玄箱で自宅サーバーを構築
以前の「玄箱でFedoraサーバーを構築」を「玄箱で自宅サーバーを構築」に変更致しました。
変更理由は、Fedora に限定する事が、最近は難しくなってしまった事によるものです。
現在、TS-WX1.0TL/R1 に Debian squeeze を構築しております。
従来のサイトを利用しておりますので、見苦しい点が多いですが、徐々に整理をしてまいります。
お暇がございましたら、たまにはお立ち寄りくださいませ。
私が最初にサーバーの構築方法を学んだ解説書は RedHat を使用したものでした。
その影響もあって、 Fedora を使用してサーバーを構築してまいりましたが、玄箱も新機種が多くなると共に POWER PC から始まって、MIPS、近年は ARM へと使っている CPU が変わりました。
Fedora12 迄は ARM をサポートしておりましたが、その後は打ち切られてしまいました。
玄箱を使用しなければ、Fedora での運用も可能なのですが、初代玄箱から慣れ親しんできておりますし、玄箱に関する情報も豊富にあり、入手性や値段、消費電力などを考えると、手軽に自宅サーバーを構築するには玄箱が最適であるように思えます。
そこで、Fedora の使用はあきらめて Debian を使用することにしました。
Debian の最新版は squeeze ですが、これなら ARM をサポートしております。
又、玄箱は初代の玄箱はもちろん、玄箱HG、玄箱Pro(KURO-BOX/PRO)も生産が終了となりました。
その後継機種も、BUFFALO から出ておりますが、CPU の性能は向上しておりますが、シリアルポート出力が無くなりましたので、改造は困難になってきております。
そこで、古くから生産されているもので、改造が容易で値段も比較的安いものを探した結果、TS-WX シリーズが目に停まりました。
新品でも4〜5万で買えますが、オークションなどを利用すると、TS-WX1.0TL/R1 は新品同様なものが5000〜15000円程度で購入できるようです。
もっと安く(5000円以下)手に入るTS-TGL/R5シリーズは性能的に問題がありますし、性能的には何とか使えそうなTS-HTGL/R5シリーズはカーネルが古くて Debian squeeze を簡単に搭載できません。
私は現在は、玄箱ProでWEB サーバーを運用しておりますが、玄箱としての耐久年数は過ぎましたので、次のサーバーとして前述した TS-WX1.0TL/R1 の改造を行っております。
TS-WX1.0TL/R1 の外観
改造は、多くの先人の方々の努力によって、比較的簡単に行うことができます。
改造を始めてから1か月も経ってはおりませんが、WEB サーバーとしては、いつでも公開できる状態になっております。
TS-WXシリーズは、800MHz の CPU と512MB のメモリーを搭載しており、Linuxサーバーとして使用するには十分な性能を有しております。
しかも、スロットを2つ搭載しておりますので、RAID構成(ソフトウェアRAID)にする事もできます。
ハードディスクの交換も容易ですから、遊びにもうってつけだろうと思います。
今後はこの機種をメインにして、サーバーを運用していこうと考えております。
私はこのサイトを個人的な備忘録として作成しておりますが、同志の方に多少なりとも参考になる事があれば幸いです。
2012年6月22日 管理人記
こちらの記載内容は、 玄箱でFedoraサーバーを構築 (私が借りているレンタルサーバー)を改変して作成しております。
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