(4)オッズ買いで儲けられないか(その2)
全てのレースで単勝の1番人気を購入した場合には、どんな買い方をしても儲ける事は難しいようです。
ここで少し買い方を工夫してみましょう。
例えば、買う競馬場を限定するとか、レースを限定するとかです。
競馬場は比較的に的中率が高めに安定している函館競馬場を選択してみる事にします。
函館競馬場はレースが芝1200m、1600m、2000m、2600mでダートが1000m、1700m、2400mあります。
その中で、芝の1200mと1800m、ダートの1000と1700mでどのレースが的中し易いのか早速調べてみましょう。
回収値は100円で元返しとなります。
■函館競馬場の単勝1番人気:的中率・回収値(芝1200m)
年 度 |
平均配当 |
的中率 |
回収値 |
2000年 |
205円 |
37.2% |
76円 |
2001年 |
223円 |
32.6% |
72円 |
2002年 |
178円 |
20.0% |
35円 |
2003年 |
210円 |
30.6% |
64円 |
2004年 |
226円 |
37.3% |
84円 |
2005年 |
235円 |
34.7% |
81円 |
2006年 |
228円 |
22.0% |
50円 |
2007年 |
240円 |
30.6% |
73円 |
2008年 |
230円 |
40.8% |
94円 |
2010年 |
240円 |
25.5% |
61円 |
2011年 |
237円 |
38.3% |
90円 |
2012年 |
242円 |
36.1% |
87円 |
2000年からの芝の1200mのデータを取ってみたのですが、ばらつきも多いですし、どの年を見てもかんばしく無いようです。
芝の1800mはどうなんでしょう。
■函館競馬場の単勝1番人気:的中率・回収値(芝1800m)
年 度 |
平均配当 |
的中率 |
回収値 |
2000年 |
244円 |
26.3% |
64円 |
2001年 |
271円 |
52.6% |
142円 |
2002年 |
293円 |
15.8% |
46円 |
2003年 |
231円 |
33.3% |
77円 |
2004年 |
240円 |
47.6% |
114円 |
2005年 |
213円 |
38.1% |
81円 |
2006年 |
250円 |
28.6% |
71円 |
2007年 |
253円 |
28.6% |
72円 |
2008年 |
248円 |
23.8% |
59円 |
2010年 |
232円 |
30.4% |
70円 |
2011年 |
312円 |
34.8% |
108円 |
2012年 |
250円 |
25.0% |
62円 |
データ数が少ないせいだと思うのですが、なかなか安定した数字は出ません。
儲かった年もありますが、必ず儲かるとはとても言えません。
芝の1000mよりは的中し易いかなとだけは感じます。
ダートコースなら予想が的中するのでしょうか。
■函館競馬場の単勝1番人気:的中率・回収値(ダート1000m)
年 度 |
平均配当 |
的中率 |
回収値 |
2000年 |
165円 |
39.0% |
64円 |
2001年 |
196円 |
39.0% |
76円 |
2002年 |
203円 |
27.8% |
56円 |
2003年 |
233円 |
31.3% |
72円 |
2004年 |
200円 |
38.2% |
76円 |
2005年 |
192円 |
28.5% |
54円 |
2006年 |
212円 |
50.0% |
106円 |
2007年 |
189円 |
32.4% |
61円 |
2008年 |
185円 |
47.1% |
87円 |
2010年 |
217円 |
26.5% |
57円 |
2011年 |
180円 |
17.6% |
31円 |
2012年 |
230円 |
41.7% |
95円 |
ダートだから当て易いとも言いにくいです。
判る事は、儲かるかどうかは的中率が高い事は必要ですが、平均配当金額にも関係しているらしいと言う事です。
ダートの1700mも一応調べて見ましょう。
■函館競馬場の単勝1番人気:的中率・回収値(ダート1700m)
年 度 |
平均配当 |
的中率 |
回収値 |
2000年 |
171円 |
29.6% |
50円 |
2001年 |
234円 |
31.5% |
73円 |
2002年 |
214円 |
50.9% |
108円 |
2003年 |
190円 |
34.4% |
65円 |
2004年 |
168円 |
32.2% |
54円 |
2005年 |
236円 |
43.3% |
102円 |
2006年 |
206円 |
39.3% |
81円 |
2007年 |
231円 |
41.0% |
94円 |
2008年 |
196円 |
39.3% |
77円 |
2010年 |
229円 |
26.2% |
60円 |
2011年 |
220円 |
29.5% |
64円 |
2012年 |
236円 |
38.3% |
90円 |
全般的に言える事はデータのばらつきが多くて当てにならないと言う事ではないでしょうか。
特定のレースに絞ると総レース数が35〜60程度であるためにレースの傾向よりも出走している馬の影響の方が多く出てくるためと思われます。
儲かる年もありますので一概に儲からないとは言えないようです。
配当金額も影響してくるようで、単勝の1番人気の配当金額が200円を割るようなレースでは馬券的な妙味は少ないのではないでしょうか。
特定の競馬場でのデータを比較する事は難しい点もあるようですから、全体的なデータを調べて見る事にしましょう。
一般的には距離の短いダート戦が予想がやり易いと言われておりますので、それを調べて見る事にします。
データは2006年度のものです。
■人気別回収値:的中率・還元率(ダート1200m)
単勝人気 |
平均配当 |
的中率 |
還元率 |
1番人気 |
224円 |
34.9% |
78.1% |
2番人気 |
403円 |
15.7% |
63.3% |
3番人気 |
620円 |
17.2% |
106.7% |
4番人気 |
865円 |
8.4% |
72.7% |
5番人気 |
1216円 |
6.6% |
80.3% |
6番人気 |
1555円 |
5.7% |
88.7% |
7番人気 |
2125円 |
3.6% |
76.5% |
ダートの短距離では若干ですが、的中率が向上するようです。
単勝を購入する場合は、どうやら3番人気を買った場合だけが収支がプラスになるようです。
確認のために、調べてみましょう。
2006年度でダートの1200mのレースは332レース行われました。
この中で3番人気が1着になったレースは57レースあり、平均配当額は620円です。
620×57=35240円ですから、全レースの購入資金の33200円を確かに上回っております。
毎年そうなのでしょうか。
もし、そうであれば競馬必勝法を発見した事になります。
■年度別3番人気の1着数と的中率・還元率(ダート1200m)
年度 |
総レース数 |
1着数 |
的中率 |
還元率 |
2000年 |
415 |
47 |
11.3% |
71.1% |
2001年 |
421 |
60 |
14.3% |
85.5% |
2002年 |
478 |
68 |
14.2% |
83.6% |
2003年 |
405 |
51 |
12.6% |
77.3% |
2004年 |
363 |
55 |
15.2% |
91.1% |
2005年 |
356 |
43 |
12.1% |
68.8% |
2006年 |
332 |
57 |
17.2% |
106.4% |
2007年 |
317 |
49 |
15.5% |
92.2% |
2008年 |
316 |
34 |
10.8% |
62.2% |
2009年 |
317 |
47 |
14.8% |
100.3% |
2010年 |
327 |
42 |
12.8% |
76.5% |
2011年 |
375 |
48 |
12.8% |
77.9% |
2012年 |
363 |
51 |
14.0% |
85.2% |
どうやら、100%を超えたのは2006年度と2009年度だけのようです。
そんなに旨い話は無いとは思いましたが、やっぱりでした。
それでは、特定の騎手に限定した場合にはどうなるのでしょうか。
トップバッターはやはり武豊騎手でしょう。
ダートに限定して調べてみました。
■武豊騎手ダートの人気別回収値・勝率・還元率
単勝人気 |
平均配当 |
勝率 |
還元率 |
1番人気 |
195円 |
33.3% |
65.1% |
2番人気 |
373円 |
17.9% |
66.8% |
3番人気 |
531円 |
12.0% |
63.7% |
やはり、人気が先行するせいか全く儲かりません。
又、2番人気以降の勝率が低いのも気になります。
安藤騎手ではどうでしょうか。
■安藤勝己騎手ダートの人気別回収値・勝率・還元率
単勝人気 |
平均配当 |
勝率 |
還元率 |
1番人気 |
255円 |
46.4% |
118.3% |
2番人気 |
403円 |
14.5% |
58.5% |
3番人気 |
750円 |
8.3% |
62.3% |
人気騎手だけあって、1番人気の時の勝率はすばらしいものがあります。
武豊騎手と同様で人気騎手が2番人気以降の場合は勝率がかなり落ちるようです。
これは安藤騎手の騎乗する馬よりもはるかに強いと思われる馬が出馬していると考えるべきで、そのため勝ちにくいのではないかと思います。
岩田康成騎手ではどうなんでしょうか。
■岩田康成騎手ダートの人気別回収値・勝率・還元率
単勝人気 |
平均配当 |
勝率 |
還元率 |
1番人気 |
251円 |
37.3% |
93.7% |
2番人気 |
402円 |
17.4% |
70.0% |
3番人気 |
646円 |
4.6% |
29.7% |
傾向は似ております。
人気騎手のダート戦は、人気通りに買った方が良いような気がします。
3番人気以降で1,2着の多い騎手を調べようと思いましたが、なかなか特定できませんでした。
考えて見れば当たり前の話で、騎手が走るのではなく馬が走る訳ですからその馬の能力以上の結果はどんな騎手でも出せないないと考えて良いのではないでしょうか。
ディープインパクトには武豊が乗らなければ勝てないのでは無くて、仮に新人騎手が騎乗したとしても9割がたは同じ結果になるのではないでしょうか。
いや、9割が厳しければ7割とでもしておきましょうか。
ついでに、主な騎手のデータも調べてみましょう
■2006年度の主要騎手の単勝1番人気勝率と回収値
騎手名 |
平均配当 |
勝率 |
全回収値 |
安藤勝己 |
247円 |
43.3% |
107円 |
秋山真一郎 |
262円 |
40.8% |
107円 |
和田竜二 |
246円 |
39.4% |
97円 |
四位洋文 |
262円 |
36.2% |
95円 |
吉田隼人 |
215円 |
44.2% |
95円 |
武幸四郎 |
235円 |
38.3% |
90円 |
小牧太 |
244円 |
36.7% |
89円 |
後藤浩輝 |
239円 |
36.3% |
86円 |
内田博幸 |
222円 |
38.8% |
86円 |
田中勝春 |
227円 |
36.7% |
83円 |
岩田康成 |
262円 |
30.6% |
80円 |
北村宏 |
212円 |
38.1% |
80円 |
鮫島良太 |
240円 |
32.7% |
78円 |
川田将雅 |
246円 |
31.3% |
76円 |
中舘英二 |
241円 |
30.7% |
74円 |
蛯名正義 |
223円 |
32.9% |
73円 |
藤田伸二 |
217円 |
33.3% |
72円 |
武豊 |
192円 |
35.7% |
68円 |
横山典弘 |
221円 |
30.8% |
67円 |
柴田善臣 |
223円 |
28.5% |
63円 |
福永祐一 |
234円 |
24.1% |
56円 |
2006年度の場合は、単勝の1番人気を全て買った場合でも儲かる騎手が2名おりました。
安藤勝己騎手と秋山真一郎騎手です。
安藤騎手の場合は勝率はフサイチホウオーやダイワメジャーによるところが多いですが、単勝の高配当となるとエイシンラージヒルによるものが貢献しています。
実力伯仲のレースでしっかりと勝ちきれる力があるようです。
秋山真一郎騎手の場合は、総レース数がちょっと少ない(49レース)のですが、特別に強い馬に騎乗している訳でもなく、未勝利戦等でもしっかりと勝ちきっているようです。
同騎手の場合は去年(2005年)も回収値が105円でしたから、りっぱな成績と言えるでしょう。(安藤騎手は76円)
勿論、今年も続くのかどうかは判りませんが。
ちょっと意外(失礼)な感じがするのが武幸四郎騎手で、去年も102円でしたし、あまり目立ちませんが買って損をしにくい騎手(表現が変ですが)と言えそうです。
いつもリーディング上位の横山騎手の場合は、人気が先行するからでしょうか、配当も安いですし勝率も上がりません。
2007年度のデータも出ましたので調べて見ましょう。
■2007年度の主要騎手の単勝1番人気勝率と回収値
騎手名 |
平均配当 |
勝率 |
全回収値 |
西谷誠 |
235円 |
60.0% |
124円 |
四位洋文 |
251円 |
40.0% |
100円 |
安藤勝己 |
225円 |
39.7% |
89円 |
小牧太 |
297円 |
28.8% |
85円 |
後藤浩輝 |
222円 |
37.9% |
84円 |
柴田善臣 |
230円 |
34.7% |
80円 |
蛯名正義 |
230円 |
34.7% |
79円 |
岩田康成 |
225円 |
34.6% |
77円 |
北村宏 |
225円 |
33.9% |
76円 |
藤田伸二 |
235円 |
32.1% |
75円 |
福永祐一 |
222円 |
33.8% |
75円 |
横山典弘 |
229円 |
32.5% |
74円 |
田中勝春 |
218円 |
33.3% |
72円 |
武豊 |
198円 |
35.3% |
70円 |
中舘英二 |
220円 |
31.5% |
69円 |
川田将雅 |
237円 |
28.8% |
68円 |
武幸四郎 |
235円 |
28.0% |
66円 |
鮫島良太 |
213円 |
30.0% |
64円 |
秋山真一郎 |
212円 |
28.9% |
61円 |
吉田隼人 |
239円 |
24.0% |
57円 |
和田竜二 |
206円 |
26.9% |
55円 |
内田博幸 |
197円 |
19.0% |
37円 |
昨年とは様変わりしているようです。
まず、平場で100円を超えた騎手が居なくなった事で、最高が四位洋文騎手の100円です。
秋山真一郎騎手と内田博幸騎手の落ち込み方が激しいようです。
調べてみたら、内田騎手の場合は出走レース数が80レースから21レースと激減しています。
何らかの事情があるのでしょうが、腕が落ちたと言うよりは良い馬に乗せて貰える機会が減ったのではないでしょうか。
秋山真一郎騎手の場合は、レース数は49レースから39レースと少し減っているだけでした。
この騎手の場合は、1番人気で2着がやや多かった事と複勝率は69%から73%と逆に上がっていますから、騎乗のポリシーを変えたのかもしれません。
安藤勝己騎手が相変わらず高めである以外は、多くの騎手の力が拮抗してきたと言えるのではないでしょうか。
1番人気の時の配当金額も220〜230円程度ですので、1番人気の単勝を買う場合は2回に1回は当てないと儲からないでしょう。
小牧太騎手だけが300円近かったですが、1番人気で1着になったレースは15レース(1番人気の総レースは52レース)だけですし、たまたま配当の高いレースが多かっただけのようです。
四位洋文騎手の成績が良い理由ですが、騎乗馬のウォッカに関しては5戦して2勝だけですから、この馬がいたからとアップしたと言う様な事では無いと思います。
最下段に障害レースの西谷誠騎手を載せましたが、この人の成績には注目すべきでしょう。
20レースしか乗っていませんので、データとしては参考程度ですが、連対率70%、複勝率はなんと80%です。
障害競走は結果が安定しないと頭から決め付けている人がいますが、思いのほか順当に決まるレースは多いものです。
■2012年度の主要騎手の単勝1番人気勝率と回収値
騎手名 |
平均配当 |
勝率 |
全回収値 |
川田将雅 |
250円 |
36.6% |
99円 |
和田竜二 |
251円 |
37.5% |
94円 |
川須栄彦 |
268円 |
33.3% |
89円 |
横山典弘 |
243円 |
36.1% |
87円 |
浜中卓 |
227円 |
35.2% |
82円 |
秋山真一郎 |
251円 |
32.6% |
81円 |
四位洋文 |
235円 |
33.9% |
80円 |
三浦皇成 |
232円 |
33.7% |
78円 |
田中勝春 |
256円 |
30.3% |
78円 |
内田博幸 |
223円 |
34.4% |
76円 |
蛯名正義 |
233円 |
32.1% |
75円 |
吉田隼人 |
237円 |
31.7% |
75円 |
池添謙一 |
230円 |
32.0% |
73円 |
中舘英二 |
216円 |
33.3% |
72円 |
藤田伸二 |
256円 |
27.3% |
70円 |
小牧太 |
236円 |
29.6% |
70円 |
福永祐一 |
218円 |
31.6% |
69円 |
岩田康成 |
209円 |
32.6% |
68円 |
北村宏 |
237円 |
28.4% |
67円 |
後藤浩輝 |
260円 |
25.0% |
65円 |
武豊 |
232円 |
27.9% |
64円 |
松山弘平 |
224円 |
27.1% |
60円 |
柴田善臣 |
247円 |
23.3% |
57円 |
石橋脩 |
206円 |
26.3% |
54円 |
伊藤工真 |
370円 |
10.0% |
37円 |
私はこのデータを見て不思議に思った事がありました。
石橋脩騎手の単勝平均オッズが異常に低いのです。
岩田騎手なら人気騎手なので何の不思議もありませんが、石橋騎手の場合は変です。
きっと大量に単勝馬券が買われたレースが多いのだろうと調べてみました。
さてはインサイダーオッズかと思いましたが、理由はどうやらイジゲンに騎乗した時の大人気にあったようです。
最近では騎乗させて貰えなくなったようですから、来年はこんな事にはならないでしょう。
■2013年度の主要騎手の単勝1番人気勝率と回収値
騎手名 |
1番人気 回 数 |
1番人気 平均配当 |
全レース 勝 率 |
全レース 回収値 |
後藤浩輝 |
16回 |
250円 |
43.8% |
109円 |
田中勝春 |
30回 |
291円 |
36.7% |
107円 |
中舘英二 |
31回 |
290円 |
35.5% |
102円 |
田辺裕信 |
50回 |
255円 |
40.0% |
102円 |
柴田善臣 |
42回 |
247円 |
40.5% |
100円 |
藤田伸二 |
44回 |
230円 |
38.6% |
89円 |
伊藤工真 |
6回 |
530円 |
16.7% |
88円 |
川田将雅 |
159回 |
231円 |
36.5% |
84円 |
北村宏 |
100回 |
248円 |
34.0% |
84円 |
四位洋文 |
53回 |
221円 |
33.7% |
83円 |
池添謙一 |
35回 |
223円 |
37.1% |
83円 |
横山典弘 |
128回 |
263円 |
31.3% |
82円 |
福永祐一 |
181回 |
212円 |
31.1% |
81円 |
浜中卓 |
175回 |
230円 |
33.7% |
77円 |
三浦皇成 |
52回 |
251円 |
30.8% |
77円 |
武豊 |
118回 |
226円 |
33.9% |
76円 |
石橋脩 |
44回 |
280円 |
27.3% |
76円 |
岩田康成 |
182回 |
226円 |
33.5% |
75円 |
戸崎圭太 |
139回 |
251円 |
30.2% |
75円 |
丸山元気 |
46回 |
246円 |
30.4% |
75円 |
内田博幸 |
178回 |
236円 |
31.5% |
74円 |
秋山真一郎 |
48回 |
237円 |
29.2% |
69円 |
川須栄彦 |
50回 |
261円 |
26.0% |
68円 |
吉田隼人 |
72回 |
251円 |
26.4% |
66円 |
和田竜二 |
45回 |
267円 |
24.4% |
65円 |
小牧太 |
37回 |
223円 |
27.0% |
60円 |
蛯名正義 |
119回 |
245円 |
24.4% |
59円 |
松山弘平 |
61回 |
230円 |
24.6% |
56円 |
2013年度は非常に面白い傾向が現れたと思います。
それは、単勝の1番人気を買っておれば、収支がプラスになる騎手が何人か存在していることです。
筆頭は後藤浩輝騎手ですが、ご存じのようにこの騎手は怪我で出走回数が少なかったので、騎乗したレースが限られたからでしょう。
つまりは、出走回数の少ない騎手で1番人気になるのは、1着になる可能性も高いと言う事を示しております。
つまりは、出走回数が少ないと言うのは、言葉は悪いですが落ち目になってきた騎手が1番人気になった場合は要注意と考えるべきではないかと思います。
上位の田中勝春騎手、中舘英二騎手、柴田善臣騎手と共にベテランの領域に達しており、どちらかと言えば若手に押されている存在です。
これらの騎手が1番人気になっている場合は、上位入着する可能性が高いと考えても良いのではないでしょうか。
伊藤工真騎手の単勝の平均配当が530円なのはミスではなくて、1番人気になって勝ったレースが1レースだけで、その配当が530円だったからです。
この騎手は勝率が悪いですから、1番人気になっても信用されなかったのでしょう。
出走回数が多い人気騎手の場合は、勝率は3割前後で配当は75円(回収率75%)程度であるのが、データから良く分かります。
競馬の単勝買いを長く続けた場合、3回に1回程度は的中しますが、ほとんどの人は投入資金の75%を回収するのがやっとであると言う事です。
■2014年度の主要騎手の単勝1番人気勝率と回収値
騎手名 |
1番人気 回 数 |
1番人気 平均配当 |
全レース 勝 率 |
全レース 回収値 |
丸山元気 |
26回 |
298円 |
38.5% |
114円 |
蛯名正義 |
123回 |
270円 |
40.7% |
109円 |
四位洋文 |
41回 |
278円 |
36.6% |
101円 |
田辺裕信 |
62回 |
252円 |
38.7% |
97円 |
戸崎圭太 |
210回 |
239円 |
37.1% |
88円 |
池添謙一 |
45回 |
273円 |
31.1% |
85円 |
柴田善臣 |
43回 |
281円 |
30.2% |
85円 |
内田博幸 |
88回 |
241円 |
34.1% |
82円 |
秋山真一郎 |
43回 |
270円 |
30.2% |
81円 |
川田将雅 |
125回 |
248円 |
32.0% |
79円 |
田中勝春 |
41回 |
270円 |
29.3% |
79円 |
後藤浩輝 |
35回 |
250円 |
31.4% |
78円 |
吉田隼人 |
58回 |
232円 |
32.8% |
76円 |
松山弘平 |
37回 |
218円 |
35.1% |
76円 |
三浦皇成 |
94回 |
228円 |
33.0% |
75円 |
浜中卓 |
159回 |
216円 |
34.6% |
74円 |
和田竜二 |
68回 |
241円 |
30.9% |
74円 |
川須栄彦 |
32回 |
239円 |
31.3% |
74円 |
福永祐一 |
176回 |
216円 |
33.0% |
71円 |
横山典弘 |
83回 |
258円 |
27.7% |
71円 |
岩田康成 |
190回 |
223円 |
30.5% |
68円 |
北村宏 |
159回 |
232円 |
29.6% |
68円 |
武豊 |
126回 |
200円 |
28.6% |
57円 |
藤田伸二 |
38回 |
236円 |
23.7% |
56円 |
石橋脩 |
27回 |
214円 |
25.9% |
55円 |
小牧太 |
60回 |
231円 |
23.3% |
54円 |
中館英二 |
10回 |
0円 |
0.0% |
0円 |
伊藤工真 |
5回 |
0円 |
0.0% |
0円 |
2014年度は蛯名正義騎手の大活躍が目だった年でした。
言葉は悪いですが、正に老体に鞭うって頑張ったのでしょう。
技術レベルの高い騎手もはっきりと見えました。
それは戸崎圭太騎手で1番人気馬に210回騎乗して勝率が37.1%は、普通なら考えられない数字です。
2015年度も戸崎騎手が1番人気の時に単勝を買えば、結構的中すると思います。
他には浜中卓騎手が相変わらず安定しております。
この騎手が騎乗する馬も軸馬として有力ではないかと思います。
武豊騎手の時代は完全に終わりましたね。
武騎手が1番人気の時に単勝を買っても、2割そこそこしか的中しません。
これでは八百長レースかと言われ兼ねない数字でしょう。
■オッズ買いで儲けられるかどうかの結論
年度によっては、騎手を選ぶ買い方によって損をしない場合もあるようです。
しかし、1000円が1070円になって戻ってきたとしても、嬉しいと感じる人はいないと思います。
ただ、これだけの的中率があるのであれば、漠然と買うのではではなくそれなりの研究を行えばなんとかなるのではとの期待は持てるかもしれません。
期待は期待として、結論は長期的な目で見た場合は、損をしない程度が精一杯であるとします。