(2)まえがき
【近況】
現在(2021年8月20日)の状況では、KURO-BOX/PROにFedora(debianも同様)ですが、をインストールしてサーバーを構築すのは極めて困難になっていると思います。理由は、自宅サーバーの構築をする方が減った事と、そもそもKURO-BOX/PROの入手が困難になっております。
更には、私が構築した時からバージョンアップが進んでおり、アップデートが困難になっております。従って、この解説は参考程度にしかならないと思います。
私も、当時に構築したKURO-BOX/PROに160GBのHDDを載せて運用しておりましたが、4,5年を経たのちHDDから異音が出るようになったので、250GBのHDDにハードウェアコピーをして、それで運用しておりました。その後SDDが安くなってきましたので、250GBのHDDをクルーシャルの275GBのSDDにコピーして、それをKURO-BOX/PROに取り付けて低発熱と低消費電力を図っておりました。途中でSDDがハッカーによって動作不能にされた事がありましたが、HDDが残っておりましたので、事なきを得た事もあります。
KURO-BOX/PROも耐用年数を超えた感じがしましたので、ヤフオクでKURO-BOX/PROを手に入れ、現在はKURO-BOX/PRO(275GB SSD版)、KURO-BOX/PRO(300GB SSD版)、KURO-BOX/PRO(500GB SSD版)の3台が常時稼働できる状態になっております。500GBのSSD版は500GBのHDDにハードウェアコピーしたものを、525GBのSSDにコピーして使っております。これ1台だけあれば十分でしょうが、つい最近にSSDを購入しましたので、このような状況になっております。
275GBから300GB(500GBも同様)に拡張する方法(単にハードウェアコピーするだけでは275GBだけコピーされるだけで残りの25GBは空き領域)ですが、私は「KNOPPIX」のGPARTEDを使用しました。私は手持ちの古いバージョン(7.0)を使いましたが、現在は9.1が最新のようです。
備忘録を兼ねて手順を記載します。
(1)左下のメニューから「設定」をクリックする。
(2)右に表示された内容から、「GPARTED」を選択する。
(3)「GPARTED」の画面が表示されるので、「リサイズ/移動」を選択する。
(4)該当パーティションをクリックすると右側が未使用領域になっているのが確認でき、最大可能サイズが上部に表示されておりますので、それを「新しいサイズに記載して「OK」を押します。
(5)メニューの「保留中の全ての操作を適用する」を選択して実行します。1,2分待てば処理が完了します。
以後、動作の確認を行います。(何回か行いましたが失敗した事はありません)
自分のSSDを欲しい方に提供すれば済む話なのですが、恐らく自称「正義の番人」を名乗る方に(著作権侵害とかで)告発されるでしょうから出来ません。
------------------------------ 近況はここまで ------------------------------
現在迄(2010年6月頃まで)、私は KURO-BOX/PRO には debian を搭載して運用してまいりました。
安定して動作しておりましたので、KURO-BOX/PRO をFedora化して動作させる事は行っておりませんでした。
しかし、Fedora8 でサーバーを構築する記事を書いてから既に2年以上が経過しております。
そこで、最新のインストールキット(Fedora12)を試してみたいと考え、最初からインストールを行った際の記録です。
fedora12 のインストールは終了して、色々なソフトをインストールして動作を確認をしている段階です。
現在、私の玄箱では以下の機能の動作を確認しております。
(1)NTP
(2)WEBサーバー(Apache)
(3)FTPサーバー(vsftpd)
(4)メールサーバー(Postfix+Dovecot)
(5)ファイルサーバー(samba)
(6)データベースサーバー(MySQL)
メールサーバーは、内部は勿論ですが、外部との送信、受信も可能です。
ファイルサーバーは、/mnt/disk1/ に作成しておりますのでので、ほぼハードディスクの容量分を使用出来ます。
サーバーを構築してから未だ1ヶ月弱ではありますが、安定して動作しております。
KURO-BOX/PRO をお持ちの方で、Fedora化を計画している方の参考になれば幸いです。
2010年6月20日 管理人記