(29)万馬券と銀行馬券の差

今日は2006年8月27日である。
競馬場も札幌、新潟、小倉と典型的なローカル競馬になっていて予想はと言えば全く当たらない状態が続いている。
ここ2週間でかなり負けているので、今日はPAT資金が底をつくのではないかと考えていた。
競馬と言うのは不思議なもので、馬券を買っていないと結構的中するのだが、的中するからと買い始めると途端に当たらなくなる。
単にそんな気がするだけなのか、そうなのかは特に検証した訳ではないのだが、とにかくそんな気がしている。

私の買う馬券はめったに当たらないので、下手な鉄砲を数打てばの原理でレースには積極的に参加している。
数えてみたら、今日は札幌は5R,9R,11R,12Rに参加、新潟は3R,4R,5R,8R,9R、10R,11R,12R、小倉は6R,7R,9R,10Rに参加していた。
合わせて16レースをやっていた事になる。 我ながら多すぎるとは思うのだが、当たらないとつい頭に血が上ってしまう。
これで当たったレースはと言うと、新潟8R,9R,小倉7R、9Rの4レースだけなのだから、いかに私の予想能力が低いかが判ろうと言うものである。

これだけしか当たらなくても、幸いにも損をしなかったのは、小倉の9Rが万馬券だったからである。
とは言っても、私がここで万馬券の的中を自慢するために記載したのでは無い。
たかだか100円しか買わなかった万馬券などたいした儲けでも無いし、偶然に的中したのである事は明白だからである。

このレースは、私は@ADGのBOXを買っていた。
このレースは1000万条件のハンデ戦で1番人気は武豊騎乗の@エイシンヴァイデンで3.2倍、2番人気がAフラワリングバンクで、4.4倍、3番人気がGミュゲドボニュールで5.4倍、 その中でDロードフュージョンが8番人気だったためにAーD11760円の万馬券になっただけである。

私はこのレースは人気通りだが@、A、Gで堅いレースだと思っていた。 1頭ぐらいは穴馬を入れようとDは遊び半分で買っただけの事である。
だいたい500万条件を勝ち上がってきたばかりだし、通常では3着も危うい存在であると思うのが自然である。
事実2,3着は首差であるし、上がりの時計をみるとあと30cmもゴールが先にあればAーGで1040円で決着した堅いレースだった。

競馬とは所詮こんなものである。
銀行レースのほんのちょっとした隙間に万馬券のレースが存在しているのである。
始めから万馬券になるべくして成るレースなど存在している筈はないのである。
改めて競馬に必然性は存在しないと言う事を言おうと思う。