どうしたら競馬で儲ける事ができるのか。
これは菊池寛が競馬をやっていた時代から捜し求められてきた命題だと思う。
私の場合は偶然に高額配当を的中出来たリしたので、最近は競馬資金を補充する必要はないのだが、競馬好きの知人の場合は今年は満足に的中出来なくて難儀をしているようである。
知人の場合は、買う金額の単位が大きいので儲かる時は10〜100万単位なのだが、的中出来ない事が続くと100万程度の金額はあっという間に失ってしまう。
その金額の大きさもさる事ながら、自分の予想に自信を失ってしまうので、その精神的なダメージは競馬のプロ的な人になるほど大きいようである。
私は競馬で儲けるためにはある程度の資金がないと無理なのではないかと最近感じている。
例えば手持ちの資金が1万しかない状態で馬券を買う場合は、どうしても外した場合の残りの金額が気になって、普通なら500円で6点買いをする場合でも金額を100円にしてしまうとか1000円で1点買いになってしまう。
これでは的中しても儲からないし、1点買いで的中出来る程に競馬は甘くはないのでやはり儲ける事は出来ない。
子供の頃にトランプで銀行と言うゲームをやった事のある人なら理解して貰えるだろうが、このゲームでもある程度の資金（トランプの枚数）を得ること出来ていないと安定した儲けは確保出来ないのである。
この差は単に所持金額の違いのように思われるのだが、本当は心の余裕の差から生じていると私は考えている。
その証拠を求めるなら、例えば競馬の初心者に100万円を渡して自由に競馬をやりなさいと言っても、恐らくは半年もしないで全て失ってしまう事になるだろうと思う。
それが、毎月1〜2万円の少ない資金で散々苦労を積み重ねて来た人なら、最低でも1〜2年は資金を失う事は無いはずである。
競馬で儲けるには、競馬で苦渋を舐めながら経験を重ねてきた人が豊富な資金を手にした時に初めて可能であると私は考えている。
この考えはかなり正解に近いと思うのだが、いかがだろうか。
私の持論はこのぐらいにして、どうしたら競馬で儲ける事が出来るのか（なぜ競馬は儲からないのか）の一般論を述べてみたいと思う。
私は競馬の予想関係のサイトは良く見るし、怪しげな競馬の解説本の販売サイトもたまに覗く事があるのですが、そんな中に同感であると感じたサイトがあったので抜粋させていただきました。
（１）競馬は必ずしも「速い馬（強い馬）」が勝つとは限りません。
競馬を予想するには強い馬を探す事であると思って大部分の人はそんな馬を探すことだけに躍起になっております。
競馬で儲けるには強い馬を探すだけでは不十分で、強い馬が消える可能性も意識しながら予想しなければなりません。
（２）競馬を知れば知るほど負のスパイラルに陥ってしまいます
競馬には、走破時計、調教タイム、血統、馬場状態、人気、オッズ、競馬場、コース、距離、重量、着順、展開、騎手、脚質など様々なファクターがありますが、知識が豊富になればなる程に迷いが生じてしまうと言うことです。
競馬の常識を知る事は大切でしょうが、常識だけに頼ったり常識に溺れた状態になってしまっては儲けるどころか満足に予想する事も出来なくなります。
（３）競馬は人間が生き物を動かしているのです。
【私の感想】
私の見たサイトの解説では、競馬は騎手の要素が大切であるとの意味のようでしたが、私は逆説的に競馬は騎手の要素だけではどうにもならないと言う意味に使いたいと思います。
走るのは馬ですからそれを操る人の能力が低ければ馬は能力を出し切る事が出来ませんし、操る人の能力が高くても走る馬の能力が低ければどうしようもありません。
（４）自分の予想に自信がないまま馬券を購入してはいけない。
【私の感想】
この部分も少々自分なりに解釈しておりますが、考え方は間違ってはいないと思います。
予想に自信が持てないようなレースは予想が難しいレースなのですから、偶然に的中する事を期待して馬券を買うようでは損をする場合の方が多いと言う意味でしょう。
（５）的中率と回収率は相反するものです。
【私の感想】
これも競馬の常識ですが、予想が的中すれば良いとばかりに馬券を買い漁る人は多いようです。
誰にでも予想が可能で的中出来るレースは数多くありますが、そんなレースの馬券をいくら買っても儲かりません。
100万も買えば儲かるだろうと言う人もいるでしょうが、100万円を失っても屁とも感じないお金持ちの人だけが買える馬券です。
予想が容易だとばかりに数多くのレースに参加してしまう人は、やがては墓穴を掘る事になります。
以上ですが、間違った解釈をしている部分もあるかも知れませんが競馬で儲けるためのポイントを書いたつもりです。
軽く読み流していただければ幸いです。