を躍進させるしか無いだろうと思う。
日本の輸出に貢献している企業に対しては、日本国民が全面的に協力しなければならないだろうと思う。
どんなに頑張って工夫しても、工場を動かす電力が不足するようなら、自分の家の電気ぐらいは止めても構わないと思っている日本人が大部分である。

人気を落としたくないためだけに、そんな動きと逆行ばかりしている政府を変えるのが、まず最初の一歩となるだろう。
これは政治とは全く関係のない、純粋な日本人の心の中からの気持ちとして申し上げたい。

暇なので官房長官の発言報道を記載する。
「収束目標、一両日中に」 枝野官房長官
2011.4.17 10:58
福島県庁を訪問し、記者の質問に答える枝野官房長官=17日午前
枝野幸男官房長官は17日、東京電力福島第1原子力発電所の事故をめぐり、政府が東京電力側に要請していた事故収束の目標時期について「今、最終的な詰めをしている。早ければ一両日中には示せるのではないか」と述べた。
視察先の福島市内で記者団に答えた。

この報道なども、枝野官房長官の無能振りを表すことになるのではないかと楽しみにしながら経緯を見ることにする。
私のような原発のど素人で、いい加減な情報しか入って来ない人間にでも、一両日中に事故収束の目標時期が示せるとは思えないし、無理であるのは容易に想像できる。
目標時期なのだから、いい加減な内容でも構わないだろうと言う気持ちが枝野官房長官にはあるのだろうが、政府も東電も信用を失うだけである。(既に失ってはいるが)
【追記】
17日の午後3時から東京電力の事故収束の目標時期の発表が行われた。
目標時期の発表と言っても、人が近づけない現状で、収束時期の推定が出せるはずもなく、水素爆発を起こさないように、どうやって食い止めようとか、膨大な汚染水の処理をどうしようとか、それだけで手一杯のようである。
なんとかそれをクリアして、半年から9ヶ月以内に原子炉を安定冷却状態にさせたいという希望的目標を掲げるのが精一杯のようである。
菅直人や避難者が知りたがっている、いつになったら家に戻れるのか等の予定など出せる訳はない。
万一の場合だが、これから燃料棒の格納容器が水素爆発でもして破裂でもしようものなら、それこそ大変なことになる。
その確率も数パーセントは、間違いなくあるだろうと私は考えている。
政府が、東電に収束の目標時期などを出させようとしても無理なのは素人でも判るのだから、現段階ではとても収束時期(放射能の飛散が止まり、原子炉が安定した冷却が可能になる時期)を発表できる段階ではないと、ありのままを政府が代弁してやるべきでしょう。
総理があれだけ阿呆な人間では、とても無理な相談ではあると思うのだが。

2011年4月17日(日)
余りにも低次元な話なので書きたくはないのだが、2,3日前にマスコミを賑わした話なので記載する。

松本参与解任を示唆 枝野長官
産経新聞 4月15日(金)22時40分配信
枝野幸男官房長官は15日の記者会見で、菅直人首相が東京電力福島第1原発の避難・屋内退避区域について「10年、20年住めない」などと発言したと紹介し、直後に撤回した松本健一内閣官房参与について「適切な対応をすべく、検討したい」と述べ、解任する考えを示唆した。
これに先立ち、JA福島幹部に同行して首相官邸で首相と会談した民主党の渡部恒三最高顧問は、記者団に「そんな側近はクビにすればいい。福島県民は本当に怒っている。おれも全くうそっぱちだと怒っている」と首相に進言したことを明らかにした。
枝野氏は記者会見で「(渡部氏の)そうした重い指摘は承知している」とも述べた。
松本氏は仙谷由人官房副長官と東大同期の評論家で、仙谷氏のブレーンとして昨年10月に参与に起用された。


民主党の名物男の渡部恒三氏が松本健一氏をクビにすればよいと言ったのを受けて、クビにすることを決定したと言う話である。
これだけ見ても、今の民主党のレベルが、幼稚園児以下の思考能力しか持っていないことが、理解できる。

私から見れば、渡部恒三の「そんな側近はクビにすればいい。福島県民は本当に怒っている。おれも全くうそっぱちだと怒っている」と首相に進言したことを明らかにした。と言う話も、渡部恒三氏が憎めないキャラクターを持っているから、この人をクビにすべきだとまでは言わないが、今回の松本健一内閣官房参与の話も、発表する内容が時期的に不適切だっただけで、渡部恒三氏が言うように嘘を言ったからクビにした方が良いとまで言うのは余りにも乱暴な言い方だろう。
先日も書いたが、福島原発の状態が収束していないのに、何年後に住めるのかなどとは言えないだけのことである。
安全性の考え方にもよるだろうが、私は今の状態で収束したとしても数十年は人が住めない(危険)だろうと思っている。
放射能によっては、半減期が30年と言われているので、このまま収束しても住めるのが10年以下になることはあるまい。
こんな重大な発言を軽々しく言う松本健一氏のレベルが低いのは確かだが、そんな話を聞きながらの内容に同調していたと言う菅直人首相のレベルも相当に低い。

渡部恒三氏の話は年寄りのジョークと捉えるべきなのに、クビにしろと言う提案を重い指摘だとか言っている枝野幸男氏も相当にレベルが低いし、こんな決定(クビの決定)をする内閣も救いようがないぐらいレベルが低い。
これだけ低次元の話を、よく真面目腐って言えるものだと、私は幼稚園児の話以下として聞いている。
今の内閣を構成している連中は政治家としては全員失格だろう。
【追記】
渡部恒三を憎めない報道があった。
TBS系(JNN) 4月16日(土)12時59分配信
「菅さんが谷垣さんに電話で頼んだでしょう。手をついて『今、日本は国難だ』と。『私が副総理でお仕えします。谷垣さん総裁(総理)やってくれませんか』くらいのことを言っていれば、谷垣君断れなかったな」

その通りだったですよ。阿呆菅さんよ

それより多少高次元の話として、石原慎太郎氏が電気の無駄遣いの筆頭として自動販売機を取り上げたことに対して、蓮舫節電啓発担当相が真っ向から反論している内容について、どちらの言い分がまともなのか述べて見ようと思う。
どちらの言い分が正しいにせよ、現在の内閣で自分の考えをしっかりと持ち、発言できるのは蓮舫ぐらいなものではないか。
海江田何とかとか、外務大臣の何とかは、官僚に資料を作らせて読み上げるだけの能力しかない。
お陰で、外務大臣は放射能の垂れ流しで韓国から非難されたのを受けた時に開き直った発言をして大恥をかいたし、海江田何とかは節電対策と称して経済活動を停止(企業の電力供給を25%カット)と言う、暴挙を行おうとしている。
政府がお金(税金)が一番欲しい時期なのに、経済活動を縮小するのは、まともな人間の考えることではないのに、官僚任せにするとこうなってしまう。

他人を批判している以上、節電対策に関しての私の考え(最も常識的だと思っているのだが)を先に述べたいと思う。
以前から何度も述べていることの繰り返しである。
(1)東京電力の供給エリアの縮小
私は供給エリアの再編成と呼んでいるのだが、福島原発を失って東京電力は電力の供給能力が減少したので、減少した分を他の電力会社が受け持つと言う単純明快な方法である。
これを実施するには配電線の変更とか電力の周波数の違いの問題はあるのだが、決定的な問題ではないので数ヶ月もあれば可能ではないかと考えている。
(2)原子力発電所のフル稼動
他の電力会社から電力の供給を東京電力のエリアに供給するといっても、供給能力が不足するだろうから、点検中の各電力会社の原子力発電所はフル稼働をさせる必要があるだろう。
原発のフル稼働に対しては、今後に大地震や津波が押し寄せたらどうするのだと懸念するのもわからないではないが、夏場の電力需要の多い時期に企業への電力の供給を止めるのは、日本の復興の大きな妨げになるので、背に腹は変えられないだろう。
これは、数年の間に今回のような大地震や津波が押し寄せる確率は低いのではないかと考えていることもある。
(3)電力会社に頼らない電力の供給
まだ実用段階には入っていないが、自家太陽光発電装置の導入や節電タイプの家庭電化器具の導入(LED電球なども含む)
理想的には地域毎に電力を供給できるシステムが構築できれば良いと思うが、技術の進歩状況から見ると、まだまだ先のことになるだろう。
今回の災害を見て感じるのは、電気や水道は地域単位で確保するべきではないかと感じている。

私の案では、夏場のピーク時には東京電力関内は7000万キロワットの電力が必要のようであるから、他の電力会社の供給を受けても不足するようである。
その場合でも、企業の電力供給は可能な限り停止させないで、一般家庭の電力供給を停止させるべきだと考えている。
基本的に経済最優先、災害復興を最優先課題と考えているからである。
以上が、私が考える当面の電力対策である。

政府が考えている電力対策は、現状の状態で電力を削減して対応しようというだけである。
計画停電とかを行い、夏場は大臣発令で企業の電力供給を25%強制的にカットさせるつもりのようである。
そのほかにサマータイム制の導入とか、蓮舫や海江田大臣は言っていたようである。
安直な方法ではあるが、そこには何の工夫も見られない。

さて、政府の案で進めるとなると節電が容易なものを考えなければならないことになる。
石原慎太郎氏が町を歩いたか、側近が町を歩いていて自動販売機とパチンコ屋が無駄に電気を消費していると感じたのであろう。
自動販売機は節電対策機能も搭載はしているようであるが、確かに消費電力が多い部類の機器である。
石原慎太郎氏が不要の根拠としている点は以下の通りである。
(1)自動販売機を置いているのは日本ぐらいなものである。
(2)家に帰ってから飲めば良い。
条例で夏場の都内の自動販売機の運用(不使用?)を制限するつもりらしい。
蓮舫氏の反論は以下の通りである。
(1)節電と経済効果への支障を最小限に抑える知恵は、同時進行で取り組むべきだ。
(2)清涼飲料業界は主要19社で4・5兆円の売り上げがある。自販機での売り上げは1・9兆円で42%を占める。自販機をなくすのか。そこで働いている人もいる。

この件についての正論ははっきりしている。
政治家や首長個人が、どんなに不要だと思っていても、経済は勝手に動いている。
もし必要性のない自動販売機だったらそこには存在することはできない。
夏の暑い時期に自動販売機の冷たい飲み物がどんなにおいしいと感じるかは、体験した人でないと判らないだろう。
家に帰ってから飲めば良い。などと単純に言えるものではないのは確かである。

これが問題となっているのは、電力会社の供給能力が低下しているからだけのことであって、石原慎太郎氏の自動販売機無用論とは異なるものであるからである。
いくら石原慎太郎が自動販売機やパチンコ屋が社会から不要だと思っていても、経済活動とは別個のものである。
仮に自動販売機に自家発電装置でも取り付けて、自力で動かせる状態なら、石原慎太郎は存在を容認するのかどうかを伺いたいものである。
蓮舫が言っている、節電と経済効果への支障を最小限に抑える知恵は、同時進行で取り組むべきだ。はその通りで、本来非難されるべきものは東京電力の方だろう。
自動販売機を稼動させることが、工場を稼動させることと同等の経済効果があるのかどうかは疑問に感じる点もあるが、正論であるのは間違いない。

その他にも蓮舫氏の発言は多い。
女性議員だからマスコミが取り上げているだけなのかも知れないのだが、男性議員は何をしているのだと私は言いたい。
男は自分の考えすら満足言えないのか。!!!と声を大にして言いたい。(当然犬の遠吠え)
例えば、4月5日の報道では「現段階において電力料金を上げるというような話はあってならない」と述べた。 どこかの東京電力の飼い犬官僚が考えていることなのだろうが、電力需要を抑えるために電力料金を全体的に値上げしようという動きがあるのだろう。
節電対策として我々が考えている電力料金の値上げは、夏場の時期に限ってで、しかも昨年同程度の使用量を超えた場合に値上げの金額を示すことによって、電力の使用量を抑えられるのではないかと言うことである。
逆に、去年の同時期より使用量が一定以上少ない家庭に対しては、値下げすることによって電力需要を抑制するという2段構えの方法である。
どさくさに紛れて、一括で電力料金を値上げしようとしている輩が居るとすれば、許せないことである。
ここでも蓮舫氏の発言は正論としたい。

石原慎太郎氏に蓮舫氏が反論している件はまだまだある。
蓮舫節電啓発担当相は1日の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事が桜の花見について「一杯飲んで歓談する状況じゃない」と自粛を促していることに対し、「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と反論した。
この件については、行政が庶民の活動をとやかく言うべきではないのは当然なので、どちらが正論とか言うまでもないことだろう。
北朝鮮のような管理社会ほど恐ろしいものはないからである。

その外に有名な話では、東京都が計画しているスーパー堤防がある。
東京都は強引にやる気らしいが、事業仕分けでは、「二百年に一度の大洪水を想定するのは百歩譲って分かるが、全部の完成まで四百年かかるのは現実的か」「いつまでに整備できるか出口が見えない。お金の使い方として疑問だ」などと蓮舫が批判している件である。
私は詳しい話は知らないのだが、自治体はどこまでの規模の災害を想定した対策をすれば良いのかの話だろう。
この場合は防ぐべき津波の規模を10mと想定するのが良いのか、20mにすべきなのかという点と、防ぐ方法は堤防だけなのか、他の方法は無いのかということになるのだろう。
スーパー堤防の計画では、完成までに400年と言われているので、とてつもない費用がかかるのだろう。
こういった話には、国会議員と建設業者の癒着が絡んでいる場合がほとんどなので、費用も期間も相場を越えている場合が多くて、私は嫌っている事業の部類である。
事業仕分けでは無駄と指摘されているらしいが、石原慎太郎知事は東日本大震災の津波被害を見て、完成させたい一心のようである。
東京がオリンピック誘致をする時もそうだったが、国民との間に気持ちの乖離(かいり)がある。
この件に関しては、過去のいきさつから、お互いの感情論にまで発展している。(石原慎太郎は蓮舫を無能女呼ばわりしている)

住民は無いよりあった方が良いと考えるから、支持者は石原慎太郎案の方が多いだろうが、どちらが正論かを判断するのは難しいだろう。
数100年以内に巨大津波でも押し寄せて堤防があるために助かったとしたら、石原慎太郎は正しかったと言えるだろうし、そうでない場合は単なる税金の無駄遣いだったと言うことになる。
それだけで済めば良いが、災害は津波だけではないので、堤防を建設するために他の災害対策には手を抜いたために被害が拡大したと言うのなら、失政だったと言えるだろう。
東京都だけが突出した大堤防を作る必要はないと思うので、一般的な堤防(10m前後?)で十分だろうと私は考えている。
それを超えた津波に対しては、住民が避難できる場所を確保されている状態で十分な気がする。
石原慎太郎氏が考える、東日本大災害級の津波に耐える堤防を作ることに拘(こだわ)る必要はあるまい。
なぜなら、直下型の地震が首都圏を襲った場合は、堤防などは何の役も立たず、手の打ちようがないのだから。
私自身は、スーパー堤防の構想も、官僚が机上で考えた程度だろうから、碌なもの(考え抜かれた物)ではないだろうと思っている。

2011年4月16日(土)
ここ数日間は、3月11日の太平洋沿岸各地に津波が押し寄せた時の状況の映像を繰り返し見ている。
映像は高台に避難した人達が眼下の町が津波に飲み込まれる様子を撮影したものや、たまたま別件で取材中の報道記者が撮影したもの、中には海岸沿いを車で走っていて津波にまともに被って全く前が塞がれた状態で、水に車が浮きながら流されている状態の映像もある。
町が津波に飲み込まれる状況はすさまじいもので、人間が作った家がこんなにもろいものだったのかと、驚くばかりである。
逃げ遅れた人や家に残っていた人達は、なす術もなく津波の犠牲になってしまったことだろう。
自然の力と言えばよいのか、巨大な水の力は、とてつもなく大きく、人間の力では太刀打ちできないものであることが理解できた。
助かった人達も、あと5分逃げ遅れたら津波に飲み込まれていたと話している人が多い。
避難したとか、避難しなかったとかが生死を分けたのではなくて、近くに高台や高層ビルがなかったために津波の犠牲になってしまわれた方がほどんとである。
あの津波の大きさは、人間が思考できる能力の範囲を越えている。

災害から1ヶ月経過した今頃になぜこのような映像を見ているのかと言うと、そのなかに何か教訓となるものや復興の手掛かりとなるものが見出せないかと思っているのである。
しかし、何度眺めても自然の力の巨大さを感じるだけで、文明と呼ばれるものが果たして存在していたのかと疑問に思うだけである。
江戸時代よりは現在は遥かに進んでいるだろうと思っていたのだが、あの津波を見ていると現代が進歩しているとはどこにも感じられないし、これからも進歩するとは思えない。
それどころか、今は原子力発電所の崩壊という、日本では体験したことのない新たな恐怖に遭遇している有様(ありさま)である。
気がつくのが遅かったが、自分達が無知だったことを思い知らされたし、どれほど政府や企業に騙され続けてきたのかを知ることができた。

最近の報道によると、土壌や海だけではなく、地下水まで放射能が漏れていることが判明したようだから、福島県だけが特に放射能汚染を心配すればよいだけでは済まなくなってきている。
今までも、数年から数十年後には放射能の影響が出始めるとは思っていたが、比較的早く小さな動物や植物に影響が出始め、やがては人間に影響を与える状況になるのだろう。
この被害は、東京電力が何百兆円のお金で被害を受けた者に補償したところで、決して許されはしないし、償えるものでもない。
この東京電力の醜態(しゅうたい)によって、世界中から日本が地球を汚した低レベルな民族の国家としての汚名を受けるのを意識しなければならないだろう。
日本人だけが憤っていれば良いだけでは済まされなくなってきているのだ。

日本人的な言い方をすれば、原発事故を呪っても。起きてしまったことはしょうが無い。
いつまでもくよくよしないで頑張ろうと言う言い方(自分に対する慰め方)になるのだろうが、私のように直接被害を受けない者でも将来を考えると気持ちが滅入ってしまうのに、津波で家や家族を失い、しかも放射能汚染の被害を直接受けている被災者の方々の心痛はいかばかりかと考えると、立ち上がろうと言う気力すら沸かないのではないだろうか。
こうして書いている間にも、石巻漁港だと思うが、菅直人が被災漁民に囲まれて、拳(こぶし)を振り上げて頑張ろうと三唱している写真がちらちら浮かんでくる。
この男には、今回の災害と春闘との区別すら満足につかないのだろう。
歴代の日本の首相のなかには、馬鹿丸出しの男は多かったが、こんなに手に負えない男の存在も珍しいだろう。
どうやるとこんな政治家が誕生するのか、しかも総理にまでなれるのか不思議でしょうがない。(結局は日本国民が馬鹿だと言うことになるのだろうか)

この馬鹿総理が、「全国民の英知を結集する」として発足させた東日本大震災復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)の議論が14日から始まった。
もうろくしかっかった爺(じじい)連中を集めて議論させるのが、何で「全国民の英知を結集する」ことに繋がるのだ。
ふざけた言い方をするな。! と声を大にして言いたい。!!!(当然ながら犬の遠吠え)

一般的に学者は、理想論の話をしたがるので現実にマッチしない場合が多い。
学者に政治を任せたら、めちゃくちゃな金の使い方をして、地方の財政を破綻させてしまった例も多い。
今回の津波で被害を受けた漁村の復興を例に挙げれば、以前に私が記載したように、山の上に漁民の家を作って漁港に車で通勤させると言うような考え方をするのだろう。
確かにそれならば、どんなに巨大津波が今後押し寄せたところで、津波の被害からだけは免れることができるだろう。
しかし、この考え方は現実的ではない。
共産主義国なら多少は現実性があるのだろうが、日本の場合は山の上の土地の確保に数年、全ての住民の同意まで数年はかかるだろうし、何よりも政府には、こんな大構想を実現させるために先立つものが全く無いときている。
金と時間を掛けて学者を集め、数回の議論をしたところで、「全国民の英知を結集する」どころか、やたらもめるだけで、さっぱり進まないのではないかと私は考えている。(今後のぶざまな経過をみるのが楽しみである)

理想を目指して追求するのは良い。
しかし、理想と現実の間には多くのギャップがあるから、それを補正しながら進めていかなければならないだろう。
その役目が、本来なら政治家の役目なのだが、見ての通り日本にはまともな政治家は居ないから、当事者(住民)が集まって復興を考えていくしかないだろう。
学者の理想論に対して住民は現実主義者ばかりだから、まさに議論はエゴのぶつかりあいで、凄まじいものになるだろう。
こんな状態でも、住民集会を延々と1ヶ月も続けて議論していけば、何とかベストの復興方法が得られるのではないだろうか。
その結論は、東日本大震災復興構想会議とかいう連中の結論とは、大幅に異なるものであろうことは容易に想像できる。

現実主義者の議論はやたらもめるが、我が身のことだけに、決着した場合に行動に移るのは早いだろう。
まるで、古代のギリシャのアテネで開催されていたとされる住民による直接民主制を思い出させるものである。
今の政府は、住民を中心にした復興計画の議論などはやる気が無さそうだが、私の理想論を言わせて貰えば、このやり方になる。
学者などを集めて、ちんたらやっている余裕は無いと思っているからである。
それに、復興計画に特別な知識などは全く必要ではない。
私などは、インターネットが発達している現在は、国政でも直接民主制でやるべきではないかと思っているほどである。
もう、エゴの塊のような国会議員を見るのに、うんざりしているからである。

2011年4月15日(金)
14日の報道を見ていたら、福島原発周辺には10年〜20年人が住めないと菅直人首相が言ったとかで野党も含め福島原発周辺の住民も憤りを感じているようだが、常識的に考えれば現在の状態で収束しても数十年は住めないと考えるべきだろう。
その件についての私見を述べる前に発言に対する批判の内容を記載して見ようと思う。
福島県知事の批判内容。
佐藤雄平・福島県知事は13日の県災害対策本部の会議で、県幹部らを前に「みんな一日も早く古里に戻ってもらいたいと思って今日までこうして苦労しているのに、信じがたいし、信じられない」と述べた。
菅野典雄村長の批判内容
計画的避難に関する同日の住民説明会の中で、「できるだけ早く帰れるようにすると言うのが政治家の役目」と声を震わせた。
渡辺利綱町長の批判内容
「そんなことを本当に言ったとすれば、1、2年住めないのでも大変なのに、10年、20年とはとんでもない話」と怒りをあらわにした。
自民党の大島理森副総裁の批判内容
「福島県民は毎日苦しみ、いずれは生まれ育った地に戻りたいという願望を持っている。もはや首相にリーダーとしての資格はない。人の心が分かっていない」と強く批判した。
社民党の又市征治副党首の批判内容
「まるで評論家のようだ。そんなことを言う前に、やることをやったのか。とんちんかんなことを言っている」
公明党の山口那津男代表の批判内容
「極めて無責任な発言だ。そういうことが首相サイドで出てくることで、住民、関係自治体がどれほどの影響を受けるかきちんと踏まえて対応してもらいたい」と苦言を呈した。
「政府のその他の(震災)対応をみても発言の影響が現場にどう及ぶかに対する周到な配慮、事前の情報伝達が不十分でちぐはぐだ。こんなことは絶対にこれからやめてもらいたい」と政府の震災対応を強く批判した。

枝野官房長官の話
「当該地域から避難しておられる皆さんには、結果的にご心配をおかけすることになって、遺憾に思っているところでございます」

主にヤフーに記載してあった報道内容から拾いあげたが、概ねこんなものだろうか。
私の意見を述べさせていただきたいと思う。
まず、はっきりしていることは、福島原発は全く収束していない状態であることを理解しなければならないだろう。
そんな状態で10年とか20年とか区切って、人が住めるとか住めないとかに言及するのはまったく意味がないことがあげられるだろう。
そんな意味の無いことを松本内閣官房参与とか言う人物と菅直人が論議していること自体が極めて無意味に近い。
色々な想定を考えての話だとしても、現在の段階では時期尚早だと考えるべきだろう。
10年と20年では、全く対応が異なるだけでなく、今後原発がどうなるのかもはっきりしていな状況だからである。
従って、こんな会談は無意味であり、無責任な内容であるのはあきらかで、批判している人はそれをはっきり指摘できているかを見てみることにする。

佐藤雄平知事は、10年、20年といった期間を問題にしているようで、ペケ。
菅野典雄村長と渡辺利綱町長は政治家と原子力技術者を混同していたり期間を問題にしているだけのようなのでペケ。
自民党の大島理森副総裁は、話の論理がはっきりせず、菅直人首相をけなしたい一心だけのようなのでペケ。
この人の思考が心配なのは、政治は人の心が中心で現実は多少隠しても良いと言う政治家体質が見え隠れしていることである。
社民党の又市征治副党首は、適切な批判だろう。
公明党の山口那津男代表は、適切な批判だろう。
枝野官房長官は、首相を擁護する立場なのだが、結果的にご心配をおかけするとは何を意味しているのか私には判らない。
松本内閣官房参与とか言う人物と菅直人首相の馬鹿話(空想話)が結果的にどうのこうのは関係ないし、これもペケだろう。

報道によると福島原発の周辺に住んでいる人達をエコタウンとか言う町を作って、そこに住まわせたいとかどうのこうののようだが、仮設住宅の建設もまともに対応できていないくせに、エコタウン建設など臍が何度も茶を沸かしそうな話である。
それだけ暇な2人が時間つぶしに雑談でもしていたのだろうが、さっさと辞めなさいよエコな頭の御両人様。
特に菅直人首相は、被災地で住民と頑張ろうを三唱するよりも、避難所の生活体験を2、3日してもらいたい。
少しは被災者の気持を理解できるのではないか。

2011年4月14日(木)
地方選挙での大敗北を受けて。民主党議員の中からも菅直人首相を退陣させる動きが本格化してきたようである。
12日に開かれた民主党代議士会の様子の報道は以下の通りである。

12日午後の民主党代議士会。役員報告終了直後に大きなヤジが飛んだ。
「幹事長はいつまでそこに座っているんだよ!」
岡田氏が「誰だ! いま言ったのは」と怒鳴り返すと、1回生の山本剛正衆院議員が「俺だ!」と立ち上がった。
村上史好衆院議員も「野球でもサッカーでも成績が振るわなければ監督、コーチが代わる。
執行部は勇気ある決断を」と公然と退陣を求め、約30人が拍手で同調。
さすがに岡田氏も「結果が伴わなかったのは申し訳ない。執行部の力不足だ」とわびたが、進退には触れなかった。


やはり若い議員は威勢が良い。
東京都知事選挙も、20歳台の若い人達は石原慎太郎氏よりも東国原英夫氏に投票した人が多かったらしいが、彼らの考え方に我々のような老人は見習うべきものがあるだろう。
私などの年齢だと、東国原英夫氏は宮崎県知事を辞めていきなり東京都知事に立候補したことで生意気(宮崎で人気を得たからと言って、それが東京でも通用すると考えること)だと考えてしまい、それで一票を投じてやろうと思う気がなくなってしまう。
確かに石原慎太郎知事はあくの強い人だとは思うのだが、美濃部元知事(古い話だが)のように東京都の財政をめちゃくちゃにはしていないので無難な人だろうと思うことや、今年が最後の年なので花を持たせたいなどとどうしても考えてしまう。
この考え方が年代が上がるにつれて石原慎太郎氏に投票する人が増えていく理由だろうと思う。
この考えは決して間違ってはいないと思うが、若い人の投票動向をみると、自分(私)の考え方には少々柔軟性が欠けている部分があったのではと感じてしまう。

ひょっとしたら、東国原英夫氏は我々が考えているような軽い気持ちで立候補したのでは無いかも知れないと、もう少し考えてやるべきだったと思う。
その点、若い人は軽い気持ちで立候補しようが、真剣な気持ちだろうが関係はないと割り切って投票をしている。
年齢が40歳以上の大半の人は、東国原英夫氏が東京都知事に立候補すること自体が、無謀であり無理だと思っていたのだが、当の本人は内心どの程度勝ち目があると考えていたのか興味がある。
この人の能力がどの程度のものなのかは、今後の言動を見て判断させていただくことにする。
我々年配者も、これから日本を背負っていかなければならない若い人の気持ちが理解できないと、世の中に取り残されてしまう。

話が逸れてしまったが、政治の世界でも変革の起爆剤となるのは、若い人であると感じた。
国民の支持率が1%になっても辞めないと豪語していた菅直人首相が、辞めざるをえなくなるのは、そんなに遠い先の話ではなくなってきたような気がする。
党の執行部に公然と反発する彼らは蹴落とされ続けるだろうが、何度でも這い上がってきて欲しい。
頑張れ!若い政治家達よ。

2011年4月13日(水)
東京電力の清水正孝社長が11日に謝罪のために福島県を訪問した。
私は報道陣との会見の映像をちらっと見ただけであるが、謝罪のやり方を知らないのか、どうひいき目に見ても深く反省して謝罪していると言う感じは受けなかった。
私(東京電力社長)のような地位の人間が、頭を下げれば許されるだろうと言うぐらいの感じである。
福島を訪問するなら、せめて役者の指導でも受けて、心を打つ謝罪のやり方を学んでからくるべきだったと思うが、そんなことはどうでも良い。
日本では、ごめんなさいでは済まない事も、頭を下げて謝れば許されてきたが、今度ばかりはそうはいかない。
仮に清水正孝社長が単なるお飾り社長で、何の権限もない立場であったとしても、道義的からも責任上からも許されることではないのだ。

清水正孝社長自身については、辞めたところで東京電力の体質が変わるものではないので、私にはどうでも良いことである。
それよりも私がむしょうに腹が立つのは、福島県の佐藤雄平とか言う知事である。
報道によると、清水正孝社長が県庁を訪ねた時も執務室に居たそうだが、居留守を使ったかとぼけていたようである。(以下報道内容)
佐藤知事は県庁で職務中だったが、会わなかった。
清水社長は「おわびするつもりでいたが、不在とのことなので(知事室前で秘書に)名刺だけ置いてきた」と説明。
だが、そのわずか10分後の定例記者会見に臨んだ佐藤知事は、きょとんとした顔で「社長が来るとは聞いておりません」と話した。
佐藤知事は3月22日に、社長からの謝罪申し入れを断ったことを明かしているが、今回は申し入れなしでの訪問だったようだ。スポーツ報知)

早速、佐藤 雄平(さとう ゆうへい)と言う知事の経歴を調べて見た。
この男は、1998年、第18回参議院議員通常選挙に無所属(民主党・社会民主党・公明党推薦)で福島県選挙区から出馬し、初当選を果たした。
2004年の第20回参議院議員通常選挙で再選。
2010年8月、東京電力が福島第一原子力発電所3号機(大熊町)で計画していたプルサーマル導入について、受け入れを決定。
2010年10月の福島県知事選挙では、政党からの推薦は受けなかったものの民主、社民両党の支援に加え、自民党県連斎藤健治幹事長が「プルサーマル受け入れなど要望のほとんどを聞いていただき、政策は一致している」[1]と表明し「原子力政策の推進」など20項目の政策申し入れ書を渡すなど自民・公明両党の県連からの支援も受け、日本共産党公認の佐藤克朗を大差で破り再選を果たした。
プルサーマル受け入れ決定により、「核燃料リサイクル交付金」計60億円が福島県に交付された

驚いたことに、大の原子力発電所好きな男のようで、東京電力とは同士と呼んでも言いような関係である。
原子力好きと言うよりは、金の見返りに釣られての決定かも知れないが、確かに陳情などで個人的にも懐は相当潤ったはずである。

それから考えると、原発事故以来、東京電力との面会をかたくなに拒んでいる理由も見えてくる。
東京電力と親密な関係であるのが世間に知られるのを隠したいのは当然であるが、それ以外にも知られたくない多くの事があるのだろうと推察できる。
ひょっとして、東京電力の清水正孝社長からの密約(あくまで仮定)でも暴露されようものなら、知事の地位を即座に失ってしまうことになる。
あるいは、清水正孝社長から何かのネタ(あくまで仮定)で脅される可能性もある。
会っても会わなくても、東京電力から漏れてしまう可能性は同じだが、どうせなら迷惑を受けた東京電力には一切面会しないでおく姿勢が、住民感情的にも良いだろうと判断しているのではないだろうか。

私がこのような推察をするのは、佐藤雄平知事が東京電力の関係者と面会を拒否しなければならない理由が見つからないからである。
普通の知事であれば、原発事故の補償の問題も含めて、頻繁に交渉を続けなければならない時期でもある。
福島県のような田舎の県では、国家や企業からの援助がなくては、発展させることが難しいのではないかと言うことは理解できる。
少なくても過去40年間は、それで県の財政も安定してきたのであるから、東京電力に感謝しろとまでは言わないが、急に手の平をかえすような態度を取る必要はないのではないだろうか。
私の考えは国民からは非難されるだろうが、国の補助金と言う金の餌に釣られた、自業自得的な面があるのではないかと思っている。
以前、NHKのインタビューで佐藤知事が言っていたような、東京都民のために福島が犠牲的な精神を持って原子力発電所を容認してきたとは、とても考えられないのである。

【追記】
私が無能と呼んでいる菅直人首相が、原発担当相に細野豪志首相補佐官を起用したいとの意向のようである。
まともな首相であれば、特に気にする必要もないのだが、菅直人の考える事だから下心があってのことだろう。
理由としては、「原発問題で頑張っている細野補佐官にしっかりした立場を与えたい。原発災害担当相に起用したい」と言っているそうだが、首相補佐官からなぜ大臣枠を新規に設けなければならないのか理由がはっきりしない。
菅直人辞めろムードの緩和策の1つなのだろうが、必要性がはっきりしないのに、やたらポストばかり増やしたがる、あの男の性癖には困ったものである。
細野 豪志(ホソノ ゴウシ)民主党議員にとっては、願ってもない待遇になるだろうが、国民に取ってメリットは何も無い。
民主党の議員の中に、あの無駄口男の口を封じれる人間は居ないのか。

2011年4月12日(火)
盛り上がらない地方選挙が終わって、民主敗北、政権に打撃の文字が踊っている。
私は無党派なので投票には行かなかった(白紙投票をするほど暇ではない)が、当然の結果である。
菅直人首相のレベルは誰が見ても低いと思うし、岡田幹事長の能力もかなり怪しいものだし、枝野官房長官もただの人であるし、外務大臣や経済産業相は官僚の書いた原稿を読み上げるだけのレベルしか持ち合わせていない。
他の閣僚は判断が出来ないので論評はできないが、同じ内閣の一員なので似たようなものだろうと考えるべきだろう。
こんな内閣が政府の中枢に居るのだから、普通なら1ヶ月で終わる内容が2,3ヶ月経っても進まない事態になる。
官房長官の会見では、多くの専門家の意見を参考にして精査している段階である。などと使いなれない言葉で表現しているが、何のことはない自分達では手に負えないだけの話である。
これは、一般用語では無能と呼んでいる。

自民党のレベルの低さにあきれて国民は民主党政権を選んだのであるが、それ以上のレベルの低さである。
果たして、外国の政府のレベルも、こんなに低いものなのだろうか。
例えば韓国の大統領は、李 明博(イ・ミョンバク)だが、軍事演習のとき韓国が北朝鮮から砲撃を受け死傷者が出た際も、北朝鮮の警告を受けたにも関わらず断固としてアメリカと共に軍事演習を続けた。
この決断も、まかり間違えば紛争拡大に繋がる危険があったのだが、恐らくは数十通り、あるいは数百通りの様々な事態を想定しての決断だったのだろう。
北朝鮮の脅しに屈することなく、どのような事態に発展した場合でも安全に対処できる自信と確信が得られたからだろうと思う。
結果的に見ても、その認識は正しく、北朝鮮には挑発を拡大させるだけの勇気は無かった。
勇気が無いと言うよりは、韓国の強い意志を感じて、自国が滅亡させられる危機感を感じ取ったのだろうと思う。

一方、日本が韓国だったとしたらどんな対応をしただろうか。
その前に、たまたま中国漁船の領海進入事件があったので答えは出ているのだが、漁船に巡視艇の船体にぶつけられただけで、慌てて速力を上げて逃げ出していた。
これを正しいとか正しくないとかは言うつもりは無いが、インターネットを通じて、日本の姿勢(能力)はこの一件でも全世界に知れ渡った。
これを見ても判る通り、日本はマニュアルに記載されている範囲までは対応が出来るが、少しでもマニュアルから外れた事態が起きると手に負えなくなって右往左往してしまう。
これはどこの国でも同じではない。
例えば、アメリカでは航空機によるテロ事件が発生したが、旅客機2機が乗っ取られビルに激突させられると言う想像を絶する大事件が起こったが、アメリカ政府の対応は実に冷静だった。
旅客機の3機目がホワイトハウスに突っ込むような計画であったようだが、アメリカ空軍は正常に機能していて、その前に旅客機を撃墜させたと報じられている。
この件に関しては、民間の旅客機を撃墜と言う事もあって、単なる墜落だったのか撃墜だったのか、真相ははっきりしていないが、アメリカ空軍が突如として発生した事態にでも、正常に機能していたことを世界中にアピールすることが出来た。

日本で同様なことが発生した場合がどうなるのかは語るまでもあるまい。
単なる平和ボケで片付けられることではないだろう。
最近は、平和ボケおおいに結構と言う日本人も居ると思うが、社民党のおばさんのように戦争反対、憲法改正反対を唱えていればいいのかとなると疑問である。
社民党の考え方(実行力の無さも含めて)は疑問と言うよりおめでたい(幼稚過ぎる)と思うし、あの党は骨董品を陳列する博物館にでも入れてやりたいほど滑稽な組織だと思っている。(私は恥ずかしいながら、労働組合の関係で勤めていた頃には投票していた党である)
平和主義を人類の理想として掲げる分には構わないとは思うが、世界の平和を維持することがどれだけ難しい事なのかは歴史が証明している。
平和とは守る努力をしなければ得られないものだろう。
念仏を唱えるだけで平和が訪れてくれるものならば、とっくの昔に安定した平和な世界を維持できている。

現在の政府が無能であるのははっきりしているが、日本にとって不幸なのは国会議員を含め、日本人のレベルが全体的に低いために代われる人(組織)が居ないことである。
私も含めて、全ての人がマニュアルが無いと何も出来ない(誰かに指標を示して貰わないと意見も言えないし、判断もできない)ようなレベル(国民性)になってしまっている。
改善するには、根本的には教育制度まで遡(さかのぼ)らなければならないのだろうが、仮にそれを見直して自分で考えられる人間が育つまでには数十年の年月が必要となるだろう。
日本の社会では、知識こそ万能(マニュアル崇拝)であるとする考え方を支持している人は多いので、そこから更に進めるとなると不可能に近いことかも知れない。
全ての人がリーダーになるための教育を受ける必要はないし、それは無理ではあるのだが、リーダーが育つ教育環境は構築してやらないといけないだろう。
知識が多いだけではリーダーに適していないのは、日本の官僚の現状を見れば明らかだろうと思う。
残念ながら、日本では教育制度の見直しはおろか、社会の制度の認識を変えるだけでも不可能に近いだろう。
誰に代わろうと大差が無いことだけは判っているが、全く使い物にならない今の民主党政権は早く消えて欲しいものだ。

【追記】
いずれは始まるだろうと思っていた外国の報道機関の日本の原発事故関係の批判的な論調だが、4月11日の報道を見ると批判する国が目立つようになってきている。
特に今後注目しなければならないのは、韓国、中国、ロシア政府の反応だろう。
報道(抜粋) では以下のように記載されている。
韓国の金滉植首相は「日本が無能」と発言し、朴錫煥外交通商第1次官は福島第1原発からの海への汚染水排出について、必要に応じて現場で同国が調査を行えるよう日本に求める考えを表明。
中国共産党機関紙、人民日報傘下の環球時報は社説で、日本が中韓露などとの相談なく汚染水排出を決めたとして「情報公開の透明性に欠けるのは明らかだ」と非難した。
米紙ワシントン・ポストは、当面の緊急対応が収束した後、日本に問われるのは「古くからあるガバナンス(統治)の問題だ」と指摘。復興に向けた信頼性の高い長期計画の立案はもちろん、迅速な意思決定や、日本の政官財界に根強い官僚的な体質の打破が必要だと論じている。(共同)

日本政府の無能振りは、日本人だけが我慢すれば良いだけでは済まされなくなってきているようである。
日本のマスコミや野党の反応は災害時だからと解散には否定的な考えであるが、今後何もしないで収まるのかどうかは微妙である。
前述したように日本では誰が舵取りをしても変化は期待できないのだが、見た目だけでも変えなければならないのは近そうである。

2011年4月11日(月)
国営系テレビ局と思っていたNHKも福島原子力発電所が一向に収まらない様子に業を煮やしたのか、東京電力や政府発表の内容をそのままでは報道しなくなった。
相変わらずNHKの抱え学者ではないかと疑われるような、楽観的な考え方の学者ばかり登場させてはいるが、パニックに陥り易い日本国民の国民性を考えると仕方がないのかも知れない。
楽観的でない考え方とは、最後の砦と言われる原子力の格納容器が破裂することだが、厚さ18センチと言われている鉄の塊が爆発して内部の燃料棒が飛散するような事態になれば、ただでさえ深刻な状況なのが、関東一円が人の住めない場所になる恐れがある。
こうなる可能性は、汚染がひどくて容器内の燃料棒をまともに冷やせない状態では、数パーセント程度なのか、数十パーセントなのかは不明だが、安心できる状態と程遠いのだけは確かなようである。
爆発の引き金になる水素の割合が低くなるように窒素ガスを注入して懸命な努力をしているようだが、既に水素爆発を起こした経過から考えると、窒素ガスの注入は東京電力が言うような念のための措置程度では無さそうである。
現場の作業員は、爆発しないでくれと祈るような気持ちで窒素ガスを注入しているのではないだろうか。

私が少々疑問に感じていることの一つに、人が近づけないので作業が全く出来ないのに、なぜアメリカから送られた作業用ロボットを使わないのかと言うことである。
アメリカのロボットに関しては、ロボットを操作するアメリカの技術者も同行しているようだが、現場でロボットが活躍していると言う報道を見たことがない。
恐らくは、発電所内の様子に詳しい日本の技術者はロボットの操作が出来ないのだろうし、アメリカの技術者に操作を頼むとしても言葉の壁があって意思の疎通が出来ないとか言う理由だろう。
最近の報道では、フランスからもロボットを提供して貰えるとのことだが、これも日本の技術者では使いこなせないのではないだろうか。
日本はロボット先進国であると思っていたのだが、展示会に出品するような遊びのロボット製作は得意だが、産業に役立つような本格的なロボットの分野ではかなり遅れているのではないだろうか。
これも日本人の国民性と言ってしまえば簡単だが、褒められた国民性とは言えないだろう。
操作が未熟なので、ロボットを建屋に入れるのが怖いのなら、瓦礫を片付ける程度の作業でもできると思うのだが、その程度の作業をする操作も出来ないのだろうか。

私が無能力首相と呼んでいる菅直人が被災地を3度目の訪問したと言う 報道 があった。
菅直人首相は10日午前、東日本大震災で津波による大きな被害を受けた宮城県石巻市を訪れた。
同市役所で亀山紘市長から被災状況の説明を受けた後、被災現場や避難所を視察する。

馬鹿馬鹿しいので何度も同じことは書かないが、自分が視察をしなければならないほど情報が入ってこないのなら、内閣も必要ではないし閣僚なども要らない。
今の内閣では、無能故に自分の居場所がないほど無視されているための行動だろうが、それならさっさと辞めれば良い。
訪問したところで被災者が喜ぶ訳でもないし、単なる税金の無駄遣いである。

2011年4月10日(日)
今回の福島の原子力発電所の事故で指摘できることはいくらでもある。
そしてそれは今後の原子力発電所の運営に役立てていくことは出来るだろう。
しかし、もう遅い。
国民には全てが見えてしまったのだ。

原子力発電所の関係者は、今後2度とこのようなことがないように万全を期したいと決まり文句を述べているが、日本の原子力発電所の歴史は3月11日の福島で終わったと考えるべきだろう。
日本の国民は、美しい大地ときれいな海と澄んだ空気を2度と取り戻せない状態に汚してしまった原子力発電所を恨んでいる。
安全神話を信じて、政府や電力会社に騙され続けてきたことを後悔している。
これから新しく生まれてくる子供達には申し訳ないと思っている。
申し訳ないと言うだけで済まないのは判っているが、それしか言いようがないのだ。
愚かな大人達を軽蔑し、罵倒し、恨んで欲しい。

地震も大災害ではあった。
津波も大災害ではあった。
しかし、それらの被害は時間を掛ければ何とか元の状態に戻すことはできる。
2度と取り戻せないのは、放射能で汚染された美しい大地と豊かな海である。
取り戻すどころか、これから数十年、いや数百年の間は影響を受け続けるだろう。
自分達が愚かだったことを悔やんではいるが、今更どうなるものでもない。

世界で唯一の被爆国である日本が、放射能の最大の汚染国になるとは誰が想像しただろうか。
もし、神が存在しているのなら、それは神のきまぐれであり、神の人間への警告でもあるだろう。
これから、どんな罰を与えられるのかは想像も出来ないが、神を冒とくした罪として受け入れるしかあるまい。
深く反省をしているので、願わくは元の日本に戻していただきたい。

私の現在の気持ちと日本の大多数の人達が考えているであろう事を想像して書いてみました。
新しく生まれてくる子供達については、放射能の影響を受ける子供達を心配して記載したものです。
一刻も早く、原子力発電所の無い日本になって欲しいと、私は考えております。

2011年4月9日(土)
地震や津波、福島原発の放射能漏れによる被災者の避難生活がいつまで続くのかの目処がまったく立っていない。
過去の例のない規模での避難民の数であるから、その対策も過去のやり方に捕われないでやるべきだと私は考えているのだが、行政はマニュアル通りのことしかできない。
マニュアル通りとは、仮設住宅を一時的に作ってそれから個人が本格的な住宅を建てるのを待つと言うやり方である。
5000〜1万人ぐらいまでならこのやり方でも良いだろうが、避難民が数万人となるとこのやり方では効率が悪くて駄目ではないかと考えている。
効率が悪いとは土地の確保の問題と土地の利用の問題、引越しの多さなどから考えてである。

以前に私が提案したように、仮設住宅などではなくて、思い切って一気に本格的な集合住宅を作るべきではないだろうか。
町全体ががれきになってしまったような場所に、市役所を再建する際に住民の集合住宅も一緒に作るのである。
一般的に市役所などの公共物は建物の基礎構造からして一般住宅の比ではないから高いものになるだろうが、それ故に住みたいと思う人も多くなるはずである。
高層住宅にして多くの人が住めるようにすれば、土地利用という点からも有効であるし、住んでもらう人には以前の土地を放棄して貰うようにすれば、新しい街作りの点でも有効になる。
仮設住宅ではどうしても仮の住まいという感覚から抜けられないが、永住できるとなれば住む人も活気を取り戻せるのではないだろうか。
どうしても1戸立てに住みたいと言う人も居ると思うので、そんな人は自分で自分の土地に家を建てれば良いことである。
こんなやり方は、ほんの1例なのだが、災害で家を失った=仮設住宅の建築の図式だけを考える人(政府)には絶対に思いつかない方法である。
特にパーフォーマンスだけしか考えていないような人間(菅首相?)は、どうあがいても無理だと思う。

統一地方選挙で原発が争点に浮上とかの記事を多く見かけるようになった。
私は本来は原発は争点にはならないほど明確な答えが出ていると考えている。
日本で一番知能レベルの低い党と思っている社民党の場合の原発に対する考え方は以下の通りである。
「国会で唯一の脱原発政党」を自負する社民党は「命を大切にする議員を自治体に送り込む」(福島瑞穂党首)と意気込む。
3月30日には、国民の合意形成ができるまで原子力施設を停止するよう菅直人首相に申し入れた。

この党が救いようのないほど愚かなのは、最悪の電力供給事情の状態であるのに、国民の合意形成ができるまで原子力施設を停止するよう政府に申し入れたということを見ても明らかだろう。
福島瑞穂党首の家の電力供給を止めれば、このおばさんも電力が必要なのは理解できるのだろうが、国会議員は金持ちだから太陽光発電装置でも購入して(既に持っているのかも知れないが)「ほら、私のお家は原子力発電所が無くても大丈夫よ」とでも言うのだろうが、あのねえ、国民全部がおばさんのような生活が出来ている訳ではありませんよ。

何にでも反対したがる共産党でさえも原発には以下の考えである。
共産党は「すぐに原発を全部止めるのは現実的でない」(志位和夫委員長)と分析。(1)原発の新増設中止(2)新たな安全基準による全国の原発の総点検−−を求め、原子力行政の段階的な転換を訴えている。
これが正論であり、私も流れとしてはこの通りにすべきであると思っているし、大多数の日本国民もそれを望んでいると思う。
世界中の誰もが、出来ることなら危険な原子力発電所などは作りたくはないのである。
外国の場合は立地条件や技術レベルによって異なると思うが、日本の場合は原子力発電には頼らない方向で進むべきであると思う。
その理由は以下によるものである。
(1)地震が多く、近年に東海地震などの大地震が起こることがほぼ確実である。
(2)海に面している部分が多く、地震による津波の被害を受け易い。
(3)国土が狭いので原子力発電所で事故がおこった場合の被害が甚大になる。
(4)原子力技術のレベルが、他の原子力先進国と比較して低い。
(5)政府、企業の安全管理に関する考え方が甘い国である。(特に東京電力はひど過ぎるが)

統一地方選挙の立候補者はレベルの低い人が多いので、やたら太陽光エネルギーや風力エネルギーに代替だとか言っているが、残念ながら直ぐに取って代われるような段階にはない。
原発の方向性としては、共産党でも言っているように脱原子力発電所に向かうべきであるし、福島の事故を見てしまうとそれしかないだろうと思う。(絶対に安全は絶対に存在しないと言うこと)
問題は、コストなども含めてその代わりとなるものを探せるかどうかにかかっている。
特に日本のように工業製品を多く輸出して生計を立てなければならないような国は、多量の電力を必要とするし、他の工業国と競走をしなければならない。
現在でも韓国や中国に負け続けている状態であり、原子力発電所を失ったら勝負にならなくなったなどと言う事態になるかも知れない。
社民党のおばさんが考える程、脱原子力発電所は単純なことではないのである。

東京電力の隠蔽体質には本当に困ったものである。
一時的なものと思っていた放射能汚染水の海への放出は、延々と続いており今日までと発表してはいるが、必要になればいつでも海に放出できる下準備が出来たことになる。
どう考えても燃料棒の冷却のために、今後も放射能汚染水は増え続けることは確実で、平気で海に垂れ流すことになるのだろう。
漁業関係者への補償金さえ払えば何でも許されると考える、大企業に独特の金に依然した解決策ばかり取りたがる様は、結局は日本の海を汚し太平洋沿岸の漁業を壊滅させる事になるだろう。
東京電力が発表している比較的低濃度の汚染水とは、どの程度のレベルなのかも規制値の480万倍の汚染水と比較してみれば、どんな汚染水でも比較的低濃度になってしまうだろう。
そこには、日本を守ろうとか日本の安全を考慮しようとかの考えは微塵もない。
あるのは、捨て場所に困ったから海に捨てることにしようという、自分達(東京電力)のエゴだけである。
あの放射能汚染に鈍感なロシアからもクレームがくるほどの行為であるから、いかに日本の将来性を閉ざしてしまう危険な行為であるのかが想像できる。

最近になって政府も夏場の電力供給不足が確実であるのに気づき始めたようで、夏場の電力対策について語り始めている。
さすがに省エネルックとかサマータイムの導入とかは恥ずかしくて言えないらしく、別の対策を打ち出している。
別の対策を打ち出すと言っても、今の内閣の考えることだから単に節電を行おうと言う安直な方法である。
夏場は企業や家庭に節電を呼びかけて、需要を20〜25%削減して計画停電をなくしてしまおうというのだが、単純な机上の計算だけであるので極めて不確実なのと電力の供給の削減がどれだけ日本の復興の妨げになるのかを考慮していない。
私は夏場こそ計画停電を堂々と行って、いかに今の政府が無能であるのかを実証できる良い機会だと思っているので、こんな後ろ向きの対策には賛成できない。
極端に言うと、夏場は企業には電力を100%供給して、電力不足に陥ったら一般家庭への供給を強制的に切断すべきだと思っているのである。
このやり方であれば、いかに従順な日本人でも怒りが込み上げてきて、黙ってはいないだろうと思う。
それが判っているから、政府は計画停電をしない方向などと言っているのだろうが、電力供給の削減は経済的に大打撃となるのは間違いない。
今年の夏場だけは乗り切るのは無理だろうが、私なら経済的にダメージを与えず、国民にも不快感を与えないような方策を考える。
電力会社の縄張りを解除するだけで良いではないか。
東京電力の飼い犬官僚を排除するだけで済むことではないか。

2011年4月8日(金)
家庭でもそうだが、大きな事が起こると、個人の能力差が表れてくる。
例えは良くないが、お婆さんが餅を食べて喉につかえてしまったとか、家族の誰かが急に苦しみだしたとか、家族が交通事故に巻き込まれたとかした場合である。
救急車の手配をするぐらいは誰でも考える事だが、それまでにどのような初期対応をすれば良いのかは、とっさの判断が要求されるので普通の人はおろおろするばかりで何も出来ない。
気が動転してしまってパニック状態に陥ってしまうのである。

今回の大地震と津波と福島原発の事故は、まさにそのような状態と言えるだろう。
国家が家庭だとすると政府は家庭の長と呼べる立場にあるのだが、やたら右往左往ばかりしていて何も出来ない様(ざま)は、醜態としか言いようがない。
子供たち(日本国民)は、「お父さん、もう少し落ち着いたらどうなの」と声を掛けているのだが、それすらも全く耳に入らないパニック状態になっている。
慣れとか知力とかでは説明できない、それ以前の問題のようで、人間としての資質を持っているのだろうかとさえ考えてしまう。
災害から1ヶ月も経つと言うのに、避難者への対応も復興計画の青写真も福島原発へ対応も何一つ進んではいない。
1ヶ月を無駄にした挙句、昨日の報道を見ると自分達では無理だと悟ったらしく、外部に有識者の復興対策チームを作ったようである。
福島原発に至っては、東京電力の過失責任が明確であるにも関わらず、今もって避難民へ東京電力が補償の仮払い金を納めるべきだとか言っている。
東京電力に政府は関わりたくないのであろうが、もはや関わらない訳にはいかないだろう。
福島の原発周辺だけではなく、各地の避難所の環境は劣悪なものであるから、まず政府が避難民の方への窓口となって、当面の生活資金を与えるとかするべきであるのに、口に出すだけでやることは人任せである。

菅首相が避難所を訪問して避難民を慰めると言うこと自体が総理の立場としては無意味(滑稽)なことなのだが、それすらも理解できないでいる。
何度も私が言っているように、格好ばかりつけたがる人間に碌な者が居ないということを絵に書いたような人である。
今の状況では、誰が国家の舵取りをやっても簡単に元に戻るとは思わないが、誰が舵取りをしても今の状態よりは良くなるだろう。
残念ながら、国民が政府に対して信頼を失っても、権力にしがみつきたい連中ばかりであるから、黙って見守るしかない。
私などは、誰が何をやっても日本は駄目になるのではないかと、覚悟を決めている。
こんな犬の遠吠えをしたところで、単なる個人の憂さ晴らし程度にしかならないからである。(仮に同調者が居られたとしても)

日本が復興するためには、まず産業を復興させなければならない事に異論を挟む人はいないだろうと思う。
避難者の方々へ生活資金を与えるためには多くの税金を投入しなければならないので、そのためには多くの企業に活動をしていただかなければならない。
それは、現在問題になっている雇用を増やすという観点からも有益である。
この誰でも当たり前であると考えることが、今の政府には思いつかないようである。

被災地とは遠く離れた私の所でも物資が不足している。
現在は食パン、牛乳、納豆、ミネラルウォーター、缶ビール、野菜などの生鮮食品がスーパーには無いか入荷しても直ぐなくなってしまう状態である。
原因はガソリン不足で流通が停滞しているとか、生産工場が稼動していないとか、放射能汚染の問題とかが原因になっている。
これに対しての政府の対応と言えば「買占めを出来るだけ控えてください。」
そこには何の工夫も対応もない。

流通の要であるガソリン不足については、世界の投機筋が介在しているようだから簡単には解決できないだろうが、値段がつりあがっているだけでオイルが手に入らないわけではないから、日本の石油精製設備が十分に稼動すれば解決することである。
小麦や大豆も輸入が止まっている訳ではないから、工場が十分に稼動すれば済むことである。
牛乳は福島や茨城周辺では放射能の影響で難しいだろうが、流通が回復すればほぼ平常に戻るのではないだろうか。
缶ビールが不足している原因は判らないが、電力消費の多いアルミの精錬工場が停止しているとか小麦の流通の問題とか生産工場が稼動していないためだろう。

兎に角、早急にやらなければならないのは、東電に災害補償費を早く支払わせることよりも、避難している方々をあちらこちらに移動させることよりも、日本の産業を早く正常な状態に立ち上げることだろう。
そうしないと、ただでさえ壊滅的な政府の財政が破綻してしまうからである。
菅直人は、財政問題には増税で対処すると言う考え一辺倒のようだが、昔のお芝居に出てきそうな悪代官のような思想を持つのは止めて欲しいものである。
こんなことは、お坊ちゃん育ちの官僚だけが考えていれば良いことである。
増税は安直な方法だが、そんな雰囲気が、どれだけ景気に悪影響を与えているのか、理解できているのだろうか。

私は言い飽きたが、現在でも物流が低下している大きな原因の1つは工場の稼働率が低下していることで、その原因は電力の供給不足による影響がかなり大きい。
電力さえ供給できれば全てが解決するものではないが、現代の工場の動力は電力である事を忘れてはいけない。
これに対しての政府の対応は以下のようなものである。
経済産業相は5日の閣議後の記者会見で、福島第一原発の事故で今夏、電力の供給不足による大規模停電が起きる恐れがあるため、「電気事業法27条による規制も必要だろう」と述べ、法律に基づき国が使用量を制限する方針を示した。
電力が不足するなら使用を止めさせれば良いという、実に明快で単純で安直な対応である。
普通の会社なら、電力が不足したからと言って工場を止めることを真っ先に提案するような幹部は即刻クビである。

電力の供給は現在でも不足していて、計画停電とかの私には理解できないことや、無意味ではないかと思われる時間帯での節電も多くの企業や商店が行っている。
政府の電力対応策には色々あって、例えばサマータイム制だとかフレックスタイム制の導入、余計なお世話とも思える企業の夏休みを長くする案まで出ているようである。
私とは対応のやり方(思想)が根本的に違う(過去の日記に記載の通り、私は電力会社の供給地域再編論者である)ので、何度も政府のやり方について論評はしない。

政府のやり方や発想を見ているとお金は自然に沸いて出てくるものであるとの認識があるのだろう。
恥ずかしいながら、私も幼稚園や小学校時代には、お金は自然に家庭に入ってくるものだとばかり考えていた。
自分達は税金で養っていただいている認識はは全くないと考えて良いだろう。
それどころか、俺達は偉いんだとの意識が表れている場面に遭遇することの方が多い。
彼らには、うぬぼれがいかに危険であるのかを、福島の原発事故から学んで欲しいものである。

国民は政府のやることを傍観する立場でしかないので、今後起こるであろうことを予測して行動をするのが精一杯である。
つまりは、大幅な増税と物価高を警戒するための支出を控える動きである。
それが結果的には強烈なデフレスパイラル状態を招くことになる。
この傾向は災害前からあったので、今後も延々と続くことになる。
やがてはそれが、企業倒産の拡大に繋がり、勝者と敗者(貧富の差の大きい国民格差)に繋がっていくのだろう。
知識は力であると言うが、指導者の無知や無能さが招く恐ろしさを感じている。
知識や知能の欠如している人間は脅威となるとでも言うべきだろうか。

【追記】
私だけが今の内閣をボロクソ言っているのかどうか気になったので、最近の内閣支持率を調べてみました。
時事通信社の調査が google のトップで検索されて18.9%でしたが、調査が3月6〜7日と古いのでパス。
2番目で検索されたフジテレビ系「新報道2001」が、東日本大震災後の17日に首都圏で実施した世論調査では、菅直人内閣の支持率が35・6%となり前回(3日実施)の24%から11・6ポイント上昇。
3番目の検索では支持率が19.8%から35.8%に大幅アップとなっておりました。
30%台ですから支持率がそんなに高い訳ではありませんが、震災後に大幅アップしているのは間違いが無いようです。
日本国民の多く(3割以上)は今の内閣を信頼しており、期待もしているようです。
今の内閣の発足当時から支持率の高さを異常ではないかと感じておりましたが、今回も10%台ではないかと思っていただけに、私には想定外の数字でした。
内閣がボケなのではなくて、私の頭がボケているだけなのかも知れません。

2011年4月7日(木)
私は日本人であるが、日本人はひょっとしたら馬鹿(知能レベルが低い)ではないかと感じる時がある。
例えば以下の 報道 (抜粋)である。

福島第1原発:放射線検査「義務付け」 偏見で過剰反応
スクリーニング検査の証明書がなければ入所できない避難所も=福島市内で2011年3月28日午後2時8分、平川昌範撮影
福島第1原子力発電所の事故に伴い避難した人たちが、放射線量を確認するスクリーニング検査で「異常なし」とする証明書を提示しなければ医療機関で受診できないケースがあることが分かった。
避難所に入所する際、スクリーニング検査を事実上義務付けられるケースも。
専門家は「非科学的な偏見による過剰反応だ」と指摘している。【平川昌範、阿部周一】


この報道は、避難所や医療機関でスクリーニング検査の証明書の提示を求めることを非科学的な偏見であると言うことを伝えたいのだと思うが、中学生レベル程度の私の考えを言わせて貰えば、明らかに間違っている。
記事の内容は、スクリーニング検査の証明書を持っていなかったために、市内の医療機関で8歳の三女の皮膚炎の治療を断られた人がいることを挙げて、けしからんと言いたかったのが発端のようである。

人道的見地から見てけしからんと言いたいのであれば、私も同調できるのだが、放射線検査が偏見で過剰反応かどうかとなると全く同調できない。
記事内には、自分(記者)の正当性を主張したいために、専門家は「非科学的な偏見による過剰反応だ」と指摘している。と記載しているが、専門家とはどこの何と言う人かぐらいは記載すべきだろう。
私は、これは(専門家が言ったと言うのは)ひょっとしたら記者の捏造(ねつぞう)ではないかと疑っている。

多くの人が集まる場所(避難所など)では、放射能汚染も病気の蔓延も防ぐ努力をしなければならないのは当然の事である。
この記事では、福島市の「あづま総合運動公園」の避難所でスクリーニングの証明書提示させるのもけしからんと言いたいようだが、避難所が放射性物質が付着している人を避難所内に入れないようにするのは極めて自然で正しいことだと思っている。
この行為(スクリーニング検査の証明書を提示させること)が無意味ではないかとは思う(証明書の有効時間がせいぜい1日程度のためと思われるので)ので、基本的には外出した人に対しては避難所の入り口で常に検査を行うべきだろう。
医療機関も同様の考えを持っているのなら、当てにならない証明書より、自分の所で検査機器を用意するべきだろう。
人道的見地からの判断と所内の安全を確保することは全く別の次元のものである。
報道が三流の新聞紙上での記事であるとしても、許されるべきではない(もしも間違った考えであるならば)と考えている。
私の考えは偏見で過剰反応なのだろうか。

2011年4月6日(水)
余りにも毎度のことなので、私も記載するのが面倒になってきたが、今日は海江田万里経済産業相の報道内容を記載しようと思う。
私はこれらの人に個人的な恨みがあるわけではないのだが、枝野官房長官とか海江田万里経済産業相は報道陣の前にちょくちょく現れるので、その人の資質を掴み易いだけのことである。
民主党の中には、報道陣の前に姿を見せない閣僚も多いが、これらの人は資質が高いと言う訳ではではなく、評価が出来ないと言うだけの話である。
菅直人首相が選んだ閣僚連中だから、姿を見せない閣僚はもっとひどいのではないかとは心中では思っている。
以下が海江田万里経済産業相が報道陣の前での記者会見した時の報道内容である。
東電、被害住民や農家に賠償金を仮払いへ
産経新聞 4月5日(火)12時3分配信
東京電力が福島第1原子力発電所の事故で被害を受けた周辺の住民や農家に対し、損害賠償額が確定する前に一部を仮払いする方針であることが5日、分かった。
近く相談窓口を設置、国と協議して金額や時期などを決める。
海江田万里経済産業相はこの日の閣議後の会見で、同原発周辺では当面の生活資金や医療費が必要とされていることなどを指摘。
「できるだけ早く仮払いができるよう東電に指示をしている」と述べた。
福島原発の事故で避難指示の対象となった住民は約8万人に上る。事故で職場を失ったり、放射性物質の検出で国から出荷制限を受けた農家も多く、早期補償が課題となっている。
原発事故の補償は、政府が設置する紛争審査会が策定した指針に基づき東電が対応する。
住民の医療費や避難による収入補償、避難費用などが補償の対象となる見通し。
東電は、福島県などに社員を派遣し避難所に支援物資を届けるなどしているという。
平成11年9月に茨城県東海村で起きたジェー・シー・オー(JCO)臨界事故でも、周辺からの避難や農作物の風評被害などを対象に、同年内に賠償請求額の2分の1が仮払いされた。

報道内容は至って自然な内容で、そのまま読み過ごしてしまいそうである。
しかし、このようなやり方には多くの問題が含んでおり、ひょっとしたら住民間の紛争の種になる可能性もある。
既に以下の報道がある。
<東電>福島の9市町村に見舞金 浪江町は2000万円拒否
毎日新聞 4月5日(火)11時40分配信
東京電力は5日、福島市の会見で、避難指示が出ている福島県の9市町村に見舞金を支払ったことを明らかにした。
金額は公表していないが、総額1億8000万円と見られる。
「避難生活が長引いており、当面役立てていただくためにお支払いした」と説明している。
東電によると、見舞金を支払ったのは福島第1原発の20キロ圏内、第2原発の10キロ圏内にかかる▽南相馬市▽双葉町▽大熊町▽富岡町▽楢葉町▽広野町▽葛尾村▽川内村▽田村市の9市町村。
3月31日以降、各自治体の口座に同額を振り込んだという。
避難指示地域にある浪江町によると、見舞金2000万円の支払いの申し出があったが受け取りを断った。【伊藤直孝】

各自治体では喉から手が出る程お金が必要な時である。
そんな中で浪江町がなぜ受け取りを断った(実際には保留したと言うのが正しいようだが)のかと言うと見舞金の意味(趣旨)が明確でないからであると考えられる。
私のような素人でも直ぐに感じるのは、仮払いとは言え支払い金額が低いこと、支給が避難指示が出ている福島県の9市町村に限られていること、支給の窓口が政府ではなくなぜ東京電力なのかと言うことが挙げられる。
金額が低いのはさておいて、まず問題なのが支給が9市町村に限られていることだろう。
今更私が言うまでもなく福島原発による被害を受けているのは、避難指示がでている市町村だけではない。
農家や漁業関係者、観光地などきりがないほどの甚大な被害を受けている。
被害金額の多さだけなら、避難している人たちよりも事業者の方が遥かに上である。
こんなやり方では、被害を受けている人達の間でも不公平感を感じるだろう。
今回の金額が2000万と言う少なさだから、それほどの騒ぎにはならないだろうが、これが2億とか20億の金額であったなら、市町村間で紛争が起きていたかも知れない。

今の政府はボケが多いから何も感じてはいないだろうが、東京電力にはしたたかな人間が多いから、地域間での紛争は大歓迎だろう、
今の状態は東京電力は潰せの声が圧倒的であるので、何とか国民の目を逸らしたくて仕方がないからである。
それに9市町村だけの支払いで済むのなら、こんなに安い買い物はない。
今回は支払い金額をケチったので陰謀は失敗するだろうが、危ない所だった。
海江田先生に言いたいのは、あんまり人任せで仕事をするなよと言うことである。
そういうやり方をする人を無能と呼ぶと伝えたい。
海江田先生には、東京電力なんかより夏場の電力対策について、あっと驚くような大改革をやって欲しいのだが、無理でしょうねえ。
【追記】
期待するだけ無駄だった報道が直ぐにあった。
今夏、電力使用制限令を発動へ…石油危機以来
読売新聞 4月5日(火)12時6分配信
海江田経済産業相は5日の閣議後の記者会見で、福島第一原発の事故で今夏、電力の供給不足による大規模停電が起きる恐れがあるため、「電気事業法27条による規制も必要だろう」と述べ、法律に基づき国が使用量を制限する方針を示した。

法律に詳しい糞官僚が考えたような発表を行った。
海江田先生は善人面をしているので憎めないのだが、あんたが号令をかけてどうすんの?である。
やっぱりただの阿呆だわ。

これを記載中にも読売新聞の報道記事(抜粋)が以下のようになっている。
また、玄葉国家戦略相も「東電からの仮払いを含め、着の身着のまま避難された方に一刻も早い一時金の支給が必要だ」と作業を急ぐべきだとの認識を示した。
枝野官房長官も「東電には補償を指示しており、当座の資金として緊急性を持って検討を進めていただいている」と述べた。
原発事故による被害補償は、政府が設置する紛争審査会がまとめる補償の指針に基づき、電力会社が対応する仕組みだ。
政府は週内にも審査会を設置する方向だ。 .最終更新:4月5日(火)13時40分

首相の意味のない被災地の訪問先での発言も含め、今の閣僚は言うことだけは一丁前だが行動が伴わない。
枝野官房長官も東電に対して「検討を進めていただいている」などと敬語を使わずに、「検討を指示している」と言うべきだろう。
東電の幹部の前ではへいこらしていても良いが、国民に報道をしている場所では空威張りぐらいするべきだろう。
飼い犬ではないかと疑われるような言葉遣いは、国民の前ではすべきではない。(飼い犬だったとしても)
飼い犬かどうかは別にして、日本政府が東京電力に頭が上がらないのは確かなようで以下の報道がそれを示している。
福島第1原発汚染水放出 枝野官房長官、「より大きな被害を防ぐための措置」と強調
フジテレビ系(FNN) 4月5日(火)11時55分配信
枝野官房長官は、5日午前の記者会見で、福島第1原発から汚染水を海に放出したことについて、「より大きな被害を防ぐための措置だ」と強調した。
枝野官房長官は、「やむを得ない措置であるとはいえですね、大変残念なことであり、また、大変申し訳ないことだというふうに思っております」と陳謝すると同時に、「より大きな被害を防ぐための相対的な措置として、了とした」と理解を求め、放射性物質の拡散防止に向け、対策を急ぐ考えを示した。
.最終更新:4月5日(火)14時1分

東京電力のような金のある組織に政治家が弱いのは古今東西一緒である。
東京電力の場合は今後どうなるのか不明だが、巨大企業は政治家のクビを切る(コントロールする)ぐらいは容易な筈であるから、恐れているのだろう。
【追記】
菅内閣の閣僚で又一人馬鹿な閣僚を発見してしまった。
誰でも知っている内容だと思うので概略だけを記載するが、東京電力が放射能の汚染水の廃棄場所に困って、勝手に海に放出した件で韓国政府が在日韓国大使館を通じ日本の外務省に憂慮を伝えた際の松本剛明外相の発言で以下のようなものである。
汚染水放出は「現段階では国境を越えて影響を与えるものではない。国際法上の義務との関係でただちに問題になるものではない」と述べた。
よくもまあ次から次へと馬鹿閣僚が登場するものだとあきれて物が言えない。
内容から見て原稿は官僚が書いたものだろうが、ひど過ぎる。
ついこの間までは、放射能の汚染度が基準の10万倍とかを垂れ流してあきれていたのに、最近では汚染度が基準の数百万倍のとか放射能を含んだ水を何万トンも止められないでいるのに、「影響を与えるものではない」とか「ただちに問題になるものではない」とかよく言えるものだとあきれてしまう。
ただちに問題になるものではないと言うのは、確かに今日、明日では問題にはならないだろうが、日本を含めて放射能被害が大問題になるのは目に見えているし、人的被害はまだ報告されていないが、早ければ数年後には必ず影響が出てくるのは間違いがない。
日本が世界中の嫌われ者になるのは遠くないのに、なぜ喧嘩を売るような態度を取るのだろうか。
そう言えば、今の内閣は中国の軍事力の脅威だとか、わざわざ言わなくても良い事をペラペラしゃべって中国を刺激していたが、思考能力が幼稚園児以下なのであろう。
自民党の国会議員のレベルが低いと思っていたが、まだ中学生程度の思考能力はあった。
重大事の時なので今の民主党でも我慢しなければならないかと思っていたのだが、早急に日本国民の民意を問うべきではないだろうか。
私は見ていられない気分である。

2011年4月5日(火)
3月19日に菅直人首相から自民党の谷垣禎一総裁が入閣打診を受けて即座に拒否をしたのに、最近になって大連立に色気を感じたのか自民党内の有力者の所を回って根回しを始めたようである。
今頃になって自民党内から入閣を拒否したことへの反発意見が出てきたので、方向転換をしようと言うのだろう。
自民党も相変わらず馬鹿な政党である。
19日の時点なら、福島原発の放水ショーが始まる所でもあり、放射能漏れも隠していたので出る幕があったのだが、最近のように最悪の事態になっているのがはっきりした状態では、連立など組んでも手の施しようがなく、船頭多くしての例え通りで混乱が増すだけである。

レベルの低い菅直人首相を首相の座から降ろすだけで事態が好転するのなら楽なものだが、福島原発の放射能もれを止めるだけで数ヶ月以上、安定に原子炉を冷やし続ける体制が出来るまでに数年、収束するまでには数十年から数百年を見ておかないといけないと言われる有様では菅直人などはどうでも良い存在に思えてしまう。
それまでに、どれだけの農作物や魚介類が放射能汚染され続け、世界各国から非難され続けなければいけないかと考えると気が遠くなってしまう。
今でこそ頑張れ日本の掛け声を世界各国から掛けていただいているが、世界に繋がる海を放射能汚染させてしまった国家としての汚名が高くなると励ましてくれる人は少なくなってしまうだろう。

急いで連立など組まなくても、次回の総選挙では自民党は圧勝するだろうから、それまでおとなしく待っていれば良いではないか。
そして、相変わらず使い物にならない総理でも選出して、やりたい放題のことをやっていれば良いと思う。
ひょっとしたら日本は破滅してしまうのかも知れないが、有能な政治家に恵まれなかったのだから、そうなったとしても、その責は日本国民にあるのだろうと考えるしかない。
駄目な自民党と民主党が分裂して新しい政党が誕生するとか、あるいはみんなの党でも大躍進して自民党や民主党と肩を並べるようになる可能性も多少はあるのだろうが、日本人の国民性を考えると限りなく有り得ないと考えるべきだろう。
何のために民主党が政権を取れたのかを考えた場合に、今の時点で大連立などは考えられないのだが、自己保全を図りたがる民主党の連中や政治を食い物にしたがる自民党の連中が騒ぎ立てているのだろう。

2011年4月4日(月)
今の政府の小学生程度の知能レベルの阿呆振りには驚くばかりだが、いつから民主党にはこんな馬鹿ばかり揃ったのだろうか。
政府は31日、東京電力福島第1原子力発電所から放射性物質(放射能)が漏れた事故を受け出荷制限された農畜産物について、今後3回連続した検査で放射能の数値が暫定基準値を下回れば「安全宣言」を出して解除する方針を決めた。
原発問題の長期化が避けられない中、このままでは他の野菜への風評被害も広がりかねない状況を受け、政府は解除に向けた基準作りを迫られていた。

今の福島原子力発電所の周辺の海産物、農畜産物については、安全宣言など絶対に出せない状況であるのは小学生でも判ることである。
福島原発の1〜4号機の放射能漏れがひどく、収まるどころかますます拡大している状況だからである。
東京電力では、放射能汚染水の廃棄場所にも困り海に垂れ流れている現在の状況をむしろ喜んでいる節さえある有様である。
汚染が拡大し、環境が悪くなる一方なのに安全を宣言するなどと言うことはは、論外の行為であって誰にも出来ないことである。
仮に今日安全だったとしても、明日は汚染される状況になるかも知れないことは、目に見えているのになぜ無理に「安全宣言」を出さなければいけないのだろうか。

政府の菅直人首相の知能レベルが低いからだけでは済まされない問題である。
国民は利口だから政府の安全宣言など誰も信用はしないので、実害は少ないだろうが余りにも政府のレベルは低すぎる。
無意味な安全宣言などはしなくても良いから、農畜産物や海産物の放射能の汚染度を独自に調べて、小まめに正しく公表して貰いたいものである。
内容(安全かどうか)は無能な政府に頼る気はなく、国民が判断するので、余計なことは一切言わなくても良い。

今の政府では能力的に無理だろうが、大量の避難民の方をこのままの状態にしておく訳にはいかないと思うので早急な対策が必要である。
大前健一氏は漁業関係者の住まいは山の上に作り、そこから車で通勤して港へ行って船に乗るような形態が良いだろうと言っておりました。
漁業関係者もその論を知ってか知らずか同様な考えで陳情していたようですが、私はそれはベストだろうとは思いますが、土地が国有化されていない日本のような場合には、土地を山の上に確保するだけで数年は要するような気がします。
そこまでは待てないので、取り合えずは海沿いの野球場みたいな広い国有地を確保して耐震構造の巨大なビル(公共機関や避難所や住まいを兼ねた総合ビル)を建てるべきだと思います。
そこに自分の土地を放棄してもらった人を優先順位にして住んでもらったらどうでしょうか。
10階建てぐらいにして、地下2階から地上3階ぐらいまでを店舗や駐車場にして津波が来た場合でも人的被害のないようにするのです。
仮設住宅でちんたらやるのも悪くはないでしょうが、避難民が多いので一気に本番用住宅を建ててしまうのも一法ではないかと思います。

以前住んでいた場所に再度家を建てる人も居るでしょうが、それをいけないと言って禁止するのでは何時になってもまとまることは無いでしょうから、基本的には何でもありで進めないと先には進まないと思います。
地域の主要道路網は計画的に配置すべきでしょうが、その他は個人の裁量に任せるようにしないと世帯数が多いだけになかなかまとまらないと思います。
福島原発の汚染具合を見ると、果たして今後漁業が成り立っていく(魚介類を安心して食べられる)のかどうか疑問ですが、まずは家を失った人に一刻も早く住む家を無償で提供するのが先決でしょう。
誰にも気兼ねなく住める家を与えることが出来れば、人々はそこから新しい一歩を踏み出していこうとする気力が生まれることでしょう。

2011年4月3日(日)
政府や東京電力の余りのやり方のひどさに、どこかで自分の意見を述べたいと考えております。
一言だけ書かせていただきますが、パーフォーマンス好きな菅直人首相は被災地訪問と称してヘリコプターに乗ってはしゃいでおりましたが、訪問自体はパーフォーマンスなので訪問の中身(意義)は当然ながらありません。
本来は、日本の方向性を決める重要な役職でありながら、天皇陛下の真似をして何の意味があるのでしょうか。
緊急時なので、当分の間はお飾り首相でも仕方がないかと思っておりましたが、こんな目立ちたがり屋は邪魔なだけですから、一刻も早く災害対策のメンバーから排除すべきだろうと思います。
東京電力も隠蔽体質もますますひどくなるばかりです。
重要な情報を隠したり、小出しにするので、放射能汚染度が基準値の10万倍と聞いても、誰も驚かなくなりました。
その内に日常化して、ニュースでも取り上げなくなるでしょう。
この会社も、もはや消滅していただくより道はなさそうです。


2011年3月31日(木)
早いもので3月も今日で終わりである。
私は幸いにして地震や津波の被害受けずに安穏とした生活を送ることが出来ているが、全て(家や家族や財産)を失ってしまった方の心中はいかばかりかと思うと察するに余りある。
現在の境遇にどれだけ絶望感を抱いておられるのか、私などには想像すら出来ないが、希望だけは失わないで耐え忍んでいただきたいと思う。
数多くの日本国民は、不幸な境遇の方達と心を共有したいと思っているし、物質的、金銭的な援助が多少なりとも役に立つのであれば、喜んで提供したいと考えています。
私自身は、人間には勝者や敗者などで区別するべきではなく、運の良い人や悪い人も存在してはならないと思っています。
憲法で謳っている通り、全ての国民は自由で最低限度の生活をする権利を持っており、この権利は永久に守り続けなければならないと考えています。

私の犬の遠吠え日記を読んでいただいている皆様にも感謝致します。
国民主権とは言いながらも、実際の政治は国民とは心がかけ離れた人達によって行われています。
これは日本だけのことではなく、主義や思想の違う諸外国でも似たような傾向でしょう。
国民の心が一つになって、大きな束となれば巨大な力にはなるのですが、そうなるためには相当の時間を必要とするでしょう。
民主主義は優れた思想であると思いますが、この思想の通りに動く世の中が出来るには、困難な部分が多いのだと思います。
何よりも必要なことは、個人々が自分の信念を持ち社会の流れに押し流されないようにする必要があるでしょう。
戦前のようなマスコミも制御された国家統制された国民には絶対に後戻りしてはいけないでしょう。
そうならないためには、国民の一人一人が優れた見識を持つ以外はありません。
幸い、現在はインターネットを通して多くの情報を得ることが出来ますから、それらの情報を正しく分析出来れば良いでしょう。

本日は年度末でもありますので、私の災害を中心にした日記も一区切りにしたいと思います。
本来の競馬日記に戻らさせていただきます。(競馬開催日だけの日記)
最後に今まで日記に記載してきたことをまとめて見たいと思います。
(1)菅直人首相の首相としての統制能力に疑問を持っている。
私は菅直人首相だけではなく、今の内閣の能力には心配な点が多過ぎると感じています。
菅直人首相に関して言えば、今までの行動から判断して気が短く、パーフォーマンス(芝居)が好きで、やたら権威を主張したがり、物事を考える視野が狭いと思っています。
気が短いと言うのは、最近では東電に乗り込んで怒鳴り散らしたという点からも想像できますし、パーフォーマンスが多いのは無駄な沖縄訪問や災害地のヘリコプターによる視察などでも明らかでしょう。
今回の福島原発の事故では意味も無く12日に福島原発を視察したことが、原発事故の初期対応を遅らせたのではないかとの批判も出ています。
それだけならまだ許せますが、パーフォーマンスのために農業の自由化や諫早湾の水門を開ける事を決定するなど、国を滅ぼしかねない重大な決定を安易に行っているようです。
農業の自由化については農業団体から当然反対の声が上がっておりますし、諫早湾の水門を開ける事は駄目になってしまった漁業が戻らないどころか農業用地まで駄目にしてしまう可能性も大きいと思います。
視野が狭いというのは、物事を多面的に処理できないということで、国民へのメッセージなどを聞くと福島原発の事故のことと避難民のことで頭が一杯になっている(飽和状態)ようです。
それに、確かに東日本は壊滅的な被害を受けてしまいましたが、これを国家の危機と称して国民に耐え忍ぶ生活をお願いすると言うのも、私から見れば大袈裟(肝っ玉が小さい)なことです。
現在の災害と同時に東海地震でも誘発されたりしていれば(不謹慎な例えですが)、それこそ国家的危機でしょうが、1つの災害だけで慌てふためくのは一国の首相としては余りにもスケールが小さい(キャパシティの無い)人と言えるでしょう。

首相の能力が低くても回りの閣僚のレベルが高ければ何とかなるのでしょうが、菅直人首相が自分の好みで選んだ閣僚だけあって、テレビに出てくる閣僚の話を聞いていると口があんぐりしてしまいます。
例えば、昨日も官房長官が福島原発の20キロ以内に住んでいる人を強制退去させる事ができないと福島市長から要請を受けたので、20キロ以内を危険区域と認定したいとか言っておりましたが、いくらなんでも安直過ぎる決定だろうと思います。
誰も好き好んで避難勧告されている地域に入る人は居ない訳で、ペットの犬や猫を餓死させたくないとか、乳牛の世話をしたいとか、重病人が居て動かせないとかの人達が数世帯残っているだけのようです。
当初の避難地域の指定では、念のために(安全を優先して)20K以内を避難地域に指定したと言うような話だったと思うのですが、何時から人が近づけない危険区域になってしまったのでしょうか。

お粗末なことに、昨日の日記にも記載している通り、20キロ区域の放射能の汚染状況は全く測定していなかったというのですから、あきれてしまいます。
同じ日に枝野官房長官は、福島の農業関係者からの要請を受けて、農作物の出荷停止を今までは県全体としていたが、汚染地域とそうでないない区域に分けて、市町村別に指定したいとか言っておりました。
こんな馬鹿な話もないだろうと思います。
汚染地域の把握すらまともに出来ていないのに、市町村別で分けることなど出来る筈がないでしょう。
しかも、福島原発からは絶え間なく放射能が飛散している最悪の状況だというのに、誰がどのようにして汚染野菜とそうでない野菜を区別するというのでしょうか。
まさか、天気予報みたいに風向きや天気の状態から時間単位で汚染野菜を指定したり、取り消したりする訳にはいかないでしょう。
結局は、放射能汚染野菜という認定自体を白紙に戻してしまおうと言うことではないですか。
それで福島の農家の方は喜ぶでしょうが、万一放射能汚染がひどかった場合のツケは日本国民に回されることになります。
放射能の影響出始めるのは早くても数年から数十年後になるでしょうから、枝野官房長官(現在の政府)が責任を取らされることはないでしょうが、余りにも無責任な発言(対応)と言ってよいでしょう。

福島の汚染マップを作成する必要があるのは以前から外部から指摘されていたようです。
日本に派遣された国際原子力機関(IAEA)などの専門家チームが30日、群馬県庁を訪れてJA関係者や県市町村の農政担当者と意見交換を行った。会合後、IAEAの室谷展寛国際支援調整官は記者団に対し「土壌の広域かつ詳細な汚染マップを作成することが必要。これに基づき復興に向けたシナリオをつくっていくことが最も大事だ」と語った。
群馬県の話のようですが、原発のある福島県でも今からでも遅くありませんから汚染マップを作るべきだろうと思います。
1週間程度のスパンで更新して国民に公開していけば、汚染が拡大しているのかどうかの判断も、多少なりとも客観的に出来るだろうと思います。
今の政府がこれをやらないのは、単にズボラなせいだからと思っているのですが、もし実際の汚染がひどすぎて国民に公表できないような重大な理由があるのなら、即刻改めて欲しいものです。
東京電力や政府発表の隠蔽体質には、日本国民(世界中の人も)はあきれはてております。

官房長官は役目柄テレビにちょくちょく出てくるので資質が判り易いのですが、外務大臣や経産相の発言にも資質を疑うよう内容が多いと思います。
いずれの人も悪い人(立場を利用して私腹を肥やす人)では無さそうですが、現在のような緊急時には普通の人では荷が重い場合が多いのではないでしょうか。
外国からの有能な人材も日本に入ってきている(政府の要請で)から、そのうちにやり方は改善されそうですが、日本人が役に立たないのを見るのは同じ日本人として恥ずかしいし、とても情けない気持ちになります。

(2)今何を最優先にやるべきかを考えられる人が表舞台に登場して来て欲しい。
今何を最優先にやるべきかについてですが、私は日本の産業の復興だろうと思っています。
以前から述べている通り、産業の復興のためには安定した電力の供給が絶対条件であると思います。
不幸中の幸いと言うか、現在は電力の需要は少なくなる時期に入ったので、これから6月までの期間に何とかするべきでしょう。
何とかすると言っても方策は限られていると思います。
それは、担当の蓮舫行政刷新相が言っているような「サマータイム、フレックスタイム(時差勤務)に誘導していく」ような後ろ向きの方法ではないでしょう。
タイから発電機を送って貰ったり、太陽光エネルギーを使った自家発電装置の企業からの寄付もありますが、確かに有難いことではありますが、残念ながら微々たる力にしかならないでしょう。
3ヶ月の間で何とかできるのではないだろうかと素人考えで思っているのが、他の電力会社からの電力の供給です。
大雑把に言うと、静岡県と神奈川県は今後関西電力あるいは北陸電力の傘下にすることです。
その分、供給電力会社は供給能力が不足するので、リレーのバトンタッチ方式で関西電力は九州電力の供給を仰ぐことになるだろうと思います。
東北電力は自分の所で必要な電力量の把握もできていないくせに計画停電とか言い出す会社ですから、他所への電力供給に関しては頼りにはなりません。
せいぜい、自分の所の状態を早く把握して安定供給出来るように努力してくださいぐらいしか言えません。
これだけ深刻な被害を与えた東京電力には消滅して貰いたいのは山々ですが、首都圏と群馬県、埼玉県、千葉県、福島県への供給ぐらいなら出来るのではないでしょうか。
東京電力は福島原発の近くに本社を移転して、廃墟となった福島原発を常にモニターで眺めながら収束する日まで懺悔の日々を送っていただきたいと思います。
企業体質が変わらない限り、似たような事故は今後も起こることでしょう。
福島原子力発電所を設計した東芝(推定ですが)も、法的な責任は無いのかも知れませんが、日本のトップ企業の一角としての社会的な責任を果たすべきだろうと思います。

他の電力会社からの関東地域への電力の供給は、NHKを始めとしてマスコミの大部分は無理であると結論しているようです。
周波数の違いの問題も含めて、多くの問題があるのは私も理解しております。
もし、これが無理であると言うのでしたら、安定した電力を供給する他の方法をマスコミは示して欲しいと思います。
あるいは、安定した電力を供給する必要が無いことを示して欲しいです。
蓮舫議員が提案しているような「サマータイム、フレックスタイムに誘導していく」程度の対応で、日本が迅速に復興できるものか疑問を感じております。
これ以上、日本が世界中の物笑いにならないように政府には努力して欲しいものです。

2011年3月30日(水)
こんなことを今頃になってやり始めたのかと言う報道も多い。
例えば、東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故をめぐり、国の原子力災害現地対策本部は30日、避難指示が出された同原発の半径20キロ・メートル圏内で29日から放射線測定の調査を始めたことを明らかにした。
荷物を取りに一時帰宅を希望する住民が増えているのを受けた措置で、今後、被曝(ひばく)の恐れがどの程度あるか見極めた上で、一時帰宅を認めるかどうか判断する。

避難民の中で、「寝たきり・病気」5世帯、「乳牛の飼育」3世帯、「ペットの飼育」2世帯、「様子見」2世帯が非難していないそうだが、そんな人達が居る居ないに関わらず放射能の汚染は調べているものだと思っていた。
調べようと思えば、無人での計測器の設置も容易だろうし、いくらでも方法はあるだろう。
あり得ないだろうが、20Km以内でも人が住める場合もあるかも知れない。
少なくても、どの程度滞在しても大丈夫なのかは常に把握しておくべきであろう。
国の原子力災害現地対策本部の連中が考えることのレベルの低さには驚くばかりである。
普段にどういう行動をしているのか、スケジュールを見せて貰いたいものである。
まさか、送り迎え付きの乗用車で優雅な生活を送っているのではあるまい。
目線が国民よりそれているのが気になる。

人が長時間滞在するのが危険であるにも関わらず、ペットの飼育や乳牛の世話のために頑として動こうとしない人達に対しては、正常な思考が出来る住人として認識できるなら、放射能障害を受けた場合でも市や国を訴えないと言う誓約書でも取って見守るしかないだろうと思う。
そこに滞在すると確実に障害を受けるとは断定はできないだろうから、個人の自由の範疇に入るのではないだろうか。
多少知的障害があると思われる人に対しては、一律な判断が難しいのでケースバイケースになると思う。
兎に角、その地域の放射能汚染度がどの程度なのかも判らない状態では、何の判断も出来ない。

上記のような例は探せばいくらでも見つかるのだが、今日の報道の中からもう1例載せてみようと思う。
3月30日(水)14時31分配信
福島第1原子力発電所の事故を受け、経済産業省は、全国の原子力発電所に対して、1カ月以内に緊急時の電源確保などを含む緊急安全対策を講じるよう指示した。
海江田経産相は「電源車の配備により、緊急時の電源を確保すること。消防車を配備し、消火ホースによる給水経路を確保して、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能を確保すること」と述べた。
福島第1原発では、今回の地震や津波ですべての電源が失われ、事故につながったことから、経済産業省は、全国すべての原発事業者に対して、緊急安全対策を講じるよう指示した。
対策では、原子力発電所が、津波や地震で非常用の電源が使えなくなっても、原子炉や使用済み燃料プールを冷却できるように、代替電源の確保や消防車の備えつけなどを求めている。

海江田経産相なので、官僚にでも作成してもらった原稿を見ながらの説明だったが、今頃に言われなくても全国の原子力発電所ではとっくに対策や訓練を行っている。
真新しい内容と言えば、各原子力発電所は消防車を備え付けろ(義務)とか言っていたようだが、今回の事故で消防車からの放水を行ったからと言って、そんなもの(消防車)が果たして役に立つのか私は疑問に感じる。
福島の事故に関して言えば、電源の非常時の供給に関して多くの問題が発生し、結果的に大災害になったので、そちらの方の対策を重視させるべきだとうと思う。
この点については、各原子力発電所では、自家発電装置を地下室にだけ置かないで、山の上にも設置するなどの対策を行っているようである。
海江田先生、あんたの指示は遅すぎるよ。大臣としての能力あんのかい。

2011年3月29日(火)
菅直人首相が多くの日本人が想定した以上にレベルが低い人であったのは、私が今更言うまでもなく内閣の支持率を見ても明らかである。
かと言って、俺が代わりに指揮してやろう、あるいは俺ならこうすると言うであろう自民党の面々も全く音沙汰が無いのも不思議と言えば不思議である。
今の民主党が醜態を晒せば晒すほど、国民もあきれ果てて、自分の党(自民党)の支持率が高まるとでも思っているのだろうが、確かにその傾向にはなるだろうが、日本国民よりも党利を優先させるやり方を見過ごすほど日本国民は馬鹿ではない。
民主党の支持率が下がる割には、自分の党の支持率が上がらないことに不思議に思うのではないだろうか。
坊ちゃん総裁で結局病気になって良い所なく終わった安倍 晋三(あべ しんぞう)元首相、親の七光りで首相になったのは良いが、嫌になって逃げ出した福田 康夫(ふくだ やすお)元首相、ワンポイントで登場したのに、長く居座ったのでボロが出た麻生 太郎(あそう たろう)元首相、この人は結果的に日本の2大政党化を構築する功労者になるのかと思っていたのだが、期待されて登場した民主党の鳩山 由紀夫(はとやま ゆきお)元首相がやはり坊ちゃん育ちで駄目だった。
ネットを見ると自民党に政権が移ったら安倍 晋三(あべ しんぞう)元首相が再度首相になるだろうと予想する人が居たが、私はそうはならないと思う。
確かに病気で首相を降りたのではあるが、日本国民には中身が見え過ぎてしまった。
テレビにやたら顔を出したがる石破 茂(いしば しげる)衆議院議員が次の首相の座でも狙っているのかも知れないが、光るものがないので個人的には好きになれない。
政治に関しては、暗黒の時代に入ってしまいそうな予感がしている。
あれだけの借金を抱えている日本が、今回の大災害で果たしていつまで持ち堪えられるのか心配である。

今回の災害で得たことの一つにNHKの報道姿勢がある。
連日のように日記に書いているので見る方もうんざりかも知れませんが、今日もそんな傾向の報道を行っていると感じたので記載します。
報道している内容はすばらしいもので、地震や津波で被害を受けた人へインターネットを利用して行方不明者の検索サイトを立ち上げた人だとか、被災地からの要望を聞いて物資を送る人だとか、災害地図を作る人、節電を呼びかける人など、私が見ていても涙が出てきそうな善意の人達の話だった。
まだまだ日本には苦しみを分かち合おうとする多くの方がおられるのだと、心温まる内容である。
報道している内容には全く問題はない。
しかし、報道姿勢と言う点から見ると、私には少し引っかかるものがあった。
例えば節電の呼びかけを例にとって考えて見よう。

東京電力が電力の供給が不足して停電になるかも知れないと発表したので、これは大変だと思って節電を呼びかけたら多くの人がそれに応えて節電し、結果的に停電にならずに済んだと言う内容である。
これがすばらしいことだとNHKは絶賛したいのだろうと思う。
私の心がひねくれているのかも知れないが、東京電力が要請したことを国民がそれに応えたという図式である。
東京電力の要請はイコール政府の要請でもあるから、それに日本国民が応えたと言うことであり、それはすばらしいことであると言う意味にも取れる。
確かにすばらしいことなのだとは思うが、結果的には東京電力はそれにあぐらをかく結果になってはいないだろうか。
不都合なことがおこれば、報道陣の前に会社の重役が並んで頭を下げれば済んでしまうのが、今の日本の姿である。
さすがに、福島原発の事故は、東京電力の重役が報道陣の前で頭を下げれば済むことではないが、そんな体質を生み出しているのが、日本人の寛容さではないかと私は考えているのである。
東京電力について言えば、今もって重要なことを隠したり、小出しにしたりする隠蔽体質であり、これは良く言えば国民への甘えであり、悪く言えば国民を馬鹿にしている態度である。
それをNHKは後押ししているのではないかと言うことを言いたいのである。
この報道番組はもっと長く続いているようだったが、私は途中で切ってしまったので、私の認識不足であったのかもしれないのだが。

2011年3月28日(月)
ニュースの中心は相変わらず福島原子力発電所事故と地震と避難民についてである。
NHKのニュースの構成を誰が考えているのかは知らないが、圧倒的大多数の人が見る報道機関であるから、もう少し国民の立場に沿った報道をして貰いたいと思っているのは、私だけでは無いだろうと思う。
国民の立場に立つと言うのは、言うまでもなく国民の考えている事や感情に沿った報道をしろということである。
例えば福島原発の状態は、家屋内は人が長時間滞在すると死ぬ危険がある程放射能汚染されていることが明らかになったし、原子力発電所からの排水には安全基準の数千倍以上の放射能汚染されており、しかも全く収まる気配がない。
小学生でさえも、核燃料が破壊しているのは確実だろうと認識できるのに、今もって核燃料が破壊している可能性があるだとか、政府が発表する通りの報道しかできないざまである。
私みたいな素人でも、現在の福島原発の状況は、危機的状態を通り越して見守るしかない状態であるのは容易に推察できる。
仮に自分は国家のために命を投げ出すと言う人が居て、発電所内の電気設備の接続や排水作業を行ったとしても犬死となる可能性の方が高い。
放ってはおけない状態だが、放っておくしかないと言うのが今の福島原発の状態だろう。

民主党の国会議員の中に、今回の地震と津波は想定外の規模だから仕方がないというような内容の発言をする人がいるが、とんでもないことだろうと私は考えている。
その人は、運命論者なのだろうが、こうなるのは自分の運命だとか、神の思し召しだとか考えて誰の責任でもないと考えるのは、信条は自由だからどう考えようと勝手だが、少なくとも国民の代表であると少しでも考えているのなら、国会議員に運命論者はいらない。
そんな人は復興の妨げになるだけだから、さっさと自主退去して貰いたい。
同様に、災害で慌てふためいて、おろおろするだけの能力しかない国会議員も復興には妨げになる。
例えば菅直人首相だが、東電に乗り込んで怒鳴りつけるだけしかできないのでは、無能を通り越しているだろう。
どこの会社にも、こんな上司の一人や二人はいるものだが、そんな人間の多い会社が伸びることはない。
だいたい、福島原発と避難民のことしか頭に入らないようでは、問題外だろう。

個人的な素人考えでは、福島原発に関しては、もはや見守るしかないと思っている。
その前に、世界中の原子力に関しての専門家の意見を聞いて、これはと思う対応があるのなら実践してみるべきだが、人も近づけない状態では何をやろうと思っても無理なような気がする。
ただ、毎日々汚染が拡大していくのを指を加えて見ているだけというのは余りにも情けないので、気休めでも良いからひとが近づける範囲での汚染除去と汚染範囲が広がるのを防いで貰いたいものである。
今の政府や訳の判らない学者は二言目には、現在の汚染濃度で今すぐ人体に影響がでないとか繰り返し何度も何度も述べているが、わずかな放射能の影響(米軍の戦車砲弾)によっても胎児に奇形児が多く生まれるのは、確かであろうと考えられている。
北海道や中部や阪神や九州の地域は、直接に福島からの放射性物質の飛散の影響はないが、農作物や海魚類を通して放射能が蓄積されていくのは間違いがないだろう。
やはり、一番最初に影響が出るのは胎児だろうから、どのぐらいのスパンで影響が出るものかは不明だが、奇形児の出産率は高くなるのは避けられないだろう。
今後の食品は、放射能の含有量を表示付けるのは当たり前になるかも知れないと思っている。

菅直人が改善目標に挙げている避難民の生活が改善されることもないだろう。
余りにも人数が多過ぎるからである。
政府は無策を続けることによって、しびれを切らした避難民が自主的に避難所を退去していくことになるのだろうが、これも情けない姿である。

昨日のNHKのニュースを聞いていたが、東京電力が計画停電を行うことに対して非常に協力的なNHKの態度には驚いてしまった。
首都圏に東北電力や関西電力から電気の供給が出来ない理由を、担当の記者が細かに述べていたが、誰も簡単に出来ることだとは思っていない。
多くの日本国民は、憎たらしい東京電力には消えて貰いたいと思っているのだから、もっと斬新的な画期的な方法でも提案できないものだろうか。
何でも東京電力内には政府の機関があって、官僚が住み着いているそうだから、今の政府(自民党でも)東京電力の解体などは出来ないだろうが、NHKもそれに歩調を合わせる必要は全くない。
みんなの党の渡辺党首は東京電力は国有化すべきだと言っているそうだが、そのぐらいの事をして欲しいと私も思っている。

はっきりしているのは、今の民主党の内閣ではこの国難を乗り切るのは無理だと思っている。
変わりになる政党や人材でも居れば即刻交代していただきたいものだが、今の自民党の逃げ腰の態度を見ていると問題にならない。
自民党や民主党の中には、両党の大連立を図って何でも勝手きままにやろうと考えている連中がいるようだが、そうなったら日本もThe END になるだろう。

2011年3月27日(日)
政治家の悪口を書く場合は、その人の支持者から痛くも無い腹を探られたり、恨まれたりする場合があるのでそれなりに気を使うことが多いです。
現在の時間は26日の23時ですが、今日の朝方に記載した民主党の菅直人首相の悪口は、お終いの方にそのまま残しておきますので、読んでみたいと思われる奇特な方がおられましたらご覧いただきたいと思います。
私は日本は官僚に支配されている国だと思っておりますが、彼らは福島原発で怒り狂っている菅直人首相を使用済みの核燃料と称しているそうで、早く冷やして破棄した方が良いなどと言っているそうです。
恐ろしい国家だと思います。

3月25日に菅直人首相が日本国民へのメッセージとして発表した内容は、私には不満なものであったが今までの自民党政権の時には考えられない事だったので、好意的に見ている日本人も多いのではないだろうか。
自民党にもあれだけの人数の国会議員が居るのだから、もっと表面に出そうなものだが、恐らくは自民党の谷垣禎一総裁が党員から信頼されていないとか、本人の資質が低いために党をまとめることができないのだろうと思う。
一見、インテリ風の風貌だが、頭で物を考えようとする人は人間関係の調和を取ることができないので、理論ばかりになってしまう。
競馬で言えば、厩舎回りをしない競馬評論家は活きた競馬予想が出来ないというようなことである。

菅直人が日本国民へのメッセージで述べていた重点課題の一つの福島原発の問題は、理屈だけを述べるなら原子力発電所を即刻コンクリートで密閉して、そこから放射性物質が飛散しないようにすることなのだろうが、使い終わった核燃料からも大量の熱が発生すると言うことであるから、安易に密閉などできるものではない。
ましてや、稼動中だった原子炉から出る熱量はすさまじいものがあり、その原子炉が何器もあるのだから並大抵のことではない。
更には原子核燃料が破損していて周囲が人が近づけないレベルまで高濃度で汚染されているのが確実になったようなので、対策が絶望的状況に近いと言えるのではないだろうか。
仮に絶望的であったにしても、何らかの対応はしなければならないので、大前健一氏が学生の前で講演で述べていたように、原子力発電所の周囲を巨大なドームで覆って、これ以上放射性物質が風などで飛散しないようにすることが必要なのではないだろうか。
この構想自体もかなり非現実的ではあると思うが、このまま垂れ流し状態にしておく訳にはいかないだろう。
ドームで覆った状態で、3〜5年間の間は水を何トンも注入し続けなければならないと言うのだから、気が遠くなるような話である。
菅直人首相がどんなにあがいても、福島原発の早期収束などはあり得ず、この人が任期中に対策の方向性が出るのかどうかも疑わしい。

菅直人が挙げていた2つの重要課題の2番目が地震や津波や放射能で家を失ったり家に戻れなくなった人達への対応だった。
広い体育館のような場所に、簡単なしきりを設けた程度で、一日中じっとしていることなど出来る訳がない。
まして、寒さに震えながら食料も満足に無い状態では生きる希望さえ失い兼ねない状況である。
菅直人首相がどんなに頑張っても、例えば避難民のお年寄りに対して一人一人管理の行き届いた老人ホームを提供したとしても、それで老人が満足できるかと言うと、私は疑っている。
人間の満足感というものは、決して物質的なものばかりではなく、精神的な支えによっても成り立っていると考えるからでる。
老人の場合で言えば、例え狭くても子供や孫の笑い声で包まれた生活環境が必要なのではないかと言うことである。
菅直人首相がどんなにあがいても、管理の行き届いた老人ホーム程度でさえも政府が提供できる筈がなく、この人の任期中に対策の方向性が出るのかどうかも疑わしい。

私が菅直人首相が日本国民へのメッセージに失望したと言うのは、以上のような理由によるものである。
絵空事を言って一時しのぎばかり図るような人間が、日本を導ける筈がないと私は考えている。
それではお前ならどうするのだと言う反論があると思うのだが、福島の原発に関しては今の政府や東京電力のように深刻な状態を小出しにしていくのではなく、絶望的状況をはっきりと国民に示した上で大前健一氏が述べているような方法やその他の方法があれば、よりベターな方法を積み重ねていくしかないだろうと思う。
原発事故として二言目にはチェルノブイリの事故より増しだと学者連中は言っているが、国土の広さの違いを見れば、チェルノブイリの事故より数倍の深刻さであるのは歴然としている。
他より増しだとして自分を慰めたい気持ちは理解できるが、ほどほどにすべきだろう。

避難場所にいる人達の対応については、3月22日に記載したように自分の子供や親戚を頼って生活して貰うのが最善ではないかと考えている。
何世代もの家族が同居して暮らしていた昔なら何の問題も無かったのだが、アメリカの真似をして核家族化している状態だから、子供でも親と同居するのは嫌だと言う人が数多いと思う。
日本人の心がどれだけ腐敗しているかを見る、良い機会になると思う。
恐らくは、気を使いながら子供夫婦の所にお世話になる人が多いだろうとは思うが、劣悪な環境の避難所に居るよりは増しだろう。
政府も、そんな人達が出て行って貰って良かったなどと考えずに、避難所から退去された方には当面の生活費と出来ることなら特別手当てを数年間支給して欲しいものである。
私は、こんなことは政府なら当たり前に考えることであると思っているのだが、今の政府はレベルが低そうで心配である。

繰り返し何度でも書くが、今の日本の最優先して取り組まなければならない事は、電力を安定して供給することである。
3月25日に菅直人首相が日本国民へのメッセージに一言もそれに言及しなかったのは、たまたま言い忘れただけであって欲しい。

2011年3月26日(土)
非常に小さな報道の中にも、権力を乱用した政府の傲慢さを感じる時がある。
例えば以下の報道である。
栃木県那須塩原市のJR那須塩原駅で19日、福島第1原発の事故による放射線被害を過剰に懸念したタクシー運転手2人が福島県郡山市内への乗車を拒否していたことが分かった。
宇都宮市内にある別のタクシー会社2社の運転手で、国土交通省関東運輸局は同日、栃木、茨城、千葉の3県タクシー協会を通じ、正確な情報の把握と不当な乗車拒否をしないよう傘下のタクシー会社などを口頭指導した。
同局は2社について処分を検討している。【石原聖】

書いてある内容に大きな間違いはないだろう。
政府も東京電力も福島の原子力発電所の事故を過少に発表していると考えられるから、報道されているよりも原子力発電所周辺が極めて危険な地域であることは確かと思うが、郡山市内が人が近づくことを出来るだけ避けるべき場所かと言うと、そこまでは考える必要はまだ無いだろう。
しかし、タクシー運転手の心情は理解できるし、我々でさえも福島に観光旅行に行きたいかと問われれば遠慮したいと答えるだろう。
福島だけではなく、その周辺の県でも同様である。
これは報道内容にある放射線被害を過剰に懸念しているのではなくて、明らかに原発周辺の数十キロ以内には通常(自然界)の数倍の放射能が検出されているからである。
ただ、その量が直ちに人体には影響しないだろうと言うだけのことである。
それを、国土交通省関東運輸局は2社について処分を検討している。とは、権力を傘にした何と言う傲慢な態度だろう。
せいぜい、心情は理解できるが乗車拒否をしないようにしてくださいと指導する(お願いする)ぐらいで十分ではないか。
だから、私は官僚が大嫌いなのである。
こんな思考をする(やたら権力を振り回したがる)連中は、やがては日本を駄目にしてしまうだろうとさえ考えている。
タクシー会社は、国土交通省関東運輸局に一切口ごたえできない(嫌がらせを受けて潰されてしまうので)だろうが、内心はその横暴な態度を腹立たしく思っていることだろう。

私は今の政府の閣僚が何を言っても驚かなくなったが、ネット上には菅直人や各閣僚の語録が結構流れているようだ。
コメントは解説程度で掲載します。
菅直人首相
「東日本がつぶれるというようなことも想定しなければならない。そういうことに対する危機感が非常に薄い。僕はこの(原子力の)問題に詳しいので、余計に危機感を持って欲しいということで東電に乗り込んだ」
「テレビで爆発音が放映されているのに、官邸には1時間ぐらい連絡がなかった。一体どうなっているんだ」
「あなたたちしかいないでしょう。撤退などはあり得ない。覚悟を決めてください。撤退した時は、東電は100%潰れます」
東電に朝早くから乗り込んで、怒鳴り散らしたと言われております。
私を誰(何様)と心得ているんだと言う気持ちが言葉に現れています。
結構威張りたいタイプ(周りに対して権力を誇示したい)の人のようです。
国民の支持率が1%でも自分は職を退かないと言った人ですから、何を聞いても一向に驚きません。
岡田外務大臣
「最初の20分は原発、後の40分は物資輸送ということで…」
「時間もないので物資輸送の件に移りましょう」

災害対策の会合で、なぜか時間ばかりを気にしていたと言う。
当日はデートの約束でもあったんでしょうか。
「アリーナには人もモノもあり〜な」
住民が集団避難しているさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)を視察して帰京後に周囲に話した(駄洒落で)内容と言われている。
枝野官房長官
「当初の計画通りだったら大混乱だったが、東京電力、経済産業省に任せず政治主導でやってよくなった」
社民党の阿部知子政審会長に計画停電を無計画停電だと批判されての発言で議事録に記載されているそうです。
当初の計画がどのようなものだったのか、伺ってみたいものです。
【追記】
昨日の午後7時半に菅直人首相が日本国民へのメッセージを発表した。
それによると、現在2つの事に全力を挙げていて、一つは福島原子力の収束であり、二つ目は災害を受けた住民への十分な対応だそうである。
平行して放射能汚染によって農作物の被害を受けた農民には十分な補償を行うとの説明を行った。
これを聞いて、さすがは日本国の総理大臣だと感激した人がどのぐらいいるのだろうか。
今後の内閣支持率を見れば、はっきりするだろうが災害後には内閣支持率がアップしたとの調査結果もあるので、以前の20%前後から30%に上昇などということもあるのかも知れない。
私は菅直人首相には全く期待をしていないので、今回の国民向けメッセージを聞いても、そんな程度の内容かと失望を深めただけだった。
それは、現在主力を注いでいることが、マスコミで報道されている福島原発の状況と津波で家を失った避難民の方だけに終始しているからである。
勿論、避難民の方々が現在の日本で最も助けを必要としている方々であるのは間違いがないのだが、一国の総理ともなれば更に大きな視野にたって将来の展望を語らなければならないだろうと私は思っている。
将来の展望を語るためには、まず繰り返し私が述べている電力の安定供給が必要だろう。
電力の供給は全ての産業の根幹であり、これが安定的に供給されないのでは復興はあり得ない。
計画停電などと言う訳の判らないことをやっている限り、永久に日本は復興しないと思う。

今回の菅直人首相が日本国民へのメッセージの中で電力供給について一言も語らなかったのは、中央官庁街は停電になることも電力の節約もしていないから何も感じていないのだろうが、愚かな人(レベルの低い人)なのではないだろうか。
最近のニュースを見ると、原子力発電所は福島原発の事故を見て過剰反応をしているようで運転を停止している所が大部分のようである。
安全管理の再点検をしなければならないのは当然だが、関東地方の電力不足が必至である現在は、各電力会社が結束して電力を融通し合い関東地方に電力を送り込んで貰いたいと思っている。
それには、現在の原子力発電所をフル稼働させることが絶対に必要で、自分の地域は原子力発電所を稼動させなくてもやっていけるからと停止させたままにするのは間違っているだろう。
本来は政府主導でそうやるべきなのだが、菅直人首相は電力については現在眼中に無いように見受けられるので、電力不足の解消は期待出来ない。
海江田何とか言う閣僚も原子力発電所の稼動停止は当然のことだと言うような発言をしていたから、彼らには無理だろう。
夏近くになって逼迫した頃に政府も慌てふためくのだろうが、その時期では手遅れに近い状態になっているのではないだろうか。

私などが言うまでもなく、多くの見識者が講演をしたり喚起したりしていると思うのだが、電力に限らず日本の復興を目指して政府が動こうとする気配は全く見えない。
私には、七不思議としか思えないのだが、日本人はよくよく救われない民族なのだろうか。
生きている間に沈みゆく日本を見るとは夢にも思わなかった。
誰か日本を助けて欲しい。

2011年3月25日(金)
日記を書くのも自分だけが他人と違った感想をもっているのかと憂鬱な日々が続いていたのだが、たまたまインターネットを見ていたら、初めて同じ考えを持っている人が見つかった。
それは、 大前健一 福島原発事故の現状と今後 で3月19日に収録したもののようだが、明快で説得力があり、私などは足元にも及ばないすばらしい内容である。
1時間15分と言う長い内容だが、必見すべきであると思う。
蓮舫発言の「サマータイム導入」も、この人の発言の影響を受けているのではないだろうか。
NHKなどに出てくる学者と言う人は政府やNHKのお抱え学者ではないかと思われて不快に感じる事が多かったが、大前健一氏の話を聞いていると学者を見直したい気分になった。
安全確保のため地上90mからの自衛隊のヘリコプターによる水の散布は蝉(せみ)のしょんべんで、世界中の物笑いになっているとの解説は、やはりそうだったのかと納得したと言うか自分の考え方が間違っていなかったことを確信できた。
こんなショーを日本国民に見せて、彼らをヒーローや救世主ででもあるかのように扱っている政府やNHKにはがっかりしている。
どこまで国民をガキ扱いにすれば気が済むのだろう。

私は最後まで一気に視聴したが、この部分は私と考え方が違っているなあと感じる所は無かった。
今年の夏の電力不足を解消することは出来ないだろうが、関東に住んでいる人(首都圏は除いて)は喪に服していると思って、暑い真っ暗な部屋の中で、じっくりと世に中(政府のやり方)を考える良い機会になると思う。
自分には関係ないと考えていた政治家を見極めることができる良い機会だろうと思う。
この映像を見て、私と同じ事を考えている人は数多く居るような気がして勇気づけられた気分になった。
【追記】
信じられないような話だが、今頃になってようやく高速道路の一般車の通行禁止が解除されたと言う。
被災地だけではなく、物流が止まってどれだけ一般市民が迷惑を受けたのか考えて欲しいものである。
それに関連して、余り考えたくない話だが、被災地へ窃盗団が大挙して押し寄せる事態も想定しなくてはならないだろう。
今までも地震と津波で壊れた信用金庫から4000万円盗まれたとかの報道はあったが、外部から人が入り込めないので、盗まれる物もスーパーや自動販売機から物が盗まれる程度だった。
それが窃盗団ともなると規模が違うので自衛隊のような武装した人間がいないと危険で対処できないだろう。
極端に言うと真昼間でも堂々と壊れた家の中に入って盗んだ金品をトラックに積んで盗み取る輩である。
重機を持ち込んで盗むような大掛かりな泥棒もいるかも知れない。
屑以下の人間のやる事だが、最近は外国からの窃盗団も相当数日本に入り込んでいるので対策は必要だろう。
手が回らないからと言って、そんな状態を傍観しているしかないなどと言う状態だけは避けたいものである。

2011年3月24日(木)
官直人仲良しグループの閣僚の発言にはがっかりする事が多い。
あんまり民主党の悪口ばかり書いていると、お前は自民党か共産党員かと疑われかねないのだが、今まで投票に行った時は民主党に投票していた人間である。
民主党員でもないし民主党を支持している訳ではないのだが、自民党にはうんざりしていたし、社民党や共産党は問題外の党なのでそんな党に投票する気も起きない。
その他にゴミ見たいな存在の党もあるが、当然論外の党である。
民主党の悪口を書きたくなるのは、期待を裏切られたと言う思いが強いせいだろうと自分を分析している。
今回悪口を言いたくなったのは、報道の要と言える枝野官房長官である
記者会見の報道陣に対する説明なので、話す内容は十分に吟味しているのだろうが、それでも私には不可解な発言が多い。
例えば昨日の記者会見の発言の一部を記載して見ることにする。
枝野官房長官は23日午前の記者会見で、摂取制限が指示された野菜について、「万一食用に供されたとしても、人体に影響は及ばないので、安心してほしい。ただ、今後も(放射性物質の検出の)継続が予想されるので、できるだけ摂取しないことが望ましい」と述べた。
これを聞いて判り易い説明だと感じた人は少ないのではないだろうか。
私のような中学生レベルの思考能力では、野菜を摂取しても問題ないのか、出来るだけ控えた方がが良いのか、さっぱり理解が出来なかった。
午後にはこんな記者会見をしている。
枝野官房長官は23日午後5時すぎに記者会見し、東京都内に水道水を供給する浄水場から乳児が飲む規制値の2倍を超える放射性ヨウ素が検出されたことについて、「東京電力福島第一原発から放射性物質が大気中に出ていることは間違いなく、雨も降ったため色々なルートで影響を与えることはありえる」と述べた。
そのうえで、「乳幼児には摂取を控えることが望ましい数値だが、大人や子どもが使う分には全く問題ない。生活用水としても問題はない」と強調した。
枝野氏は、乳児を持つ家庭への具体策を東京都と協議していることを明らかにした上で、「必要な分を超えて水を買い求めることは自粛して頂くとありがたい」と述べた。
.最終更新:3月23日(水)17時30分

この発言では、東京電力福島第一原発から放射性物質が大気中に出ていることは間違いなく、雨も降ったため色々なルートで影響を与えることはありえる」が少々気になる。
ありえる(ありうる)とはどんな意味なのだろうか。
苦心して言葉を選んだ感じはするのだが、素直に「雨が降ったので浄水場が放射能汚染されたものだろう。」となぜ言えないのだろうか。
あるえると言うのはありえないと完全否定はしないが可能性としてはあると言う意味にしか取れない。
もし、他の可能性があってそのような発言をしたのなら、それを例えでも良いから具体的に示して欲しいものである。
次の、「乳児を持つ家庭への具体策を東京都と協議している」ことを明らかにしたは、何の目的で東京都と協議しなければならないのかが、中学生レベルの私には判らない。
乳児を持つ家庭を調べるだけでも大変だろうと思うし、協議する対象がなぜ東京都だけなのかも判らない。
常識的に考えれば、東京都でこれだけ多く検出されるのならば福島に近くて雨が降った浄水場にはより多く放射能汚染がされていると考えるべきなのに、なぜ調査を行おうとしないのか。
他の浄水場では問題がないとのデータでもあるのかを問いたい。
それと具体策を協議の意味も私には良く判らない。
私のようなレベルでは、乳幼児の居る家庭にはミネラルウォーターを無償で支給するぐらいしか思いつかないのだが、まさかそんなレベルの話ではないだろう。
更には、「必要な分を超えて水を買い求めることは自粛して頂くとありがたい」の発言も私には意味が無い発言としか受け取れない。
それは、必要な分とは本来は一生水を摂取する分になるだろうし、当面必要な分としては数ヶ月単位で必要な分と考えるのが常識的だろう。
そんな量を一般家庭が保管している筈もなく、買い溜めに走るのは目に見えているではないか。
ここも素直に、「ミネラルウォーターが品薄になる状況が考えられるので、メーカーに増産をお願いしている」と発言するべきだろう。

最近は報道記事を見るとむかつく事が多いので、出来るだけ見ないようにしている。
ただでさえ、先が短いと思っているのに、いらついてばかりでは健康に良い訳がない。
私には仙人のような暮らしと心境になる必要がありそうである。

2011年3月23日(水)
私が最優先の1つに挙げている電力の供給に関しての政府の対応策がようやく発表されつつある。
それによると以下の記載があった。
節電啓発を担当する蓮舫行政刷新相は22日午前の閣議後の記者会見で、計画停電対象地域の夏場の電力不足に備えるため、サマータイム(夏時間)の導入などを検討する考えを表明した。
蓮舫氏は、「サマータイム、フレックスタイム(時差勤務)に誘導していく税制や電気料金のどういう組み合わせが考えられるか、(東日本巨大地震を)抜本的に見直すきっかけとしたい」と述べた。
東京電力管内の夏場の電力需要に関しては、「今の3000万キロ・ワットという値ではない。去年の実績は7月で5000万、6000万キロ・ワットで、今より相当増える」と指摘した。
.最終更新:3月22日(火)15時51分

蓮舫と言えば事業仕分けでの発言はなかなか鋭いものがあったが、電力需要の対応に関しては、サマータイム、フレックスタイムに誘導とか言う、随分と後ろ向きな対応を考えているようである。
女性だから現実的な考えをしているとも言えるが、余りにもスケールの小さい対応策ではないだろうか。
有能な人間ではないかと思っていただけに、正直がっかりしたと言うのが本音である。

東京電力の電力消費の数字も少しづつ公開されてきたので、供給能力と電力需要の実態も見えてきている。
それによると、3月22日の場合は、供給能力が本日のピーク時供給力 : 3,700 万kW (3月22日 11時00分 更新)と記載されていて実際の消費電力はピーク時で3,500 万kW前後のようである。
ほとんど信頼できない東京電力の発表の数字だから鵜呑みには出来ないが、節電してもこの程度であるから、話にならない電力の供給能力だろう。
少々火力発電所を増強したところで、供給能力は4,000万kW前後だろうと見るのが当たらずとも遠からずだろう。
夏場は6000万キロ・ワットを消費するらしいから、まったく話にならない供給能力である。

これを見て到底対応は無理だと考えての蓮舫発言だとは思うが、折角の寒冷期が過ぎたばかりで夏場の需要までには4ヶ月近くあると言うのに、サマータイム、フレックスタイムしか考えつかないと言うのは情け無い限りである。
私が知りたいと思うのは、まず関西電力の電力供給能力と昨年の実績グラフである。
3月17日の日記に書いたように、関西電力に少しの余力があれば、関西の人にも節電に協力してもらって、関西に近い静岡県辺りに電力を供給して貰うのである。
静岡県が電力の消費の多い県とはとても考えられないから、それで電力消費の減少するのは微々たるものだろうが、夏場は兎も角として現在の計画停電の解消には効果があるだろう。
電力会社にも縄張りがあるのだろうが、関西電力にその気があるなら東京電力にだけは文句を言わせない。
それにしても、東京電力が発表しているグラフを見ると、一日中の電力の消費に大差がないから電力消費の分散化はかなり進んでいるのだろう。
恐らくは、電力消費の多い電気湯沸かし器などを深夜料金で使わせているためだろう。
電気湯沸かし器を使うなとも言えないだろうし、かと言って電力料金を値上げする訳にもいかないだろうから、対策が絶望的であるだろうということは蓮舫でなくても感じる。

余りにも電力に頼りすぎていたツケが回ってきたと言うべきだろうが、クーラーの快適な生活を味わってしまった現代人には夏の冷房を止めろとも言えない。
私もここまで電力の供給が逼迫しているとは思わなかったので、太陽光発電の家庭用充電器の普及などと悠長なことを考えていたのだが、そんな程度では焼け石に水である。
あっという間に発電所でも建設できるような魔法でもなければ、解決するのは無理だろう。
蓮舫を馬鹿にしてやろうと思っていたのだが、私にも一定限度を超える電力の消費者には電気料金を値上げして電力の消費を抑えさせる方法しか思いつかない。

話は変わるが放射能汚染された野菜(ほうれんそうなど)を廃棄するように官直人が指示したと言う。
法律で上限が決まって居るから当然の対応のように思えるのだが、ちょっと待ってくれと言いたくなるのは私ばかりではないだろう。
食品の消費期限もそうだが、法律などと言うのは結構いい加減なものである。
例えば賞味期限に関して言えば、管理の行き届いた環境では賞味期限の数倍の日数を経過しても人体に影響があるどころか味も変わったりはしない。
放射能の場合は人体に蓄積されるだけ問題は多いが、そもそも法律の基準となる数値はどのようにして決められたものか再度検証して見る必要があるだろう。
食品安全協会でもそのことは認識しているようで、見直しの動きはあるようだが、小児や妊婦にはできるだけ安全を優先するべきだが、一般の人は神経質になる必要はないだろうと思っている。
何よりも災害の復興に躍起になっている時に、大量の野菜を廃棄することがどれほど経済に打撃を与えるのかを考えて欲しいものである。
外国の規制値なども参考にして日本の規制値が高過ぎるのなら早急に法律を改正して出来るだけ廃棄しないで済ませる方法を考えるべきである。
こんな所にも官直人首相には幻滅を感じてしまう。
この男には事態に対応した柔軟性のある思考は出来ないのであろう。
融通のきかない官僚思考そのものである。

2011年3月22日(火)
私の予想であれば、災害地は過剰なまでのガソリンや灯油が供給されているはずなのに、今もって被災地では不足していると言う。
私の予想は、まず北海道からの給油車が被災地に向かうという話と阪神から政府主導の給油隊(タンクローリー数十台)が被災地に向かうということと岩手県沖に輸送船がガソリンや灯油を満載して停泊しそこからヘリコプターで被災地に輸送すると言う情報から判断したのだが、結果的にどれも嘘に近い話だったのだろう。
私の考えでは、ガソリンや灯油は救援物資として送るものだと思っていたのだが、まずこれは間違っていたのだろう。
あくまでも推察だが、政府関係者が北海道や阪神やら輸送船会社に電話ででも連絡して通常輸送をお願いした程度なのだろう。
連絡を受けた各社が、独自で判断して無理だと思って実行しなかっただけではないだろうか。
このように推察したのは、もしどれか1つでも輸送が行われていたならば、追跡調査が行われてどこそこにガソリンや灯油が届いたと言う報道がされるはずなのだが、全くそのような報道が無いことである。

4,5日前にNHKでは出光興産がガソリンの精製を再開したと言っていたのだが、昨日の報道ではエネオスがどうのこうので、報道内容がコロコロ変化しているので、石油精製工場の稼動状態がどうなのかも全く不明である。
最近は単なる国民の気休めになるようにと色々装飾して報道をしているのだろうと考えるようになった。
私の判断は、競馬で言えば厩舎情報で予想するようなものなので、発表内容が全く当てにならない。(政府や報道機関が厩舎と同等だと初めて知った)
私の書いている通りだとしたら、何と情け無い政府の能力だろう。
政府といえば官首相は被災地を訪問するとかしないとか言っているそうだが、国民の支持率が20%の人が被災地を訪問したところで、誰も喜ぶとは思えないし期待もしていないだろう。
天皇陛下でさえ余りの惨状に訪問を控えているというのに、無駄なことをするものだ。
そう言えばこの人は、断られるのが判りきっている状態で、意味も無く沖縄訪問して恥をかいたが、今回も同様な思考から出たものだろう。
沖縄訪問の際も、民主党内からは時期早しょうの声が上がっていたと言うが、現在の沖縄を民主党の人間が訪問しても意味は無い。
よりによって、こんな重大な危機に能力を疑う人が政府の中枢に居座っているのに不安を感じるのは私だけではあるまい。
当人だけの問題なら良いのだが、周りも仲良しグループで固めているので、全体的なレベルの低さはどうしようもない。
こんな状況に自民党に期待した時期もあったのだが、この党も逃げ腰で民主党と同レベルの人間ばかりのようである。

報道機関にも言いたい事は山ほどある。
現在は福島原発一辺倒だが、なぜそこばかりに固執するのだろう。
確かに大変な問題ではあるのだが、福島原発の事故は例えば北朝鮮から核爆塔ミサイルが飛んできて福島の原子力発電所付近に着弾した事態と考えられないか。(人的被害とかは無視しての話だが)
例の内容が飛躍しすぎているかも知れないが、北朝鮮から核ミサイルが飛んでくる確率は誤射も含めれば数パーセントはあるだろうから奇想天外な話ではない。
私は原始爆弾の知識がないので爆弾が投下されるとどの程度の放射能汚染をされるのかは知らないのだが、今の原子力発電所の汚染状況も政府が発表しているような2ミリシーベルト前後ではなくて、数百ミリシーベルトであるのは確かだろう。
これは防衛庁の計測でも消防庁の計測から同様であるから間違いはないと思う。
政府がバレバレの状態の汚染度を今もってなぜ低レベルだと発表する(隠す)のか、その意図が判らない。
癌患者にあなたは癌ですよと伝えない方が良いとマニュアルにでも書いてあるように(書いてあるかも不明だが)、国民を動揺させたくないとしてそうしているのだとしたら、国民を舐めきっている。
この点でも政府の人間の言う事は信頼が出来ない。
放水作業をする消防隊の人間が決死の覚悟で出動している状況なのに、予断は許さないが取り立てて深刻な状況ではないとは何という言い草だろう。

私は福島原発の重要度は3番目以降であると思っている。
私が1番目に重要だと思っているのは通信の確保である。
数十万人を半年や1年も被災地でじっと暮らさせる事は許されるべきではないし、あってはならないことだろう。
まず、途絶えていると言われる携帯電話回線をすぐに復旧させることである。
人とのコミニュケーションが回復すれば、被災者の多くは親戚や援助者を頼って、そこで生活できる道が開けてくるかも知れない。
核家族化して人との繋がりが希薄になっているとは言うが、子供が被災した親の面倒を見るのは当然だろう。
被災者の3分の2程度がそのようなことで、避難所から退去できることを願って止まない。
残った人達は政府が面倒を見なければならないだろうが、今の政府にこのようなビジョンを示すことは出来ないようだ。

2番目に重要なことは私が繰り返し言っている電力の供給の問題である。
電力は日本の産業の中枢であり、一時も止めることは許されないものであると私は思っている。
ひょっとしたら、これが今の日本の最重要問題かも知れない。
多少の節電は当面仕方ないことだろうが、電力を止めずに済ます方法を総力を挙げて取り組むべきである。
日本全土が災害をこうむった訳ではないから可能なはずなのに、なぜ最優先で取り組もうとしないのだろうか。
東京電力に自己回復できるだけの知力も才能も資金も無いことは素人目にでも判ることである。
政府の担当大臣が無能だからでは済まされない問題である。


2011年3月21日(月)
NHKの報道などを見ていたら、日本のために決死の覚悟で原発に放水作業を行った消防隊の隊長が涙を浮かべながらの会見や9日振りに助けられたお婆さんと少年の話だとか努めて明るい話題を提供しようとしているようだ。
そんな話も決して悪い訳ではないのだが、高濃度の放射能を浴びてい筈の東京電力の50人の原発の作業員の話が一切出てこないのはなぜなのだろうか。
最近はNHKの報道にもかなりの偏りがあると感じるようになった。
NHKは政府の顔色を伺いながら運営しなければならないのは理解しているのだが、もっと国民に目線を向けても良いのではないか。
政府とかNHKの報道を見ていると、献身的な自衛隊や警察や消防隊の力によって、放射能漏れは収まるような話ばかりしている。
言葉の終わりには、尚予断を許さない状況だがとしっかりと逃げ道は作っているのだが、戦時中の大本営発表的な話なのではないだろうか。
あちらこちらの野菜にも安全基準値の数倍の放射能が検出されているようだし、私みたいに先が短い人間なら今更放射能を多少蓄積したところで、その影響が出る前にくたばるだろうからたいした事ではないだろうが、若い人や妊婦の人は必ず影響を受けるだろう。
つい、SF映画で放射能汚染された未来社会の奇形な人間ばかりの社会を思い出してしまった。
これからは、野菜や魚などを買う場合は、放射能測定がされているのかどうかも購入基準になるかも知れない。
日本も恐ろしい国になってしまったものである。

計画停電がおかしいと思っているのはどうやら私ぐらいなようで、誰も異を唱えるどころか要請に従って積極的に節電している。
私が買い物に行くスーパーは24時間営業だったのだが、最近は7時で店を閉じてしまって買い物も出来ない。
東京電力が言う計画停電というのは、ひょっとしたら電力の供給能力の問題などではないのではないだろうか。
それにしても、とんでもないない時間に電力を止めるために、信号器が動作しなくて交差点での交通事故死者が少なくないようである。
東京電力の連中は、そんなことは屁とも思っていないだろうが、私はこれは人災で避ける事ができるものだと思っている。
政府も電力会社も報道機関も目先のことばかりに夢中で今後の展望を語ろうとはしない。
恐らくは展望がないから気休めにと明るい話題を提供しようとしているのかも知れない。
今の日本は闇雲の中を当ても無くやたら突っ走っているだけの感じがする。

2011年3月20日(日)
ヤフーのニュースを見ていたら、驚くべき内容が記載されていた。
菅首相(民主党代表)が東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。
谷垣氏側は拒否した。
これに関連し、民主党の岡田幹事長は同日、国会内で開いた「各党・政府震災対策合同会議」で、閣僚の3人増員を柱とする内閣法改正を提案した。3ポストは原発問題担当と復興担当、被災者支援担当が念頭にあるとみられ、野党側も大半は増員には賛成する方向だ。
谷垣氏への入閣要請は、首相周辺から関係者を通じて自民党幹部に伝えられた。
谷垣氏側は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。
これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。
仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。
岡田氏は合同会議で、副大臣、政務官、首相補佐官を増やすことも提案した。
最終更新:3月19日(土)3時6分


目を疑う内容だった。
私は自民党は嫌いな党だが、まともな人間は少なからず居る党だと思っていた。
3月18日の日記にも書いたように、超党派の優秀な人間が結束して災害対策をあたらなければならない時期なのに、谷垣禎一は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。と言うのだからあきれるどころか、信じられない発言である。
こんな思考をするようでは、自民党内からもブーイングは出るだろうし、自民党の支持者も数十万単位で離反するだろう。
慌てた谷垣総裁は、何か代替案を提案するだろうが、一旦ケチがついた事は戻ることはない。
自民党のやる最高の行為は、谷垣総裁の即刻更迭と新総裁が民主党への協力を打診する事なのだが、旧態依然の自民党にはそんな力は無いし、民主党も今更協力打診は受け付けないだろう。
官直人が自民党に協力要請をしたのも半分はジェスチャーだったからである。
完全に自民党は民主党に口を塞がれたことになる。
だだでさえ支持率の低い自民党が能力を発揮出来る最大のチャンスだった、
自民党よ、おまえはそこまで馬鹿だったのかと叫びたい。
これからも犬の遠吠えでもするがいい。
【後記】
まだ断定はできないが、自民党内からブーイングの声があがる気配はなさそうである。
マスコミも自民党の態度は当然だと言わんばかりで、これなら自民党の支持者も減らないかも知れない。
私の感覚では、今回の災害で自民党の国会議員が活躍していると感じた場面は無かったので、表舞台に出る良い機会だと思っていたのだが違っていたようだ。
谷垣総裁が言った責任の所在が不明確になるだけだの発言は、自分が民主党に取り込まれてしまうと言う意味なのだと思うが、民主党とやり方が食い違っているのなら、取り込まれるなどと考えずに堂々と反論すれば良いではないか。
その姿はマスコミにも当然取り上げられ報道されるではないか。
特に今の政府のレベルは低いので、問題点の指摘などいくらでもできたはずである。
谷垣禎一総裁にスケールの小ささを感じたのは、どうやら私ぐらいのようである。
きっと立派な総裁として尊敬されているのだろう。

2011年3月19日(土)
日記の日付がめちゃめちゃになっていたので、本来の日付に修正した。
競馬だと先の日付で記載していたので、日付の感覚が麻痺してしまっていた。
私も地震の影響で頭がパニック状態になっているようである。
自分の考えに信念が持てなくなってきている。
政府の批判をしたところで日本人的な感覚では、皆が何とか福島原発の放射能漏れを食い止めようと必死になっている時に、批判的な内容の記載をするのは非国民だと言われ兼ねない。
戦時中は政府の批判でもしようものなら、生命の危険さえあっただろうと思う。
さすがに現在では、人の心はそれほど狭くはなくなってきているから、批判したからと言って袋叩きにされることはなさそうである。
現在の福島原子力発電所についての説明は以下の通りである。
枝野官房長官の報道陣に対する発表を聞いていると、原子力発電所の周辺の放射能測定では、今もってマイクロシーベルト単位の放射能の検出しかされておらず、放水することによって、放射能もれを食い止めることができるかのような発言(ニュアンス的に)に終始している。
NHKなどの報道機関も何とか放水によって放射能漏れを沈静化させようと全力を尽くして作業していると報道している。
まず私はこの政府の発表もNHKの報道も疑っている。
それは以下の点からである。
(1)自衛隊がヘリコプターによる散水を行うために上空で放射能測定をした所、人が長時間滞在できないレベルの放射能漏れをを検出した。
(2)警察の散水車が原子力発電所の50mまで近づこうとしたが、放射能漏れがひどくて断念した。
(3)米軍も日本政府の発表している放射能漏れの数値には疑問を抱いており、独自に測定すると言っている。
私の感覚では既に大量の放射能漏れを起こして手がつけられない(人が近づけない)状態になっているとしか考えられない。
更に放水による効果についても疑問を持っている。
政府の説明でもNHKの説明でも水を注入すれば収まるような印象であるが、色々な情報を見ると使用済みの核燃料を冷やす場合でさえも数年単位の日数が必要であると説明している。
火事場に水でも掛ける様に4,5回数トンの水を掛けた所で、何の効果があるのかと言うぐらいであるのが真実ではないだろうか。
そうだとすると今行っている事は単なるセレモニーではないかとも思えてくる。
もし、核燃料が大量の熱を数年単位で放出するものであれば、毎日数トンの水を数年間注ぎ続けなければならない事になる。
私の考えが間違っているなら幸いなのだが、そうは思えないのである。
どちらにしても、そのうちに判明することである。

計画停電というものに疑問を持っているのも連日自分なりに説明をしている。
繰り返し記載はしないが、簡単に言うと電力は貯えられないので節電しても意味が無いと思っている。
特にはっきりとした根拠(供給力が需要を下回った)もないのに強制的に電源を切断する東京電力のやり方はおかしいと思っている。
やるとすれば、時差出勤のように電力の消費を時間によって分散させることである。
まるでオイルショックの時のようなやり方をしているのは、東京電力の幹部のおつむが弱いのではないかと言っているのである。
電力を節約するのではなく集中的に電力を消費しないようにするべきであり、いまのやり方がおかしいと思うのは小学生でも判ることである。
そんな東京電力のやり方に同調して電力の節約を呼びかけている海江田何とかと言う大臣もレベルが低いのではないかと言っているのである。
これもおかしいのは私の頭の方であれば良いのだが。

不思議に思うことも数多い。
例えば福島の原子力発電所であれだけの大事故を起こしたのに、なぜ他の原子力発電所の見直しを政府は命じないのだろう。
エレベータ事故とか車の事故の場合は過剰な迄の再点検をさせるのになぜだ。
被災地で携帯電話がいつになっても使えないのもおかしい。
通信衛星もあると言うのに、NTTでもKDDでもヤフーでも携帯電話が使えるようになったと言う話を聞かないし、だれも不思議だとは思わないらしい。
私の感覚では移動用の中継器を持ち込んで通信会社の衛星回線を利用すれば簡単なことだと思っているのだが。
混雑してつながりにくいと言うのなら話は判るのだが、これにも何か大きな原因が潜んでいるような気がする。


2011年3月18日(金)
JRAのホームページを見ると冒頭に今回の地震にたいしての会長の発言が記載されている。
その中に、私どもJRAといたしましても、皆様(地震の被害を受けた方々)のお役に立てますよう、できる限りの支援をしてまいります。 と書いてある
私などは疑り深い性格なのでお茶をを濁す程度の支援ではないかと案じているのだが、継続的に長期的に被災者の支援を行っていただきたいものである。

人情的には、こんな大震災の時に競馬などはとんでもないと考える人も多いと思うのだが、競馬で生計を立てている人も居ることだし、何よりもその売り上げの一部を災害復旧の資金として供給して貰えるならば社会に貢献できる。
災害に会われた方は、競馬をする余裕はないだろうが、日本の5分の4は健在である。
おおいに競馬を行って貰いたいと思っている。
JRAの印象として、何と馬鹿高い控除率だろうと思っていたが、それを役立たせる良い機会であると思う。
福島競馬場では競馬を行うべきではないが、それ以外の場所では構わないと私は考えている。
不謹慎だと言う人は出てくるだろうが、JRAが多額の援助を継続的に行うことで、その声は消える筈である。

さて、最大問題(私が考えている)の電力供給の問題だが、基本的には昨日の日記に私が書いたような対策になるのではないだろうか。
内容が電力供給に無知な人間が書いているので、実際には東京電力に優秀な人材を数人送り込んで、停電を起こさせないための方策を考えるべきだろう。
見ていると、残念ながら今の東京電力の人間にはそれだけの人材は存在していないように思える。
事は急を要するので、1ヶ月程度で方針をまとめて、3ヶ月から6ヶ月以内で対策を終了して欲しいものである。
その間は、計画停電などと言葉遊びのやり方ではなくて、電力が供給能力より不足したら電源の切断を行う地域をあらかじめ決めておく程度にするしかないだろう。
当然ながら、電力の使用状態は刻々とアナウンスして注意領域や警戒領域を報告して、節電を呼びかけるべきである。
ひょっとしたら、それで凌げる場合もあるかも知れない。

今の政府の能力の低さも心配である。
官首相はどちらかと言うと精神主義派の人間のようで、頑張りましょうとか耐えましょうとかの発言が多いが、現状に必要なのは現実的に物事を考えられる人である。
それには予想能力も優れている人が必要で、競馬をやっている人などまさに適任ではないだろうか。(笑)
冗談は兎も角、現実的な物の考え方をすることが得意な女性などは、ある程度先を見通した考え方ができるのではないだろうか。
そうであれば、今回のようなガソリン騒動も軽減できたはずであるし、福島原発一辺倒な考え方もしなくて済むような気がしている。
間違っても、東京電力に計画停電とか言うような施策はさせなかっただろう。(同じ状況でも増しな方法を考えたと思う)

民主党でも今の状況は問題と考えて、新しく人材を投入したようだが、私は期待してはいない。
国会議員全員が無能であるとは思えないので、超党派で人材を選りすぐって災害対策を行った方が良いのではないだろうか。
そうは言っても、平和ボケしている社民党のオバサンや何でも反対の共産党や訳の判らない政党から人を入れるのでは混乱が増すばかりだろうから、結局は自民党の中の優れた人材から投入することになるだろう。
思いもかけない人材が眠っていたなどと言う奇跡が起こってくれないものだろうか。

2011年3月17日(木)
ガソリン不足が叫ばれて、さあ大変だと騒いだ結果、今度は東北地方をガソリン漬けにするつもりらしい。
このような結果になるのも、政府が集中的に管理できていないためで、どこにどう手配をすれば何日後にはどのぐらい供給できるという見通しができていないためである。
基本的な地震の被害の対策の集中管理ができていないためで、情報を収集してそれを分析し、どうのような優先順位でおこなうかの判断が出来ていないためである。
今の政府には情報は収集できてもそれを分析して判断をする人が居ないのだろう。
その結果、あちこちでガソリンや灯油が不足していると聞くとそればかりに集中して結果的には過剰な供給になってしまう。
多い分には構わないだろうと思っているのかも知れないが、そんな悠長な状況ではない。

私が不思議に思うのは、政府もマスコミも福島原子力発電所のことばかりに気にしているようだが、昨日の日記にも書いた通り放射能を閉じ込めることには失敗している。
発電所の周辺は多大な放射能で汚染されてしまっており、人が近づくことが出来ないレベルに達してしまった。
避難民の人が言っていたように、自分の家には数十年は戻れないだろうと言うのが素人目にもはっきりした段階である。
北沢何とかも言っていたが、自分の責任を問われないために苦渋の決断だとか日本国民のためを思ってとか、防衛庁幹部の意思に沿ってだとかやたら自己防衛の発言に終始するありさまである。
今更自衛隊が出動しても意味が無いに等しい状況なのを薄々感じているのだろうと思う。
上空だけでなく地上でも政府が発表しているようなマイクロシーベルト単位ではなく、その数千倍の放射能が検出されているのは確かなようである。
どう楽観的に見ても手遅れの状態だろうと言うのは素人でも感じてしまう。
ここに至っては、このまま放置するのと散水を続けるのとどこがどう違うのかを正直に発表すべきだろう。
個々の責任問題は後からじっくりと検証すればよい事である。
はっきり言って責任者が辞めたぐらいでは済まされない問題である。

官房長官もいつまでも原子力発電所だけに捕われないでもっと重大な問題に気がつくべきである。
誰の目にも明らかなように今最優先して取り組まなければならないのはガソリンでの供給でも原子力発電所への散水でもなく電力の供給問題である。
こんな小学生でも判りそうな最重要問題をなぜ放置するのだろうか。
海江田何とかのように東京電力のスポークスマンでは、全く役立たずではないか。
さすが支持率20%の首相が選んだ閣僚だと感心はするのだが、余りの馬鹿馬鹿しさに笑う気持ちにもなれない。
海江田何とかに言いたいのは、あんたが阿呆な東京電力と一緒になって節電を呼びかけてどうするのだと言いたい。

例え数時間でも電力の供給を止めることはどれだけ日本の産業にダメージを与えるものなのか真剣に考えて欲しいものである。
福島原子力発電所周辺が放射能汚染されたぐらいなら、そこを密閉して数百年間そこに近づかないようにすれば良いだけだが、日本経済が崩壊したら国家の存続が危うくなることを理解しているのだろうか。
私が海江田何とかなら電力の確保を最優先な課題として取り組む。
まず関西電力に近い静岡周辺は関西電力の傘下にして東京電力とは切り離すようにするだろう。
電源の周波数の問題はあるだろうが、絶対に不可能なことではないだろうし、電力の供給を維持するためには避けられないと考えている。
それだけでは不足だろうから、いわゆるエコハウス政策を押し進めて、一般家庭でソーラーパネルなどの自家発電設備っをする家庭には多額の補助金を支給して一挙に推進させる。
同時に病院や擁護施設な、公共機関などにも自家発電設備化を推し進めるだろう。
更に節電を押しすすめるために、電力の利用料金に見直しを行い、電力の消費の少ない家庭を優遇するような料金体系を押しすすめるだろう。
阿呆な東京電力には一切期待できないので、政府主導で行うのである。
福島で醜態を晒した東京電力には文句は言わせない。

これでもまだ不足するなら、低消費電力の機器の購入に優遇措置を取るだろう。
最近の電気機器は低消費電力のものが多いので、それへシフトさせるようにするのである。
それでも不足するなら、大口の電気消費をする会社(例えばアルミの精錬とか)に対しての行政指導を行うだろう。
行政指導といえば聞こえは良いが、はっきり言うと退去してもらうことである。
多少の移転費用を負担しても良いと考えている。
これでもまだ駄目なら、更に考えることにしたい。

2011年3月16日(水)
誰でも感じている事だろうが相変わらず政府関係者の無能ぶりにはあきれ返ってしまう。
昨日のニュースを見ていたら、ガソリンや灯油の買い貯めをしないでくださいとか言っている。
灯油はともかくガソリンを買い貯めする一般人はいないだろう。
仮に自宅にガソリンを大量に貯えたとしたら。爆弾と一緒に生活するようなものである。
悪徳石油業者が買い貯めをするかと言うと、これもはなはだ疑わしい。
貯えた所でやがて市場には供給されることが確実であるからである。
もし、ガソリンを大量に貯えようとしている組織があるとしたら、投資グループだろう。
こんな連中に買い貯めをするななどと言っても、耳を貸す筈はなく無駄である。
はっきり言ってガソリンや灯油の買い溜めをしないように呼びかける事は全く無意味なのである。

なぜガソリンや灯油が不足しているのかと言うと物流を停止しているからである。
ひょっとしたら、物流のための高速道路もまだ開通していないのではないだろうか。
あるいは開通していても一般車の通行を禁止しているのではないだろうか。
地震で開通していないなら即刻補修すべきだし、一般車の進入を規制しているのなら即刻改めるべきである。
ガソリンや灯油だけでなく米や野菜などの一般食料品がスーパーから姿を消してしるのも、物流が停止しているからだろう。
主要道路を交通規制しているのは、恐らく災害時のマニュアルにでも書いてあって、政府関係者はそれに従っているのだろうが、官僚の作成したマニュアルなどと言うものは所詮は机上で考えたものである。
災害地への進入を止めて災害地から物が盗まれたりするのを防止する意味があるのかも知れないのだが、そんな些細な事よりももっと大局的な視野に立って考えるべきである。
こんな大災害時に無能な連中が政府の中枢に居座っていることが残念でならない。

東京電力のおつむの程度が心配な事は連日書いているが、その理由をもう少し補足説明したいと思う。
まず計画停電と言う訳のわからないやり方についてである。
電力は水などと異なって貯えることが出来ないのは周知のことである。
充電池などと言うものはあるが、ようやく一般家庭程度のレベルの電力需要で使用ができそうになった段階で電力会社のようなところで電気を貯えるような技術はまだ存在していない。
従って特定の地域を停電させたからと言ってその分が水のように貯えられる訳ではない。
どこかの地域を停電させたからと言って、その時間帯で他の電気設備を動かすわけでも無さそうだから、計画停電自体が私から見れば無意味なのである。

当たり前だが電気は供給量より需要が多くなれば送電ができなくなり、その時点で電力の供給は停止する。
これが自然の成り行きであり、基本的には自然の成り行きに任せるのが自然の行動だろう。
東京電力のおつむの程度が低いと感じるのは、計画停電をしないと全地域が停電になってしまうからと説明していることである。
そんな馬鹿なことはあるまい。
電力の消費量は監視できる訳だから、例えば供給能力の90%に達した時に警告を出して電力の消費を抑えて貰う措置を講じることはできるはずである。(現に夏場ではやっていることである)
それでもだめであったなら特定地域への電力の供給を止めれば良いわけで全地域が急に停電になるなどと言う事態は避けられるはずである。
仮に全地域が急に停電になったとしても特定の地域の電力の供給を停止した状態で電力の供給を再開すれば良いことである。
電力施設については無知なので、急に電源が切断するとダメージを受ける機器があるのかも知れないのだが、普通には考えにくいことである。

恐らく計画停電などと言う構想は東京電力のおつむの弱い人が考えだしたものだろう。
今更、振り上げた拳を下げるわけにもいかず、訳のの判らないことをやっているのではないかと私は想像している。
私の考えることは中学生程度のレベルの人間なら誰でも考えていることなので、もし東京電力の人間が私のような中学生レベルより遥かに超えた知能の持ち主であるならば、私の考えの愚かな点を指摘して貰いたいと思っている。

仮に計画停電というものが、絶対にひつようなことであったとしても、昨日も書いた通り交通機関や通信機関への電力の供給は続けるべきだろう。
鉄道会社は自前で緊急対策として電車を動かすだけの発電設備を持っているようだから、電力が急に切断しても乗客を安全に運ぶだけのことはできるようである。
更に安定して運行するためには、電力が供給されなくても3割程度の運行できるような設備を持ってもらいたいものである。
もう、電力会社を頼りにするのは止めて貰いたい。
私もお金があればソーラーパネルを使用した自家発電設備を導入したい。(現在の実用性がどの程度なのか調べた訳ではありません)

昨日の自衛隊機による福島原子力発電所のヘリコプターによる放水だが本日は放射能の濃度が少ないと言うことで行ったようである。
その記事は以下の通りである。

陸上自衛隊は17日午前、東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料冷却のため、ヘリコプターによる海水投下を始めた。
投入したのは2機の大型輸送ヘリCH47で、原発近くの海域で海水を放水用のバケットにくみ上げ、交互に投下作業を行った。
10時までの間に計4回投下した。

手の施しようがない危機的状況なのでヘリコプター2機で合計4回の放水を行うのが精一杯だったと言うことだろう。
機動隊の放水車も現場の50mまで近づくとか言われているが、こちらも放射能防護服を着用した所で大量に被爆するのは間違いないだろう。
私には自衛隊も警察も形式的には努力したと言うジェスチャーにしか見えないのだが、これは余りにも酷な言い方になるのだろうか。
兎に角、放射能の汚染レベルの発表が政府(東京電力)の発表と現地の測定とでは1000倍単位の違いがあるので判断が出来ない。
自衛隊が早々に作業を中止するのを見れば、原子力発電所にはとても人が近づけない状況なのだろうと判断すべきだろう。
そうなると、更に悪化させるのを食い止めることができるのか、もう手の打ちようがないのか(多少の放射能の漏れを抑えたところで大差がない)を判断すべきではないだろうか。

傍観する我々としては、少しでも放射能漏れは抑えて欲しいと願うものだが、そのために人命を失わせて(障害を与えて)良いものかどうかになると無理なお願いはできない。
総合的に判断して、現在の状態でも福島原子力発電所の周囲20Km以内は人が近づくことができない地域となってしまったと考えるべきだろう。(全く報道はされていないが、海水が高濃度で汚染されているだろうから最終的には魚から人間が被爆することもあるのではないだろうか)
後は汚染度によって、人が近づける時が数十年単位なのか数百年単位なのかの違いだけではないだろうか。
そうであるならば、事故による犠牲者を少なくすることも考えるべきではないだろうか。
勿論、無人の消火用散水ロボットや無人の散水ヘリコプターが存在するのであれば、今後も対策は続けていくべきであるが、今の日本には存在していないだろう。
もう手の施しようのない状態であるならば、次の段階は今後はどのように福島の原子力発電所を密閉するのか(私には出来るものかどうかも判らないが)を模索するべきだろう。
どこかの知事が言ったとか言うように、それこそ安定供給とか絶対安心とかの口車に乗せられたバチがあたったとしか思えない。
この失敗は、日本人全員が分かち合い、後世に伝えていかなければならないだろう。

2011年3月15日(火)
福島原子力発電所のヘリコプターによる散水作業がどうなるのかとニュースを注目していたが、結局は自衛隊がその任務にあたる事になったようである。
ヤフーに掲載されていた情報では、東京電力は在日米軍に出動要請をすると言う話だったが、余りにも常識外れな要請であったから、単なるジャスチャーだったのかも知れない。
北沢何とかと言う防衛大臣は、当初自衛隊の出動に難色を示していたようだが、ようやく自衛隊の人員の安全より国民の安全が大事であると気づいたのか、あるいは国民の世論を気にしてか自衛隊の出動を決断したようである。
ところが、福島の原子力発電所の上空は、政府で発表しているような放射能レベルではなくて人が近ずけないレベルになっているようで、上空からの散水などとんでもない状況のようである。
はっきり言って、もはやどのような大惨事になろうとも見守るだけの状況と言っても言い過ぎではない段階に入ったようである。

福島原子力発電所の周辺が放射能汚染されれば、恐らく数百年はひとが近づくことが危険な場所になってしまうだろう。
あるいは、もうそのような状態になってしまったのかも知れない。
これを単なる天災として片付けて良いものだろうか。
このような危機的状況の中で気の毒なのは、現在も原子力発電所内に残っているとされる50人の人達である。
ニュースでは以下のように伝えている。
東電は現場に残った作業員の身元の詳細を明らかにしておらず、同紙は「フェースレス50(顔のない50人)」と表現。厚生労働省が15日、同原発での緊急作業時に限り、放射線の被曝限度を現行の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げたことを挙げて、「暗黙のうちに自分を犠牲にすることを求められた人々だ」とした。
これらの人達は過剰な放射線を浴びていることは確実で直接死ぬようなことは無いとしても人体には様々な影響を与えることだろう。
東京電力の社員なのかその下請け社員なのかは不明だが気の毒なことである。
自衛隊員も近づけない危険な場所なのであるから、もう職場放棄しても良い段階ではないだろうか。
レベルの低い人達のために、これ以上の危険を冒して命を投げ出す必要はないような気がする。
君達が犠牲にならなくても、日本は問題の多い国であることは十分に確認できた。

2011年3月14日(月)
地震に関しては個人的に書きたいことが多いのだが、時間があれば書いてみたいと思っている。
日本人の気質を表しているニュースがヤフーに載っていたので記載したい。
内容は福島原発に関してであり、放射能の流出しているのでどのようにして止めるかと言うもので、以下のようなものであった。
ヘリコプターで上空から散水する方法があり、自衛隊が検討しているが、慎重論もある。
東電は15日の会見で、「米軍に応援要請を打診する」と明らかにした。
了解が得られれば16日中にも実施してもらう。

原子炉の上空から自衛隊のヘリコプターで散水してもらう計画があったが、自衛隊に慎重論があり米軍に要請することにしたと認識してよいと思う。
山林火災などであれば躊躇無く自衛隊は消火活動に協力するのだが、原子炉の放射能が漏れている現場上空で散水することは、放射能汚染を受けるだけでなく、いつ爆発するかも判らない危険性があるので自衛隊は受け入れていない(慎重論)と解釈してほぼ合っているだろうと思う。
それで東京電力では仕方なく米軍に協力を要請(打診)したということなのだろうと思う。

この通りであるとすれば、余りにも情けない自衛隊の姿勢ではないだろうか。
国民の財産を守るときれいごとを言っているが、いざと言う時には役に立たない存在ではないか。
確かに現場上空で散水する自衛隊員は放射能汚染を受ける確率が高く生命の危険がある。
それでも出動するのが自衛隊だと思っていたが、認識不足のようであった。
自衛隊幹部が出動命令をだすのが嫌なのであれば、志願させても良いではないか。
それでも誰も志願する自衛隊員が居なかったら、次は民間からの志願を募っても良いではないだろうか。

根本的問題は、日本の原子力発電所のお粗末さにあるのだが、これだけ緊急事態になると生命の危険を冒して行動していただける人がいないと収まらないのではないだろうか。
東京電力の幹部は日本の自衛隊が駄目だから米軍に頼むとか言っているが、こんな思考をするのも日本人らしいと言えば日本人らしい。
他人の国の安全維持のためにアメリカ国民(米軍)が死の危険を冒す必要があると考えるだろうか。
私が米軍の指揮官だったら、自分でできるのだから自分でやりなさいと突っぱねるだろう。
自衛隊員の度胸のなさもそうだが、東京電力の幹部と称するおつむの程度も疑ってしまうニュース内容だった。
(計画停電とかやるのは仕方がないのかも知れないが、東京電力が今後どんな対策を施そうとしているのか全く示せないのを見ても程度の低さを感じる。打つ手が無くて、こんな状態を半年や1年も続けるつもりなのだろうか。)

東京電力がまずアナウンスしなければならないのは、どのような対策を講じようとしているかだろう。
素人考えで思いつくのは関西電力からの電力供給を一部の地方に回してもらえないかどうかである。
ご存知のように交流のサイクルが関東と関西では異なっているが、電気器具のほとんどは周波数の違いによる影響はなく共通に使える。
いきなり今まで50サイクルの地域へ60サイクルの電源を供給することは出来ないだろうが、周波数のコンバーターを使うなら完璧であるし、そうしなくても特定の機関(輸送機関)への電力供給は計画停電などと言う訳のわからない方法ではなくて常時供給すべきだろう。
その他には水力発電所や火力発電所の稼動をアップする方法はないのかとか夏場の需要時でもないのに、これだけ電力が不足しているのは考えずらい事である。
それだけ福島の原発に頼ってきたとも言えるのかも知れないが、そうであったならやることが甘すぎたとしか言いようがない。
確かに巨大地震ではあったが、世界的に見て原子力発電所にとって想定できないレベルの地震規模ではなかった。
福島の原子力発電所を設計した関係者は恥を知って欲しいものである。(他も同様な設計なら即刻見直しが必要だろう)

現在のように東京電力が役立たずの人間ばかりであれば、当面は地域や個人が風力発電や太陽発電装置の導入をしてもらいたい(お金のある人だけが可能だが)ものである。
節電ぐらいは心掛けたいと思うが、早急に停電だけは行わずに済ませる手段を考えるべきだろう。(本来ならば対策を始めている段階である)
今までは政府の無能さ(官直人は今回の件でも国家的危機状態と言って右往左往しているが、本当の国家的危機状態はこんなものでは済まされない)にあきれ果てていたが、東京電力もレベルの低さは同等のようである。

2011年3月13日(日)
今回の地震では1万人以上の方が亡くなられたのは間違いが無いとの警察の発表である。
予測を超えた規模とか言われてはいるが、規模は兎も角としても三陸海岸はいつかは地震が起こる場所として以前から注意されていた地域である。
亡くならずに済む人ももっと居たのではないだろうか。
救援体制もどうして良いか右往左往している状態のようだし、更に続けて東海地震でも起こったりしたらどうなるのだろう。
最悪の場合も想定して、もう少し国家の危機管理体制がしっかりしていないと、後進国と変わりがないではないか。

取り敢えず個人的に学んだことは、水や電気を人に頼っていけないものだと言う事と原子力発電所は非常に危険な存在であると言うことである。
地域として考えなければならない事は、数万人単位の人が安全に避難生活が出来る場所が必要だと言うことだろう。
今回の地震が都心近くで起こっていたら日本は壊滅していたのではないだろうか。

2011年3月12日(土)
今回の地震で多くの方が命を落とされております。
ご冥福をお祈り致します。
日本は地震対策が進んでいる国だと思っておりましたが、間違った考えを持っておりました。

2011年2月7日(月)
民主党に関しては何を言っても無駄だろうから敢えて書かないが、内閣の支持率が1%になっても辞めないとか暴言を吐いている官直人には早く消えて貰いたいものである。
私などは当初は民主党に期待していただけに、自分の甘さを反省すると共に、民主党には唾でも吐いてやりたい気持ちである。
今、期待できそうなのはみんなの党ぐらいなものだが、この党が国民から支持されるまでには5年や10年は掛かるだろう。
その頃には赤字国債の乱発で国家の経済は破綻し、貧富の格差も益々増大してめちゃくちゃな状態になっているのではないだろうか。
直ぐにでも偉大な指導者でも現れてくれないと立ち直れそうもないのだが、そんな気配は全くない。

相撲協会について昨日の話の続きを書こうと思う。
今日のニュースで言っていたが、私が相撲協会のやり方におかしいと思うのは、今更力士の携帯電話を調べるだの、力士の聞き取り調査を始めるだのと言っていることである。
今頃携帯電話を集めたところで八百長話のメールを残している親方や力士が居るはずもないし、聞き取り調査にしても本当のことを話せば解雇されるだけなのに、それを話す人など居る訳がない。
こんな事は小学生でも判ることなのに、なぜそんな話ばかりするのだろうか。
相撲協会の幹部のおつむの程度が小学生以下である可能性も0%では無いが、常識的に考えれば中学生以上のおつむは持っているだろう。
そう考えると、携帯電話を集めるのも聞き取り調査をするのも、単なるジェスチャーだと言うことになる。
何のことはない、国民に対して我々はこれこれの事をしました、全員を調べたら自白した人だけの問題でしたとして片付けたいだけの事である。
随分と国民を馬鹿にした態度ではないだろうか。
今回もそんな事でお茶を濁せると思っているのだろうか。

私は元来相撲には余り興味がないからどうでも良いのだが、本当に屑の力士や親方を処分したいのであれば、もっと真面目に取り組んで貰いたい。
例えば今のように本当のことを言うと自分が処罰されるだけのやり方は問題外のやり方である。
こんな場合はアメリカではよく行っている司法取引を導入することである。
例えば、嘘を言っていた事が判明した場合には即刻懲戒解雇だが、本当のことを告げた人には退職金を上乗せしたり、一生の間年金を支給するなりして面倒を見てやることである。
日本的な考え方では受け入れられない方法だろうが、そうでもしなければ本当のことをペラペラしゃべる人など出てはこない。
今の相撲協会にはそこま浄化しよう等と考える人は居そうもないから、相変わらず臭いものに蓋でやり過ごそうとするのだろう。
果たして、それで国民(相撲ファン)が納得してくれるかどうかは、今回だけは見物である。(お人好しの国民が多いから大丈夫かな?)

2011年 2月 6日(日)
民主党の醜態振りにはあきれて何も言う気力も無くなってしまったが、大相撲の八百長にはあきれると言うよりは、やはりそうだったのかと思っただけである。
今までも何度も八百長話は持ち上がっていたが、調べた結果は見つからなかったと言う相撲協会の話ばかりで、八百長が無かったとは思わなかったが、やっているのは限られた一部の人間だとばかり思っていた。
それが、これだけ大量(13人)も見つかったのは、携帯電話の消去の仕方が判らなかったトロい人達が多かったからで、実際にはこの10倍は八百長をやっている人達はいただろうと思う。
大分以前に書いた話だが、相撲が神聖なものであるとか伝統のある国技だなどと考えているのは、相撲協会の上層部の極一部の人間だけであり、実際に取り組みをしている人間は、自分達は単なる芸人(相撲と言うショーを見せる)と思っている所にそもそも問題がある。
相撲協会もそろそろ建前ばかりで物事を処理しようとしないで、本音で物事を処理しなければならない時期に来ているのだが、まだ膿を出し切るために春場所を開催しないとか言っているので無理な気がする。
この問題は、十両の力士だけでの問題ではなく幕内力士にも関係している話だろうと思う。
大鵬と柏戸の時代にも金で勝ち負けを買う話があったので、横綱クラスの人間でも八百長は日常茶飯事な事と考えて良いだろうと思う。
八百長だとけしからん騒ぐのは、我々のような部外者ばかりで、彼らにしてみれば勝ちを譲ったりするのは、当たり前の事なのだろうと思う。

それが勝ち越しとか負け越しとかの相撲協会の規定が根本原因になっているのは確かだろうが、そうだからと言って規定の見直しをした程度では本質的には何も変わらないだろう。
もはや、相撲を国技とか言って特別扱いにする時代は終焉したと考えるべきではないだろうか。
相撲がプロレスなどと同様にショー的な要素を含むものだと言うことを相撲協会も国民もはっきりと理解すべき時が来たような気がする。
それで今後に相撲が存続していけるものかどうかは、相撲協会や政府が決めることではなくて、相撲を見る人達が決めることである。
相撲協会も政府の擁護を受けて甘い汁ばかり吸ってきたが、いよいよ一人立ちする時期がきたのではないだろうか。
これはマスコミや相撲協会が言っているような試練ではなくて、当然の成り行きと考えるべきだろう。

最後に民主党の官直人首相や岡田克也幹事長に一言述べたい。
小沢一郎議員を辞職させたくてたまらないようだが、国民の賛同が少なくて困惑しているようだが、さっさと衆議院を解散させた方が良い。
指導力のない人間が何を唱えたところで他の議員から信頼は得られないし、国民もついてはこない。
はっきりした構想も描けないのに安定した年金制度を維持するために消費税を値上げしたいなどと空言を言っても誰も信用はしていない。
沖縄のアメリカ軍の基地問題も解決できない人間に、何がやれるというのだ。
実態も良く理解していないのに外国と余計な条約ばかり結ぶことばかり熱心で、こんな男は長くいればいるほど問題を残すばかりである。
さっさと解散して国民の信を問うべきだろう。
ほとんどの国民は民主党にはあきれかえっているのだ。

2010年12月20日(月)
民主党の岡田克也と言う幹事長は、やはり民主党を崩壊させてしまうつもりらしい。
今日のニュースを見ていたら、管直人首相と小沢一郎の会談が決裂(平行線)して、衆院政治倫理審査会への出席要請を拒否したようだ。
こうなることは十分予測できたことだし、先日の沖縄訪問もアメリカ軍の基地建設は拒否されるのも十分に予測できたし、なぜこれ程無駄な(馬鹿な)ことばかり管直人はやるのだろうか。
頭が少しおかしいとしか私には思えないのだが、大多数の日本人はやはり小沢一郎が嫌いで嫌いでたまらないのだろうか。

以前にも述べたが、政治と金の問題での国会での説明が必要とか言っているが、検察は金の出所については調べたことだろうし、自民党の金丸信のように政治の中央に居た訳でもないから、不正蓄財をやろうにもそのチャンスは極めて少ない筈である。
仮にあったとしても、自民党の扇なんとかとか、もう一人の何とかと言う小物程度の蓄財しか出来なかったのではないだろうか。
それに、どの程度の日本人が国会での説明を期待しているのかと言えば、マスコミに踊らされている少数の人達ばかりで、大多数の人はそんなことには興味はないだろうと思う。
ここまで騒ぎを大きくしてしまうと、岡田克也幹事長のメンツの問題になってしまったから、もうすんなりと収める事は無理になっってしまった。
管直人が今日、スパッと小沢一郎の問題は終了するとのケリをつけてくれるのではないかと、少々期待をしていたのだが、やはり馬鹿につける薬はなかったようである。
これほど民主党にとって実りのない事を騒ぎ立てて、いったいどうしたいというのだろうか。

有明海の開門問題についても管直人首相が開門を決めた事で波紋を呼んでいるが、この決着もばくちに近い決着と言わなければならないだろう。
ばくちと呼んでいるのは、どちらも失う可能性も大きいからである。
閉門が有明海の漁業に影響を与えたのは確かだろうが、これを開門しても元にはもう戻らない可能性も高い。
しかも内部の農業用地は海水が入る事で壊滅的被害を受けるだろうから、両方が駄目になってしまう訳である。
仮にそれで漁業が回復するにしても、何十年も先の事になるだろうから、いまさらの開門で得られるメリットは少ないと考えるべきである。
どちらも駄目になってしまうよりも、農業だけは助ける選択もあったはずなのだが、裁判所も管直人も知能レベルは同じようである。
なぜ、おかしな事ばかり平気でやる(やれる)のか、不思議でしょうがない。

2010年12月9日(木)
最近の内閣支持率を見たら、時事通信社の11月の調査では支持が27.8%、不支持が51.8%と記載されていた。
どこの調査機関が調べても、支持が30%を切っている事と不支持が50%を超えているのは確かだろうと思う。
支持率の急激な低下の理由として挙げられているのは、尖閣諸島の衝突事件や北方領土へのロシア大統領の訪問、小沢一郎の国会招致での管直人首相の政治指導力を感じられないからではないかと記載されていたが、私にして見れば判り切っていたことではなかったかと思っている。
一時は60%もの日本国民が支持をしていたのに、この急激な様変わりは日本国民もいい加減なものだとつくづく思う。
今頃になってやっと理解ができたのかと、情けない気持ちで一杯である。
管直人首相は支持率が1%になっても辞めないなどと恐ろしい冗談を言っているが、周りの国会議員は解散総選挙が何時頃になりそうなのかの予測を始めている。

管直人首相だけが問題なのではなくて、仙谷由人官房長官も失言が多くて期待されたほどの大物ではなかった事が露呈したし、馬淵澄夫国交大臣に至っては政党で決めた方向とは逆の方向を平気で行おうとしている。
岡田克也幹事長も能力の程度は以前の行動から割れており、期待をするのが無理と言うものである。
しかも悪い事に、この人は大の小沢一郎嫌いであるために、小沢一郎の国会招致に積極的であり、そうする事で国会運営がうまくいくと妄想している。
恐らくは、この人も民主党の崩壊を早める存在となるだろう。

以前にも記載した通り、管直人首相が居座れば日本の農業は崩壊してしまうと思っているので、管直人首相が失脚するのは歓迎なのだが、代わりになる政党や人材が見当たらない事が心配である。
一時期は小沢一郎が適役ではないかと希望を持っていたのだが、民主党の党首選挙であれだけ嫌われているのを見ると、日本の国民はあの人を嫌っているのだろうとしか思えない。
本人も、やる気を失っているだろうから、もう期待しても無理だろう。

沖縄の基地問題の解決も管直人では到底無理な事である。
もう少し解決する意欲があるのなら、沖縄の基地問題も国民的な議論を盛り上げて、沖縄県民を説得するような方向にならないと沖縄に基地を作る事は出来ないだろう。
もし、日本国民の大多数がアメリカの基地は不要だと思っているのなら、そのような方向に向かっていかなくてはならないだろう。
それが民主主義と言うものである。
そうは言っても、内閣支持率で見られるように、国民の意識などと言うものは、マスコミの報道でコロコロ変わるものであるから、その前に知識人と呼ばれる人を集めて沖縄の基地問題をどう対処したらよいか論議すれば良いだろう。
こんな論議を数十回も行えば、ひょっとしたら良い解決策が見えてくるかも知れない。
今のように、ほおっておいてもアメリカの方針が変わるとかして、沖縄に基地を造る必要がなくなるのではないかと思っているようでは、まさに無能集団の無策の策で滑稽としか言いようがない。
今まで無策だったために、どれだけの問題が発生しているのかを、じっくりと眺めて見るべきだろう。

2010年11月17日(水)
日本の教育界がいかに腐敗しているかの象徴が群馬県桐生市の市立新里東小6年の上村明子さん(12)がいじめによって自殺した痛ましい事件だろう。
この小学校では当初学校内ででいじめの事実があったとは認められないといじめ自体も否定していたが、到底隠し切れないとわかるとようやくいじめの事実は認めた。
しかし、今もっていじめと自殺の因果関係は認められないとは何とひどい学校なのだろうか。
重い持病を持っていたとか、生まれつき精神に障害のある人だったら、全く考えられない事もないが、実情を全く知らない我々でさえもいじめで自殺したのだろうと言う事は容易に想像できる。
なぜこれほど嘘ぶくのか、この小学校の校長の岸洋一とか言う男は自分のメンツとか立場を守る事しか考えられないのだろう。
こんなタイプの人間が今の教育の中枢に居座っていると思うと、日本の教育関係者のレベルの低さと腐敗ぶりにあきれると同時に怒りが込み上げてくる。

何でもPTAの説明では「明子さんを守れず申し訳なかった。こういうことが二度と起きないよう、職員一同で出直す」とか説明したそうだが、お前みたいな人間が居たから自殺しなければならなかったのだと真っ先に言ってやりたい。
学校給食も離れて一人で食べていたそうだから、どれほど周りから疎外された思いで生活を送っていたのかが容易に想像できる。
これほど目立つ行為があったにも関わらず、その小学校の先生はなぜ何も対策を講じようとしなかったのだろう。
ひょっとしたら先生もいじめに加わっていたのではないかと想像する。(仮に見て見ぬふりでもいじめに加担していたと同様の行為である)
誰にも助けて貰えず、社会を恨めしく思いながら死を選ばなければならなかった少女の苦悩と無念さが私にはびんびんと伝わってくる。

今日の学校では命の大切さとかを学校で教えたとかニュースで言っていたが、腐った心を持っている校長や教員が語ったところで、茶番劇にもならないだろう。
こんな行為も以前にどこかの学校でやっていた物真似で、どこまで体裁を繕う事ばかりに専念するのだろう。
兎に角、私はむなくそが悪くて仕方がないので、岸洋一とか言う校長は即刻責任を取って辞任して貰いたい。
あのアホ面の男の顔は2度と見たくはない。
学校の担当の教員も長い間何をしていたのかじっくり事情を聴いて、その人にも問題があれば辞職して貰うべきだろう。
基本的に人間の心の中には、いじめのような残虐性があるのでいじめ自体が無くなる事はない。
そんないじめにあっている子を助けてやるのが周りの大人達である。
現場である学校関係者の責任は重いが、その子の両親も自分の子を救えなかった事には反省すべき点がある。
もう少し子供の必死な訴えを真摯に聞いてあげられなかったものだろうか。

現在の学校がここまで腐敗しているとなると、子供の駆け込み寺のような団体が必要になるだろう。
子供の話を聞いてあげたり、相談相手になってあげる組織はないものだろうか。
もう少し教育委員会とか言う組織が子供を守れる団体ならいいのだが、じいさんばっかりの組織だろうから、とても無理だろう。
群馬県のこの学校だけがこうだったら良いのだが、日本全体の学校がこんな状況なら、日本も終わりだろう。
これほど学校の校長に腹立たしく思った事は無い。

最後に民主党の醜態振りも書いておくが、柳田稔法相の発言を見ても民主党は末期的な状態のようである。
管直人は農業の自由化とかをやるつもりらしいから、自民党で駄目にした農業政策をあの男は崩壊させるつもりらしい。
傍目に見ても中学生と高校生のレベル差のある状態でマラソン大会をやろうとしているのだから、無謀としか言いようがなく勝負は最初からはっきりと見えている。
当然農業団体は反対の声を上げているが、あの馬鹿な男は何をやるか分かったものではない。
一刻も早く退陣して欲しいと思っているのは私だけではないだろう。

2010年11月12日(金)
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件がニュースとして大々的に取り上げられているが、焦点のぼけた論争になっている。
一部の人達も言っているが、映像そのものに機密性は全くなく、本来は隠すべきような内容ではなかった。
映像を見た限りでは、海上保安庁の船はマニュアル通りの行動をしており、中国の漁船が故意にぶつけたのは明らかである。
中国の漁船数隻が、これほど挑発的な動きをすると言う事は何らかの意図があるものと考えられるが、後で中国政府が操っているいたのかどうかを判断するのは難しい。
少なくとも、今後も同様な事は何度も起こると考えるべきで、マニュアルがないと行動できない海上保安庁は対処する事が出来なくなるだろう。

今回の映像の中でも中国漁船にぶつけられる事は想定していなかったらしく、故意にぶつけれれたと判ると慌てて速力を上げて逃げ出す様が滑稽だった。
今回の映像を非公開にしたのは、こんな無様な海上保安庁を国民に晒したくなかっただけなのかも知れない。
所詮日本は軍事力を持っていても何も行動出来ないと世界に公表しているようなもので、これが北方領土の不法占拠や尖閣諸島周辺の領土問題を起こす一因となっているのだろう。
かと言って、北方領土が不法占拠によるものだとしても、それを軍事的に解決すべきであるとは私も考えないし、大多数の日本国民もそのような事は望んではいないだろう。
世界の現状に合うかどうかは別にして、話し合いで解決していくと言う方法しかないだろうと思う。

ロシアがどれだけ理不尽なやり方で北方領土を占拠したのかの歴史的事実を国際的にPRして、ロシア国民が過去の行為に恥じを覚えて自主的に返還してくれるのが理想なのだが、ロシア人の国民性からしてもそのような事にはならないだろう。
これは日本人がおめでたい思考をする国民性から抜け出す事ができないのと同様である。
尖閣諸島沖の中国漁船に対しても、異常接近してくる漁船に対して威嚇射撃をするぐらいの度胸があれば国際的には見直されるだろうが、永久にそのような事にはならないだろう。
どうやら、海上保安庁のマニュアルには、漁船に扮装してテロ集団が攻撃してくる事は想定していないようである。
誰かが犠牲にならなければ進歩できないので、2度とこのような事がないようにしたいとか言う言い方がマニュアル化されている国家である。
仮に、尖閣諸島に中国なり台湾なり韓国なりの人達が上陸して占拠した場合にどうするのか、マニュアルには無いだろうから政府の対応が見ものである。
きっと右往左往する無様な姿を見せてくれる事だろう。

映像を流出させた海上保安庁の職員が名乗り出たようだが、現在公開されている情報から想像すると小心者が正義感からの行動のように思われる。
私としては、お金を稼ぐために誰かに映像を売って、それが流れたのだったら気分的に良かったのだが、いかに国家的には気密性のない映像でも、海上保安庁の職員が流したとなると話は別である。
国家公務員としての自覚や責任がないばかりか、取り調べに対しては自分は悪い事をやったとは思っていないと発言しているそうだから、救いようがない。
組織に属する者が、決められた事を無視して勝手に自分の判断で行動する事が許されると思っている点が根本的に間違っている。
これは、組織が反社会的な事をしている事を内部告発するのとは根本的に異なっている。
今回の場合はたまたま機密性に無い映像だったので情報としての価値は無かったが、こんな調子で国家機密を漏らされるのではたまったものではない。

勿論、海上保安庁の情報管理システムに問題がある事もその通りだが、日本の一般的な情報管理は滅茶苦茶で、情報を漏らしても報道陣の前で会社の重役が頭を下げるだけで済ませているのだから、海上保安庁だけを責める訳にはいかないだろう。
それだけ日本国民は、おめでたい(馬鹿、甘い、無知)国民性を持っているのである。
アメリカなどからは情報が漏れる国家として既に相手にされなくなっている。(重要な機密情報は日本には流さない)
話を戻すが、情報を漏らした海上保安庁の職員は組織の中では使い者にならない(危険な存在)ので、即刻解雇すべきだろう。
このようなタイプの人間は、組織には属さないで個人で事業を始めた方が良いだろうと思う。
個人事業でも何でも自由に出来る訳ではないが、国家公務員よりは自由度が高い。
ニュースでは刑事事件として立証できるかどうかばかり重点的に報道しているが、立証できるかどうかに関係なく、自主退職でも解雇でも良いから組織(海上保安庁)を離れるべきである。
ひょっとしたら、この男は自分を英雄気取りに考えているのかも知れないが、組織に残った場合には一生日陰で過ごす事になるだろう。

海上保安庁の職員と同様に、民主党の国会議員の中にも組織の人間として問題の人物がいる。
馬淵澄夫国交相で今回の海上保安庁の情報を流すのを遅らせた件でも問題になっているが、八ツ場ダム問題を白紙に戻すとかいっている恐ろしい人物である。
白紙に戻すと言う意味は、もう一度考えると言う事ではなくて工事を再開すると言う意味である。
八ツ場ダムは民主党が検討した結果中止と決定したもので、それを担当する大臣は決定を早急に遂行できるように努力すべきものなのだが、個人の考えで白紙にすると言うのだからあきれたものである。(そう言えば死刑執行の決済ができなくて落選した法務大臣も居た。)
八ツ場ダムを継続するのが良いのか中止するのが良いのかはさておいて、党として決めた事を実行出来ないのでは論外の行動である。
私の推測では、自分の弱みを誰かに握られて脅しでも受けた結果の発言だろうと思っているのだが、本来ならこんな大臣も即刻解雇なのだが、管直人では無理である。(それを見越しての発言なのだろう)
幸いと言うか、この大臣は尖閣諸島問題の責任を取ると言う形で辞任させるつもりだろうから、結果的には同じ事になるが、どうせなら政府の方針と異なる発言をしたために職を解雇して欲しかった。
円高に馬鹿な市場介入をして日本に大損害を与えた財務大臣ものうのうとしているし、この内閣はおろか民主党政権は長く続きそうもない。
自民党も駄目な政権だったが、民主党も然りである。

2010年10月29日(金)
最近は自分がもうろくしているとしか思えないような事態が次々に起こってて困惑している。
1つには検察審査会と言う物の存在とその決定内容である。
まず、検察審査会の概要をウィキペディアで検索すると以下のように記載されている。
検察審査会とは、検察官が独占する起訴の権限(公訴権)の行使に民意を反映させ、また不当な不起訴処分を抑制するために、地方裁判所またはその支部の所在地に設置される、無作為に選出された国民(公職選挙法上における有権者)11人によって構成される機関。
設置は古いようだが、最近になって注目されるようになったのは2009年に検察審査会法が改正されてからだろう。
2010年1月27日には、明石花火大会歩道橋事故 では、身内の警察をかばって不起訴にしたとしか思えないような明石警察署の元副署長が強制的に起訴されたなどと存在意義があったように思われたが、最近の小沢一郎が強制的に起訴される議決に関しては、疑問に思う点が非常に多い。
前もって断っておくが、私は民主党の支持者ではないし小沢一郎とも何の関係もない人間である。
冷静に考えれば強制的に起訴になった2つの事件とも国民感情を表しているのだろうとは推察できる。

しかし、どちらも強制的に起訴にはしたものの敗訴するであろうことは容易に推察できる。
前者は警察内部の問題は身内をかばう体質がある警察の問題であるし、後者は検察が十分に調べた上での不起訴の判断をしたのだから、今後裁判になっても新たな事実が出る事など有り得ない。
もし、そのような事になれば、検察の捜査がずさんであった事になり、増々検察に対する不信感が強まるだけである。
実際に行われる裁判はセレモニー的な形式だけに終わる可能性が非常に高い。

はっきり言って、検察審査会の決定は時間とお金の無駄使い以外の何物でもないと考えるべきだろう。
こんな事に大切な時間と金を浪費する事は社会的な無駄であり、国家の損失であると思うのだが、私のこんな考えはもうろくしているのだろうか。

国民が参加するようになった裁判管制度と言い、検察審査会の制度と言い、人の真似(アメリカの真似)が好きな国民性によるものだろうが、もう少し猿真似体質から抜け出すことは出来ないものだろうか。
マスコミの報道を見ても裁判管制度では、初めて死刑判決が予想される裁判になったので問題だとか、裁判では死体の残酷性を隠して表示したとか訳の判らないばかりやっている。
死体の状態の残酷性も裁判では参考にするのが本筋ではないだろうか。
以前にも記載した事があるが、日本の裁判管は世間の常識外れの人が多いのは確かだが、だからと言って道を歩いているような人を集めて裁判を行うのが良いのかと言うとこれも常識外れだろう。
検察審査会もくじで選ばれた国民が参加しているようだから同じようなものである。

ここ数年は私には理解出来ない事ばかりが多い。
私が考えている通りなら日本は疲弊していく一方だろうから、将来は真っ暗と言わなければならないだろう。
こんな状況を造り出しているのは言うまでもなく政府官僚と国会議員の連中である。
マスコミにも責任の一端はあると考えてもよい。
私がもうろくしたために、健全な社会の流れについていけないだけであるのなら良いのだが。

2010年9月23日(木)
民主党の代表選挙が終わって、NHK調査の内閣の支持率が発表された。
内閣を支持すると答えている人が、何と65%で鳩山内閣から引き継いだ時の60%を上回っている。
民主党の選挙結果が管直人首相の圧勝した結果の影響を受けているのだと思うが、中身が変わった訳でもないのに、この支持率の変化はいったい何なのだろうか。
私は日本人の何でも右へ倣っていれば安心だの性格は、非常に危険だと思う。
もし、日本人が発展出来な民族であるとしたら、この性格によるものだろうと思っている。
人(他人)の真似をするのは非常に得意だが、自分で独自に物事を考えられない人間は、状況の変化に対応する能力がない。
何をやるにしても、日本人はマニュアル(行動方法)があればそれに従って行動できるのだが、マニュアルに記載されていない現象にぶつかると右往左往してしまう。

例えば最近の韓国漁船と巡視船の接触事故なども良い例で、マニュアルが無いために政府はどうして良いのか判らない。
政府関係者の言う事は一致していて、日本の法律に沿って粛々と対応していくとか前原誠司外相や管直人首相などもも同じ事を言っている。
これが優等生の答弁だと思っているようだが、官僚の考えた答弁が優等生の答弁内容ではなかったようで、船長を釈放しないと中国からの圧力を強めると予告されて、どうしたら良いものかと右往左往している状態である。
NHKなどでも領海内に侵入してきた韓国漁船と巡視船の接触事故とか、きれい毎で話しているが中国では島の所有権を巡っての領土問題になっているのを素直に認めるべきだろう。

私の素人考えを言えば、逮捕した船長は即刻無条件で釈放すべきだろうと思う。
そうしないと事態がエスカレートしてきて、中国政府でも国民の感情を抑えきれなくなるだろうと思う。
中国政府は日本に対して強硬ではあるが、自国民に対しても冷静に行動するようにと言っている事から、今回の事件が中国政府が裏で糸を引いているとは考えにくい面がある。
それを日本の法律に照らして粛々とか言って無暗に漁船の船長の拘留を伸ばしたりするのは、事態を悪化させるだけだろう。
無条件に釈放しても、一部の右翼的な連中を除いて国民から政府が弱腰だとかの批判は出ないと思うが、その程度の事も決断できないでいる。
現在の日本の国力では、中国の力も借りなければ今後の経済も発展も望めない事は明白であり、つまらない対立は起こさないようにすべきだろう。

中国の船長を無条件に釈放してから考えるべき事は、沖縄・尖閣諸島の「久場島」の日本の領海内に中国の漁船が大挙して侵入して来た場合の対処方法である。
通常の国家なら、そうならないように巡視船を大量に増強して警備するのが常識だが、日本の場合は単純ではあるまい。
もし、中国政府もそこを自分の領土として、漁船の警備艇を大量に派遣した場合には、国際紛争に発展する場合もある。
今の政府にはそこまでやる勇気のある人は居ないし、平和ボケしている日本国民も何がなんでも島を守れとは言わないだろう。
現況がどうなっているのかは私には判らないのだが、島周辺は領海侵入の取り締まりは緩くするしかないのではないだろうか。

中国が本気で島を占有しようとすれば容易な事だろうが、国際世論の反発もあるだろうし、そこまでやる可能性は低い。
漁船の船長を釈放する事でひとまず収まってくれるものであれば儲けものなので、直ぐにでも釈放すべきだと私は思っているのだが、この程度の事も今の政府ではなかなか決断できないでいる。
どうせ釈放せざるを得なくなるのだから、さっさと釈放すれば良いものを。

2010年9月16日(木)
民主党の代表選挙は管直人首相の圧勝に終わった。
どちらが選ばれるかは微妙だとは思っていたが、このような大差になるとは思ってもいなかった。
最も意外だったのは、私よりも小沢一郎だっただろうと思う。
行動が早急過ぎる感じは持っていたと思うが、十分に勝算があっての立候補だったのは間違いないだろうと思う。
管直人を再選したのは、結局は民主党のサポーターと呼ばれる人種であり、日本国民の総意とは言えないと私は思っている。
失礼な言い方をさせていただければ、アイドルの追っかけみたいな人種であり、以前に韓国俳優について回るおばさん連中みたいな人種だと私は考えている。
民主党に限らず、共産党や社民党にも熱狂的な支持者はいて熱心に募金をしたりして政党を支えている。
私が特定の政党を支持しないのは、そんな連中を見ていると頭が少しおかしいのではないかと感じるからであり、自分も同類にはなりたくないからである。
もし、管直人首相が使い者にならなかった場合の全責任は、民主党員が負わなければならない。(責任能力の無い人達ではあるが)

話が飛躍してしまったが、私は管直人が再選されたので、これからの2,3年は日本が取り返しのつかない状態になってしまうのではないかと危惧している。
以前から指摘している通り、この人には首相の才覚はなく、ブレインと呼ばれる人の意見を聞きながらしか行動が出来ない人である。
自民党の歴代の首相も似たようなものだったが、社会の状況が現在とはまるっきり異なっている。
誰が首相になっても良い時代はとっくの昔に終わっているのである。
管直人は自らも適材適所とか国民の全員協力とか一致団結とかで言葉を飾っているが、官僚を自分のブレインとしている現状ではもはや先が見えている。
官僚が書いた原稿を読み、官僚が書いたシナリオで、官僚の指示通りにしか行動出来ない総理大臣などというのは、完全にお飾りのあやつり人形である。
もし、このような私がイメージしている通りの人間であれば、真っ先にやるのが行政改革の骨抜きだろう。
折角事業仕訳と言う官僚機構にメスを入れる作業を始めたばかりなのに、あっという間にお茶を濁すような形だけで終わり、天下りも相変わらず目を瞑るような事を平気で行うだろう。
その後は消費税の早期引き上げだけが、官僚が考えている管直人の役割だろうと思う。

数年後の退陣する時に、「結局は何もやれなかった総理大臣だったなあ」ぐらいで終われれば良いが、「あんなひどかった総理大臣は過去に居なかった」と言われない事を祈っている。
管直人首相には申し訳ないが、私はまるっきり期待をしていない。
これ以上に、日本を駄目にして取り戻せない状態にしないでいただきたいものである。

2010年9月9日(木)
民主党の代表選挙は、私が何度も書いてきた通り、適正とか能力で見れば小沢一郎が管直人より優っているのが明らかなのだが、ニュースなどの情報では票は拮抗しているような事を言っていた。
政治家は能力よりも利害関係があるから、すんなりと決められないのだろうが、自分の推した人が代表になれなかったら、相手から差別をうけるのは当然だろうから良く考えて欲しいものである。
前原誠司などは、私はひょっとしたら大物ではないかと期待している議員なのだが、小沢一郎に官僚のいいなりだと言われたのが腹にたっているのか、小沢一郎嫌いである。
もし、今回の選挙で管直人が敗れれば少なくとも2年は政治の前面には出られないだろう。
どちらが当選するのか票を読んで、態度を表明して欲しかった。
勿論、満足に選挙の票も読めない人は、国会議員としては使い者にはならないのだが。
部外者の私の目から見れば、小沢一郎の勝利なのだが、前原誠司は管直人が勝利すると確信しているのだろうか。

NHKのクローズアップ現代では、相撲協会の改革の事を取り上げていたが、こちらも私が何度も書いてきた通り、あの体質では改革など少なくとも20年間は無理である。
競馬もそうなのだが、古い体質の人間が幹部として居座っている限り、入場者数が激減でもしない限り何とかしよう等と言う事は考えないものである。
以前にも書いたのだが、土俵は神聖なものだから女性は土俵に上る事は出来ないなどと考えているのが根本的に間違えている。
私も男女平等だから自由に女性を土俵に上げろと言うつもりではなく、もし昔からのしきたりや伝統を重んじるために女性を土俵に上げたくないのであれば、土俵が神聖な場所だから上げないなどと言わないで、土俵は男の闘う場所だから女性は遠慮して貰いたいぐらいの言い方が適切だろう。
判りやすく言えば、土俵は男子トイレだから女性は入らないで欲しいぐらいの表現である。
NHKの放送内容は、公益法人としての資格云々で終始していたが、金銭の事だけが心配で改革を唱えているような相撲協会に改革は夢のまた夢である。
たかが単なるスポーツの1つに過ぎないのだから、神聖な場所とか力士は賭け事は禁止とかは言わない方が良いのではないかと私は思っている。
暴力団が運営する賭博に参加するのはまずいとは思うが、力士が競輪や競馬をするぐらいは娯楽として何ら問題が無いように思えるのだが。

2010年9月2日(木)
民主党の代表選挙で小沢一郎と管直人が同じ場所で所信表明と言うか対決表明と言うべきかをやっていた。
アメリカの大統領選挙の真似だろうが、日本人は本当にアメリカの真似をするのは好きのようである。
裁判管制度も真似をしてから相当の月日が経ったが、問題点ばかり多くて失敗だったのは明らかだろうと思う。
裁判管に世間ずれをした問題な人が多いので何とかしようと思ったのかも知れないが、無能な人が多いから一般人を混ぜれば良くなるのではないかと言う安直な発想がそもそもおかしい。
確かに今の裁判管は過去の判例で機械的に判決を下す人が圧倒的だが、これなら裁判はコンピュータにでも判決を出させた方がよっぽど増しだろう。
人がコンピュータを操作しているだけだから結果は同じ事だろうが、裁判長の席にスーパーコンピュータ(安物で十分だろうが)を置いて判決させる方が経費と時間を考えれば遥かに安上がりである。

話が飛んでしまったが、小沢一郎と管直人の話を断片的に聞いていたら、管直人は小沢一郎に対して中傷的な発言が多かった。
例えば沖縄問題では、前政権の幹事長を務めていたのに異を唱えるのはおかしいとか、政治と金に問題のある人が政治の舞台に出てくるのはおかしいとかである。
あれだけ中傷しなければならないと言うのは、今回の選挙では相当の危機感を持っているからだろうが、経験的には選挙で相手を中傷するしかない状態の候補者というのは、落選する場合が多い。
今の管直人を見ていると自分の能力や周りからの評価を掴み切れていないようである。
イソップ物語だったと思うが、裸の王様と言う物語があるが、あの王様が管直人そのものの状況であるような気がする。
誰かがあなたは政治家としての能力が無いですよと教えてやらなければ、自分で理解できないだろうと思う。
要は早く言えば単なる馬鹿なのだが、馬鹿な人は自分が馬鹿である事を理解できないのと同じだろう。

どの程度政治的能力が欠如しているかどうかは、例えば円高で市場の動向を注意深く見守っているなどと言えば、能力のある人の発言ならば、直ぐにマーケットは反応をするだろうが、全く反応しない事を見ても、いかに世間的には無能な人間であると見透かされているかだろう。
指導力の無い人間が、どんな事をやっても結果を得る事は出来ない。
小沢一郎が有能な人間であるかどうかは別にして、その点では一刻も早く首相の座から退くべきだろうと思う。
本人はこれからが自分の能力を発揮する時期で、自分には国民の信頼があると言っていたが、支持率が40%前後ではとても信頼されている総理とは言えない。
もう一度何かで失敗すれば、支持率など一挙に20%前後になってしまうだろう。

最後に沖縄の基地問題に触れてみたいと思う。
私は沖縄は地理的条件から見ても極東で異変が起こった場合には、最も重要であると思っていたし、実際にもそうだろうと思う。
その意味で沖縄にアメリカ軍の基地を提供するのは必要であり、日米の安保条約から見ても義務だろうと思っていた。
しかし、あの沖縄県民の執拗な基地反対の態度を見ていると、とても容易に理解が得られるとは思えない。
なぜ、あれほどまでにアメリカを嫌っているのか理解できない点もあるのだが、沖縄問題にはもう少し国民的な議論が必要だと思う。
圧倒的大多数の日本国民が、沖縄にアメリカ軍の基地を提供するのはやむを得ないと考えているようなら、強制執行も視野に入れなければならないだろう。

日本国民の半分以上が、沖縄にアメリカ軍の基地は要らないと考えているのなら、有事の際に問題が起きたとしても、その責めは日本国民にあるのだから、沖縄県民と共に基地提供を拒む選択もあるだろう。
日本人はおめでたい性格の持ち主が多い国だから、万一の場合はアメリカが日本を守ってくれると考えている人も少なからずいるが、一国が自分の国の利益を失ってまで他国を守る事は絶対にない。
沖縄がどんなに戦略的に重要な場所であっても、肝心のアメリカがそのように思っていなければ、それまでの話である。
特に財政赤字に苦しむアメリカにとって、沖縄に駐留する費用が問題になる場合も少なくないだろう。
アメリカにとって沖縄の海を埋め立てて、新しい滑走路を作る事は、滑走路は無いよりあった方が良いぐらいの、どうでも良い事の可能性も十分にあると思う。
仮に沖縄に新しい滑走路を造ったとしても、2,3年後にはアメリカの戦略の見直しや国際情勢の変化によって使用されなくなる場合もあるだろう。
私はアメリカが嫌いな社民党や共産党のような共産主義者ではないが、アメリカのしたたかさをもっと見つめるべきだろうと思う。
八方美人に振る舞っていれば何とかなると考えている中学生レベル的な思考の管直人にとっては、今の状況は荷が重すぎるだろうと思う。

2010年8月26日(木)
民主党の代表選挙で小沢一郎が立候補を表明した。
止むに止まれずと言う感じで立候補したのだろうが、私は賛成である。
その理由として、1つには管直人首相では指導者として能力的に無理である事と2つ目には最近は出しゃばり過ぎている事が挙げられる。
以前にも書いたように、能力的に無理なのは判っていたが、総理大臣をコロコロ代えるのは日本の恥さらしなので、代えるべきではないと思っていたが、最近の円高による経済状況を見てか、注意深く株価の動向を見守る必要があるなどと、官僚の指導の元に財務大臣に指示したとかのでしゃばりのパーフォーマンスを見るに至っては、即刻総理大臣は辞めていただくべきであると実感した。
能力のない人がこんな発言をしたところで、円高や株価に影響を与える筈もなく、口先だけの無能者とである事を決定的にしただけだった。
経済状態も相変わらず危機的状況であるし、一刻も早く職を退いて欲しいものである。

小沢一郎が有能な政治家であるのかどうかは、正直な所は私には判らないのだが、管直人よりは増しであるのは確かだろうと思う。
以前の消費税の発言に対しても、官僚主導で政治を行っていると小沢一郎が管直人を批判したと言っているが、この点に関しては私も全く同意見である。
ひょっとしたら、初めて官僚と対決できる政治家ではないかと私は期待をしているのである。
今の状況は、剛腕な能力の高い政治家が強引に運営していかないと何をやっても好転はしないだろうと思う。
管直人が総理大臣になった時に、60%以上の日本人が支持をしていて私は驚いたのだが、直ぐに能力に気付いたように、やたら小沢一郎を毛嫌いしないでやらせて見てもよいのではないだろうか。
人畜無害な社民党のおばさんが政治家に向いているのかと言うと向いていないのを見ても判るように、嫌われる事がある人と言うのは、それだけの影響力を与える事が出来る人でもあるとの裏返しである。
選挙結果がどうなるのかは不明だが、小沢一郎が党首になることを私は期待している。

2010年8月5日(水)
先週に記載した辻本清美が社民党を離党したのかしないのかさっぱり判らないのだが、単に社民党に駄々をこねただけの発言だったのならお笑いものである。
4日の外国特派員協会の講演で次のような発言をしたとの日経新聞の記載があった。
「日本の政治は流動化する。その中で1つリベラルと言う新しいグループができたらいい。そのために自分をフリーハンドにしておきたい。」言っている意味の解釈が難しくて、私にはよく判らないのだが、「これから間もなく政界の大編成が行われるだろうから、自分は前もって飛び出した。」と言う意味なのだろう。
飛び出せば、直ぐに迎えてくれるものと思っていた民主党の冷たさに驚いていると言うのが、現在の心境に近いのではないかと私は考えている。
無所属で活動するとか言っているが所詮は無理であり、結局は民主党に入党するのだろうが、それなら直ぐに迎えてやれば民主党の人気も多少は上がっただろうに、中学生レベルの管直人首相ではそこまで頭は回らなかったようである。

昨日の党首会談、今日も国会答弁を行っている様子がニュースで報道されていたが、誰が書いたか判らない(恐らく官僚だろうが)原稿にいちいち目を通さなければならない有様で、能力的には当然だとしても、もう少し内容を記憶してから堂々とした答弁ができないものだろうか。
これでは、かっての自民党のお飾り首相達と何ら変わりが無い。
日本の政治家の頂点に立っている人間としては、余りにもみっとも無い(情けない)姿に見えてしまうのだが、誰も何とも感じないのだろうか。
一言で言えば、全てがあいまいな(どのようにも受け止める事が可能な)官僚的糞答弁(かんりょうてきくそとうべん)ばかりだった。

先日行われた党の大会でも、参議院選挙の結果を受けて責任を取れと言う発言をする議員がかなり目についたが、責任を取らなけれならないのは明白だが、では誰が引き継ぐのかがすっぽり抜けている。
目糞(めくそ)が鼻糞(はなくそ)をけなすような感じがして、みっともないだけである。
これ以上政治を混乱させた所で、日本にも民主党にも何のメリットも無いと言う事が判らないのだろうか。
日本の国民は、有能な政治家が現れてくれるのを、じっと我慢して耐えているのだから、民主党の阿呆議員達も少し静かにして貰いたいものである。

最近のニュースのメインは、政治でも相撲の野球賭博でもなく、日本の統計(特に高齢者)が出たら目ではないかと言う事である。
高齢者年金の不正受給の疑いから発覚したようだが、100歳以上に限っても今日までに30人程度が判明しているようだから、支給年齢の60歳台から調べれば、その100倍や200倍は直ぐにでも見つかるだろうと思う。(調べる気は無いと思うが)
今日のニュースでどこかの市の職員が、人間性善説で管理しているからと、どこかで聞いたような言い訳をしていたが、私から見ればお前のような人間が市の幹部職員として収まっているから、腐った行政しか出来ないのだと言ってやりたい。
官僚もそうだが、国とか市とか税金で養って貰っている人間には、まともな思考は出来ないし、彼らには誰も期待をしていない。
これからも、人間性善説とかにのっとって(自分の手抜き(サボリ)の言い訳として)、どんどん税金を無駄使いしてください。

2010年7月27日(火)
社民党の辻本清美議員が同党を離党することを正式に表明した。
7月14日に私は辻本清美が民主党に鞍替えしないのが不思議だと述べたが、賢明な考えだと思う。
社民党は辻元氏の離党届を受理せずに慰留を続けており、29日の常任幹事会で対応を協議すると言う報道だが、辻本清美の気持ちが変わる筈もなく、形だけのものだろう。
まともな国会議員であれば、今の社民党に属していても政治的な活動など出来る訳もなく、万年野党のまま戦争反対、憲法改正反対の馬鹿の1つ覚えを唱えるだけで終わってしまうだろう。
民主党がすぐに手を差し伸べてやれば良いものを、中学生レベルの管直人首相は、記者団に辻元氏の民主党入りの可能性を聞かれ、「大変有能な政治家であるとは思っているが、それ以上申し上げる準備はない」と述べたそうだが、高校生レベル以上の知能の総理であれば、「大変有能な政治家の一人と思っているので、民主党に入っていただけるのなら喜んで迎えたい。」ぐらいは御世辞でも言っていただろうと思う。
この管直人の発言から、今回の離党に民主党が関与してないと言う事がはっきりした訳で、相変わらずの低レベルな発言だったと言える。
(前原誠司が独断で隠密に動き回った可能性は否定できないが)
管直人が、「それ以上申し上げる準備はない。」と語ったと言う事は、「お前が来ようが来まいが、私の知った事ではない。」と言う意味に非常に近い発言であり、苦渋の決断をした人に対して余りにも冷やかであり、これでは民主党員にからも尊敬を受ける事が出来ていないのは当然だろうと思う。
なぜかこの人は、「まさに」と言う日本語が好きらしく、今日のニュースでも連発していたが、私には少々聞き苦しく感じてしまった。
できるだけ早い時期に首相の座から退いて欲しいと私は思っている。

自民党の大島幹事長も相変わらずの低能振りを発揮しており、先日の金賢姫元死刑囚が帰る時も元死刑囚なのにVIP待遇をするのはおかしいなどと発言していたが、これだけピントの外れた考えしか出来ない人も珍しいと思う。
普通の日本人なら、VIP 待遇などでは無くて、万一金賢姫の乗った車が狙撃でもされたりしたら、それだけで日本と韓国の関係にひびが入ってしまうのを恐れての警察(公安当局)が考え出した苦肉の策であるのが理解できるはずである。
北朝鮮のスパイも数多く日本に潜入しているのは間違いがないだろうし、北朝鮮ならそのぐらい事ならやりかねない国でもある。
まさか、護衛車に囲まれながら移動するのでは、それこそ VIP 待遇と呼ばれ兼ねない。
安上がりに空港まで運ぶ方法がヘリコプターであっただけで、こんな事を咎める日本人など大島幹事長ぐらいだろう。

自民党ももう少し国民の支持を得たいと思っているのなら、こんな幹事長はさっさと代えるべきだと私は考えている。
結局は、こんな人しか幹事長にできない谷垣禎一総裁の人望がどの程度のものなのかが判ってしまう事になる。
自民党にも知性派と呼ばれる加藤紘一や中川秀直が居るのだから、なぜこんな人達を起用できないものだろうか。
彼らなら官僚と対決できるだけの才覚は持っていそうな気はするのだが。
女性スキャンダルが多いとかの記載もあったが、それを言うなら管直人首相も同様だろう。
勿論、実際にどの程度の才覚がある人なのかは、私のような外部の人間には全く判らないので、テレビでの見た目だけの判断だが。

2010年7月14日(水)
参議院の選挙が終わった。
民主党の大惨敗の原因を私がどうこう言うまでもなく、多くの人がああだこうだと言っている。
それはさておいて、私は今回の参議院の選挙での大収穫は、管直人首相が中学生程度の知能レベルの人間だと言う事が判った事だろうと思う。
選挙の直前に、あのような形で消費税引き上げの発言をする事が、どんな影響があるのか程度の事は中学生並の知識(知能)があれば容易に想像できる。
それと、発言の失敗に気付いてからの対応が、更に能力の低さを露呈してしまった。
低得者層には税金を還付するとか言って、その額が2転3転するありさまは茶番に近いものだった。
私は管首相には期待を寄せていなかったのだが、まさかあそこまで思考レベルの低い人だったとは思っていなかった。
こんな人が、日本の将来を背負う国家戦略担当大臣として任されていたのだから、早い時期に低レベルが明らかになったのは不幸中の幸いだったと言えるかも知れない。

本来ならば、総理としての適正が無いと言う事で、即刻総理の座を辞任しなければならないのだが、1ヶ月もしない内に又総理が変わったのでは、日本は世界の笑い者どころか恥さらしの国家になってしまうだろう。
日本国民にこれ以上恥をかかせないためにも、後半年とか1年程度は居座って貰わなければならないだろう。
勿論、首相とは名ばかりで完全なお飾りとしての存在であるのは言うまでもない。
以前の自民党の麻生総理のように選挙のためのお飾り首相が、でしゃばり過ぎて党が崩壊してしまったように、周りの言う事に絶対服従する存在に徹しなけならない。
それが出来なければ、又今回のような事態を招いてしまい、民主党は2度と政権の座に就く事は出来なくなると思う。

では誰が管首相の指導者(コントロール役)になるかであるが、官僚と対等に対決できるだけの才覚と度胸と実行力を持っている人と言う事になる。
事業仕訳で明らかになったように、官僚の横暴や自分勝手なやり方を咎めて、横暴な行いを阻止できる人間が必要と言う事になる。
今の民主党の誰にその能力があるのかは、私にははっきりと判らないが、事業仕訳で無駄と指摘された事業を中止に出来る人は一人ぐらいは居るのではないだろうか。
その人こそ、真の民主党の党首にふさわしい人であり、日本の総理大臣としてふさわしい人である。
今回の管直人首相のように、官僚サイドの思考しか出来ないのであれば、日本は一挙に沈没していく事になるだろう。
民主党に限らないので、官僚と真っ向から対決できるだけの政治家が現れて欲しいものである。

話は変わるが、今回の選挙で蓮舫さんの人気はものすごいものだと改めて感じた。
2度握手をしてもらったとかで、中年のおばさんが感激で興奮していたし、あの人にはどこまでも着いて行きますと言う言葉を言う人も居たので人間的魅力の溢れている人なのだろう。
事業仕訳でスーパーコンピュータの予算の時に、日本は2番目では駄目なのですかの発言は名言だったし、私も機会があれば近くで見てみたいものである。
人を惹きつける能力と言うのは、生まれながらに持っている部分があって誰にでもあると言うものではないし、努力して得られるものでもない。
この人が政治家としての情熱を失わなければ、将来は有能な政治家となれるのではないだろうか。
今後が楽しみな政治家である。
自民党の片山さつきも当選したが、この人も1度は地獄を見たとか言っていたので、その経験は貴重な財産になるだろうと思う。
苦労を経験したこの人も有能な政治家になれそうな気がする。
同じく自民党の伊藤ゆかり(?)さんだったと思うが、この人も小泉前首相に振り回されてつらい経験を数多く味わったようだが、苦しい中から立ち上がってきた人には芯がある。
この人にも私は結構期待をしているのだが、果たしてどうなのだろうか。
男には目立つ人がなく、女ばかりにしか目がいかないのは、単に私が男だからだろうか。

女(おばさん)と言っても社民党の福島瑞穂党首はいただけない。
散々民主党の足を引っ張った挙句、「私を罷免することは、沖縄を切り捨てることだ。国民を裏切ることだ」などと言っていたが、当人が見捨てないと言っていた沖縄県人に見捨てられてしまった。
沖縄県の投票率が低いのは決して政治に無関心だからではなく、政治に失望しているからである。
低い投票率ではあったが社民党ではなく自民党を選んだのは、今の社民党よりはまだ自民党の方が増しだと考える人が多かったのだろう。
社民党の党首には風貌にも話にも魅力が無いし、政治家としての才覚もあるようには見えない。
名前は忘れたが、幹事長も時々テレビには出てくるが、これまた同様である。
あれよりは、阿部知子や辻本清美の方がレベルが遥かに上のような気がするのだが、実際はどうなのかは私には判らない。
私は会社務めをしていた関係(電機労連)で、入社時から社会党に投票していたのだが、村山総理の時代から社会党とは完全に縁を切らせてもらった。
この党が今後発展する事は一切ないと思うので、能力のある国会議員は自民党か民主党に移籍するべきだろう。
辻本清美が民主党に鞍替えしないのが不思議なのだが、結局は凡人に過ぎないからなのだろうか。
将来的(現在でもそうだろうが)には、社民党は時代に乗り遅れた人達ばかりになってしまう訳だが、これは致し方のない事だろうと思う。
既に終わってしまった党なのだから。

公明党も共産党も相変わらず人気がない事も確認できた。
組織票しか得られない党なのだから仕方ないのだろうが、これだけ国民に人気がなくても平然と旧態依然としていられるのが不思議である。
公明党は地域振興券などという国民にばらまきを始めた張本人であると思っているし、テレビに出てきた幹部のレベルの低さにはあきれてしまった党である。
最近の山口那津男代表がやっとまともな代表ではないかと思っているのだが、組織でしか動けない党なので一人や二人まともに近い人がいた所でどうなるものでもない。
せいぜい地域の便利屋程度が彼らがこなせる能力の限界だろうと思っている。

共産党も何時になっても成長出来ない党である。
極端なアメリカ嫌いで、極端な大企業嫌いの体質から抜け出られない。
何にでも反対、何でも無料化を唱えていれば国民に受け入れて貰えるとでも考えているのだろうか。
口先だけでは良い事を言ったところで国民には相手にはされないのだが、彼らには元々そんな気も無いのかも知れない。
傍目から見れば、膨大な選挙費用を無駄に使っている馬鹿な党としか思えないのだが、それでも彼ら自身が自己満足できているのなら良いのかも知れない。
どこの国にも民衆の心と離れた異端者のグループは存在するものである。

躍進を遂げたみんなの党には頑張ってもらうしかない。
今後の一挙手一投足に国民の目がある事を忘れないで欲しい。
この党が第3の勢力になる事が出来れば素晴らしいと思っているのだが、もう一山も二山も乗り越えなければならないだろう。
今後を見守るしかない。

最後に自民党に一言述べたいと思う。
民主党のオウンゴールに救われたとか言われているようだが、確かにその気はあると思う。
何と言っても昨年の麻生太郎首相のレベルはひど過ぎた。
最近でも党員からの執行部への不信感は強いようだが、谷垣禎一総裁自身は話せば分る人だろうと私は思っている。
残念ながら幹事長を見ても才覚がある人のようには見えない。
人材が豊富な党なのだから、もう少しまともな人を起用できないものかと思えてしまう。

党員の多くが言っているように、若手の起用をもっと積極的に行うべきだろうと思う。
今回の選挙でも、小泉進次郎や丸川珠代を宣伝に利用するぐらいなら、もっと党の重職に若手の多くを起用しても良いのではないだろうか。
多少経験は不足でも、もうろくした爺(じじい)連中よりは行動力があるので、日本の将来のためにはなるだろうと思う。
今回の小泉進次郎や丸川珠代の一本指を掲げたチラシを見たが、確かに若い人には好感を持たれるだろうが、腕に巻いた緑のリングと一本指を掲げた姿はいかにもヤラセていますと言う感じで、私のような無党派層には反発を買うだけだろうと思う。
誰が考えだした宣伝方法なのかは知る由もないが、下手な小細工はほどほどにした方が良い。
国民は自民党の連中が考えている程、宣伝に乗せられる馬鹿な人間ばかりではない。

最後に大相撲について一言言いたい。
相変わらずのその場しのぎの対策で、随分と国民をなめきった措置だと思う。
理事長代行とか言っても、名古屋場所限りでは形だけであるのが見え見えだし、私には外部からの改善委員会と言うのも相撲協会から仕組まれた連中としか見えない。
詳しい事は判らないのだが、解雇された琴光喜は単なる被害者ではないかと私には思えるし、暴力団の仲介(暴力団の手先)をしたとされる床山は処分されたのだろうか。
今回も結局は形だけを繕うものだろうと考えている。
今後も暴力団の介在は続くと思っているのだが、私にはどうでも良い事なのでこのぐらいにしたい。
あの体質では、10年や20年を掛けても変わりそうはない。

2010年7月7日(水)
内閣の支持率をインターネットで検索してみました。
テレビ局とか新聞社とか色々な機関で支持率調査を行っていて、数値は微妙に異なるのだが、7月3,4日に行った 朝日新聞社 の電話調査では、支持する人が39%、不支持が40%と逆転してしまった。
他の所の調査でも傾向は似たようなものだろうと思う。
私が6月22日に記載した通り、消費税の引き上げ発言がきっかけになっているのは間違いが無い所だろうと思う。
私が予想したよりも早いペースで下落しているので、正直なところ驚いている。

日本の財政は火の車どころの状態を通り越しているほどひどい状態のようなので、やがては消費税の引き上げも必要になるのだろうが、たいした構想もないままに10%値上げ論を持ち出したのは、発言ミスを通り越した問題外の行為であった。
繰り返して述べる事になるが、この発言は典型的な官僚サイドからの提案による発言である事が最大の失態だったと言える。
財政再建を旗印に消費税論議を持ち込めば、自由民主党や立ち上がれ日本を支持している人達の票も得られるのではないかと考えたのだろうが、この考えも典型的な官僚思想(安直に物事を考える体質)の影響を受けている。
つまりは、管直人首相の周辺のブレインと呼ばれる人達は官僚、もしくは官僚出身者である事がバレバレとなってしまった。
もし、この発言を行う前に民主党の幹部(幹事長)と協議を行っておれば、発言する事は止められたと思うし、そもそも今の幹事長に消費税の早急な引き上げを行う構想は無いと思う。

自民党の支持票を得られるどころか、本来得られるはずの私のような無党派層の支持も失ってしまった。
この支持率では、参議院選挙では現在の議席を維持するのも大変な事になってしまったような気がしている。
民主党に幸いしているのは、野党の自民党が全く人気が無い事と公明党や社民党が相変わらずの低レベルな政党であることだろう。
何でも反対の共産党は社会主義を信奉している特別な人しか投票をしないので問題外だし、その他の党は存在感が無くゴミのようなものである。

その中で唯一人気のあるのがみんなの党で、私も最初にこの党の名前を聞いた時は、随分とふざけた名前をつけたものだと思ったのだが、石原慎太郎知事が命名したと言う立ち上げれ日本よりは遥かに良いネーミングである。
何と言っても名前を忘れる事は無いし、投票用紙にも書き易い。
それだけでは無くて、掲げている政策が国会議員の歳費引下げだとか国家公務員の賃金カットなど目標がはっきりしているのも好感を持たれている理由だろう。
私は国会運営のためには参議院選挙は民主党に投票して過半数を超えさせてやるべきだろうと考えていたのだが、無投票(棄権)にしようか迷い始めて、最近はみんなの党に投票しようかと思っている。
こんな考えを持っている無党派層の人達は多いはずだから、今回の選挙ではみんなの党が大躍進を遂げるだろうと確信している。

民主党が参議院で過半数を超えられないのは、日本の政治にとって決してプラスでは無いのだが、それを考慮しても官僚と慣れあいで政治を行おうとしている管首相の姿勢には我慢できないと言う人が多く居るだろうと思う。
それだけ今回の消費税の発言は軽率な発言であったし、もはや取り返す事のできない発言であった。
日本の政治が混迷するのは決して喜ばしい事ではないのだが、能力の無い者(官僚任せの人間)が政治を行う事も決して喜ばしいことではない。
一時の猶予もない世界の情勢、日本の情勢なのだが日本の政治は混乱状態に入ってしまったようである。
なぜこれほどまでに日本には有能な政治家が現れないのだろうか。
無能な官僚を見ても判るように、根本的には社会制度や教育制度に問題があるのだろうと思っている。
そうだとすれば、例え改革しても有能な政治家が現れるまでは10年や20年は必要とするだろう。
沈みゆく日本などは見たくないものだが、それが近いような気がしてならない。

2010年6月22日(火)
参議院選挙を直前にして管直人首相は重大なミスを犯してしまったようである。
ミスとは例の消費税10%値上げ案の発言である。
こんな発言をすれば支持率は10%は低下するのではないかと思ったのだが、早々に行われたNHKの支持率は49%だった。
恐らく、参議院の選挙の直前では、40%程度まで低下するのは確実ではないかと私は考えている。
そこからズルズルと低下傾向になるのか踏み留まれるかは今後の政局運営次第だが、50%以上になる事はもはや無いだろうと思う。
本人も発言の失敗に気づいて、消費税の値上げは早くても2、3年後になるだろうとか、値上げの際には国民の民意を問うだとか言っているが、もはや悪あがきであり傷口を広げるだけに過ぎない。

なぜこの発言が問題なのかと言うと、確かに税金が上がる点で反発している人達も数%はいるだろうが、発想が官僚的過ぎるからである。
お金が無いから税金を上げて対応しようと考えるのは、官僚そのものであり、この提案も官僚サイドから出たものだろうと思われる。
薬害エイズ問題では官僚と対決する政治家と思われてきた人だったが、実際は官僚の擁護派の人であり、天下りに対しても心の底では容認する人である事が今回の発言ではっきりした事が人気の低下につながっていると考えている。
本人も官僚とは対決するのでは無く、利用するのだとか言っているようだが、官僚の手を借りなければやっていけない人間であるのは確かだろう。
今回も、安定した社会保障制度を維持するためだとか口では言っているが、具体的な数字の裏付けがある訳でもなく、取敢えず早期に10%まで値上げして足りなかったらさらに5%でも10%でも値上げしようとの魂胆が見え見えである。
今回の発言が、練りに練った計画ではなく、共産党の言うように何に使われるのかも判らない状態での発言であるのは間違いがない。

鳩山首相から管首相に変った瞬間に60%以上もの支持率になって私も驚いたのだが、ようやく本来の支持率に戻ってきた気がする。
こんな発言をしたのは、望外の支持率を得た自惚れと消費税の値上げを言う事で自民党などの野党の支持票を取り込めるのではないかと考えたからだろうが、はっきり言って甘かったし大失態だった。
もし、もう少し自民党がしっかりしていたなら、参議院選挙では大敗北を喫する所だったと思う。
参議院選挙の結果予想だが、やはり私が最初に考えていたように現状維持程度が精一杯ではないだろうか。
自民党もあのざまでは現状維持がやっとだろうし、どう言う訳か人気のあるみんなの党が比例区で大躍進を遂げるではないだろうかと考えている。
民主党(管直人)にはもう少し官僚と対決する姿勢を見せて貰いたかった。
正直な所、官僚と慣れあいでしかやっていけない管直人には失望を感じている。

これでは枝野幹事長とも根本的な面では一致しないと思うので、長命政権になる事は無いだろう。
私が以前に述べた通り、どこにでもいる普通のスケベな中年おじさんなのではないだろうか。
最後に相撲の野球賭博について一言触れたいが、何年か前に 伝統の弊害 で述べたように力士は単なるスポーツマンの集まりである事を相撲協会は理解していない。
国技だとか伝統だとかばかり言い続けても、若い力士には通用しないし、親方と呼ばれている人間自体がそもそもお手本になるような人達ではない。
それが悪い訳では無くて、それが普通の人間であるだけである。
私は相撲には興味のない人間だが、朝青龍も辞める必要はなかったと思っているし、今回も暴力団の手先になっている人間以外は辞めさせる必要は無いと思っている。
しかし、過去の事例から考えれば野球賭博に関わった力士は辞めさせる以外になくなってしまったと思う。

名古屋場所も常識的(今までの相撲協会のやり方)に考えれば中止するのが当然なのだが、これすらもあっさりと決められない相撲協会の幹部と言うのは阿呆が揃っているのだろうと思う。
高校野球なら問題を起こせば、考えるまでもなく即刻出場は辞退するのが常識となっている。
まして国技(相撲協会の言い方だが)などと言っている相撲が、これだけの不祥事を起こしながら、平然と開催出来る訳がないだろう。
相撲協会の幹部の頭にあるのは、暴力団がどうのこうのよりも興行収入が減少するのが心配なだけだろう。
今回を機会に、相撲も他のスポーツと同格に扱うべきではないかと思うのだが、今もって神聖な土俵には女は入れないそうだから、少なくても後20年ぐらいは変化する事は無いだろうと思う。
相撲関係者はお金は有り余っている人が多いみたいだから、もう少し入場料を安くするとかしても良いのではないだろうか。
私は100円で入場出来ても、多分見には行かないだろうとは思うのだが。

2010年6月10日(木)
管直人の政権になってからNHKの世論調査で支持率が発表されていた。
50%もどうかと私は思っていたのだが、60%の支持率だったのには多少驚いた。
人が変わっただけで中身は一緒なのに、この期待感の違いはどこからくるのだろうか。
内閣の人事を見て見ると、確かに国民の喜びそうな人事にはなっている。
蓮舫行政刷新相、枝野幹事長、仙谷官房長官の起用は国民受けしそうな人事だからである。
私は参議院選挙は民主党が大勝利とはならないと思っていたのだが、確かに今直ぐにやればそれなりの票は得られそうである。

そんな事より、郵政関係で国民新党が本性を表し始めてきたようである。
今国会の開催を伸ばしてでも郵政法案を通せと民主党に脅しをかけているのである。
以前にも書いたが、どうせ献金目当ての国会議員が集まっている党だろうから、今通らないと具合が悪い事にでもなるのだろう。
さすがに民主党はそんな脅しにはのらないで、法案は先延ばしをするつもりらしい。
私は廃案になっても良いと思っているぐらいである。
社民党もそうだったが、得体の知れない政党と連立を組むのは程々にした方が良い。
もし、脅しに屈したりでもしたら、支持率などは一挙に半分になってしまうだろうと私は思っている。
国民を甘く見てはいけない。

【追記】
結局、国民新党のごり押しに負けて郵政法案は参議院選挙後に成立を約束させられたようである。
管直人も結局は、鳩山と同じ軟弱な人間だったと言う事である。
ただのスケベな中年のおじさんを60%以上もの人が支持する理由が私には到底理解できない。
どこに期待できる要素を見出せるというのだ。

参議院の選挙に過半数を取る迄の空約束だろうと見る人が居るかも知れないが、私が見る限りでは管直人はそれほどの大物ではない。
蓮舫行政刷新相、枝野幹事長、仙谷官房長官がとんでもない大物政治家でもない限り、そのような事にはならないだろう。
嫌われている小沢一郎や、前原誠司ならひょっとしたらやるかも知れないなと私も思うのだが。

2010年6月2日(水)
鳩山首相が辞任した。
最近の支持率の低下で、ストレスから病気になるか、ひょっとしたら辞任するのではないかと思っていたのだが、その通りになってしまった。
結局は柔なお坊ちゃま総理だった事がはっきりした訳である。
参議院選挙対策のためである事は明白で、こんな小手先の対策で国民をコントロールできる筈は無く、日本の官僚も最低な人間ばかりだが国会議員も同等な人達ばかりだったようである。
民主党の参議院選挙対策としては、最悪の方法を選択してしまったと私は考えている。
なぜなら国民の支持率は見た目の変化ではなく、政策と実行力で得るべきものだからである。
国民の支持率などは変動の大きいものなので、長期的な視点にたって見るべきものなのに、目先の選挙(自分の当確)の事しか考えられなく、しかも単純思考ばかりするアホ議員が民主党には多く居たと言う事だろう。
必然的に管直人が総理になる可能性が高いが、私は存在感(大物感)を示せる政治家にはなれないのではないかと危惧している。
もし、この小手先の対策で参議院選挙が民主党の大勝利になるようであれば、私は耄碌(もうろく)しているのは確かなのでこのコラムは閉鎖する事にする。
自民党がもう少しまともな言動が出来る党なら私ももう少し枕を高くして(自分の考えに自信を持って)眠れるのだが、あのざまでは国民の支持は得られそうもなく、躍進を期待する事が出来ない。
私の競馬予想的な感覚で参議院選挙の結果を予想させてもらうと、現状維持にみんなの党とかの躍進分が加わる程度と見ているのだが、果たしてどんなものだろうか。
現在確かに言える事は、世界中の国から笑い者の国家呼ばわりされている事である。

2010年6月1日(火)
今日のニュースを見ていると、社民党が連立から離脱したことで鳩山首相の責任問題が取りざたされているとの報道だったが、誰がこのような事を扇動しているのだろう。
一部の民主党議員が、このままでは参議院選挙を戦えないから、辞任しろと言っているようだが、そもそも社民党自体が、首相の首のすげ替えでは問題が解決しないと言っているのだから、笑い話にもならない。
以前から民主党の中には、共産党の考えに近い人や内部を掻き回す事が好きな人達が多いと思っていたが、そんな人達をあぶり出すには良い機会だろう。
社民党のおばさんは、罷免された時に総理は私を切り捨てたとか言っていたが、あれだけ大っぴらに反対をして切り捨てたはないだろう。
もし、あれだけの事をやって切り捨てられないと思っていたのなら、幼稚園児程度の思考能力しかないと言える。

マスコミが結構大々的に鳩山首相の責任問題を取り上げているので、世論の動向がどうなるのか私には推測出来ないのだが、以前に書いたように国民は理知的であり冷静だと思うので、鳩山首相に止めろとの声は湧きあがってこないのではないかと思える。
だいたい、代わりになる人材が民主党に居るのなら別だが、小沢一郎では国民の人気が無さすぎるし、管直人では余りにも迫力が無いし、前原誠司では若すぎるだろう。(敬称略)
その他には、私には総理の器のある人は見えない。
それと、こんな時に又首相が変わりましたなどと言ったら、外国の笑い者のなるだけではなく、日本人の知能や良識を疑われる事になる。
知能が疑われるのは、社民党のおばさん程度に留めておいた方が良いと私は思う。(疑っているのは私だけかも知れないが)

沖縄問題よりも私は郵政の改革の強行採決の方が遥かに問題の程度が大きいと思う。
大した審議もしないで強行採決したあのやり方は、かっての自民党のやりかたそのものであり、官僚と官僚の手先となっている国会議員そのものの姿である。
恐らく、国民は今後に大きなつけを払わされる事になるのは間違い無いだろうと思う。
(郵貯で集めた膨大な資金の多くは国債の購入に回されるが、財政の悪化(経済の低迷)している日本では国債(借金)の穴埋めのために大幅な増税を行わなければならなくなる。)
私は自民党は嫌いだったが、郵政の民営化には賛成だったし、この点だけは竹中平蔵の考えを支持してきた。
(郵貯で集めた資金が国家のためにだけ使われるのではなく、民間に流れる事によって経済の活性化が期待できると考えたから。)
結局は亀井何とかに振り回された結果だろうが、強引に決定できるような内容ではなく、十分に審議を尽くすべきだった。
お金(政治献金)目当てに尻尾を振って動き回る国会議員には無性に腹が立ってくる。
あのやり方を見ていると、私が今後民主党を支持する事は永久に無いだろうと思う。

2010年5月25日(火)
社民党の党首の行動に対しては今まで私は批判してきたが、今日の沖縄を訪問をして政府の方針に反対するために頑張りましょうと言うに至っては、もはやあきれ果てて言葉もない。
今までは多少知能指数が低い程度の人だろうとぐらいにしか思っていなかったが、ここまで公然と反対するようでは野党以上の馬鹿げた行動だと言わなければならないだろう。
これほどまでに政府の方針に反対なのであれば、社民党はただちに連立から離脱すべきだろう。
沖縄の民意がどうのこうのとお茶を濁すのではなく、以前のようにアメリカの帝国主義批判を前面に掲げて基地建設の反対を唱えるべきだろう。
まさか社民党の党首が独断で行動をしている訳は無いので、このような行動は社民党の総意だろうと思う。
一刻も早く連立から離脱して堂々と沖縄県民と反対行動を行うべきである。
そして社会に自分達の行動の信を問うべきである。
それならば、私も勇気ある行動としてそれなりの評価はするつもりである。(あくまで行動に対してだけだが)

民主党も社民党がいつまでも連立から離脱しないのであれば、連立を解消すべきである。
主義、思想の根幹に関わる事で、これほどまで考えが異なっている党とは数合わせのためだけだと言っても連立は無理である。
鳩山首相も何時までも友愛の精神が大事(話し合いが大事)であるなどと言いながら、このまま放置すべきではない。
社民党を何時までも抱えているようでは、党首の指導力の無さや統率力の無さを問われ民主党の支持率は増々低下するだけである。
社民党のおばさんがどれほどの覚悟で行動をしているのかは知る由もないが、私が見る限りでは自分の行う事の重大さを理解していないで、目立ちたいだけの単なるパフォーマンスのように思えてならない。

どうやら社民党は自分の首を自分で締める事で、終焉の時を迎えてしまったようである。
今の日本国民は社民党の人達が考えるよりも遥かに理知的であり、冷静なのでこのパーフォーマンスに踊らされる人は少ないと思う。
もしこんな事で社民党支持率が上がったとしたら、私は今後福島党首を馬鹿にするのは止めて天才と呼ばせていただこうと思う。
自分の偉そうな発言は今後止める事を誓っても良いが、間違ってもそんな事(社民党が見直される事)にはならないと思う。

遥か以前だが私の支持政党でもあり、存在意義があった党だったのだが、なぜこれほどまでに無能な集団の党になってしまったのだろうか。
社会主義の衰退も一因としてあるのだろうが、結局は人材に恵まれなかったのだろうと思う。

2010年5月7日(金)
徳之島の市長3人が鳩山首相面会を果たして住民の反対の署名を首相に手渡した報道がなされていたが、鳩山首相がはいそうでうかと引き下がるはずはなく、当然奥の手を考えていると思うので今後の推移を見守りたい。
以前にも記載したのだが、民主主義は民意を反映しなければならないものであるなら日本国民の民意はどうなのかをもっと議論すべきだろうと思う。
社民党のおばさんのように連立の足を引っ張る事ばかりしているのでは、益々混乱を増強させるばかりである。
いくら落ちぶれた党とは言っても、もう少し増しな人材がいないものだろうか。

2010年5月6日(木)
以前に鹿児島の徳之島の市長3人が鳩山首相面会を拒否している事に対して非難の記事を書いたが、あの態度は世論の反発も招いたらしく今日は首相に会うために壮行会を行って明日首相官邸で3人が面会をするらしい。
反対者の署名を手渡されてだいぶ威勢は良かったが、田舎の市長の事だからどうなるかである。
自民党の時代だったら、金を餌にして手なずける事を考えるかも知れないが、お金は非常に効果がある反面、政権が崩壊する危険な要素も含んでいる。
私が鳩山首相の立場だったらお金で人を釣るのではなくて別な事を考えるだろう。
まず、3人の市長の徹底的な身辺調査を始めるだろう。
スキャンダルはないのか、法律に違反した行為をしていないか、過去に違反した事はないのかなどである。
鹿児島辺りの田舎の市長選挙などと言うのは、私の単純な考えでは買収行為は当たり前だろうと思うので、どの市長でも叩けば埃の1つや2つは出てくるのではないだろうか。
もしそんな事例があれば、これが公になればあなたの市長としての地位は御終いですよぐらいの事をちびりちびりと言えば、アメリカ軍の基地の必要性を何時間もしゃべるよりは、遥かに効果的な説得になるだろうと思う。
俗に言う司法取引で人を操る行為だが、人を強引に説得する手法としてはなかなかのものだろうと思う。
脅しに屈せず、自分が失職しても民意を貫ける市長などは、鹿児島には存在しないと思う。(最初から逃げ腰だったのだから)

又、鳩山首相がそのぐらいの事がやれなくては、指導力は0に等しいと言えると思う。
意気揚々として出かけた市長が、急にトーンダウンしてしまう姿を見たいものである。
仮に説得に失敗すればアメリカも鳩山政権を見限るだろうから、鳩山政権は御終いとなるだろう。
たかが田舎市長3人の問題ではなく、鳩山政権にとっても、民主党にとっても正念場であり、国民は政権に信頼できるか最後の判断を下そうと注目している、

2010年4月28日(水)
沖縄のアメリカ軍の基地移転問題で政府も具体的に動き出したようである。
実情は鳩山首相が5月末までに決着したいと言う望みは消え、首相一人が孤立無援の状態になっている。
マスコミも政治評論家も今回は傍観者となって鳩山首相の一人芝居が終わるのを眺めている。
私は民主党員ではないのだが、自分が鳩山首相の立場だったらどうするだろうかと考えて見た時には、やはり群馬の政治家がやったように、さっさと職をほっぽり投げてしまうと思う。
嫌な事からは逃げ出すと言う解決策が、当事者にとっては一番楽だからである。
そんな人間は当然政治の表舞台には2度と立つ事は出来ないだろうが、支持者に嫌われない限り政治家の看板だけは掛け続けられる。
当然社会のゴミ的な存在なのだが、本人は自分が政治家のゴミ(役立たず)である事に一生気が付かないだろう。

もし、鳩山首相が逃げだしたりノイローゼになって職を辞するような事にでもなろうものなら、民主党の政権は今回限りになるような気がする。
今回の問題の解決の見通しが立たないのは小学生でも判るような状況になっているが、政府関係者もマスコミも政治評論家も誰一人としてアメリカ軍の存在が必要であると擁護する人がいない事が不思議である。
沖縄県の基地の近くに住んでいる人から見れば、一日中騒音に悩まされ、時には婦女暴行騒ぎにもなるアメリカ軍の存在は迷惑以外に何者でもないので出て行って欲しいと思う気持ちはわかるのだが、日本全体から見た場合に、沖縄県人の総意が日本人の総意として良いものであるかどうかをもっと議論すべきではないだろうか。
日本人の全員が、社民党のおばさんが考えるようにアメリカ軍はグアム島に行って欲しいと本当に考えているのだろうか。
私のあさはかな考えでは、アメリカ軍は沖縄に駐留している意義は大きく、仮に中国が台湾に侵攻しようとしても、沖縄にアメリカ軍が居ると居ないとでは大違いではないかと思えるのである。
良い意味でも悪い意味でもアメリカと言う国は、強引にもの事を進めるのでそれを脅威に感じている国は多い。
日本の自衛隊のように、おぼっちゃま育ちの軍隊では、外国からも甘く見られているだろうし、いざと言う時にも頼りにはならないと考えていた方が良さそうである。

アメリカ軍の基地移転問題で民主党が大失敗をするのは必然のように思われているが、私はまだ望みはあるだろうと思う。
それは、アメリカが民主党を見限らないで何とかしようと考えた場合である。
もう少し自民党がしっかりしていて国民の支持が高ければ、アメリカは間違いなく民主党を見限っただろうが、現在の自民党を見ていると長期政権を維持した政党とはとても思えないような状態である。
アメリカは2つの党を天秤にかけて、どちらの党が自分達に都合が良い党なのかを見極めようとしている最中だろう。
結局はあきらめないで最後まで努力を続ける党が、生き延びる事ができるのではないだろうか。
やたら泣き言ばかりを言う人間が使い物にならないのと同様である。
民主党にも Never Give up の精神が必要なのである。
結果的に散る事になっても、無様な散り方はして欲しくない。

【追記】
今は中国が台湾に侵攻するなどと言う事は絶対にないだろうと考えるのが常識だが、現代の戦争はその国の中心部をピンポイント攻撃するだけで事足りる。
テロ集団の活動を装って政治の中心部を破壊し、混乱時に占領してしまうと言う方法なら比較的容易に達成できる。
北朝鮮でもミサイルに核兵器を搭載して堂々と(見え見えの状態で)日本を攻撃する可能性も1%以下ではないだろう。
独裁者が自分の死期が近いと知った場合には、やけくそに何をやるか判らないぐらいに考えていた方が良いだろうと思う。
軍事評論家は、北朝鮮の場合は攻撃した途端にその国は消滅する(報復される)だろうから、結局はやれないだろうと言う考えのようだが、偶発(例えばミサイルの誤発射など)から戦争に発展する場合も過去の歴史にはあった。

日本と中国でも海底油田の開発ではもめているし、日本と韓国の間でさえも竹島の問題では対立している。
この問題がこじれても、日本側は軍事的な行動は取らない(取れない)ので戦争にまで発展する事は無いと思うが、銃撃戦ぐらいの事は発生するだろうから、ここでもアメリカ軍が駐留しているかどうかは大きな意味を持つだろう。
社民党のおばさんが考えるように、アメリカが単純に日本から出ていく事が最良の策だとは私は思えない。

2010年4月20日(火)
3月28日に沖縄の基地問題が成功解決する場合もあるのではないかと書いたが、交渉失敗は明らかになったようである。
どうやら、鹿児島県の徳之島に移設する案が鳩山首相の切り札だった節があるが、県民も米国も同調する兆しは全くなく反対集会が大規模に行われている有様である。
アメリカのオバマ大統領との鳩山首相との直談判も不発に終わったようであるし、民主党の支持率の低下と共に政権への信頼性は益々低下を加速させている。
もし、自民党がもう少しまともな政党だったならば、支持率の大逆転が起きるのだろうが、相変わらずの低レベルな人達ばかりなので、民主党にケチをつけるぐらいしか能がない。
自民党を見切って新党も出現してはいるが、海のものとも山のものとも判らない状態では、支持する人などはいない。

超ウルトラな解決策でも現れない限り、沖縄の基地問題は解決しそうもなく、そんな解決策があるとも思えない。
政治の混迷は結局は日本の混迷であり、有能な政治家や官僚に恵まれなかった日本の力は低下する一方だろうと思う。
ネットを見たら、鹿児島の町長2人が鳩山首相が訪れても会う必要は無いなどと言っているのだから、田舎の町長は首相と同格だとぐらいにしか考えていないようである。
田舎人間の言う事と言ってしまえばそれまでだが、自分が代表だと思っているならば堂々と会って基地に来て貰いたくない理由を述べれば良いではないか。
余りにも情けない態度にがっかりしてしまう。

こういった基地の問題を解決出来ないのは、日本人の心が政治家や官僚の心と離れすぎているからである。
アメリカとの安全保障条約は日本にとって重要であり、アメリカと協力していかなければやっていけないと多くの国民が考えているならば、こうはもめないだろう。
基地は必要だが、自分の所では嫌だという単なるエゴイズムだけでは無さそうである。
連立を組んでいる社民党のおばさんでさえも沖縄に基地を撤去するために頑張りましょうとか言っている程だから、一般人に基地の必要性を説いても無理である。
私自身は、現在のように極東の情勢が不安定な状態では、日本が侵略や核の攻撃を受けた場合は当然だが、極東で異変が起こった場合は情報収集活動や最低限の軍事力は不可欠であり、そのほとんどをアメリカに頼らなければならないだろうと思っている。

誰でも自分の所に汚水処理場やゴミ焼却場は作って欲しくは無いのだが、これは必要不可欠なものである。
誰かが嫌な思いをしてそれを受け入れなければならないのである。
今回のように地域性も限定される状況では、受け入れるのは日本ならどこでも良いと言うものではない。
今からではもう遅いが、もう少し国のあり方や安全保障について国民が話し合ってある程度の理解(コンセンサス)が得られている状態にしておくべきだった。
そうならなかったのは、教育の問題もあるのかも知れないし、日本人の国民性に原因があるのかも知れない。
戦争反対、平和維持と叫ぶのは簡単だし、誰でもそれを望んでいるのだが、それを維持するためにはどれだけ数多くの犠牲と教訓を学んできたことだろう。
結局は話し合いでしか解決する方法は無いのだが、会うのも嫌だと言う馬鹿な人間は鹿児島の人達だけであって欲しいものである。
田舎の人間の考える事だから、自分に会うためには手土産でも持ってこいと言いたいのだろうか。

2010年3月28日(日)
沖縄の基地問題を始めとして最近は郵貯の問題が湧きあがって鳩山政権の支持率は急落しているようである。
以前に書いたように、沖縄の基地移転問題は失敗すれば政権崩壊は確実なのだが、成功すれば評価が上がる事は確実で、私はそれは無理だと思っていたのだがひょっとしたら成功する可能性もあるかも知れないと最近は考え始めている。
ただ、社民党のおばさんがグァム島へ移転だとか相変わらずアホな事を言っているので、失敗する可能性の方が高いだろうと思うのに異論を挟む人は少ないだろうと思う。
もし、これが大成功するような事になれば民主党が見直されるのは間違いがなく、沖縄問題が民主党の今後の生命線になるのは間違いがないだろう。

郵貯の問題は連立を組んでいる代表の亀井何とかと言う人の問題点が表面化しているだけで、沖縄問題の社民党、郵政問題の国民新党と連立がいかに危険なものだったかが表面化した。
社民党はもともとは社会主義の党であり、国民新党は党の規模が小さいだけに特異な人間の意見が突出して出てくる。
あくまで推定ではあるが、郵便局の関係者から自分への政治献金目当てで、やたら動き回っているのだろうとする見方で間違いはないだろう。
見るからに欲得の大きそうな感じの人で、国民の多くからも嫌われている人である。
とんでもない人を大臣にしているので、この問題は場合によっては民主党の命取りになるだろうと思う。
連立が必要であったのは人数の点から避けられなかったのかも知れないが、まさに連立は毒と薬の存在である。
薬が毒になった瞬間に、沖縄問題がどうなるのか以前に、民主党は頓死してしまう。
既に毒は飲まされてしまったかも知れない。

2010年2月24日(水)
テレビのニュースではバンクーバーでのオリンピックをNHKが毎日取り上げて放送しているが、カーリングを見ていると全く素人の私が見ても世界のレベルからは程遠いようである。
あれだけ連日トップで取り上げているのだから、当然メダル取れるレベルにあるのだろうと思っていたのだが、試合を見ているとミスと言うよりも、それが実力であるのがはっきりと見て取れる。
ひいき目に見ても世界レベルの7,8番手だろうと思う。
こんな勝てそうもないレベルの試合を毎日見させられるのでは、同じ日本人としてみじめな思いをするだけなので、もう少し世界のレベルと並ぶ試合を中心にして放映して欲しいものである。
世界のトップレベルと互角なのは浅田真央なのだが、NHKはどうやらキム・ヨナが好きらしく互角には扱っていない。
仮に互角でなくても国営放送と名のつく放送局なのだから、浅田真央を大々的に応援して欲しいものだが、あの覚めた第三者的な扱いはいったい何なのだろうか。
私が、NHKを好きになる事は一切無いだろう。
明日のフリーの演技では、キム・ヨナがこけて、浅田真央が金メダルを取って欲しいと心から願っている。
それが応援と言うものだろう。
安藤美姫も日本人だが、残念ながら浅田真央のレベルには程遠い存在なので、良くて3着までだろうからどうでも良い気持ちだ。

2010年2月16日(火)
今日の7時のNHKのニュースを見ていたら、女性が酒に酔ってホームから線路に転落し、電車に轢かれる寸前に24歳の男性が線路に飛び降りて女性を線路と線路の間に寝かせ、自分はホームの下の窪んだ所に入って無事だった事が報じられていた。
駅では単純に感謝状で済ませる程度の出来事ぐらいにしか捉えていないようだったが、命掛けの行為に紙切れ一枚はないだろう。
同様な事故で助けようとして、今までも何人もの方が亡くなっている。
今回は運良く誰も死んだり、大怪我をしないで済んだが、多くの点で反省しなければならない点がある。

まず、当事者の女性自身だが病気ではなく酔っぱらっての酩酊状態で線路に落ちた点が問題である。
なぜ、そこまで酔っぱらう程飲んだのかである。
誰とどのような目的で酒を飲んだのかは不明だが、自分の身内の人との会合であるなら言語道断の行為である。
そのような行為で自分だけが死ぬのは仕方無いとしても、今回は一人の青年を一緒に巻き込む所だった。
もし、会社の宴会とか付き合いで飲まされたのなら、そんな会社はさっさと辞めた方が良い。
低俗な会社の多くは、女性を酔っぱらわせて何かしようと企む人間も数多くいる。
そんな会社に長く務めていても、心も体もずたずたにされるだけである。

青年に感謝状をあげた高円寺の駅長にも一言を言いたい。
何か青年にあげなければと考えたのだろうが、いくら何でも安っぽい感謝状ではいかがなものだろうか。
これ程度なら何もあげない方がまだ増しだろう。
NHKの報道によると、女性が線路に落ちた時に何人かの人は非常停止ボタンを探したそうだが、見つからなかったような事を言っているので、ひょっとしたら非常時の体制に問題点があるのではないだろうか。
いたずらが多いので非常停止ボタンをつけないでいるようなら、これも言語道断の行為である。
そうであれば、自分の判断ミスで大惨事になる所を青年によって救われたのであるから、感謝状ではなくて自分の無料パスぐらいは青年に進呈すべきだろう。
駅構内で死亡事故が起これば左遷や降格程度では収まらなかったかも知れない事を良く考えて欲しい。
この駅には問題がありそうなので、早急に安全対策を見直すべきだろう。

政府関係者にも一言述べたい。
国民栄誉賞とか文化勲章とか毎年よぼよぼの爺さん婆さんに与えているが、真の国民栄署賞に値する人と言うのは自分の生命を投げうって人の命を助けりするこんな青年の事を言うのである。
勲章が欲しく欲しくて堪らない人にあげるのは一向に舞わないが、このような人に対してももう少し褒め称えてあげるべきだろう。
若者は勲章などには一切興味は無いから、ビール一年分とかカップヌードル1年分ぐらいはあげても罰はあたらないと思う。
毎年行われる文化勲章の行事には、私のようにうんざりして飽きている人も大勢いる事を少しは考えて欲しいものである。

最後に勇気ある青年に一言贈りたい。
君が言うように、無我夢中だったとか自分がやるしかないと思ったと言うことは良く理解できる。
ひょっとしたら自分が死ぬかも知れないなどと少しでも考えたら、足がすくんで線路に飛び降りる事は出来なかっただろう。
私も含めて、大多数の人がそうなるのだが、君には危ない人を救ってあげたいと思う心があったし、それを行動する勇気もあった。
今の日本で失ってしまったのは、君のような他人を思いやる心を持っている人である。
君のような若い人達の中にも、そんな心を持っている人がいるんだと思って嬉しくなった。
日本はまだまだ見捨てたものではないかも知れない。

2010年2月4日(木)
朝青龍が引退すると言う。
本人は辞めたくなかったようだし、さぞかし心残りだっただろうと思う。
暴行問題で理事会に散々問い詰められ、親方も引き止めなかったのだろう。
町の声では年配のおばさん2人が辞めて当然だとか言っていたが、男ならあの程度で辞める必要はなかったと考えるだろう。
もし、暴行問題で辞めなければならない事態があるとしたら、相手を死なせてしまったとか、手や足の骨を折るなど重傷を負わせたとかだろうが、そんな報道は無いようである。
私は相撲には興味がなかったのだが、最近の横綱2人の相撲は面白いと思って見ていた。
かなり本気を出して闘っているのが見ているものにも伝わってくるのである。
あれを見れば朝青龍の八百長問題などは、消し飛んでしまう。
八百長をしていたかどうかは不明だが、八百長などをしなくても十分に勝てる力は持っている。

小沢一郎の献金問題もけりがついたようである。
西松建設から5000万円と言う金を小沢一郎が貰った事を証明しようと検察は検証したようだが、無理だったようである。
小沢一郎が持っている4億円の金の出所も当然調べたのだろうが、疑問を感じる点は無かったと言う事になる。
私は5000万円を貰ったのだけは事実だろうと思っていたのだが、これも作り話だった可能性が高くなったと思う。
これでは検察の大失態ではないだろうか。
検察が作り話をしたとは思えないので、西松建設の幹部の話と言うのが作り話だった事になる。
こんな作り話に乗せられて踊らされた検察のアホウ振りにはあきれるばかりである。

もし、金を受け取っていないと言う事が確かなら、小沢の秘書連中も辞める必要などは全く無い。
単に検察のメンツを保つために起訴しているようなものだからである。
朝青龍にしろ議員秘書にしろ辞める必要のない人間に対してどうしてこれほどまでに辞めろ辞めろと騒ぎ立てるのだろうか。
いつから日本人の心はこんなに狭くなってしまったのだろうか。
沖縄問題でも自民党の農林水産大臣だったかをやった男とか町村なんとかと言う議員がやたら民主党を批判しているが、自分が大臣だった時は何ひとつやれなかったくせに、人の批判だけはこうも派手にやれるものだとあきれてしまう。
てめえが何も出来なかったくせに、人の批判ばかりするなと私は言いたい。
くだらない事でいちいち辞めなければならないなら、お飾りだけの自民党議員の集まりのようになってしまうではないか。
屑人間ばかりが残って、これ以上日本を腐らせてしまうのはもう勘弁してもらいたい。

2010年2月1日(月)
私が絶対に自信のあった予想が見事に外れてしまった。
競馬の話では無くて、貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会の理事選挙で当選した事がである。
私に取っては喜ばしいことなのだが、あの古い体質の相撲協会では絶対に当選は無理だと思っていた。
本当に200%当選は無理だろうと私は考えていたのである。
なにしろ形式的には投票の形を取っているが、誰が誰に投票するかは最初から決まっている。
投票などは形式だけのものだろうし、今回貴乃花親方が当選したと言う事は、打ち合わせ通りに投票しなかった人達が居たと言う事である。
それが誰であるのかは、バレバレの世界だろうから裏切った人達は当然協会からの嫌がらせや締め付けは受ける事になる。
それを承知で貴乃花親方に投票しているのだから、余程我慢のできない体質が相撲協会にあるのだろう。

今は朝青龍の暴行問題が取りざたされているが、朝青龍の暴行については兎も角としても、あの朝青龍の親方(高砂親方と言うのだったか)のしまりのない態度はいったい何なのだろうか。
以前に朝青龍がずる休みした時もブログに書いたのだが、どっちが親方か判らない。
あの人は朝青龍に弱みでも握られているのではないだろうか。
そうでもなければ、あの弱腰の態度の説明がつかない。
相撲協会も一皮むけば、腐った部分がぼろぼろ出てくるだろうから、貴乃花親方みたいなタイプの人間が中に入るのは良い事だろうと思う。
これからは相当な嫌がらせを受けるだろうが、それを覚悟で理事になったのだろうから、私は期待しているし応援したいと思う。

2010年1月20日(水)
小沢一郎の献金問題が佳境に入ってきたようである。
どちらかと言えば、検察のやり方に批判的だった主要新聞も一斉に小沢批判を記載するようになった。
小沢一郎が逮捕されてしまっては、検察批判は何だったのかと問われかねないので、取り敢えずは予防線を張っておこうとしているのだろう。
一流新聞と言われて、独自の明確な考えを持たなければならない新聞社でも、常に考えている事は身の保全である。
結局は風見鶏なのだろうと思う。
全く情けない限りで、こんな態度を取るうようでは新聞の購買者は減少するばかりだろう。

最近の報道から私なりに判断すると、秘書が企業から献金を受けたのは確かだろうと思う。
企業が小沢の秘書に5000万円を渡したと言っているのだから、企業担当者の作り話で無い限り本当の事だろうと思う。
もし、小沢の秘書が言っているように事実では無いとしたら、企業の担当者の作り話か検察の作り話と言う事になる。
仮に検察当局の作り話だった事が判明すれば、そこだけはと信頼されてきた日本の検察は腐敗している事になるのだが、私もそこまで落ちぶれているとは思えない。
社会からも国民からの信頼も完全に失ってしまうからである。
司法が信頼できなくなった場合は日本もおしまいだろう。

企業からの献金を小沢一郎が知っていたかどうかには関係なく、小沢の秘書が献金を受け取っていたことが立証されれば、小沢一郎は辞任をしなければならないだろう。
そうなる可能性が非常に高い状況にあると私は思う。
小沢一郎が逮捕される可能性は低いと思うが、自分の秘書が嘘をついていたと言う事になれば、民主党の幹事長の地位を退かなければならないだけでなく、国会議員も止めなければ民主党への信頼は今後取り戻せない事になりそうである。
低レベルな自民党の政権に代わって、少しは増しになると思っていたのだが、政局は今後混迷するばかりである。
小沢一郎に限らず、政治家には怪しげなお金がどんどん入ってくるものである。
特に与党だった自民党の議員の多くには、甘い汁を吸った人間が掃いて捨てる程存在しているだろう。
官僚も政治家もお金にはよだれを垂らす欲だけで動く人達なのである。

私が不思議に思うのは、この不景気の真っ只中の状態で、政治に混迷を与えるだけの所業をなぜ検察が行うのかである。
国会議員の多くは、叩けば埃の出てくる人ばかりだろうと思う。
なぜ、今特定の政党の狙い打ちをしなければならないのだろうか。
5000万か1億かは知らないが、多くの政治家に取ってははした金である。
ロッキード事件の時のように桁が違うお金が政治家には渡っている。
そして証拠が無いために掴まらなかった灰色政治家と呼ばれた人も存在した。

新聞社は手の平を返したようだが、国民の多くは冷めた目で検察当局を見ている。
検察が騒ぎ立てるほどの内容の事件では無い事を肌で感じるからである。
そんな事よりも、早く景気を立て直して貰いたいと思っているので政治の混迷を求める人などは居ない。
小沢一郎が逮捕されたり、民主党が失墜するのを望んでいるのは、あのレベルの低かった自民党と公明党だけだろう。
そんな党が再び力を盛り返してくれる事などは、多くの国民は望んでいない。

2010年1月13日(水)
外国人の事を十分理解している訳では無いが、日本人程周りを気にして行動するする民族はいないと思う。
観光旅行が良い例で、外国に行ってガイドに従って集団で行動する姿は外国人から見ると驚きであり、あきれかえる事であり、軽蔑にも近いものだと思う。
確かに外国は日本に比べれば治安も悪そうだし、どんな災難に遭遇するか判ったものではない。
それで安全のために集団行動をしているのだと言いたいのだろうが、ガイドに従って見る観光などは多くの所を小走りに回ってみるだけで、本人が本当に見たい所を時間を掛けて見る事などは不可能だろう。
所詮、日本人の観光旅行なんてものは、観光が目的ではなくて外国のどこそこを見てきたと日本に帰ってから周りに自慢したいだけだろうから、それでも目的は達成できたのかも知れない。
やたら写真を大量に撮るだけなら、わざわざ外国に行く程の事はないし、エッフェル塔をバックにした自分を撮りたいのであれば合成写真で十分である。
単にショッピングが目的で外国に行くのなら、それこそ阿呆の丸出しと言わなければならないだろう。
今時外国に行かなければ手に入らないものなどは無いし、多少安くてに入ったとしても旅費や手間を考えれば高くつくはずである。
円高ツアーなどと言う広告に乗せられて、ブランド品を身につける量の多さが人間のランクを表しているなどと思っているのは日本人の女ぐらいなものだろう。

自分の国のやり方に自信が無いせいなのか、外国崇拝の精神の持ち主が多いせいなのか、政治家や官僚も外国の真似ばかりしたがる人が多い。
以前にブログで書いた民間人を登用する裁判制度もアメリカの真似だし、プルトニュウムの再利用と称して文殊を作ったのはフランスの真似である。
特にプルトニュウムの再利用に関しては、フランスで失敗が確認されたにも関わらず、遅れて手をつけた日本は建設を回避できたのに強引に押し進めてしまった。
フランスで失敗しても日本では成功する可能性は0では無いだろうが、1国が徹底した事業を真似するのにはもっと慎重にやるべきだっただろう。
日本の場合は、事業が成功するかどうかよりも、建設業界の圧力によって動いているだけだろうから、失敗しようが成功しようがどうでも良い事なのだろうと思う。
巨大な資金を必要とする事業には、見返りとして政治家や官僚の懐も暖かくなるだろうから、金目当ての政治家の稼ぎ所になるのだろうと思う。
政権が変わって巨大ダムの建設が凍結されたが、こんなものももっと早い時期に中止すべきだった。

身近なところで馬鹿な事をしていると感じるのは、食品の賞味期限の設定である。
賞味期限が近づいた食品は、スーパーでは安く販売するので私はその恩恵を受けているのだが、これほど馬鹿馬鹿しい法律もなかっただろうと思う。
だいたい賞味期限を一律に設定する事などは絶対に不可能である。
設備の整った大手のスーパーでは賞味期限の数倍は持つだろうし、設備が不満足な町の小売店では賞味期限が限度だろう。
賞味期限が切れたとして問題ない食品を大量に廃棄するのは、これも愚の骨頂と言わなければならないだろう。
日本の国力が衰えたのも、こんな愚策ばかり行う官僚の影響も大きいだろうと思う。
誰がこんなことを考えだすのかと言えば、大量生産、大量廃棄が経済の活性化になると信じているアメリカの影響を受けた人種である。
本来の日本人はもっと物を大事にする国民だった。
不景気で満足に物を食べる事もできないホームレスのためにも、賞味期限などと言う馬鹿げた政策は撤廃し、もっと現実に即した政策を行うべきだろう。
賞味期限が切れて捨てられた食品を得るためにゴミ箱あさりをしなければならないホームレスの姿を見ていると、政治家や官僚の馬鹿さ加減に苛立ってくる。
馬鹿なおまえらのせいで日本の社会保障制度は崩壊寸前なのだと声を大にして叫びたい。
やたら外国の真似ばかりしたがり、周りに合わせた行動しか取れない日本人の島国根性からそろそろ脱却しても良いのではないだろうか。

2009年12月10日(木)
私は自分のサイトの分析にグーグルが無料で提供している Google Analytics を使用しております。
必要性から始めたものではなくて、そういうものがあると情報を得たので自分の所にも入れてみようかと思ったからです。
大手のヤフーでも同様なものがあって、ヤフーのサイトでは一部に入れてみたのですが、使い勝手はグーグルの方が良いと私は感じております。

で、何が判るかのかと言うと訪問者数が判ります。
こんなのはカウンターを取り付ければ良い事だろうと思われますが、実は正確なカウンターを作る事ほど難しいものはありません。
一番ひどいのは、ページをアクセスする度にカウント数を数えるもので、ページを変えて又戻ってくるたびにカウント数が増えるので、自分がアップロードした内容を確認しているだけでも数回も数えてしまうことになります。
少し気の利いたカウンターでも、連続して同じ人だったらカウントしないとか、30分以内の同じ訪問者はカウントしない程度です。
カウンターがお飾りだと理解できている人は良いのですが、サイトの中には毎日600〜1000カウントものアクセスがあるなどと自慢している人もいるので、念のために調べてみると訪問する度にカウントしたり重複カウントを許したりしていました。
つまりは、同じ人のカウントが1日に何回でもカウント数に入っているです。
本来は1日で同じ人が何回訪問しても1回と数えるのがカウンターの役目なのですが、訪問者数を自慢しているサイトのカウンターは、かなりのご祝儀カウントをしている事になります。
それでも個人的に満足しているだけなら他人が口を挟むことではないのですが、そのカウント数を他人に自慢するとなると多少は問題が出てくる事になるでしょう。
それは、カウンターがどのような計測方法を使っているのかによって訪問者数が大きく異なってくるからです。

1日に訪問する人で同じ人を絶対数えない方式となると、数百人程度までの訪問数のサイトならなんとか運用も可能でしょうが、それ以上に訪問数が多いサイトではサーバーの負荷が大きくて無理でしょう。
それだけのためにサーバーが1台必要になります。
グーグルの Google Analytics もそこまではやる訳がありませんので、やっているとしても30分以内の同じ人のアクセスは1人と数える程度だろうと思います。
調べれば判るでしょうが、そんな事はどうでも良い事です。
アクセス数の多いとか少ないとかは、子供の時に兄弟が2人で半分に分けたケーキの量がどちらが多いとか少ないとかを自慢するようなものだからです。

重要なのは、どのページが人気があるのだろうとかどのぐらいの時間を掛けて読まれているのだろうとか、再訪問はしてくれているのだろうとかです。
満足に更新をしていないと、てき面にデータに現れてきますので、以前よりもサイトの運営には気を使うようになりました。
以前は日記(Diary)も適当に数行で済ませたりしていたのですが、多くの方に読んでいただいているのが判りましたので、内容はともかく出来るだけ長く書くようにしております。
意外だったのは、「エクセル競馬予想 馬ちゃん」をデータベース作成ソフトとして利用する。が多くの方が御覧になっていることで、競馬予想ソフトをご自分の手で作りたい方が多くいらっしゃる事を実感しました。
プログラム内容の公開を、もっと積極的にやらなければならないと思いました。